中日(東京)●5-9 エンタの神様
誰が来るかと思ったら中日は中田。悪いイメージは持っていない。それほど中田とは当たっていないが思い出されるのは去年15点取った試合。初回抑えれば今日は勝てるだろうと思っていた。
その初回、久保が井端にツーベースの後、荒木にヒットを打たれノーアウト一塁三塁のピンチ。ビッグイニングになるかもしれないなと覚悟していたが、福留、さらにはタイロン・ウッズを三振にしとめツーアウトとした。続く森野も追い込んだ。これを切り抜ければ大きい、と思った次のボールだった。
快音を残した当たりはライトスタンドに吸い込まれるスリーランとなった。覚悟していたとはいえ難関を切り抜けた後でこれは痛い。
裏を中田に完璧に抑えられた。二回表、ワンアウトから谷繁に無駄な四球を出し当然中田に送られる。井端を打ち取ったかに見えたが中途半端に反応した久保がグラブにあて、コースに廻っていた二岡が完全に逆を取られヒットとなりホームに生還される。三回にも中村にタイムリーを打たれ5-0となり久保は代打を送られる。
中田のピッチングを見ていたが切れもあり適度にばらつきがあったが、飛ばしているので完投は無理だろうなと思った。本人もその気はなかったのではないか。中継ぎに任せて行けるところまで行くというスタンスが感じ取れた。三回にガッツの打席で暴投して巨人は一点を取った。
四回の表は野口がマウンドに。その初球を井端にホームランされていきなり失点。ヒットと四球二つで満塁として森野にタイムリーを打たれる。また、李のサードゴロがゲッツーのはずが一つもアウトにならず失点。そのおかげで谷繁の外野フライが犠牲フライとなり計4失点。
その裏、拓也がホームランを放った。六回にツーアウトから中田を攻め、ランナー一塁三塁から拓也がライト線にタイムリースリーベースを放ち、代打古城の内野安打で一点を追加。が、反撃もここまで。
ガッツの連続試合安打が皮肉にも小笠原デーでストップしてしまった。
久保はエンターテイナーだ。ピンチを作り失点を覚悟しないといけない場面で、強打者二人を三振にしとめ、続く打者も追い込み、巨人ファンの期待を高まらせ、中日ファンにはまずいなというムードを与えてから、スリーランホームラン。喜びかけた巨人ファンを落胆させ中日ファンを一気に喜ばせた。見事な演出だ。
ふ ざ け ん な 。
と書いたものの打たれての結果だからしょうがない。元々久保はヤクルト戦で投げてもらうために阪神戦から先発させてたのだから中日戦で打たれるのも想定の範囲。これで次の試合はないだろうなと分かっただけでも収穫。
それよりも問題なのは、森野にあまりにも打たれ過ぎでしょう、ということ。森野のホームランは5。豊田が打たれたスリーランに、林が打たれたスリーラン、そして今日。殆ど巨人じゃないか、と思ってまた思い出した。建銘もツーラン打たれてる。五本中四本打たれるんじゃバッテリーやそのコーチの責任といわれてもしょうがないでしょう。そして23打点中知っているだけで12打点を与えてる。半分以上って…。ウッズは全チームに打ってるからしょうがないって諦めもつくけどなあ。ウッズで頭一杯になって森野のトコで気でも抜いてるんじゃないかとか思ってしまうのも事実。
中日ファンがビジターで何度も何度も井端にハピバス歌ったり、おっさんにビールこぼされ鞄が汚れるなど散々だったがそんな中、三打点と奮闘してファンを喜ばせた拓也には大きな拍手を。
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コメント
こんばんは~
久保はエンターテイナーですね^^;
うちも似たニュアンスの文章を今日は書きました。
野口の誤算が痛かったですかねえ?
5点は現在の打線の好調さを考えれば、そう諦める点差でもなかったですし。。
投稿: 小鳥遊 | 2007年5月12日 (土) 23時36分
小鳥遊様
しかしまあまだボールが使える状況で何でストライク投げるかなと。
ビハインド時に使うピッチャーだから野口も時には打たれるでしょうし。先頭にホームランされて動揺したのかもしれませんね。長いシーズンこういう試合もありますから。
中軸に当たりがない中で五点とったのは評価しても良いのではないでしょうか。
投稿: Taka | 2007年5月12日 (土) 23時43分