ソフトバンク(ヤフー)○2-1 恩返し
先発は和田と内海。三回にツーアウトから由伸と佳知が連打で二塁一塁。ガッツの当たりはレフト前にポトリと落ち、二塁ランナーの由伸がホームイン。ベースカバーの乱れからランナーが進み二塁三塁。ここで追加点が期待されたが李が一球もバットを振らずに三振。何あのチャンスでの無気力さはと落胆したシーンだった。
ワンアウトから川﨑にラッキーな内野安打で出塁され盗塁を許し、進塁打でランナーは三塁へ。前回ホームランを打たれている多村を嫌ったのか四球。しかし続く小久保にセンター返しされ同点とされてしまう。その前の四球は?という声もあるだろうがこの回は川﨑が見事だったと思うしかない。
試合は進み七回。ワンアウトから由伸が出塁。ここで佳知はプッシュ気味のバント。自分もセーフを狙ったかもしれないがアウト。しかしこれがサインプレーだとしたらベンチの判断には納得しかねる。バントさせればガッツで勝負するわけが無いのだから。この日二度目の敬遠で李勝負となった。結果はバットに当たったもののどん詰まりのセカンドフライ。
八回ツーアウトでホリさん。引っ張った打球はスタンドに入ると思ったがフェンス直撃のツーベース。和田は命拾いした。ここで謙次勝負を選んでくれたが和田のストレートが勝ちセカンドフライに倒れた。
その裏、内海がもう1イニング行くかと思ったが林にスイッチ。しかしその林が本多にヒットを許すと、続く多村のヒットで進塁を許し結果的にランナー二塁三塁となってしまった。小久保は歩かせてバッターは首位打者の大村から続く。これはさすがに今日はまずいかなと思っていた。が、林は大村を三振にしとめた。ここで豊田にスイッチ。そしたら王さんも動いて代打に松中を送ってきた。怪我をしつつも最低外野フライは打てると思ったのだろう。が、最後は内角高めのストレートで三振にしとめた。これでツーアウト。そして最後の敵は柴原。昨日のタイムリーから調子が良い。当たりたくないバッターだったが早々に追い込んだ。そして最後はフォークで空振り三振。豊田ではなく喜びの感情をむき出しにした元ソフトバンクの尾花コーチが映っていた。
九回の投手はニコースキー。ここで代打は南海時代から去年までソフトバンクでプレーしていた大道。得意の流し打ちが伸びてライトオーバーのツーベース。ここで由伸はバントのサイン。ちょっと待て、佳知が失敗したらガッツ敬遠だぞ?と不満たらたらの私。結果的には二球失敗の後ショートゴロでバントと同じだった。ピッチャーは水田に。ここで幸いだったのは今日の佳知が当たっていた事だ。二打数二安打二犠打と無駄な打席が一度もなかった。最低外野フライだなと思っていたら打った瞬間外野に行ったと分かるものだった。レフトオーバーのツーベースで尚広がゆったりホームまで歩いて勝ち越しに成功。
その裏は上原がマウンドに。最後は川﨑をセンターフライにしとめ試合終了。大ピンチを乗り越え大きな勝利を手にした。
四番と六番がバットを振らないで三振するなどとても使えない調子でかつ慎之助が和田に合っていない状態と苦しい試合だった。そんな中で八回のピンチはよく無失点で切り抜けてくれた。林はピンチを招いたが大村を三振にしとめて豊田に託した。豊田は久々の儀式を見せる気合の入れよう。無駄なボールが一球も無い完璧な内容だった。先発の内海を育て豊田を一時の不調から再生させたのは尾花コーチの手腕が大きいだろう。古巣にとっては痛い恩返しとなった。そしてもう一人恩返しを果たしたのは大道だった。あれだけバットを短く持ってよく外野を越せるなと感心。ホントにあの右打ちは芸術だわ。もし大道が解雇されなかったら八回の場面で登場したのは怪我の松中ではなく大道だったかもしれない。そうなったら負けていた事も考えられる。わからないものだ。そして最後は奥さんの故郷で大活躍を見せられた佳知。ロッテ戦を前にいい状態になっているのは心強い。
阪神を除いた他のセ・リーグ四球団は全て負けたため全チームにゲーム差を広げる事が出来た。残り5試合、勝ちに行こう。
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