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2006年5月29日 (月)

千葉ロッテ(東京)●3-7

2回に健太朗が先頭のフランコに四球を与え、今江にエンドランを決められノーアウト一塁三塁となった。橋本はフライに打ち取ったが、平下の併殺崩れの間に1点を奪われた。その裏、渡辺俊介から亀井がツーベースを放ち、小坂の左中間ヒットですぐに同点に。

4回、フランコが変な打ち方だったがレフト前に運んだ。その後今江の当たりがレフトスタンドへ飛び込み2点差をつけられる。

5回、ランナーを一人置いてスンちゃんがライトスタンドへホームランを放った。まだまだ試合はわからず。

6回に健太朗がピンチを迎え平下を歩かせ渡辺で勝負。しかし渡辺にライト前ヒットを許しツーアウトながら満塁。西岡にストライクが入らずノースリー。どうなるかと思ったが振るハウスまで持ち込み最後はサードライナーにしとめた。先頭打者をほぼ出していた健太朗はこれでイッパイイッパイ。2回の四球、先頭打者を出した事を反省点として次に活かしてもらおう。

7回、マウンドへ林が登った。先頭の堀を見逃し三振にしとめた。この日は違うか?と思っていたが続く福浦にソロホーマーを浴びてしまった。その裏、交代した加藤を捕らえた。阿部と小久保が連打でワンアウト一塁三塁。左相手のため代打に謙次。投手は神田に交代。それと同時にボビーは7回に代打で出たベニーを下げてサブローを外野に入れて布陣を変えた。ベニーはややむっとしていた。謙次は意味の無い内野フライでツーアウト。小坂の打球は抜けるかと思ったが平下に取られチェンジ。

8回、ツーアウトから尚広が藤田から内野安打を放った。ここで勝つには一発しかない。当然二岡も狙っていた。打球はレフトへ。行け!と声を上げたが願いも届かずレフトフライ。厳しい展開となった。

9回、マウンドには豊田が。しかし先頭の堀にバックスクリーンへ運ばれると、今江と里崎にタイムリーを許し点差が4に広まってしまった。その裏をコバマサに抑えられ試合終了。巨人は今月二度目の同一カード三連敗を喫した。

前回の三連敗とは違い今回は実力を出し切っての三連敗となった。やるだけの事はやっての結果なのだから純粋に相手の力が上だったという事だろう。それだけ千葉は良いチームだ。出される選手が各々の役目を良く分かっている。それだけボビーを信頼しているという事なのだろう。ベニーは交代させられ腐ってたかもしれないがここが勝負どころと睨んだ采配は吉と出ている。実際ベニーのまんまだったら小坂のレフトライナーは抜けて逆転タイムリーになっていただろう。2回に相手のミスを突いたエンドランも大したものだと思ったがこの采配も見事だった。また、ドームで彼らの応援を始めて間近で感じたのだが26番目の選手というのは本当で、俺達が勝たせるんだ、という気持ちが伝わってきた。スンちゃんに対するブーイングはどうなんだろと感じたが素晴らしい応援だったと思う。(マドロックにサザエさんのテーマを使ってた頃の応援とは雲泥の差だ)

チームが連敗し今年もダメなのかと思った人も居るかもしれない。そういった不安を持ってもおかしくない三連戦だったのだから。しかしそうは感じなかった。こういう強いチームと日本シリーズで戦いたい、という思いの方が強くなった。だからこそシーズンの戦いが大切。今のまま運良く優勝したとしても再戦した時に繰り返しになっては意味がない。今回に関しては自分達の実力を認識できた三連戦だったと思う。秋にリベンジするために再びやるしかない。試合後にスタンディングで喜んでいた千葉ファンを見て悔しかったのはきっと俺だけじゃないと思う。思い出して欲しい。1989年の日本シリーズで3連敗した時に、加藤哲郎に言われた事に奮起した結果、4連勝して日本シリーズを制覇した事を。今回もコテンパンにやっつけるとか里崎に好きな事言わせてこういう結果となった。本人自身は最後の帳尻タイムリーくらいしか貢献してなかったけどチームとしてはコテンパンにやられたとも取れるでしょう。悔しさをバネにやりかえす。それしかない。この同一カード三連敗で逆に火がついた。歓喜の秋にするために、俺らも諦めないで走り続けよう。

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