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2006年10月16日 (月)

東京ヤクルト(神宮)●0-2 今年を象徴するゲーム

この一年を表すゲームだったのは間違いない。尚広や小久保がいくら頑張っても他が打てなすぎる。由伸も九回に帳尻して.260までしたのなら肝心な場面で打って欲しかった。二岡の八回に犯した怠慢守備は猛省すべきだろう。それによるタイムリーが出なければまだわからなかったろう。内海は1失点で先発の役目は果たしたともいえるが唯一の失点は初球を立て続けに狙い撃ちされての結果だからそこはバッテリーで反省すべきトコ。貧打・ミスでさらに劣勢というのは今年よく見た光景。そんな感じで今シーズンは幕を閉じた。何ともまぁ嫌な終わり方だ。。。

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2006年10月11日 (水)

中日(東京)●3-9

胴上げを見る可能性があったが私はドームに行くことを選んだ。結果がどうなってもそれは甘んじて受け止めたい。悔しさを味わうなら選手と一緒だ。そして今年最後のホームゲーム。終わりまで見届けたいという思いもあった。

着いた頃には異様な雰囲気だった事は理解できた。普段は巨人ファンがちらほらみられる三塁側は完全に中日ファン。ドームであれだけ多くの中日ファンが来場したのは見た事が無い。それは歓声にも言える事で阪神や千葉の声援以上に大きなものを感じた。これが大一番の雰囲気なのだろう。

四回、建銘が先頭の井端を歩かせ福留にヒットを打たれた後、タイロン・ウッズにライトの長嶋さん看板直撃ホームランを浴びてしまう。被本塁打1の投手がまさかこの場面で打たれるとは。先頭の四球は反省すべきだがウッズの集中力が見事だった。

投手は川上で通常ならこの時点で半ば諦めモードであるが、二岡がホームランを放った事により、まだわからないという空気は感じさせた。

そして七回、由伸がライトへソロホーマーを放ち一点差。さらに続く小久保がレフトへ同点のホームランを放った。リリーフが踏ん張り岩瀬以外の投手とぶつかったら勝てる可能性もあると感じさせた。

建銘は福留の前にランナーを出した時点で交代。林が福留と森野を抑えてピンチを乗り切った。八回途中から九回途中までを林、そこから十回までを豊田が抑えた。

十一回、尚成が福留とウッズに連打を浴びてノーアウト一塁二塁。森野は当然送りバントだがこれがフライとなった。代打奈良原と英智を抑えピンチを逃れた。四番五番に廻る十一回に岩瀬が出てきた。ここを抑えれば大丈夫と踏んだのだろう。仮に次の回勝ち越せなかったら引き分けも負けも同じ。勝ち越したらそのまま岩瀬という考えだったのだろう。抑えられた。

十二回、先頭の谷繁に打たれた後岩瀬を三振にしとめた。ここで一人でも出すと福留を迎えてしまう。しかし尚成は荒木と井端に連打されワンアウト満塁。絶対抑えなければならない場面だったが福留にセンター前タイムリーを打たれてしまった。中日ファンのボルテージは最高潮。そして次の男は神懸かっていた。ウッズに満塁アーチが飛び出て試合は決まった。その後酒井が奈良原にもタイムリーを浴びて六点差。最後は岩瀬にしめられてゲームセット。中日の胴上げを目の当たりにする事となった。

結果は惨敗ではあったが、十一回までは今シーズン最高の試合と言ってよいだろう。これだけの試合を146回繰り返すのは難しい事だろうがこれくらいの試合が多く出来ればもっとプロ野球は盛り上がる事だろう。試合を分けたのはウッズがピークだった事と、ウチには岩瀬がいなかった、という点だ。尚成を責める気はないし彼にいきなり岩瀬の仕事をしろというのも無理がある。あと一枚信頼できる中継ぎが居ればまた結果は違ったかもしれないがそれがチーム力の差なのだろう。中日は優勝に値する素晴らしいチームだと思う。その結果に対してはおめでとうと言いたい。

ドームが中日ファンの歓喜で一杯になってしまった屈辱は絶対に忘れてはいけない。この光景を前にしても涙は出なかった。来年こそは自分達がドームで喜びたい。その時まで涙は取っておこう。

と書いたがまだまだシーズンは終わっていない。チケットはまだ残っているので今シーズン最後の試合を見届けようじゃないの。一年間戦ってきたんだから最後もね。

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2006年10月 8日 (日)

阪神(甲子園)○5-1 スンちゃんのおかげです。

スンちゃんのタイムリーで先制した巨人はその裏、先発の健太朗がいきなりワンアウト満塁のピンチを迎えるが、濱中を併殺にしとめて難を逃れた。ワンアウト三塁というチャンスがありつつも井川から追加点を奪えなかった巨人は六回まで抑えられた。

六回裏、金本にノーアウトからツーベースを打たれピンチだったがツーアウト一塁二塁までこぎつけた。ここで岡田監督は代打・桧山。何を考えているんだと大笑いしていたが、笑えなくなったのは健太朗が桧山に四球を与えたからだ。よりにもよってアンパイ歩かせるかねフツー。次の林の方がよっぽど怖ぇっつうの。と思ったらボテボテのピーゴロで点を取られなかった。課題はこのように残ったが無失点。まぁ上出来か。

七回裏、林が先頭の赤星に四球を与え関本に送られシーツを迎えた。初球のスライダーをレフトに運ばれ赤星が生還。シーツは二塁へ。無駄な四球も当然責められるべきだがシーツの初球にあれはない。ストライクから無理に入る事はなかった。林はこの後の金本をしとめたところで豊田にスイッチ。濱中をセンターフライにしとめ無失点。

九回裏、マウンドには尚成。ツーアウトからシーツに内野安打されてバッテリーエラーの後金本を歩かせたところで藤川に代打・今岡。藤川が一回で下がったのはラッキー。今岡は怖いなと思ったがスイングを見てあぁ大丈夫かなぁと感じた。ただ、尚成が牽制悪送球でシーツを三塁まで進めたのはいただけない。今岡をライトフライにしとめ延長に突入。

JFを出した阪神はK、久保田を投入。ワンアウトから尚広がセンター前ヒット。二岡が二塁横を破るヒットで出塁。スンちゃんは追い込まれて2-1。ここで久保田が投じたのは初球空振りを奪ったストレート。ところが追い込まれてからがスンちゃんは強い。打球を引っ張りライト線へ。中村豊が追い着いてバックホームされるかと思ったが後逸。その間に尚広が還りスンちゃんも二塁へ。ここで勝ち越した。さらに由伸がレフト前ヒットを放ち3-1。小久保はいつも通り意味の無い内野フライだったものの、慎之助が引っ張り追加点。さらには途中出場の宜之にもタイムリーが飛び出し5-1となった。その裏、先頭の鳥谷が出た後ワンアウトから代打・浅井。初球でゲッツーというコントみたいな終わり方で巨人が勝利した。

今年の阪神戦は五分で終わったがまだ力の差はあると思う。李承燁のおかげで五分だったとも言える。11勝中、李承燁が勝利打点を挙げた試合は何と8。内海が挙げた2勝と上原100勝試合の時以外は全て李承燁が決めている。今年の貧打線じゃ彼が居なかったら負け越しでもおかしくなかった。今後の課題は、李承燁一人じゃなく、チーム全体で勝ち越す事だろう。そのためには彼が素晴らしいきっかけを作った。あとはチームが来年活かすだけだ。

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2006年10月 7日 (土)

横浜戦と残留と阪神戦

10/5(木)横浜(東京)○9-1

見に行かなかった時に限って勝つんだから…。上原は文句なし。脇谷プロ初HRおめでとう。

工藤とスンちゃんの残留?

工藤が残留を望んでいる事が明らかとなった。出番が無かったため巨人を離れる事も考えているのかなと思っていただけに意外だ。年俸は当然話し合われるべきだが、成績だけでなく若手に教えられる事を多く持っている選手。コーチではないけれどそういった役割に対する期待もある。

スンちゃんはオフに膝の手術をするから巨人残留濃厚という日刊の記事。確かに手術後のメジャー挑戦というのは厳しいでしょう。治すべきところは治して来シーズンも大暴れして欲しい。

10/7 阪神(甲子園)●3-5

内海がソロを二本浴び、打線はノーアウト一塁二塁、さらには二度のノーアウト満塁のチャンスに点が取れないという重症ぶり。そんな中、ウィリアムスから由伸が同点2ランを放ち神話が今日も、と思ったが空気を読まないのが11番。執念の同点弾のその裏にあっさり勝ち越しを許すと金本に2ランを浴びて3点差に。最後は清水が藤川からホームランを放つも追い着かず。これで今年の阪神戦勝ち越しは無くなった。

どうも試合後のコメント見る限りでは久保はあの位置で使うつもりらしいけど、今の出来じゃあ正直勘弁。それにしても打線もあまりにも酷すぎる。それで点を取れないのが今の順位を表しているのだろう。チャンスはものにする。それが強いチームなのだから。

ここまで来たんだから明日は勝とうよ。

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2006年10月 4日 (水)

横浜(東京)●3-4

初回に先制された巨人はその裏、脇谷と清水が連打でノーアウト一塁三塁。由伸が犠牲フライを放ち、スンちゃんと小久保がヒットで満塁。橋本から大量得点のチャンスだったが慎之助が併殺打。二回にもワンアウトから出塁した小関をグローバーがバントで送れず併殺となった。

三回、ツーアウトから由伸がレフト前にヒットを放つとノーバウンドで取ろうとした古木が後逸してツーベース。スンちゃんが広く開いた三遊間にヒットを放ち勝ち越しに成功。

グローバーは五回を投げて一失点。球数が多かったがゲームは作れていた。残留に向けて一歩前進か。四回に満塁のチャンスを迎えていたが清水が得意の二ゴロで得点ならず。

六回を林、七回~八回ツーアウトまでを健太朗が抑え一人早かったが尚成が登板。ピンチだったが種田を抑えた。その裏にスンちゃんが山北からこの日四本目のヒットとなるホームランを放ち勝負あったかに見えた。

九回、先頭の内川に打たれるも、村田・吉村を連続三振にしとめツーアウト。代打桑原に流し打ちされて一塁二塁。金城で終わらせたかったが意味の無い四球。鶴岡を追い込んでもう少し、と思ったが右中間へ打球が飛びランナーは全て生還し逆転を許してしまった。勝てるはずの試合を落としてしまった。

スンちゃんが駄目押しのホームランを打って盛り上がったのに何故に空気読めないのかな、半ケツ王子は。グローバーに気持ちよく勝ち星をつけられたというのに。先発もダメ、抑えもダメじゃ来年居場所はどこなのだろう。

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横浜(東京)○5-1 謎

チームはどん底。

でも、そんなウチに何故か勝てないばんてふ。

なんでだろう。

由伸がホームランを打つと負けない、というのは継続中。残り全部打っちまえ。JP二桁おめ。

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2006年10月 1日 (日)

広島(東京)●0-3 PRIDEのない戦士たち

連日の生観戦はストレスしか残らないものとなった。初先発の斉藤相手に五回無得点。四回に先頭の尚広がヒットで出た後盗塁を決めたのに由伸とスンちゃんが連続して三振したのが痛かった。

六回表、建銘が先頭の山田を四球で歩かせた後ボークを取られランナー二塁。前田をしとめたものの新井にタイムリーを浴びて失点。今日はあまり良くない建銘だったがそれでも八回を投げて一失点は立派な結果。勿論その一点は反省すべきだがゲームは作れてきたし評価して良いだろう。

九回、一点を争うゲームに水を差したのは久保だった。一発を考えると球威のある西村を出すかと考えていたので少し嫌な予感はしていたがそれが的中してしまった。先頭の森笠にホームランを浴びて早くもモチベーションを喪失させると、ワンアウトから何と倉にホームランを浴び試合を決定付けた。その裏を永川に抑えられ完封負け。広島相手にまさかの連敗で負け越しが決まった。

打て無すぎる事がまずは問題。監督のコメントにあるようにノーアウト二塁からクリーンアップで点を取れないんじゃ野球にならない。増してや経験の無い相手に無得点。彼らにプライドがないと感じても無理の無い話。また、久保に関しては11番を返上して欲しい。前任者が偉大だからこそ余計にしょぼさが際立つ。現状のままで満足しているんであればそれまでの選手。危機感を抱かせた方がいいのではないか。といっても今の選手たちにその危機感があるのが何人いることやら。

試合後広島ファンにエールを送られて何事かと思ったら今日は広島と今年最後の試合だったんだな。個人的に嫌な思い出のあった広島ファンだが今日の姿勢は素晴らしいものだと感じた。また来年良い戦いが出来る事を願っている。

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広島(東京)●3-5 継投失敗で負けたんじゃない

久々のドームだが、まず広島のオーダーに驚いた。二番センター真介、って勝つ気あるのかよ、と思ったが、それ以外に目をやると、嶋はいないし梵も栗原もいない。前田と新井だけ注意すればいいような打線だった。ただ、こちらのオーダーにもサプライズはあった。8番ライト清水。隣にいたファミリーのお母様も「何で謙次じゃないの」と嘆いていたがまさしくその通りだった。

一回表、内海は二人にデッドボールを与えツーアウトながら満塁のピンチを迎えたが、ここは井生をしとめて難を逃れた。一回裏、脇谷と尚広が立て続けに内野安打でノーアウト一塁二塁のチャンスを作る。由伸がセカンドゴロでランナーは進塁。スンちゃんはセカンドゴロかと思ったが前進守備の間を抜ける二点タイムリーとなった。バッテリーエラーの間に進塁して小久保のポテンヒットでワンアウト一塁三塁。しかし不調の慎之助があえなく三振。二岡が四球を選んでツーアウト満塁で清水。追い込まれた後、ひょろひょろスイングであえなく三振。あのスイング見た時点で使うほうがおかしい。

四回に慎之助が打った瞬間に分かるホームランをライトへ放った。欲を言うなればさっき打てというところだろう。

ツーアウトからランナーを出す癖があったものの打線の低調に助けられゼロに抑えた内海。五回にツーアウトを簡単に取って真介を追い込んだ後にこの日三つ目の死球。続く前田にツーランを打たれた。前回の登板による反省が全く生かされていない。打たれるのはしょうがないが取られ方が悪すぎる。ほぼ安全パイの真介を出す事なんてないだろうに。

七回にこれもツーアウトから東出と真介を出塁させ前田を迎えたが、ここは抑えてどうにか乗り切った。

八回のマウンドは豊田。内海の出来を考えれば当然の選択。しかし、新井に内野安打を打たれてからワンアウトを取った後、井生に同点スリーベースを打たれてしまう。なおも勝ち越しのピンチだったがここは抑えて乗り切った。

九回、マウンドには尚成が。しかし先頭の東出をポテンヒットで出塁させてしまう。バントで送られ前田。ここは三振にしとめ新井を敬遠。この選択は間違っていない。しかし、追い込んだ後に廣瀬に長打を打たれ2点を与えてしまった。

九回裏、永川がマウンドへ。先頭は守備で入った謙次だったが代打に木村が起用された。セカンドゴロの後、代打川中は三振。脇谷がヒットで出たが続く代打古城がセカンドゴロで終了。悔しい敗戦となった。

内海の出来は悪かったが七回二失点なら先発の役目は果たしたといえるだろう。その後の継投策も正しい判断だと思う。打たれたのはしょうがない。腹の立つのはそこからではない。野手の起用に関しては納得の行かない試合だった。この期に及んで清水を先発で使う意味がどこにあるのか。上には記さなかったけど、ノーアウト一塁からセカンドライナー併殺でチャンスを潰してるし。使う理由が全く無い選手。さらには九回、謙次にそのまま打たせればいいのに何故か代打。あの場面は謙次→代打古城(チャンスメーク)→脇谷→代打木村(得点圏で起用)がベストで川中を使う必要も全く無かった。ああいうことされては選手は腐る。若手に経験を、実力至上主義という意味でもこの日のスタメンは大失敗だった。原さんの采配には勿論疑問符が出ることもあったが、今年はそれほど文句は言わなかった。が、今日のような実力至上主義が実行されていない采配を見ると不信感を抱かないのは無理な話。今日のスタメンがまた同じだったら希望は持てないのかもしれない。

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