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2007年6月30日 (土)

広島(広島)●6-8 地に足をつけて

仕事だったため殆ど見ることは出来なかった。GGが三点を奪われ相手は黒田。もう厳しいかなと思いきや、由伸・ガッツがソロを放ち、二岡の2ランで逆転に成功していた。目を丸くして驚いたがその喜びもすぐに変わったのがその裏だった。ワンアウト満塁のピンチで林が最悪の押し出し。さらに梵に2点タイムリーを打たれ勝ち越されたあと、西村が栗原に2点タイムリーを打たれ5点を奪われた。
七回と八回に犠牲フライが出て二点差となった。そして九回、ワンアウトから死球・四球の後、ガッツがヒットで満塁。ここで慎之助を迎えて勝ち越しもいけるかと思われたが結果は最悪のゲッツー。これで試合は終了した。

黒田から四点を取れたし、最後も惜しい場面を作った。慎之助で併殺ならばしょうがない。彼に助けられた試合の方が多いのだから。このチームは最後まで諦めない、そういう姿勢を見られたと思う。ただし、これで仮に勝ったとしても良しとするべきではないだろう。勝ち越した後にビッグイニングを作られる投手陣は猛省しなければなるまい。それを求めるための敗戦だったと捉えている。GGは元々ああいうものだからそれほど気にはしていないが林がここのところ調子を落としているのが気がかりだ。もう一人信頼できる中継ぎが居れば彼をリフレッシュさせるという事も考えられるのだが、難しいか。
ここのところ失点が多いので明日は引き締まったゲームになって欲しいものだ。これが今年の戦い方なのだから。

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2007年6月29日 (金)

広島(広島)○12-6 今年の強さが出たゲーム

金刃とフェルナンデスが先発。四回にノーアウトランナー一塁二塁から慎之助がスリーランを放ち先制すると、五回にツーアウトから由伸からスンちゃんまで六連打で四点を追加してフェルナンデスをノックアウト。七回には二岡のタイムリーヒットが出て8-0となる。
金刃は六回まで危なげないピッチング。先頭の栗原の打球はショートゴロ、と思ったが名手・小坂がこれを弾いてエラー。その直後、新井に力でライトスタンドに押し込まれる。まさかが出てしまって雰囲気が少し変わったのか、ランナー二塁三塁で廣瀬を追い込みながらも最後はレフトスタンドに運ばれここでマウンドを降りた。これでは豊田と上原が出ることとなってしまう。休めたかったんだけどな。
相手の諦めない雰囲気が見える中、八回に先頭の大道が四球を選んだ。続く謙次はショートゴロのゲッツーかと思ったが反応していた広池のグラブに当たりこれで方向が変わってレフトに抜け二塁三塁となった。ここで佳知がツーベースを放ち二点追加。追加点が欲しい時に取ってくれる彼の良さが出た。その後慎之助にツーランが出て12-5となった。
これで豊田-上原の継投はなくなったなと思ったら、何と出てきた。明日は黒田なんで接戦だろうから出番はあることが考えられるし取っておきたかった所だが、うーん。豊田はあの阪神戦以来の失点。まあ取られるならこういう時にだ。上原もヒットは浴びたが最後は栗原をフォークで三振にしとめ試合終了。またまた連敗を二で止めた。

マー君以外の初物には全て勝っている事、ツーアウトからでも得点出来る事、駄目押しが出来る事、と今年の強さが出た試合となった。再び流れを取り戻す強さが今年はある。抑え二人は休ませられなかったがガッツや由伸を早めに下げて休ませる事が出来た。金刃も打たれたけれど問題点は自分で把握できていたみたいだし次に活かしてくれるでしょう。

連敗は止めた。次はカード勝ち越しを目指す事だ。

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2007年6月27日 (水)

前半戦を終えて

69試合と、シーズンのおよそ半分が終了した。貯金15の首位で、2位とは3.5ゲーム差。独走態勢とまでは行かないまでも、十分な出来だろう。去年ローテを務めていた上原やJPを欠き、また、今年柱として期待された姜建銘は壁に当たっている中で投手陣が安定した成績を残せたのだから大したもの。門倉とかいう浜スタ以外はさっぱりな人もいたけれど、それを忘れさせる出来だ。
内海は計算していたが、やはり尚成と金刃の存在が大きい。
ストッパーを経験し今年は先発に戻り二桁勝利一番乗りを達成した尚成。エースは彼と言って良いだろう。一昨年あたりまではストレートを伸ばし抑えに行こうとしている印象を抱いたが、今年はコントロール重視で安定している。多村に「キレすぎ」と言わしめた変化球の鋭さも躍進に繋がったのだろう。後半戦は彼中心でまわることとなるだろう。
金刃は試合を重ねるごとに成長が感じ取れる。球数が多く展開を遅くさせたプロ初登板が懐かしい。ソフトバンク戦と日本ハム戦を見たが度胸は良いし、生命線であるクロスファイヤーが効いている。防御率2.88は黒田博樹を上回るリーグ4位。馬力のあるタイプだし今後さらに伸びるのではないか。
先発に戻ると思われた上原は今年抑えで行くようだ。その上原に繋ぐ豊田は去年に比べてもあくまで印象だがボールの質は高い。甲子園での失敗から完全に立ち直った。豊田が居なければソフトバンク戦の四連勝は有り得なかった。そしてここのところは失敗しているが防御率1.63と安定している林も忘れてはいけないだろう。阪神のJFKも強力だけれどこの抑えも頼もしい。先発が安定しているのでそれほど酷使も無いだろう。交流戦はあくまで二連戦だから使っていたと考えたい。

打線はゴンザレス怪我とスンちゃんのスランプという悪い材料がありながらも打率は何と12球団トップ。貧打に泣かされた去年が嘘のようだ。ここまで攻撃が良くなったのは何と言っても上位打線。安定した成績を残していたガッツはこれくらいやるだろうなとは考えていたが、二番にいる佳知の獲得は大ヒットだった。失礼ながら、過去二年の成績を見てこのトレードに関しては肯定的に考えられなかった。それが今年はチーム一の打率.332。チャンスメークもさることながら、ここでもう一点欲しいという場面で結果を残してくれる。そういう場面でのホームランが多い。ゲームの流れを読める選手ともいえる。
去年怪我に泣いた由伸は一番に挑戦しここまで上々の成績。早打ちでトップには向かないという声もあるだろうが、ここ最近は四球も選ぶようになり一番の役割を果たせている。得点圏打率はリーグトップの.431。彼がより輝くには下位打線が粘って出塁する事だろう。
最後まで諦めないチーム、そう思わせてくれるのは謙次の活躍も要因の一つだろう。序盤は不調だったがナゴヤドームでの同点弾から彼の勝負強さが出てきている。山本昌から放った同点タイムリー、ソフトバンク戦での代打逆転満塁ホームラン、そして北海道日本ハムに唯一勝った試合で代打決勝弾を放っている。レギュラーで使いたいと思うが、代打の切り札でこういった選手がいるのは本当に心強い。あの満塁弾からチームは勢いがついたと感じている。本当に大きい仕事をやってくれた。

さて、後半の展望だが、JPがローテに入るのは確実だろう。残り一枠を、福田・久保、ルイス・ゴンザレスが長引くようであればGGが争う形となるだろう。あとは調子次第で上げたりするしかない。夏場の門倉さんとか。中5日という考えもあるだろうけれど、個人的には万全の状態で臨ませたいので中6日で登板させて欲しい。
野手は1-4番は今のままで良い。5番に二岡を据えて、6番スンちゃんが良いだろう。7番8番は調子や相性によって変わってくるのではないか。ホリさんが眠ってる状態になったら尚広8番にしてヒットで出たらピッチャーのバントを経て由伸勝負というのもアリだ。ゴンザレスはまだかかるので計算は出来ない。後半も拓也に頼る事となりそうだ。

明後日から始まる後半戦。これからも一戦必勝だ。

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2007年6月26日 (火)

東北楽天(フルキャスト)●6-10 二線級の見本市

二回の裏、満塁のピンチになるもツーアウトにし、ラストバッターの嶋。打率一割台の選手。これなら大丈夫と思いきや、ツーベースを打たれ、さらに渡辺にもタイムリーを浴び計3失点。三回にすぐさま由伸がマー君からツーランを放つが、五回に再び連打を浴び五点目を奪われ木佐貫がKO。その後は西村・前田・会田・GG・深田と揃いも揃って出来が悪かった。会田やGGはツーアウトから打たれる詰めの甘さが出て、深田に至ってはノーヒットで失点するというお粗末振り。
打線は由伸の二本目のホームランで四点目を得たが、八回に相手のエラーからチャンスになったもののワンアウトから李が無気力三振。点を取れなかった。
最終回、先頭の二岡が福盛から四球を選ぶも脇谷がゲッツー。早く帰りたかったのか。安心しなさい。明日からジャイアンツ球場だから毎日明るいうちに帰れますよ(猛毒) その脇谷の併殺の後で四連打しちゃったが、最後は打つ気配の無いホリンズが案の定ファーストフライで終了。連敗で交流戦を終えた。

とまあ毒しか出ない試合となった。今は大学野球で佑ちゃんが騒がれてるけれど、六大学と東都で違えど大学四年時に木佐貫はあらゆる栄冠を勝ち取ったんだけどな。でもあれじゃあやっぱりエースにはなれない。二桁勝てば御の字というローテ投手どまり。
打線は最後ちょっと打ったけれど本当に野球をしていたと言えるのは由伸だけ。足を痛めてる選手があれだけやってるのに、あのプレーを見て何か感じないのだろうか。
金曜からの広島戦では再び打線を組み替えた方が良いだろう。二岡は一時の覇気の無さから戻りつつある。慎之助の後を打たせていいのではないか。というより、意外性しかないホリンズが五番というのは少し違うのかなと。まあ偏りは出てしまうだろうけど。六番~八番の助っ人トリオが助っ人の雰囲気じゃないんだけどな…。

今年はまだ三連敗していないけれど、次は黒田でいよいよ正念場。嗚呼タイミング悪すぎ。

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2007年6月24日 (日)

西武(東京)●3-4 無駄ではない敗戦

試合前にG-Poが1000まで達したので最後のピンバッチを受け取る事に。バッチは全部貰っちゃったから少し楽しみは減るけれどこれからもポイントは貯めちゃおう。何だかんだで交流戦ホームは平日仕事で行けなかった一試合とひたちなかの一試合以外見に行っちゃったんだよな。自分でも少しビックリ。

内海は初回をわずか六球で終わらせた。その裏、先頭の由伸が西口からツーベースを放った。続く佳知は送りバント。ワンアウト三塁。ここでガッツの当たりはセンター前だと思ったらあっという間に西口のグラブにすっぽりと入ってしまった。あれは狙って取ったのではないと思う。本当についてないとしか言えないピッチャーライナーだった。続く慎之助は三振で先制のチャンスをものにできなかった。

三回、ツーアウトから中島にレフトスタンドへ先制ホームランを打たれてしまう。去年カモにしていたけれど今年の中島は違うな、うーむ。四回に和田ベンちゃんにあわやホームランというセンターオーバーのツーベースを打たれ、続く江㌧にツーベースを打たれ点差が広がってしまった。

五回、先頭の拓也がツーベースを放ち続く二岡が四球を選びノーアウト一塁二塁。内海がバントをすればいいのでこの四球は大きいな、と思ったが内海がスリーバント失敗という結果に終わった。自分を助ける意味でも絶対成功させなくちゃ、この場面は。続く由伸が四球を選び佳知。打球はライナーで三遊間を抜けるタイムリーとなり一点を返した。やはり西口は東京ドームでは勝てないのかなという雰囲気になったが、続くガッツが併殺打で同点に追い着く事は出来なかった。初回のピッチャーライナー・三回のファースト強襲の当たりがアウトになった事といい今日はガッツの日ではなかった。ついてないな。

八回から西村がマウンドに。中島にヒットを打たれカブレラをストレートのフォアボールで出塁させノーアウト一塁二塁。が、ベンちゃんがセカンドゴロの併殺でツーアウト三塁に。続く江㌧が珍しくうまい流し打ちを見せてヒットになるかと思ったが、これを拓也が横っ飛びでキャッチし追加点を与えなかった。大きなプレーだ。
その裏、七回の岩崎からバトンを受けた三井。途中佳知のファウルチップが細川を直撃し銀仁朗に交代。この回は結局三者凡退。

九回、下位打線相手に簡単にツーアウトを取ったが、代打の上本をフルカウントから歩かせてしまう。代打栗山が出たところで林にスイッチ。ここで代打の代打高山。初球を引っ張られ、ツーランを浴びてしまう。打たれた林よりもツーアウトから歩かせた西村に責任がある失点だろう。ここにきての二点は痛すぎる。
その裏、マウンドには守護神小野寺。先頭の慎之助の打球はレフトフライかと思ったがこれがスタンドイン。二点差に縮める。ホリンズはショートゴロ。凡退でも全力で走れ。李はいいところなく最後も三振。ツーアウトまで追い込まれ、拓也がレフト線へツーベースを放った。スカイ・ハイが流れ球場のボルテージは上がった。ここで欲しいのは一発だ。二岡が得意の流し打ち。入ってくれ、と願ったが惜しくも届かずツーベースとなった。これで一点を返し一点差。ここで出てくるのは当然謙次。途中で尚広が三盗を決めあとは謙次のヒットだ。これでだめならしょうがない。結果はセンターフライ。最後に追い上げるも連勝が六でストップした。

途中までは三人しかいいところがなくストレスがたまる内容だったが、最後の追い上げ、諦めない姿勢は評価できるだろう。チャンスメークで点に絡み、ファインプレーで失点を防いだ拓也は実に素晴らしかった。二岡も今の状態でなければあの当たりはホームランになっていたのだろうが、調子が悪い中でも姿勢を見せてくれた。こうして最後までわからない展開を見せるのはチームが強くなっている証なのかもしれない。勿論、バントを決められなかった内海であったり、無駄なフォアボールを与えて林の負担を増やした西村は反省が必要だ。今後彼らが成長するための失敗だったと考えればこの敗戦は無駄にならない。と言っていられるのも連勝中だったからだろう。これが連敗中だったら西村ふざけんなと言っているのだろうけれど。

そういやゴンザレスがそろそろ戻ってくるのかな。でも拓也が好調でかつ、李やホリンズが不調の中で、使ってみないと分からないゴンザレスをあっさりスタメンに使うのはちとリスクがあるような気もする。ニイが今日をきっかけに調子戻してくれる事を願うか。

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2007年6月23日 (土)

西武(ひたちなか)○5-2 忘れられない白星

仕事であったため、ワンセグで少々見た後、帰宅してからG流で確認。

絶対に勝ちたかった試合をものにすることが出来た。尚成のお父さんに不幸があった中で臨んだこの試合、二回ノーアウト満塁のピンチがありながら一点に止める事ができた。そして打線も尚成に白星をとジョンソンから二回に三点を取った。三回、尚成のこともあり、さらに前の打者である拓也がぶつけられて二岡も気持ちが入ったのだろう。初球を見逃さずに点タイムリーを放った。
最後は一打同点のピンチも上原が抑えて試合は終了。尚成が天国のお父さんに捧げる10勝目を手にした。

今日日本ハムが勝ち交流戦の優勝は無くなったがそれはあまり気にしていない。それより今日勝てたことが本当に良かったと思っている。悲しみをこらえて登ったマウンドだった。途中ピンチは幾度もあったが試合は壊さなかった。その彼をチームは何とか勝たせようとした。それが報われたのは本当に良かった。もし中継か現地でリアルタイムで見ていたら私も涙していたかもしれない。それくらい印象に残る試合だ。今日の勝ちを忘れる事は無いだろう。

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2007年6月21日 (木)

千葉ロッテ(東京)○8-4 強さを身につけたチーム

仕事で欠員のカバーをせざるを得なくなり、本日は観戦に行けず。あーG-Po相当貯まったんだろうな、羨ましいわ。というよりは好ゲームを見られてお客さんはきっと良かった事だろう。G流とハイライトで試合を確認。

GGはアレだ、ちょっと褐色の薄れたクロウがよりアップになったとしか思えないフォームだった。バット持たせたらわからないだろう(おいっ)という冗談は置いといて、先制を与えたのは最後の最後で甘いボール投げてたからなんだよな。三回三失点。原さんとしては金刃と読んだボビーの裏をかいたつもりだったろうが、この内容じゃ素直に金刃で良かったんじゃなかろうか。先週のハム戦見てもほぼ完璧だったのだから。お客さんも彼に期待したのではないかな。
四回に連打から亀井の内野ゴロで一点を返したあと、スンちゃんがワンスリーからライトへ引っ張り同点ホームラン。その後慎之助が五回にタイムリーを放ち勝ち越しに成功した。
七回に林。磐石のリレーと思われたが早川に同点ホームランを浴び試合は振り出しに。しかしその裏、代わった藤田からガッツがツーベースを放ち、慎之助のタイムリーで再び勝ち越しに成功。大道ヒットの後、スンちゃんがバントを試みるも失敗しランナー入れ替わり。嫌な流れになるかと思われたが拓也が左中間に二点タイムリーツーベースを放ち点差を広げた。さらにバッテリーエラーで一点を追加した。
八回に豊田が二連打を浴びるも後続を抑え、九回は上原が三人で締めて試合終了。ロッテに二連勝し、チームは五連勝となった。

ちょっと前ならば負け試合だったが、それだけチームが強くなったのかな。金刃であればもっと楽だったのかもしれないが、今日のような試合はチームの強さを見る機会だったのかもしれない。チームは二度目の五連勝。これがどこまで伸びるかという楽しみもある。全員万全とは行かない中でこうして結果を残せているし、手ごたえを感じていると思う。残り三戦、このまま突っ走りたいものだ。

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2007年6月19日 (火)

千葉ロッテ(東京)○5-2 解き放たれた呪縛

ネットの速報で由伸六本目の先頭打者ホーマーと出ててビックリ。二回にも拓也のタイムリーで追加点。三回にタイムリーかと思いきや早川に刺されてしまった。木佐貫が四回までを0で抑えていた。そして球場へ。

着いた時は五回表。小野の代打にワトソンが出てたところ。三振にしとめていた。

六回、ワンアウトから早川にヒットを許すも、最後はあの苦しめられたサブローを見逃し三振にしとめ点を与えなかった。
その裏、先頭の慎之助が放った打球はバックスクリーン左側に飛び込むソロホーマーとなった。続くホリさんの当たりは一塁側から見て切れるかなと思ったがそのまま曲がらずにレフトスタンドに入った。この連続ホームランが大きいと知るのはこの後だった。

七回、ベニーに四球を与えるもツーアウトまで来てこのまま終わるかと思ったら根元が振り抜いた弾道はそのまま勢い良くスタンドに飛び込んだ。これが何とプロ初ホームラン。うーむ、このピッチャーは一度の先発で必ず一本被弾するという仕様なのか…。根元のホームランなんて正直誰も予想できなかったぞ。ここが代え時と判断し林にスイッチ。六回まで抑えた木佐貫に拍手が送られていたがちょっとする気になれなかった。この一発病が出なかった時にこそ賞賛されるべきかなとも感じた。

千葉のマリサポが盛り上がって来た嫌な流れ。七回は簡単にツーアウト。ちょっとまずいかなと思ったところで佳知の打球は左中間スタンドに飛び込んだ。流れを再び取り戻す価値のあるホームランとなった。

八回、マウンドは豊田。先頭の早坂にバントヒットを決められ続く早川の打球はぼてぼてでセカンド前に。内野安打の可能性もあったが小坂が素早い動きを見せてバッターをアウトにした。このプレーは大きかった。あまりクローズアップされないだろうがファインプレーと言って良いだろう。続く福浦にセカンドを越えられそうな打球を飛ばされたが拓也の位置が良くセカンドライナーとなった。これであと一人しとめれば大丈夫。その後が素晴らしかった。最後はインコースにこの日一番速かったと思われるストレートを決め見逃しの三振。あの一球だけでも今日の試合は見に来て良かったと思ったのは大袈裟だろうか。

最後は上原が締めくくり試合終了。二年前から続いていたロッテ戦の連敗をようやく止めることが出来た。

トンネルから脱した試合は素晴らしい展開だったと思う。あっさり先制して、木佐貫が点を取られる前に追加点。そして点を取られた後相手に流れを渡さないホームラン。ソロホーマー四本と効率はよろしくないだろうが、点を取るタイミングが良かった。

この日のヒーローは慎之助。「何でボクがここに居るのか分からない」というような事を言っていたが、今日のヒーローは慎之助だとうなと思っていた。キャプテン・キャッチャー・四番という三つの重責を担って全てにおいて結果を出した彼にはそこに立つ資格がある。キャッチャーで四番というのは負担が大きいだろうからあまり良いとは思っていなかったが、今の状態であればこのまま四番で行く可能性もある。まだシーズンは半分だが今年は慎之助の年に成り得るのではないか。それくらい全てにおいて充実している。これからも期待出来る存在だ。

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2007年6月17日 (日)

ソフトバンク(ヤフー)○2-1 恩返し

先発は和田と内海。三回にツーアウトから由伸と佳知が連打で二塁一塁。ガッツの当たりはレフト前にポトリと落ち、二塁ランナーの由伸がホームイン。ベースカバーの乱れからランナーが進み二塁三塁。ここで追加点が期待されたが李が一球もバットを振らずに三振。何あのチャンスでの無気力さはと落胆したシーンだった。
ワンアウトから川﨑にラッキーな内野安打で出塁され盗塁を許し、進塁打でランナーは三塁へ。前回ホームランを打たれている多村を嫌ったのか四球。しかし続く小久保にセンター返しされ同点とされてしまう。その前の四球は?という声もあるだろうがこの回は川﨑が見事だったと思うしかない。

試合は進み七回。ワンアウトから由伸が出塁。ここで佳知はプッシュ気味のバント。自分もセーフを狙ったかもしれないがアウト。しかしこれがサインプレーだとしたらベンチの判断には納得しかねる。バントさせればガッツで勝負するわけが無いのだから。この日二度目の敬遠で李勝負となった。結果はバットに当たったもののどん詰まりのセカンドフライ。

八回ツーアウトでホリさん。引っ張った打球はスタンドに入ると思ったがフェンス直撃のツーベース。和田は命拾いした。ここで謙次勝負を選んでくれたが和田のストレートが勝ちセカンドフライに倒れた。
その裏、内海がもう1イニング行くかと思ったが林にスイッチ。しかしその林が本多にヒットを許すと、続く多村のヒットで進塁を許し結果的にランナー二塁三塁となってしまった。小久保は歩かせてバッターは首位打者の大村から続く。これはさすがに今日はまずいかなと思っていた。が、林は大村を三振にしとめた。ここで豊田にスイッチ。そしたら王さんも動いて代打に松中を送ってきた。怪我をしつつも最低外野フライは打てると思ったのだろう。が、最後は内角高めのストレートで三振にしとめた。これでツーアウト。そして最後の敵は柴原。昨日のタイムリーから調子が良い。当たりたくないバッターだったが早々に追い込んだ。そして最後はフォークで空振り三振。豊田ではなく喜びの感情をむき出しにした元ソフトバンクの尾花コーチが映っていた。

九回の投手はニコースキー。ここで代打は南海時代から去年までソフトバンクでプレーしていた大道。得意の流し打ちが伸びてライトオーバーのツーベース。ここで由伸はバントのサイン。ちょっと待て、佳知が失敗したらガッツ敬遠だぞ?と不満たらたらの私。結果的には二球失敗の後ショートゴロでバントと同じだった。ピッチャーは水田に。ここで幸いだったのは今日の佳知が当たっていた事だ。二打数二安打二犠打と無駄な打席が一度もなかった。最低外野フライだなと思っていたら打った瞬間外野に行ったと分かるものだった。レフトオーバーのツーベースで尚広がゆったりホームまで歩いて勝ち越しに成功。
その裏は上原がマウンドに。最後は川﨑をセンターフライにしとめ試合終了。大ピンチを乗り越え大きな勝利を手にした。

四番と六番がバットを振らないで三振するなどとても使えない調子でかつ慎之助が和田に合っていない状態と苦しい試合だった。そんな中で八回のピンチはよく無失点で切り抜けてくれた。林はピンチを招いたが大村を三振にしとめて豊田に託した。豊田は久々の儀式を見せる気合の入れよう。無駄なボールが一球も無い完璧な内容だった。先発の内海を育て豊田を一時の不調から再生させたのは尾花コーチの手腕が大きいだろう。古巣にとっては痛い恩返しとなった。そしてもう一人恩返しを果たしたのは大道だった。あれだけバットを短く持ってよく外野を越せるなと感心。ホントにあの右打ちは芸術だわ。もし大道が解雇されなかったら八回の場面で登場したのは怪我の松中ではなく大道だったかもしれない。そうなったら負けていた事も考えられる。わからないものだ。そして最後は奥さんの故郷で大活躍を見せられた佳知。ロッテ戦を前にいい状態になっているのは心強い。

阪神を除いた他のセ・リーグ四球団は全て負けたため全チームにゲーム差を広げる事が出来た。残り5試合、勝ちに行こう。

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2007年6月16日 (土)

ソフトバンク(ヤフー)○3-2 リーグエース対決

高橋尚成と杉内俊哉。両リーグの防御率・勝利数トップであるこの二人が直接対決。投手戦で試合が動くのは6~8回だろう。締まったゲームになりそうだと思っていた。

初回、ワンアウト一塁から多村の当たりはレフトに。これを佳知がギャンブルに行き後ろに逸らし二塁三塁に。しかしこのピンチに小久保を三振、ブキャナンをショートフライにしとめピンチを逃れた。
二回は三者三振にしとめたが、三回、ワンアウトからスンちゃんのエラーを足がかりに一塁二塁のピンチ。ここも多村をスクリューで三振、小久保をインコースのストレートでサードゴロにしとめた。
四回、ワンアウトの場面で大村の当たりはあわやホームランというライトフェンス直撃ヒット。これは命拾いした。この後エンドランのサインで内野フライとなりダブルプレー。
五回、ワンアウトから松田にこれもあわやホームランというツーベースを打たれピンチ。川﨑を歩かせ本多を三振。多村も三振にしとめ無失点で切り抜けた。
六回、先頭の拓也がヒットで出塁して由伸。最後はインコースに詰まらされセカンドゴロ併殺となってしまう。
七回、先頭の田上にヒットを許した後バントで送られ、松田を敬遠。川﨑勝負となったがショートゴロで併殺にしとめピンチを逃れた。

抜群の切れで勝負する杉内と、正確なコントロールで勝負する尚成。ここまでは杉内の完勝であったが、尚成もピンチを迎えつつ冷静に対処して無失点で切り抜けていた。

八回、ツーアウトとなりここも厳しいかと思ったが謙次がデッドボールを受け出塁。続く拓也がヒットを放ち得点圏打率リーグトップの由伸に廻ってきた。初球はインハイの甘いボールだったがこれをファール。唯一決められるボールだったかなと悔やまれたが次の甘く入ったスライダーを見逃さずにライトスタンドへ運んだ。ここまで好投していた杉内の失投は由伸が最も得意とするコースに入ってしまった。これで3-0となった。

その裏、本多にこれもあわやホームランというツーベースを打たれた。続く多村をサードゴロ、小久保の読みを外して外角にズバッとストレートを決めて三振にしとめたが、代打柴原にライトオーバーのツーベースを打たれ一点を返される。ここで一人早かったが上原にスイッチ。大村にはタイムリーを打たれたが田上を外野フライにしとめた。

九回、上原の出来は決して良くなかった。ストライクを取るのに苦にしないピッチャーが珍しく初球はボールばかりだった。ストレートもシュート回転しフォークもコントロールが定まらず少しまずいかな、と思ったが三人で抑え試合終了。悪いながらも抑えるのはやっぱりエースなのだろう。

紙一重のゲームだった。今日が東京ドームだったらこの勝利はなかったかもしれない。広いヤフードームに三回救われた。また、左に打たれたことを考えると今日は松中がいればまた違った可能性もある。だが、この幸運を生かすのが今年の尚成だ。決め球のコントロールが実に素晴らしかった。ピンチを迎えてもここぞという時に素晴らしいボールを投げられるから今年は結果がついてきているのだろう。最後は本人の言うようにばてたがよくゲームを作った。
そして終盤にゲームを決めた由伸。得点圏打率が表すように今年の勝負強さは見事だ。ランナーを置いた場面でこの選手を迎えられればまた勝ちを伸ばせるだろう。そのためにも下位打線の頑張りに期待したい。

実に素晴らしい試合だった。今日ヤフードームに詰め掛けた満員のお客さんは良いものを見れたと思う。これからもこういう勝負を見てみたいものだ。

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2007年6月14日 (木)

オリックス(スカイマーク)○10-4 存在感を増すキャプテン

初回に慎之助のグランドスラムで平野から四点を奪った。これで行けるかなと思ったが、先発のGGが元チリチリにツーランを打たれ、さらには五回にもエラーから二点を奪われ同点に追いつかれてしまった(報ステで見たけどあれエラーかよ??)。
嫌な流れを再び断ち切ったのも慎之助だった。すぐさま勝ち越しのホームランを放った。連打で平野を下ろした後、吉田から由伸が二点タイムリーツーベースを放ち点差を広げた。
七回にもエラーからスンちゃん盗塁後に慎之助がタイムリーを放ちこれで今日六打点。
投手は七回を林が押さえ八回は豊田。しかし連打でノーアウト二塁三塁のピンチを迎えてしまう。見てなかったがここからが凄かった。ラロッカを外野フライにしとめると、続く元チリチリと北川を連続三振にしとめた。これなら抑えでも大丈夫、か?
最終回に二点を追加し、最後は上原がしめてゲームセット。オリックス戦はイーブンで終了した。

怪我で離脱も心配された慎之助が大活躍。チームの中心選手と言って良いだろう。同じ打者に打たれるというのは反省材料ではあるものの、ここまで十分やってくれている。意外にも得点圏打率は.280に満たないが、ここから伸びてくるだろう。優勝した年も八月あたりからサヨナラ慎ちゃんと呼ばれるくらいの活躍を見せていた。そうなれば結果も見えてくるだろう。
初先発のGGは見ていないので評価保留。ただ、ローテを考えると次はお休みかなぁと。まあ監督さんも一定の評価はしているようだ。実際に見てみないことにはわからない。

さぁ九州では左二人に頑張ってもらおう。ヒサがシリーズで完封を見せたのが2000年当時の福岡ドーム。同じ場所での活躍に期待したい。








そういやレイサムビームも福岡ドームでヒサが投げていた時だっけ。。

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2007年6月13日 (水)

オリックス(京セラ)●3-6 ああむかつく

といっても三回でとっとと退いた福田にむかついてるわけでなく、元チリチリに打たれて負けたのにむかついてしまった。しかも二本も。本当にジャイアンツが嫌いなようだ。うむ、俺もお前さんが嫌いだ。

と私情が出てしまったがまあそれは置いておこう。福田は連続KO。さて次回の先発は、交流戦はないだろうな。明けた後どうなるか。深田にでも奪われてるんじゃないかね。そういやすっかり忘れてたが夏場から強さを発揮する門倉も居る。いつまでも あると思うな ベンチ入り。

まあ今日は勝ったとしてもマー君や菊地の陰に隠れたのはほぼ間違いない。また明日だ。

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2007年6月11日 (月)

北海道日本ハム(東京)○1-0 君こそスターだ

今日の始球式はカネやん。ゆったりしたフォームから軽く投げたように思えたボールはストライク。このあたりは身体が覚えているのかもしれない。やっぱりモノが違うわ。

初回に武田勝と捕らえ、由伸のセンター前ヒットの後、佳知がライトへポテンヒットを放ちノーアウト一塁二塁。ガッツの内野ゴロで進塁して、四番のスンちゃんを迎えたが、あえなく内野フライ、と思ったら武田・金子・陽仲寿、三人の間にポトリと落ちるヒットとなった。まさにシンジラレナーイ展開だ。が、シンジラレナーイのはこの後だった。二岡がボール球に手を出し空振り三振。ホリさんは一時ノースリーになったにもかかわらず最後はボール球に手を出し空振り三振。まさかのミスから点が奪えないとは信じられないし情けない。

そんな流れで金刃に影響しないか心配したが問題はなかった。今日は先頭の森本へ投げた二球目で調子は良いと判断できた。あれが彼のバロメーターだ。

三回、ツーアウトからガッツがヒットで出ると、スンちゃんのセンター前ヒットを見て一気に三塁へ。当たりも良かったし森本の肩もありタイミングはアウトでもおかしくなかったがボールが身体に当たりセーフとなった。これなんだよ、ガッツから学ぶべきところは。勝利への執念を感じたが、続く五番がフライを打ち上げ終了。結果が出ないのはしょうがないが、あのガッツの姿から彼は何かを感じ取れたのだろうか。感じ取れたならこの悔しさを今後に生かす、それだけだ。

五回にワンアウトから由伸がヒットの後、佳知も強烈な打球を放ったが、田中賢介が素晴らしい反応を見せたため併殺を奪われてしまう。七回にも拓也のヒットを取られてしまった。

そんな田中が八回にツーベースで出塁。稲葉に四球を与えた時点で金刃は交代。本来であれば勝ち投手だったのだろう。この日のピッチングは素晴らしいものだった。次回は何としても勝たせないと。ピンチでセギノールを迎えた林。打球はサードへ。ガッツが何としてもアウトにという気持ちを見せボールをしっかり捕りセカンドへ投げてアウトとし、ピンチを脱した。

その裏、林への代打は謙次。不安だったのは昨日のことを引きずっていないかということ。状態はいいのだから自分のスイングをして欲しい、そう願っていた。そして打球はレフトスタンドに吸い込まれた。代打逆転満塁ホームランの時も叫んだが、今日もだった。レフト巨人席で近くに居たお客さんと自分からハイタッチに行っていた。それくらい嬉しいホームランだった。

九回表は上原が♪ぴいえるーーーー、あおがくーーーー、とうしばーーーーーはんしんっ! 坪井にあわやの当たりを打たれたものの、左の代打三人を完璧に抑え試合終了。日本ハムに一矢報いてV9シリーズを終了した。

謙次は見事としか言いようが無い。今日結果を見せたことにより、昨日の指示が誤りであった事が証明された。打たせていればこのV9シリーズ全勝出来たのではないかと思ってしまう。連夜のヒーローということも十分考えられただろう。球場の空気を一変させる事が彼には出来る。代打としては十分すぎる存在だ。これだけファンからの声援を受ける選手。スターティングメンバーに名を連ねても良いのではないかと思うのは私だけだろうか。

そして今日はカトケンを褒めるのを忘れてはならない。今年のリードには苦言を呈する事ばかりだったが今日は慎之助不在の中、完封リレーを導いてくれた。二番手キャッチャーは貴重な存在だ。今日の経験を活かして成長に繋げて欲しい。

今日は勝ち星がつかなかったが前回札幌で対決した時の反省を活かした金刃。また一歩上のステージに突入したのではないか。左のローテから先発の柱となりつつある。エースに上り詰めるまで一歩一歩着実にステップアップしていって欲しいものだ。

昨日のミスがなければ日ハム相手にもイーブンだった。と考えると今年は力があるんだろうな。あとは監督さんにしっかりしてもらおう。一勝が大事になるのだから。

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北海道日本ハム(東京)●2-3 甘さの残るチーム

木佐貫とグリンが先発。

二回に小谷野がツーベースを放ち、続く坪井のライト前ヒットで生還され先制を許してしまう。

六回、森本ヒットの後、田中のバントを処理する際に慎之助が足を捻り送球できずそのまま退場。ノーアウト一塁二塁のピンチで稲葉を併殺にしとめて、セギノールも追い込んだが、フォークが甘く入りツーランを打たれてしまった。

七回、ツーアウトランナー一塁から二岡がフライに終わったと思ったらボークの判定。命拾いした二岡がセンター前ヒットを放ち一点を返した。

九回、マイケルが出るかと思ったら武田久をそのまま打たせて裏も続投。何かあったとしか思えない。その武田を攻めてワンアウトからホリンズが出塁し、二岡がセンターにライナーを放ちこれを森本がギャンブルに行き失敗し、ボールが後ろに逸れる間にホリンズが生還し一点差。脇谷が三塁線を破るヒットを放ちワンアウト一塁三塁。ここで相手は江尻にスイッチ。巨人は謙次が代打で登場。今日は勝てる流れだ、そう思っていた。
が、謙次はバント。スクイズなのか?しかし尚広はスタートしたようにも見えない。スクイズならホームまで一気に走るはずだ。まさか謙次に送らせて後続勝負というのは有りえない。由伸を敬遠するのは明らかなのだから。その通り由伸は敬遠で實松勝負。というかもう謙次バントで還れない時点でもう終わったと思っていた。案の定實松はサードゴロで試合終了。勝てる試合を落としてしまった。

結局アレは何だったのだろう。スクイズだったのか?何が悪かったのかはっきりしないだけにモヤモヤだけが残るゲームとなった。あのような中途半端な形で終わるのであれば謙次に打たせて欲しかった。それで併殺だったとしても私は納得しただろう。一番期待出来る打者であの結果ならしょうがない、と。まあその前に三塁に行ってから代走を使うという時点でも甘さがあっただろう。代走を使うのであれば何故二塁から使わないのか。これは首脳陣のミスと言われても仕方が無いだろう。
イケイケで勝てた試合ではあったが、木佐貫に猛省を求める意味でも今日の敗戦を生かさなければならないだろう。ピンチからツーアウトを取り追い込んでからまだボールが二つ使える状態で被弾。久保にも言えることだが新人時代から何ら変わっていない。このように詰めが甘くてはローテには入れてもエースにはなり得ないだろう。
チーム全体がまだまだ甘いと認識せざるを得ない今日のゲームだった。危機感を持って全員が明日から臨む事を願って止まない。

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2007年6月 9日 (土)

東北楽天(東京)○12-1 復活を待って

味スタで東京V-仙台を見て新宿をうろついた後ドームへ。新宿で帰ってきたバーガーキングを見に行ったがあまりにも並んでいたので断念。というか早い時間から営業しててこれかい。熱が冷めるのを待つか。と、話はそれたがベガルタ仙台の試合を見た人がそのまま楽天イーグルスの試合を見にドームへ来たかどうかは知らないがレフトの楽天席は埋まっていた。それどころか内野B席(ホーム側で言うなればオレンジシートの位置)にも楽天ファンが。応援もまとまっていた。というわけで東北のファンにとってはありがたい日程だった事は間違いないだろう。
しかしそんな光景を忘れるくらい驚いたのが今日のスタメン。「四番 キャッチャー 阿部」のアナウンスにどよめきが。そりゃあ驚くよな。今日のスタメン四番~七番は、阿部・ホリンズ・李・二岡の順番だった。

内海は初回、高須にヒットを打たれるが、続く礒部をゲッツーにしとめピンチには至らなかった。
その裏、先頭の由伸が松崎から四球を選び出塁。続く佳知は三遊間を狙ったが渡辺に取られ併殺崩れとなる。続くガッツはファールフライ。ランナー一塁で四番の慎之助が打席に。引っ張った打球はそのままスタンドに入る先制ツーランとなった。打順の組み換えが早速成功するとは思わなかった。
三回、ワンアウトから由伸が再び四球を選び、続く佳知が引っ張った打球は左中間スタンドに飛び込むツーランとなった。

五回、代わった川井から先頭の由伸がレフト前ヒットを放ち出塁。続く佳知はセカンドゴロの併殺崩れ。ガッツが四球を選び打席には慎之助。引っ張った打球は伸びてそのままライトスタンドに飛び込み、試合を決定付けるスリーランとなった。ここまでうまくいくとは。

六回表に突入。内海はこれまで毎回ランナーは出していたが、テンポが良かったので悪い出来ではなかったように思えた。それもあったのでホリさんのダイビングキャッチとかも生まれたのだろう。ワンアウトランナーなしで山﨑。打った瞬間に入ったとは分かった。あとはどこまで飛ぶかだった。最上段に飛び込むホームランは140M。しかしこの年でまた再生するとはな。あのパワーは大したものだ。と褒めていたのはきっと点差が開いていた余裕からだったのだろう。

七回裏、松本からガッツがライトへソロホーマーを放ち8-1となった。

八回裏、マウンドにはベテラン吉田。そして代打はこれまたベテラン大道。真っ黒な大道を見て驚いた。元気だなぁと思いつつ今シーズン初打席を見ていた。うまい流し打ちを見せて出塁。続く由伸がこの日四度目の出塁となるヒットを放った。そして途中交代の謙次。対左相手という事で期待値も上がったのか応援のボルテージは急上昇。間違いなくこの日一番大きな声援を受けていたのは謙次だったろう。長打も期待されたがボテボテのサードゴロ、と思いきやこれが内野安打になりノーアウト満塁。追加点は間違いないと思われたこの場面で、ガッツが左中間にグランドスラムを決めた。三番と四番がそれぞれ五打点。最高の働きを見せた。

九回は深田がマウンドに。なるほど、ここで出すという事は北海道相手に先発というのはなくなったかな。実はもしかしたらいきなり先発のサプライズもあるんじゃないかと思っていたので今日出たのを見て中継ぎ起用なんだなと理解した。となるとちょっと前にスポーツ紙に出ていたようにGG昇格か?深田はヒットを一本打たれたもののあとを抑えプロ初登板を終えた。二連敗の後二連勝。東北楽天相手に勝ち越しを決めた。

上原がストッパーに廻りインタビューの際に、この位置を本来務めるのは豊田さんだ、という風に言っていたが、慎之助も似たように、この位置を本来務めるのはスンちゃんだ、と認識している事だろう。もう厳しいかと思われた豊田がセットアッパー転向後は素晴らしいパフォーマンスを見せている。そして今日のスンちゃんは試合動向にあまり影響がないところではあるものの猛打賞。すぐ戻るかはわからないが、感覚を取り戻していって欲しい。本来の位置である四番の役割を全うするために。それが優勝へ繋がるのだから。

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東北楽天(東京)○3-2 流れを変えた男達

二回に先発有銘から慎之助ツーベース、ホリさんヒットでワンアウト一塁三塁のチャンス。ここで拓也に期待が掛かったがデッドボール。尚成に打たせざるを得なくなるも三振。由伸はレフト前に落ちるかという当たりを放ったがこれはリックに捕られ得点ならず。

さて仕事を終えビルから出てワンセグをつけたら山﨑がゆったり歩いている、ゲゲゲ。そしたらツーランだった。あ痛たた。

到着後にまず見たのは有銘相手にブンブン三振する姿。オイオイ、逆転しようっていう気持ちが感じられないぞ、とか思ってしまった。崩すなら六~七回しかないか。

六回表、先頭の高須にヒットを打たれた後に進塁されると、山﨑をストレートの四球で歩かせた。続くリックもボテボテの内野ゴロで併殺を奪えず。ここでホセを迎えたが、塁が空いていたため敬遠する事に。一発を打たれて試合が壊れるよりはマシだ。正しい選択だ。牧田をサードゴロにしとめピンチを切り抜けた。

ピンチの後にはチャンス有り、と思いきやガッツとスンちゃんが立て続けに凡退しツーアウト。このまま何も出来ずあっさり終わったら嫌だなと思っていたが、二岡がセンター前ヒットを放った。慎之助もライト前にヒットを放ちツーアウト一塁二塁。ここで打席に立ったのはホリさん。V9時代復刻版ユニフォームだったこの日、49番の彼を見てクロウのことを少し思い出していた。そんなクロウのパワーが宿ったかどうかは知らないが、引っ張った打球はライナーでそのままスタンドに入り逆転スリーランとなった。平日のドームは何かが起きるもんだ。その後連打から由伸の内野安打の間に拓也がホームを狙ったがアウトにされた。まあ送球ミスを狙ったんだろうな、としか言えない。

七回を林、八回を豊田が抑えその裏、先頭の二岡がツーベースで出塁し代走尚広。駄目押しのチャンスに何を思ったか、慎之助にバントのサインを出しキャッチャーフライに倒れた。だからよぉぉぉぉ、何でノーアウト二塁で慎之助にバントさせるよ?次がポップフライの可能性だってあるんだぜ?それなら三人のうち誰かのヒット狙いの方がいいでしょう。慎之助が吉田をどうしても打てないというなら話は別だがそうは考えられないな、やっぱ。ランナーを溜めて粘るも最後は清水が見逃しの三振に倒れ駄目押しはならず。

これで流れが変わったら嫌だなと思ったがそれをこちらに持ち込んだのが上原だった。この回はホセの前にランナーを出さない事がポイントだった。そうすれば仮にホセに打たれてもまだ同点。先頭のリックを出す出さないで変わるだろう、そう思っていた。そして結果はリックを三振にしとめこれで逆転はほぼなくなったろう。これで大丈夫だと思えたか、続くホセを三振にしとめこれでほぼ勝ちは決まった。最後は代打・鉄平を三振にしとめゲームセット。見事としかいいようがないピッチングだった。

上にも書いたが、ここ最近の平日ドームは何かが起こる。前のホームゲームは、謙次が代打逆転満塁ホームランを打ち、今日はホリさんの逆転スリーラン。たまたま他の要因がありお客さんも多く入ったが、これだけ劇的な試合をホームで続けて見せたらお客さんもまた来るでしょう。連敗も二で止まった。この順位にいるのも納得だ。今年は三の壁は破らせない。

明日からも勝ってドーム四連戦を笑顔で終えたいものだ。

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2007年6月 6日 (水)

千葉ロッテ(千葉マリン)●5-8 納得の9連敗

千葉マリンまで行ったが、四回途中で球場から出た。途中で帰るのは去年の開幕二戦目で高橋が打たれて前田が試合を壊した時以来。

三回の時点で今日の負けはほぼ決まっていた。塁が空いているのに当たりに当たっているサブローと勝負に行く考えは私には到底理解できない。馬鹿正直に勝負にして五打点稼がれる。いくら今日の先発が三流ノーコン投手だったとはいえ今日の敗戦はベンチの責任だ。最後まで応援するのがファンのあるべき姿だとするならば私はファン失格かもしれない。しかし納得できない采配で試合を壊されてはモチベーションも下がるというもの。腹立たしさだけが残る敗戦となった。

冷静さが無いといけない指揮官があれじゃあ九連敗するわ、と帰ってから納得した。セ・リーグが負けてくれているから首位はキープしているけど、運良くシリーズまで進んだとしても今のままじゃ勝てやしない。ベンチには猛省を促したい。

連敗してしまったものは仕方が無い。気持ちを切り替えて金曜の試合に臨み、何としても連敗を止める。ただそれだけだ。

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2007年6月 5日 (火)

千葉ロッテ(千葉マリン)●4-5 誰かの流れ

初回からテレビで観戦。ワンアウトから佳知のヒットの後、ガッツが久保から左中間スタンドへ飛び込む先制ツーランを放った。
ホームランでいけるかと思ったが、先発の金刃が二球目をTSUYOSHIに先頭打者アーチされてしまう。早川を歩かせた後、ワンアウトから大村三郎にレフトスタンドへ運ばれ逆転を許してしまった。

三回、尚広がデッドボールで出塁すると、由伸がライトフェンス直撃の当たりを放ち尚広が一気にホームを狙うが、里崎のブロックに阻まれアウト。相手の守備を褒めるしかない。まだワンアウト三塁だったが、佳知がセカンドゴロでランナー還れず。ガッツも内野ゴロで点を取れなかった。

その裏、ヒットとエラーからワンアウト三塁。大村にノースリーとしたところで外角のストレート、が、これを右中間運ばれてしまう。これで金刃はKO。代わった建銘がツーアウト三塁からワイルドピッチで余計な点を与えてしまった。

五回、先頭の脇谷がスリーベースで出塁し点差を縮めるチャンス。が、尚広セカンドゴロ、由伸セカンドゴロであっという間にツーアウト。続く佳知もサードゴロで点差を縮められなかった。

八回、先頭の尚広が内野安打で出ると、由伸がライトスタンドへツーランを放ち一点差。薮田にスイッチされたが、先頭の佳知がヒットを放ちノーアウト一塁。ガッツの当たりは悪くなかったがセカンドライナー。スンちゃんはファーストゴロでツーアウト。続く二岡はバットも振らずに三振。

九回、ツーアウトから脇谷がヒットを放ち、盗塁とエラーで三塁に進むが、最後は拓也がコバマサのど真ん中ストレートを空振り三振し試合終了。連勝がストップしてしまった。

負けはしたものの今日は大きなショックは無かった。ノーアウト三塁から点が取れなかったり、追撃の場面でバットも振らずに三振したり、何故かホリさんに代えて清水だったり、とつっこみどころはあるものの、今日は千葉の守りが良かった事と、大村の当たり日だったのだろうと解釈している。打線も二岡以外は当たりが悪くなかった。久保がそれほど良かったとは思えないがまあ土壇場で強くなるタイプなのだろう。それだけに慎之助を負傷退場させたのはいかがなもんかと思うが。ロッテ戦の連敗は三年続いているがそれは関係ない。また明日きりかえてやるしかない。

今日はJ Sportsで観戦していたが、ギャオス内藤の解説がうざい。ロッテが優勢になるたびに「二年前優勝したときを思い出しますねぇ~」とか「巨人は去年の雰囲気を思い出しますねぇ」とか。勝手に思い出してろ。

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2007年6月 3日 (日)

西武(グッドウィル)○4-1

えー、西武ドームがある場所と同じ市に住む私ですが、見に行って帰ってきてこれを書いているわけではありません。

そのー。。。


仕事で行けませんでした(涙)

あれだけ近場で開催するので遅くまで残るのも可能だったんだけどなぁ。ビバジャイアンツ五連続でやったんだよな、いいよなぁ、羨ましすぎ。

という私の事情は置いておいて、試合は投手戦だったようで。木佐貫が六回を一失点に抑えた。長持ちはしないけど失点は少なくしてるよな。後の課題は、味方に点を取ってもらったすぐ後にとられないこと、だろう。打線は佳知が二本のタイムリーを放ち、ホリさんと由伸のソロホーマーで計4得点。クリーンアップが音無しでも勝ってしまった。不思議なものだ。尚広が九番で二回出塁しともにホームインしているという事も大きいかな。

さて次回の観戦予定(あくまで予定で仕事に潰される可能性は高いが)水曜の千葉マリン。火曜も勝って水曜も勝ってビバジャイアンツ七連発と行こうじゃないの。




といいつつ相手も今強いんだよな。。。


P.S. 中田キラーの小久保さん、どうも「♪ありがとう~」


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西武(グッドウィル)○11-6 失敗→成功=ヒーロー

調布の味の素スタジアムから直行でグッドウィルドームへ。16時30分くらいについたが外野席は満員とのお知らせ。といいつつも、一人観戦というものは狭いスペースに紛れ込むことが可能だからどうにか場所を確保できた。サッカー観た時にプレゼントに応募して当たったのがレジャーシート。早速活用できた。
スタメンを見たら謙次が来るかと思いきやセンターは尚広。大事な場面で使いたいということか。

一回裏、先頭の佐藤友にヒットを打たれ片岡に送られワンアウト二塁。ここまでは表の攻撃と一緒だった。が、その後尚成がG.G.佐藤にセンターオーバーのタイムリーツーベースを打たれ先制を許してしまう。
二回裏、ワンアウトから後藤を歩かせてしまい、進塁させた後、栗山にセンター前タイムリーと打たれ二点目を与えてしまう。
三回表、尚広が出塁し、盗塁を仕掛けた。タッチはしていないように見えたが何故かアウト。一点返すためのランナーが消えてしまった。
その裏、四球二つが絡み満塁のピンチ。ここは後藤をサードゴロに抑えて失点は免れた。
四回、ガッツとスンちゃんが連打でノーアウト二塁一塁のチャンス。バントも考えられたが西口のボールが荒れているのを考えてか強攻に。が、二岡がセカンドゴロゲッツーに倒れ嫌な流れとなってしまう。

しかしその嫌な流れを変えたのが五回だった。先頭のホリさんがレフト前ヒットで出塁すると、脇谷がライト前にヒットを放ちノーアウト一塁三塁。ここで尚広がボテボテの当たりを打ちその間にホリンズが生還。尚広はアウトかと思いきや内野の連携がうまくいかずに内野安打となった。続く由伸にはストライクが入らずノースリー。その後いいコースに決められツースリー。ランナーの足で三振しても進塁の可能性があると考えてノーアウトながらランナーはスタート。打球は左中間に飛び一気に二人が生還し逆転に成功した。続く佳知はバントでワンアウト三塁。ここで西口は降板し山崎がマウンドに。ガッツはセカンドゴロでランナー還れず。スンちゃんは四球を選びツーアウト一塁三塁。ここで打席には前の打席で併殺打の二岡。失敗を取り返したいこの打席。打球はレフトに高く飛んだ。これはもしかしたら入るか?と思ったらそのままスタンドイン。失敗を見事に取り返すスリーランとなった。そしてオーロラビジョンを観ると、二岡1000本安打達成の表示が。区切りのヒットが大きなホームランとはお見事。
六回、先頭のホリさんが四球を選んだ。脇谷はバントの構えからバスターを仕掛けこれが前の打席のリプレイを見るようなヒットとなりホリさんが三塁へ。続く尚広がレフト線にヒットを放ちホリンズだけでなく脇谷も一塁から生還し差が開いた。ノーアウト二塁から由伸が四球を選び出塁。続く佳知は粘りに粘った。尚広のタイムリーが出た後からデュークを歌い続けていたが佳知の打席が長くて歌う方も疲れていた。そのくらいなのだからピッチャーも参っていたろう。センターにタイムリーを放ち追加点。ガッツは四球を選びまだノーアウト満塁。スンちゃんの打席でピッチャーは長田にスイッチ。その長田が暴投して由伸ホームイン。ワンアウト後、二岡がレフトへタイムリーを放ち11-2となった。これで調子を取り戻してくれただろう。

七回にワンアウトからガッツのエラーからピンチとなり、カブレラに二点タイムリーを浴び会田にスイッチ。中島を三振にしとめこの回は乗り切ったが、八回にノーアウトから連打を浴びた後、内野ゴロ二つで二点を失った。
九回に突如エヴァンゲリオンで使われている音楽が流れ何事かと思ったら、これが正津が登板する際のテーマ曲らしい。と脱線したがその裏に林がノーアウト一塁三塁のピンチを作ってしまう。が、中島と平尾を連続三振にしとめると、最後は和田をサードゴロにしとめゲームセット。今シーズン初の4連勝となった。

低迷中で、今日ゲッツーをやらかした二岡がその後の打席で失敗を取り返してくれた。スリーランとなる1000本目が出た後に1001本目がタイムリー。不調からは脱しつつあると期待できる内容となった、
そして今日の試合で見逃せないのが下位打線の活躍だ。四球も選べるようになったホリさんがきっかけを作ったし、脇谷も尚広も今日のスイングは良かった。これも木曜勝った勢いに乗れているということか。
投手陣は少し反省が必要なゲームとなったが打たれてもいい時に打たれたともいえる。切り替えて臨んで欲しい。

木曜の試合が転機となり波に乗れそうな気もする。目指すは五連勝。

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2007年6月 1日 (金)

謙虚な気持ち

ファンクラブの会報が届き、ガッツのインタビューが掲載されていた。写真を見てみると、もうすっかり髭のイメージが薄れてきたなぁと感じた。インタビューではサードの守りに関しても聞かれていたが、その中で本人は『12球団の中で一番ヘタな三塁手』と表現している。

元々本職ではないため謙虚にそう言っているのだろうが、ここまで見てきて12球団では分からないがセ・リーグでは上手い方に入るのではなかろうか。ゴールデングラブのライバルは中村ノリくらいで、十分狙える位置にあると思う。十分やっている。ガッツで不満を持っちゃったらヤクルトや阪神あたりはもう見てらんない状態とも言える。

守りが安定しているからだろうか、ここのところ最後までゲームに出ているように思える。そして彼が居る事でピッチャーはピンチになっても落ち着きを取り戻せる。スポーツ紙にも書いてあったが、先日金刃が完投できたのは節目節目でガッツが声をかけたから、とのことだ。

FA一年目で別リーグでの挑戦。ここまでの結果は十分すぎるくらい上出来で、チームの中心になっていると言っても良い。少しでも長く彼のプレーを見ていたい。

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ソフトバンク(東京)○7-3 ドラマは七回から

ネットで様子を見てると既に0-3。先発の内海が、多村に2ラン、そして田上にソロを浴びて三失点。五回私が着いた時にはピッチャーは健太朗に交代していた。

五回裏は淡白に終わったものの、新垣に対し脇谷がワンアウトから出塁すると新垣の暴投で二塁へ。由伸は惜しい外野フライを放ち、その後佳知の打席でキャッチャーがボールをこぼす間に脇谷が三塁へ。佳知が四球を選びガッツ。期待された打席だったがいい当たりながらもセカンドゴロに倒れ点を取れず。一塁を駆け抜けた後、悔しくてその場を動かなかったガッツの姿が印象に残った。

七回表は野口がマウンドに。簡単にツーアウトを取るが、多村・松中を連続で歩かせたところで福ちゃんにスイッチ。暴投で進塁を許してしまう。そして小久保の当たりはショートの深いところだったが、二岡が強肩で刺して点を与えなかった。

その裏、先頭のスンちゃんがバットを折りながらもセンター前に運び出塁。二岡が倒れたものの慎之助がセンター前ヒットでランナー一塁三塁。ピンチを迎えたところでソフトバンクの投手は佐藤誠に。昔巨人に居たこともある投手がここで出てきたか。そして打席には交流戦好調のホリさん。ツーツーからインコースにいいボールを決められた、と思ったがこれはボール。最後は四球を選び満塁に。まずは巨人が動き代打清水。ここで左が出てくれば当然謙次の出番だなと思ったら王さんが動いたのでしめしめ。投手は篠原に。ここで原監督が清水に一声かけてもしかして勝負?と思ったが交代させるために声をかけていたのだった。代打は謙次。ライトスタンドからのGo Westは大きなものでそれに応えて打たせたい気持ちもあったのだろうが、対左の強さを考えての起用なので仕方が無い部分はある。そんな清水のためにも結果を出したい打席となった。初球のくさいボールを見逃し、ボールは見えているなと感じた。続く二球目だった。ストレートを引っ張った打球はいい角度で伸びてそのままスタンドイン。代打逆転満塁ホームランとなった。その瞬間私は間違いなく今年一番の声量で叫んでいた。厳しいと思われた試合で勝ち越しに成功した。

八回は豊田が抑えてその裏、ワンアウトからガッツがヒットで出塁。スンちゃんが倒れてツーアウトとなり、二岡の打席でガッツが盗塁に成功。ここで相手ベンチは敬遠の指令。慎之助との勝負を選択した。ワンボールからの二球目をすくい上げた打球はライトスタンドに飛び込むスリーラン。一二塁間でガッツポーズを見せるくらい価値がある大きなホームランとなった。

九回は上原が三人で抑えて試合終了。敗色濃厚から一転、この勝利で三連勝となった。

ナゴヤドームでの代打スリーラン、そして今日の代打逆転満塁弾と、この矢野謙次は大きな仕事をやってくれる。何なのだろうこの勝負強さは。素晴らしいドラマを見せてくれる。何か期待を抱かせるから彼にはより大きな声援が飛ぶのだろう。この試合は一つのターニングポイントとなる可能性がある非常に大きな勝利だった。とにかく謙次に感謝だ。

あれだけ劇的な勝利だったせいか、ライトスタンドの応援を終えて出口に向かうお客さんもハイテンション。謙次の応援歌を歌っている人に周りもつられて気付けば階段を昇りながら大合唱。

♪そのー心に火ーをーつけーてー、オイオイオイオイ

さらには慎之助の応援歌も。

♪吠えろーしんのーすーーけー、オーオーオオーオー

こういうノリも私は好きだ。

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