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2007年7月29日 (日)

広島(東京)○9-0 ノー文句

レフト巨人席、今日はバックスクリーン寄りだった。試合前の練習を見ると、オチョアさんがいない。今日は出ないのかな?となるとこちらとしては助かるかな。
先発の発表。お互い中四日で金刃・黒田を投入する可能性もあった。巨人に関しては昨日福ちゃんが投げていなかったので先発だろうと踏んでいた。そして予想通り福ちゃんだった。一方の広島は佐々岡か黒田のどちらか。アナウンスで頼むから「さ」と言ってくれ、と祈っていたら「ささおか」良かった、黒田じゃない。そしてスタメンからはオチョアさんが外れていた。かわりにセンター嶋とは、全然怖さが違うなあ。

初回を福ちゃんが三者凡退で切り抜けたその裏、先頭の由伸がツーベースを放ちいきなり先制のチャンス。佐々岡相手にバントはやめろよ、と思っていたら勝負。が、佳知は三振でランナーを進められず。続く二岡がレフトに強い当たりを放ちヒット。ワンアウトランナー一塁三塁。これで外野フライでも一点だ。続くガッツへのカウントは1-3に。五球目のボールが高めに。投げた瞬間に「来た!」と思ったボールをガッツが捕らえ、弾道がこちらまで伸びてバックスクリーン左に飛び込む先制のスリーランホームランとなった。あのカウントからまさか打ってくれというようなボールが来るとは思わなかった。続くスンちゃんがセンター前ヒットを放ち打席には慎之助。引っ張った打球は瞬間に判る大きな2ランとなった。

三回、ノーアウトから喜田にヒットを許した後、梵に無駄な四球を与えてしまった。ここは当然バントだろう。が、佐々岡がバントを成功させる事が出来ずスリーバント失敗でワンアウト。続く東出の当たりはサードに飛んだがガッツが直接ベースを踏んだ後一塁に転送しアウト。相手のミスもあり無失点で切り抜けた。そのすぐ裏、二岡がバックスクリーンへ三夜連続となるホームランを放った。最近二岡の記事で、立つ位置を去年まで同様に投手寄りにしたとか。それなら最初から以下略、というのは冗談で向上心という事でしょう。戻して昇り調子ということはこれからが期待できそうだ。佐々岡は二岡に打たれた直後に降板。

四回は先頭二人を二球で料理した後、新井・森笠に連打を浴びツーアウトながら二塁一塁のピンチ。が、嶋を初球ショートゴロにしとめ点を与えなかった。新井・森笠以外は時間短縮に貢献してくれちゃったなあ。

五回ワンアウトから梵に再び四球を与えた。代打で来るかなと思ったが宮﨑をそのまま打席に。代打で点を取りにいく場面だと思ったが、後で福ちゃんを捕らえられるとでも思ったのだろうか。その宮﨑に一時は1-3となるも最後は三振にしとめた。東出四球の後、石原を打ち取りこの回も無失点。
その裏の初球、由伸が打った後に宮﨑が肩を落とし、打球は右中間スタンドに飛び込むソロホーマーとなった。打って欲しい選手がほぼ打ってる。一発が欲しい選手、あとはスンちゃんが打てば完璧だ。

由伸のホームランで今日は大丈夫と思ったのか、由伸→謙次、佳知→尚広と交代した。ベテランを休ませられるのは大きい。
その裏、先頭はスンちゃん。この人のホームランが出れば今日は最高だ。一発だけ狙えばいい。フルカウント後に来たボールを捕らえた。打球はバックスクリーンに飛び込むホームラン。もうお腹いっぱいだ、と思った直後に慎之助が再びライトへ大きなホームランを放った。今日は何という日だ。攻撃が終わり売り子さんを見るやすぐにビールを頼んだ。今日は飲んでいい日だ。

八回に井生の当たりに清水が追いつけずツーベースとなってしまう。ワンアウト後、新井にヒットを打たれたところで福ちゃんは交代。四球で球数が多くなってしまったものの、降板時には大きな拍手が響いていた。十分役目を果たせた。代わった野口が森笠を抑え、嶋に左中間オーバーかという当たりを打たれたが、これを尚広がランニングキャッチ。素晴らしいプレーだった。

最後は西村が締めて完封リレー。G-FMに来ていたデーブじゃないけれど、ノー文句に等しい内容で六連戦の締めを飾った。

気付けばタイムリーがなかった。しかしそんな注文は今日はいいだろう。投手はゼロで抑え、一発のある打者殆どがホームランを放った。見に来た巨人ファンは皆満足したのではなかろうか。気分が良いまま月曜日を迎えられることだろう。主力も休ませられたし今日の大勝は大きい。

二岡の調子も上向きだし、火曜からの六連戦も楽しみだ。

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広島(東京)●2-5

レフト巨人二列目にて観戦。二列目だとさすがに近い近い。スピードガンに挑戦が終わった後、メタリカの曲が流れてきた。去年JPが登板時に使っていた曲だ。なかなか粋な演出をしてくれる。選手入場前の映像が再び変わっていた。二回も変更した事って今まであったっけか。

そんなJPの復帰戦だったが二回まで球数が多いなと感じた。これでは持って六回かと思っていた。広島の高橋建は初回簡単に終わらせていたが、スンちゃんに初ヒットを許した後、慎之助に粘りに粘られたせいか、二人を歩かせ満塁にまでなった。JPが倒れて得点はならなかったが、十分チャンスはあるかなと思えた。気付いたらJPの方が球数少ない。ちょっと優位に立てたかなと感じていた。

しかし四回、森笠にツーベースを打たれた後、ツーアウトから喜田にタイムリーを浴び先制されてしまう。他のピッチャー相手なら当然喜田は敬遠だったろうが、高橋建のバッティングを考えるとこの勝負は間違っていない。

この一点で止まればよかったのだが、問題は五回だった。栗原ヒットの後、新井をサードゴロにしとめたが併殺はとれずツーアウトランナー一塁。ここでアレックスに四球を与え、森笠に二点タイムリーを打たれてしまった。併殺を取れなかったことよりアレックスを歩かせた事が悔やまれる。

七回に先頭の慎之助がヒットで出たところで高橋は交代。100球ということで代える準備はしていたのだろう。ツーアウトから代打で謙次が出たがサードゴロ。

八回、林がいきなり森笠に被弾して追加点を許す。

このまま何もなく終わるかなと思われたがツーアウトから二岡が大きなホームランを放った。

九回に追加点を奪われ、その裏拓也のタイムリーでどうにか永川を引っ張り出して試合終了。

高橋が良かったとは思えなかった。決め球はいいところに確かに来ていたが、捕らえられるボールはあったのではないかと。ただ、こちらも今年の強みである、由伸・佳知・ガッツが誰一人一度も塁に出ないとなると勝てない。そういう意味では誰が先発でも駄目だったのかもしれない。ただ、JPに勝たせようという気は見せて欲しかったな。一体あの円陣は何のためだったのだろう。

今日の敗戦は首位に立ったあとの引き締めと考えよう。自分もVIVA五連発と油断していたのかもしれない。木曜のエントリーにあるよう、今年の夏は長くなりそうだし、これからが勝負。自分にちょっと渇を入れたくなった敗戦だった。しかしそれでももう今日の夜には試合がある。最低限勝ち越しだ。

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2007年7月28日 (土)

広島(東京)○3-0 競い合い

ネット速報にて初回をあっさり終えた内海を見て、今日の調子なら行けるかなという予感はあった。その裏、二岡が二岡デーを飾る先制ツーランを放った。

その後は投手戦。内海は五回途中までノーヒットノーラン。廣瀬に打たれて記録はならなかったがその後も簡単にアウトを取った。

七回、ホリさんが久々にホームランを放ち欲しかった追加点を手にした。

あとは内海の完封を待つのみだった。この時ばかりはこっそりトイレでワンセグを見ていた。最後は新井をサードゴロにしとめ今シーズン初完封。後半戦良いスタートを切った。

気付けば防御率がトップとなった。師匠である尚成を抜いてしまった。まだまだ勝ち星では上回ってないがこうした競争はお互いにとっていいことだと思う。リーグ最多勝とリーグ防御率一位。そういや2002年優勝時は上原と桑田がそうだった。この二人と同じようにタイトルを取って欲しい。

明日明後日はレフトで観戦。VIVA四連発・五連発とやりたいね~。

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2007年7月27日 (金)

横浜(東京)○4-2 長い夏

満塁で二岡に代打の悪夢以来となるドーム。観戦拒否していたわけではないが、一週間ちょいでもかなり久々に感じた。どんだけ通ってるんだと言われてしまいそうな。ヒートアップを買うべく仕事を終え、途中で着替えてドームの階段を昇ろうとすると名前を呼ばれた。げ、職場の人にばれちゃった、と思ったら、何と前の会社でお世話になった熱狂的大洋ファン(あえて横浜とは言わない)の方だった。いや、本当に驚きました。


試合はネット速報で見た時も思わず「嘘ぉ?」と声に出してしまったが、由伸がまた先頭打者ホームランを放ち巨人が先制していた。日本記録に並んだ翌日にあっさり更新とは思わなかった。

ワンセグで見ていたら四回のチャンスはスンちゃんがゲッツーに倒れてしまった。五回にホリさんのヒットを見てから入場。G-Poの端末に向かう途中に大きな歓声が。拓也がツーベースを放ち二点目を得た。そして着席。続く尚成が四球を選びワンアウト一塁二塁で由伸を迎えた。が、ここはセカンドライナーゲッツーとアンラッキーな結果に。

この日の尚成は球数が多く、ピンチをどうにかしのいでのピッチングだった。六回、先頭の金城が引っ張った打球はガッツが好捕してアウトに。が、続く村田にバックスクリーンまで運ばれ一点差に詰め寄られてしまう。後で映像を見たが、あれは打った村田を褒めるしかない。良くなかったのはその後だった。佐伯にライトへ同点弾を打たれてしまった。嫌な流れだ。続く吉村はフライにしとめたものの、鈴木尚にフェンス直撃の当たりを打たれ勝ち越しのピンチ。ここは敬遠も考えられたが相川勝負。流し打ちされ抜けるかと思ったが拓也が好捕。一塁へ素早く転送し勝ち越しを許さなかった。あれが抜けていれば、鈴木尚の脚と由伸の肩を考えればホーム突入はなかったと思うが、代打を出されているところだった。相川で切った拓也のプレーは大きい。
その裏、二岡、スンちゃんと飛び飛びにヒットが出てツーアウトながら一塁三塁。慎之助がフルカウントから低めのスライダーに巧く反応しライト前に持って行った。マットホワイトからどうにか三点目を奪って降板させた。加藤に交代した初球をホリさんが引っ張りサードゴロで終了かと思ったがバウンドが変わったらしく村田が体勢を崩して起き上がれず内野安打。これで四点目が入った。

尚成は交代もあるかなと思ったが続投。下窪にヒットを打たれ先頭を出してしまう。続く仁志をポップフライ、石井を三振にしとめ金城を迎えた。ここで金城が出たら村田のところで豊田だろうなと考えていた。金城も粘りに粘る。変化球がコースに決まれば三振だろう、と思っていたら三振となった。これで尚成は交代だろう。連発を浴びたりした悪い状態ながらもゲームを崩さなかった点は大いに評価できる。
その裏、川村から清水が四球を選び代走尚広。初球にあっさり盗塁を決め追加点のチャンス。由伸にバントのサインが出なかったのでこれは行ける、と思ったが今度はショートライナーでセカンドに帰塁出来ず併殺。悪い当たりではないだけに、アンラッキーとしかいいようがない。これが二打席続くとは。
一点を取りに行って駄目だった後というのは流れが相手に行きやすいものだ。豊田が投げていたがワンアウトから佐伯にヒットを打たれ吉村を迎えた。ホームランで同点の場面、一発の怖い選手だけにここが踏ん張りどころだ。結果は拓也の良い動きもありゲッツー。これで大丈夫だと思えた。
九回は上原。ツーアウトから古木にアンラッキーな内野安打で出塁を許すが、最後は仁志をライトフライにしとめ試合終了。久々のカード勝ち越しを決めた。

得点のチャンスを逃していたため嫌な流れだったが投手がよく守りきった。また、この日はお立ち台には居なかったが拓也も十分ヒーローに値する働きだったろう。タイムリーと好プレーがなければ今日はわからなかった。
ついてないゲッツー二つの由伸だが、このまま行けば自己ベストのシーズンになるのではないか。松井を凌ぐ勢いを見せていた99年と並ぶ今の状態は素晴らしい。怖いのは怪我だけだ。残り全試合出られれば優勝も見えてくる。

今日中日が敗れ首位には立ったが、今年は最後まで本当にわからないシーズンになりそうだ。今一番勢いのあるチームは阪神だが、夏に死のロードを控えていて今の調子が続くとは限らない。優位と見られていた中日も福留が離脱し、岩瀬も不調。さらに川上で今日負けたことで状態はよろしくない。そして巨人に対し銀行状態にもかかわらず貯金のある横浜も侮れない。東京ヤクルトはピッチャーが固定されれば勝ちを伸ばすだろう。と考えると厳しい戦いが続く。かつて監督が言っていたどこでスパートをかけるかになるが、本当に難しい。今日の試合でも、シーズン序盤には感じられなかった緊張感がある。こういった雰囲気で残り二ヶ月を戦わなければならず、先は長い。くらいつくしかない。

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2007年7月26日 (木)

横浜(東京)○13-7 渇

今日はサッカー観戦を選択したが、ドームに行っても八回までは大満足、そんな試合だったが、九回の四失点には大いに不満あり。というか二本目のはまたプロ初HRプレゼント、って打たれすぎだよな。

それにしても由伸さん、とうとう先頭打者ホーマー日本記録に並んじゃったのね。しかし初球がホームラン打ってくれってコースに来るとは思わなかったな。まあ見事なアーチでした。

G流を見て思ったのは、また飛ぶボールに戻してない?ということ。気のせいかな・・・。

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2007年7月25日 (水)

横浜(東京)●4-8

五回のグランドスラムで決まった試合。実況は「何と何と村田が初球を打った」と言っていたが、私に言わせれば「何と何と金刃が初球にホームランボールをプレゼント」だ。あれで全てが決まった。前週中4日が無理させたという事なのだろうか。しかしまあ何であんな球を。

スンちゃんが二本放ったけれどまだまだ様子見が必要。勿論このまま調子が上がってくれれば勝っていた時のオーダーに戻せるから理想だけれど。

姜は今年もう上で投げないでいい。若いんだし自らを鍛えなおしましょう。

中日がこけてるんだから今勝たないと。

そういや、ナベツネが監督をえらく買っているそうな。うーむ。。

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2007年7月18日 (水)

阪神(甲子園)●3-5 負ける流れを作る人達

二回と三回に先制出来なかったことが全て。二回なんてノーアウト一塁二塁からピッチャーゴロ二連発だなんて、普段ピッチャーゴロ打つ練習でもしてるんじゃないの?と言いたくなる様な惨状。三回は先頭が出塁して送るも、不調の三番四番が凡退。その裏に鳥谷のタイムリーと金本のツーランでほぼ勝負は決まったようなもの。あれだけ痛んでいる金本に打たれるようじゃ中四日とはいえ金刃もまだまだ。また内弁慶振りを露呈してしまった。

これで火曜日まではゲームがない。来週から戻ってくる人間に期待するしかないか。由伸と李は絶対だ。これからが肝心だ。挑戦者という気持ちで再び戦うしかない。

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2007年7月17日 (火)

阪神(甲子園)●0-4

五回で試合は決まった。が、こうなったのは先発の福田一人のせいではないだろう。初回に佳知がヒットの後、古城がきっちり送っていれば先制の可能性もあったわけだ。バント失敗によりガッツの併殺を招いてしまった。五回、ノーアウト一塁三塁のチャンス。ヒットで福田バントという形になれば最高だったが、ここで木村がピッチャーゴロ。続く福田が送りツーアウトとなってしまい、佳知セカンドゴロで無得点に終了。この場面も木村が叩きつけ他の内野に取らせるくらいであれば良かったのだが何にもならないピッチャーゴロ。

こういったチャンスを逃すと当然相手にも流れは行く。林にツーベースを打たれてしまった。が、その後が福田の良くないところ。桜井を歩かせて矢野にバントさせるように仕向けてしまった。その後の桧山敬遠に関しては有り得る策だと思うので采配ミスとは思わない。ただ、桧山なら三振させちゃえと思ったのは否定しないが。福田がその後庄田をノースリーとした事で不利にしてしまう。1-3から投げた球はストライクで間違いないと思うがこれも前までのカウントが不利だったためにそうなってしまったということ。中四日で厳しかったとは思うがローテの六人目に入るにはこういう課題は解消しなければなるまい。

最低限勝ち越しでオールスター前を終えることだけを願おう、今は。

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2007年7月16日 (月)

阪神(甲子園)○4-2 自ら引き込んだ悪い流れ

福原からこの日先発の清水が二点タイムリーを放ち、ホリンズのタイムリーツーベースと古城のタイムリーで福原を四回途中でKOした。内海は八回まで三安打に四死球二つと完璧なピッチング。完封も見えてきたが、最終回に鳥谷とシーツにヒットを打たれ、林にタイムリーを浴び一点を奪われ上原と交代。上原は桜井にタイムリーを打たれるも、最後は矢野を三球三振にしとめて試合終了。

本来であればシャットアウトしたかったゲームであるが、阪神相手に追加点を奪えなかった事が流れを逃してしまったと考えられる。ワンアウト満塁から江草のナイスボールではあったが拓也の見逃し三振。そして九回に尚広を二塁に置いた後にガッツと二岡の凡退。あそこで一点でも取っておけば相手のモチベーションを下げていて九回の二点は生まれなかったと思う。阪神中継ぎ相手に追加点を奪えなかったのは反省材料だろう。

清水の二点タイムリーを見たが、あの強い打球が戻ってきたのであれば今後起用される機会も増えてくるだろうなと感じた。が、守備はやはり不安なため、ファーストにトライしてくれないだろうか。それだけでも打線の厚みが違ってくるのだから。

まだ試合は終わっていないけれど、ヤクルトが今日負けたら戦犯は宮出リュージュッ!だろう。ウチ相手には打つのにな全く。

と思ったら宮出のゴロで同点→飯原勝ち越しタイムリーなどなどで岩瀬炎上。嘘ぉ?

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2007年7月15日 (日)

広島(東京)●2-4 未来のために

今年優勝を逃した時、起因となる試合は今日のゲームとなるだろう。それは同時に、原監督解任の決め手となるであろうと考えられるのは今日の試合で間違いないだろう。

栗原のホームランで先制されながらも佳知の2ランで逆転した。廣瀬にホームランを浴びて同点になったものの、その裏にワンアウト満塁のチャンスを迎え、次に控えていたのは二岡だった。これを見て今日の勝利を私は確信していた。が、今日詰め掛けた観客の誰にも予想出来ない事が起きた。二岡を下げて代打にこの日一軍登録されたばかりの小関が出てきた。誰しもが何故?と思っただろう。二岡に怪我でもあるのか?しかしネクストには立っていた。疑問だらけの空気の中、小関は三振し、ホリンズもピッチャーゴロで勝ち越すことは出来なかった。九回、新井の内野安打から豊田がピンチをつくり、最後は林が嶋に二点タイムリーを浴びてしまった。その裏、ホームランでサヨナラのチャンスを迎えるも、謙次がレフトライナーで試合終了。

不満は持ちつつも今日二岡を下げた理由が知りたかった。そして携帯サイトを見たら「点を取るための確率を考えた。小関の状態がいいと聞いていたし、経験もある」((c)読売新聞社 モバイルGIANTSより)
これを見て、この監督はもうだめだ、と認識するしかなかった。得点圏打率一位の二岡ではなく、今年一軍初打席の小関の方が確率が高いという発想がそもそも理解できない。確かに二岡は大卒でプロ年数は小関より少ないが、だからといって小関の方が経験があるとも言えない。よくこの監督は最善の策を尽くしたと言うけれど、今日の策は、負けるための策だとしか受け取る事が出来ない。併殺のリスクも考えたのだろうが、仮に二岡が併殺打で終わったとしても、私は二岡で駄目だったのだから仕方がない、と納得出来ただろう。今年の実績もそうだし、今日の調子も悪くは無かった。一打席目で粘りを見せて長谷川の疲労を誘い、また、梵のタイムリーポテンヒットとなるかという当たりをダイブしてキャッチしてみせた。仮に今日が2-1で終了して尚成や佳知がクローズアップされたとしても、今日の貢献者として間違いなく二岡の名前を挙げていただろう。この監督の愚策は二岡の頑張りを無にしただけでなく、尚成の勝ち星を消して豊田・林に敗戦を背負わせた。そういえば、帰りがけにとある子供が親に向かって「ねぇ、何で二岡変えたのかな?」と言っていた。子供にまで疑問を持たれる采配、これが現実だ。はて、親はどう回答出来るだろうか。「監督が●●だから」としか言えないだろう(●●にはあらゆる猛毒が込められて)

さて、監督がこういう状況で早くも来年の事を考えなくてはならないだろう。トップが替わるのは当然だが、今のコーチ陣は残って欲しい。尾花さん・内田さん・伊勢さん・伊原さんが今抜けたらチームの未来は明るくない。2004~2005年の暗黒コーチ再来は絶対に避けなければならない。その上で監督はどうするかとなると、伊原さんの昇格か、可能性は低いと思うがキャプテン吉村か。原監督就任前噂になった「ワシが育てた」の人は来年オリンピック(ただこの人が監督にはあまりなってほしくない。あくまで個人の好き嫌いだが。)どこかしらで動いていた方が良いだろう。

このまま行くと今日首位陥落か。せめて来月行こうとしている札幌の試合までは可能性を残して欲しかったが。チームは応援するが強い希望は持てないかな。

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広島(東京)●2-8 負ける時はこんなもの

元々サッカー観戦の予定でチケットを取っていなかったため自宅で観戦。木佐貫がいつものようにオチョアさんに被弾され、新井さんの犠牲フライで二点目を奪われた。古城のタイムリーで一点を返すも、八回にガッツやホリンズのエラーが絡んで六点を奪われた。最後にガッツがホームランを放つも、この点差ではどうにもならず。

途中まではいい試合だったがエラーから崩れてしまった。黒田相手だし負けは覚悟していたのでそれほどショックはない。とはいえ、これはあくまでテレビから見ていたのでそう思うだけで、現地に行ってたら怒りしかなかったかもな。とりあえず西村がチーム防御率を悪化させた、そういうことだ。あの場面は父親は黒田勝負と言っていた。確かにその方が確実だろうな。でも倉程度を打ち取れないのだから西村に力がないということ。それが分かった試合。

明日から再び切り替えることだ。いい投手はこちらもなかなか打てない。

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2007年7月14日 (土)

広島(東京)○3-0 久々の万歳

ネットの速報でスタメンを見て、センター亀井に驚いた。あの三振で二軍に落ちたんじゃなかったのか。ちょっと原さん亀井に甘くないか?と不満を持っていたらその亀井がホームラン。ええええええ??そういや去年もホームランは広島戦だっけ。たまたまかもしれない。次の回にガッツのツーランが出て3-0となった。

着いたのは五回の裏。大竹は交代していた。

六回表、好調のオチョアさんがヒットを放つ。ホントに中日もビョン吉取らないでオチョアさん残しておけば良かったのに。が、この後広島の暗黒振りが理解できた。石原のゲッツーが出ると、次の回、先頭の廣瀬がヒットで出た後に梵の打球をガッツが好捕して素早い動きで併殺。ガッツの動きも素晴らしかったがやっぱり引っ掛けてしまってはゲッツーのリスクがある。
だが、その裏に同じ事が起きた。佳知がヒットで出てバントかなと思ったら代打謙次。あれ、原さんならバントで来るかと思ったのに。一気に攻めるのかな?と思ったら謙次が引っ掛けゲッツー。あぁ、これでまた要らんところでバントするようになるぞ。むしろここでバントでも良かっただろうな。古城に送らせて後続勝負で良かったかと。

八回、ツーアウトから栗原にヒットを打たれた時点で金刃は約100球投げていた。このペースなら完封今日は出来るだろうと思ったが尾花さんがマウンドへ。ピッチャー交代のアナウンス。投げさせてもいいような気はしたが負けていたので確実にいきたかったのだろう。金刃へは大きな拍手が送られていた。豊田が新井をしとめた。

九回は勿論上原。二球でツーアウトを奪い最後は森笠をセカンドゴロにしとめ試合終了。巨人がようやく連敗から脱出した。

昨日勝ってたら苦労して勝ったという実感もありものすごく喜んだと思うが、広島相手だと止まるのも納得という感じで勝つときはこんなもんなんだなぁと。向こうの暗黒ぶりは相当なものだと思ったが、金刃が良く投げてくれた。ヒーローインタビューで語っていたが連敗は彼から始まった。そして彼が止めた。これは金刃自信の成長に繋がるのではないか、と思いつつ、内弁慶というのは本当なんだなと(笑)ヨイヨイ、ホームでまずはいい仕事をすることが大切だ。ビジターに慣れてくれれば勝ち星も増えるだろう。
打線は暫く爆発しないと思われるが、今日のようにピッチャーが抑えれば勝てる。これが強い時の戦い方だ。投手陣の不調は先週で終わった、そう思いたい。
さて黒田は今日出るのだろうか。今日みたいにゼロで抑えれば勝てる。失った分を取り返そう。

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2007年7月13日 (金)

阪神(東京)●3-4 さ、出直しだ

ワンシーンごとに振り返っていたらものすごく長くなりそうなので簡潔に。投手陣は良くやっていたと思うが、七回表ツーアウトから西村が出した四球が本当に後々響いた。それにより野口を無駄遣いして、豊田を一人早く登板させる事となってしまった。あの四球がなければ豊田は八回から完璧に抑えたかもしれない。また、仮に同点にされたとしても十二回は会田ではなく野口を使えたと思う。会田は二イニング目に金本の気迫に呑まれてしまったとしか言えない。あれだけ痛んでいる選手なのだから自信を持って投げればいいのだけれどやはりまだまだ甘さがあるということなのだろう。今日の経験を今後に活かすしかない。

十回にツーアウトながら満塁の場面でもしかしたら坂本が出るか?と思ったところで出てきたのは小坂だった。あの選択は大きなミスだったと思う。これまで苦しんでいた藤川だったが、ストレートを小坂が当てられないと見るや、全て直球で三振にしとめてきた。あの場面で何故小坂か。解せない。周りのお客さんも坂本使えばいいのにと言っていたが、後々冷静に考えると、いきなり新人が藤川と対戦するのは厳しいだろう。最善の策はスイングの速い小田嶋を使うことだった。試合が決まった後とは言えきっちりタイムリーを打っているのだし偶然のヒットというのもあったかもしれない。

阪神に三連敗という結果となり阪神戦の貯金を使い果たした。交流戦前までは今年はもうこのチームは意識しないで大丈夫だろうと思っていたが、そうではなくなってきている。今岡・濱中・シーツの不振がチームに好影響を与えてしまっている。彼らの不調により頑固な岡田監督も林や桜井を使わざるを得なくなり、能力のある彼らが活きて来た。あとは代打桧山のこだわりがなくなればちょっと手強い。元々六回~八回に攻撃を仕掛ける巨人にとって、六回以降の投手陣が強力な阪神は少し厄介になるかもなとは思っていたが、苦しみそうだ。

結果は結果として受け止めるしかないが、亀井義行のプレーだけは許せなかった。ツーアウト満塁の場面で代打に起用されたが、一回もバットを振らず見逃しの三振。ここで使われた意味がこの選手には分かっているのか。こういう覇気の無い選手は出てもらわないで結構。

明日から最下位の広島と対決だが油断は出来ない。久々に勝っているし金曜は黒田が投げるだろう。厳しい戦いとなるが勝つしかない。今日は打線を組み替えてきたが、坂本の起用も面白いのではないかと思う。二岡が慣れないサードに廻るというリスクはあるが、今年の新人は他チームを見ると能力のある選手が多いだけにこの坂本ももしかしたら、という気持ちはある。将来を担う選手であるだけに経験は積ませたい。


中日が負けたので首位はキープ。まさか佐伯に救われるなんて夢にも思わなかったよ。

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2007年7月11日 (水)

阪神(東京)●4-9 成長しない男達

初回に若竹から、由伸とガッツにヒットが出て、ツーアウトになりながらも二岡がレフト前タイムリーを放ち先制した。

二回、金本に昨日と同じカウントから木佐貫が被弾。ここまでは木佐貫ならば十分考えられた出来事。が、その後の出来事を想定するのは私には不可能だった。

林威助のセカンドゴロを脇谷がつかめず出塁を許すと、桜井のゲッツーになるかという当たりを二岡がエラー。そうなると木佐貫に流れを断ち切る強さなどあるわけなく、野口・藤本にタイムリー、鳥谷に二点タイムリーを打たれ一挙5点を奪われた。

その裏、脇谷ヒットの後、亀井が四球を選ぶとどんでんが早くも出てきてピッチャー江草。なるほど、リードしたらはじめっからそのつもりだったのかな。流れを見事に止められてしまう。江草からは四回にどうにか由伸がタイムリーを放った。

三回から西村が投げていたが代打が出ていたので三番手を出さなければならない。左が二枚続くし山口出すのかな、と思ったがマウンドには久保が。先発で投げるんじゃなかったのかと思っただけに驚いたが、ここでらしさを存分に発揮する。金本を怖がってノーアウトからフォアボールで出すと、林のヒットで三塁まで進まれ、桜井に目の覚めるようなスリーランを打たれた。

その後二点を返すも会田が桧山への無駄四球から林にタイムリーを打たれ、最後は久保田に抑えられ終了。九回は見ずに帰路へ。ジャビットスーパーチャンスのトランプだけが収穫となった試合だった。

今日の試合で惜しむらくはセンターライン二人のエラーだろう。あれがなければ打順を考えても同点どまりだっただろう。脇谷がレギュラーを取れない理由がよくわかった。後からダイブでファインプレーに見せかけても二回のエラーは帳消しにならない。うまくはならずこれでは使いたくもならないだろう。
二つのエラーで木佐貫が崩れた事により、久保を出す羽目になったのも痛かった。そもそもにして久保のような投手を一軍で使わないといけないくらい台所事情が苦しいのだろう。去年のキャンプでなでなでされても全く成長しない。それとも先発じゃないからやる気が出なかったのだろうか。正直今日はなでなでなどと誤魔化さず蹴っちまえ、とちょっとだけ思ってしまった。もう11番自分から返上してくれ。
あとは六億貰ってる置物がちょっとは働いてくれないと。初回で三点くらい取ればわからなかったのだから。

二軍から上がってきたのが山口以外ボロボロなのを見ると明日出るであろう福田か姜に期待するのは厳しいか。対黒田終了までは我慢かな。といいつつ振り向けば竜がいる。苦境はまだまだ続く。

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阪神(東京)●1-2 禁断の一言

~試合~
二回の表から観戦。内海が林とシーツを連続三振にしとめた場面から見た。相手の先発は福原だったが巨人は打てていなかった。五回に林の内野安打の後、シーツがあっさりゲッツーを食ったのを見て、今日はタイムリーはないなと感じた。怖いのは一発だ。そして先制点を与えてはいけない。ヘタしたら六回からJFKを投入されるためだ。
しかし六回、先頭の矢野に初球をレフトスタンドへ運ばれてしまう。先日初ホームランを打って調子が出ているだけに注意したい相手だったが残念だ。
七回、先頭の赤星が出塁したが、今岡がお約束どおりのゲッツー。阪神もお粗末だなぁ、ただ、ここで安心したらだめだ。それは内海もわかっていたようで初球をあっさり打たれはしなかった、が、三球目をレフトスタンドに運ばれてしまう。ここにきてこの一点は重過ぎる。
七回をウィリアムスに抑えられ、八回、久保田に代わってからホリンズがツーベースで出塁するも、拓也と大道が連続三振。ここで藤川に交代。が、なかなか出てこなかった。準備が不足していたのだろう。由伸を歩かせてしまった。1-2で負けた場合タイムリーを打つのは佳知しかいないかな、と思っていたらその通りライトへ流し打ちホリンズが生還した。本当にこの選手の勝負強さは何なのだろう。続くガッツの当たりはショートの深いところでセカンドに投げられアウト。伊原さんや西岡さんも抗議する微妙なタイミングだったがアウトとなってしまった。九回は三者凡退で試合終了。チームは四連敗となった。

~試合を終えて感じていた事~
今日の敗戦は誰の責任というわけではなくチーム全体の責任だろう。僅か一勝の福原から全く点が取れなかった。その一勝というのは甲子園で巨人が負けた試合だ。何故他から打たれる選手を打てないのか。それほどいいとは思わなかった。変化球も高めだったし。と、打線にも責任はあるが内海に対しても仕方が無いでは済まされないのではないかと思っていた。先制点を与えてはいけない相手でかつ調子が上向きの矢野に初球を打たれた事、併殺で流れを断ち切った後で金本に被弾された事、打線が点を取れない試合でやってはいけないことであった。これで内海の貯金は2。確かに打線による敗戦もあるだろうが、エースを目指すなら去年のように負け数が上回ってはいけないだろう。それを避けるために今後の奮起を促したい。八回の判定は微妙だったがあそこでクリーンヒットが出ていれば良かったのかもしれない。また明日、やるしかない。















~G流で八回のセカンドアウトを見て~





森 氏 ね

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2007年7月 8日 (日)

東京ヤクルト(神宮)●7-14 今年初の苦境

見通しが甘かったといえばそれまでかもしれないが、由伸の先頭打者ホームランが出た時にこれは行けると思い込んでいた。前回の神宮同様に二人の高橋がチームを救うだろう。二人が流れを運んでくると考えていた。

が、三回に飯原に同点ホームランを打たれた後、ツーアウトからラミレスに2ランを打たれ勝ち越しを許してしまう。

四回、宮本デッドボールの後、バントを決められ川本の場面。この選手でしとめて飯原敬遠だろうと思っていた。が、川本を歩かせる最悪の結果に。ここで尾花コーチがマウンドに向かったがそれでも打たれるんではないかという嫌な予感はしていた。それが的中してスリーランを打たれ点差が広がった。

五回、マウンドに登ったのはこの日一軍登録された野間口。ワンアウトから四球を与え宮出を三振にしとめた後、川本にスリーベース、飯原にツーベースを打たれ二点を追加される。

六回、ワンアウト一塁から由伸が内野安打を放ち飯原の悪送球を誘い一気に拓也が生還。その後佳知のタイムリーと慎之助のタイムリーが出て4点差にまで詰め寄った。しかしその裏、青木の一塁線の当たりは取れるかなとも思ったがスリーベースとなってしまい、ラミレスと宮出にタイムリーを打たれ4-10と再び6点差に。

七回、尚広ヒットの後、拓也のサードゴロで進塁。謙次がタイムリーを放ち、さらに由伸がホームランを放ち三点差に詰め寄った。投手も代わり八回が勝負となると思っていた。

その裏、マウンドには西村。飯原をファーストゴロにしとめたと思ったらこれを李がエラー。バントをさせた後、青木にツーランを浴びてしまう。さらに連打を浴びて西村は降板。代わった山口がデッドボールの後、城石と宮出にタイムリーを打たれ点差は7にまで戻ってしまった。

さすがに反撃もここまで。投手陣が崩壊して今シーズン初の三連敗を喫してしまった。

数日前、西村が二軍降格しないのは何でだろうと思ったがその理由が氷解した気がする。下は下でヘボピッチャーしかいないということなのだろう。野間口なんてのを上げないといけないんだから今の台所事情は苦しい。しかしこのピッチャーも本当に成長しない。戦力にならないカツノリを入団させノムさんのご機嫌を取ってまで入団させるようなピッチャーではなかったという事だ。こんなの取りにいくのなら競合覚悟で涌井やダルビッシュ狙ってくれた方が良かったわ。これまでは先発がゲームを作ってたから表面化しなかったけれど、投手陣の底上げが出来ていないんだなと現状を認識できた。ヒサでさえ調子を崩してる今は本当に苦しい。

しばらくは苦しい状態が続くかもしれない。が、応援団が最後に言っていたように、苦しい時こそファンがチームを後押しするべきだなと感じた。ブーイングが出てもおかしくない中、最後に送ったレッツゴージャイアンツを聞いて、ここのファンは大丈夫だと感じた。大量失点でも多くの人間が残っていた。まだ大丈夫。この人達と共に秋は笑いたい。

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2007年7月 7日 (土)

東京ヤクルト(神宮)●0-9 ものは考えよう

気温がそれほど高くなく、デーゲームでもきつくないように思えた。これなら選手もやりづらさは軽減するだろう、そう思っていた。相手は好調の福川を欠いている。昨日の自打球が影響したのか。これもこちらのチャンスになるかもしれないと考えていた。

初回、館山から由伸がヒットを放ち出塁。しかし佳知併殺でこの回は無得点。その裏、アオキの打球はファウルかと思ったらスタンドに入る先頭打者ホームラン。GGのクオリティは恐ろしいや。その後も打たれてツーアウト一塁二塁。宮出にタイムリーを打たれ二点目が入り、送球を逸らす間にガイエルがホームを狙ったがタッチアウト。ガイエルに救われたが本当にこのピッチャーだめだ。

三回、青木を打ち取ったにも関わらず田中にツーベースを打たれ抑えた意味が無くなる。三盗されピンチは広がったがラミレスを三振にしとめた。アンラッキーだったのはガイエルに2-1から放ったストレートで見逃し三振かと思ったらこれがボールの判定。その後四球を与え宮本にタイムリーを打たれ三点目を奪われた。

打線はヒットが出ないもののエラーや四球で二回ほどチャンスを作るもいずれも佳知が凡退して点が入らなかった。

五回、代打が出されたGGに代わってマウンドに登ったのは深田。青木を打ち取り上々に見えたがこの後力のなさを露呈する事に。四連打で二点を奪われた後、ツーアウトから川本にプロ入り初HRを許す。そんなに出番の無い選手に被弾されるんだからやはり力が無いということ。四球で崩れたというわけではないだけにまだまだ実力が足らないのだろう。

八回、前田が出てきていきなり宮出にホームランをプレゼントした。

九回は館山ではなく西崎に抑えられ試合終了。開幕二戦目以来となる完封負けとなってしまった。

この試合はいかようにも取れる。本気で勝ちに行くのであればGGではなく裕也を一軍に上げて使うべきだった。彼なら少なくとも青木の先頭打者ホームランは出なかっただろう。GGの起用法はコーチとの話し合いというけれど、もう決めなくてはいけないでしょう。浅草観光コースがほぼ見えているピッチャーに枠を与えるなんてのは勿体無い。
ただ、この試合で裕也を使ったとしても、二安打では勝てない。勿論競った状況であればまた違ったのだろうけれど、素晴らしいピッチングを見せた館山に対し捨て駒を当てられた、という風にも受け取れる。ま、こういう事があるから昨日勝っておきたかったんだけどな。

これまで悪い波が来なかった分、もしかしたら我慢が必要かもしれない。不調の期間をいかに短くするか。去年の二の舞だけは避けたいところだ。

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2007年7月 6日 (金)

東京ヤクルト(神宮)●4-5 ヨケイナコト

二ヶ月ちょい振りの神宮。平日ナイターなので早くから行かなくとも席は確保できた。しかしまあこのまったりしすぎ感は何となく苦手。太鼓が使えないのもあってかドームとは全然違う雰囲気に今ひとつ馴染めず。

初回、グライシンガーから由伸がツーベース。先制出来るかと思ったが後が続かず得点ならず。その裏、金刃が青木をフルカウントから変化球で打ち取りに行ったがこれがポテンヒットとなり、続く田中に送られワンアウト二塁。ラミレスのレフトフライでサードまで進まれツーアウト。同じようにしのぎたいところだったが、ガイエルにツーベースを打たれ先制を許してしまう。

三回、ツーアウトからガッツがレフト前ヒットを放った。続く慎之助が打った瞬間、スタンドに入るのを確信した。当たりはバックスクリーンに飛び込む逆転のツーランとなった。その裏、先頭の青木にデッドボールを与え、田中に送られ同じようなパターンかと思ったが、ラミレスをセカンドゴロ、ガイエルをピッチャーゴロにしとめた。

四回、スンちゃんが四球を選ぶとホリさんが引っ張りレフト前ヒット。拓也が外野フライを放ちスンちゃんが三進。続く金刃は一塁ランナーを進めるためのバント、と思いきやスンちゃんがスタート。このスクイズが成功し送球エラーを誘い金刃もセーフ。こちらも予想出来なかったスクイズだった。点が取れるかと思ったが由伸ファーストゴロ、佳知センターフライで追加点は奪えず。
その裏、宮本と宮出に連打を浴びノーアウト一塁三塁。好調の福川を三振にしとめたが、飯原にツーベースを打たれ一点返される。この後最良の形はグライシンガー凡退で青木敬遠の田中勝負、だったが、グライシンガーが打球を叩きつけ高いバウンドに。これではホームを刺せず同点とされてしまう。迎えるは青木。ここは同点どまりにしたいなら勝負すべきではない。が、選択は勝負。不安を抱いていたら青木にデッドボール。起き上がった後、青木が投げたヘルメットが一塁側に飛んで行った。初回も避ける必要があるボールを投げられていて三回続いただけに怒ったのだろう。これが良からぬ方向に火がつかないか不安となった。この回は続く田中が凡退してどうにか失点を免れた。

五回、ラミレスとガイエルを三振にしとめ安心したかはしらないが、宮本に内角を攻めた初球を狙い撃ちされてレフトスタンドに運ばれた。ツーアウトから勿体無い失点となった。
六回、金刃に打席が廻ってきたがそのまま立たせた。あの一発で懲罰交代もあるのかなと思ったがこれまでの金刃が残した結果を信頼して先発として次も任せようという意図だったのだろう。が、先頭の福川にレフトスタンドへ運ばれる。打球は私の目の前にいたギャルママのすねにぶちあたった(ちなみにこの後ずっと氷で冷やしてたようだが、やっぱり痛いんだろうな。)これで金刃は交代。余計な一点を与えてマウンドを降りた。

巨人は会田-前田-西村と繋ぎ、ヤクルトは八回に吉川を挟んで九回は木田がマウンドに。木田なら大丈夫かなと思ったが拓也三振、大道セカンドゴロで早くもツーアウト。が、由伸が追い込まれながらもツーベースを放ち出塁した。ここぞという時のガッツを考えると佳知で決めたいところだ。打球はセンターに抜け代走の尚広が生還し一点を返す。こうなったら後はガッツに託すしかない。バッテリーエラーで二塁にランナーが進み同点のチャンス。が、最後は内角のストレートを見逃し三振で試合終了。なんともやりきれない幕切れとなった。せめてバットは振って欲しかった。

負け惜しみになるのだろうが、グライシンガーが特別いい投手だとは思わなかった。確かに試合は作れるピッチャーだと感じたが、これまで苦しめられた藤井や石井一久に比べると打てそうだと感じた。今日は金刃が青木に対し余計な因縁を作った結果負けてしまったという事だろう。以前別の選手が執拗に内角を攻めてドメに最後やられただろうに。四回が死球じゃなく四球であればまた違ったのかもしれない。が、いずれにせよ捕まったか。今日は監督が言う三点に抑えて四点奪って勝つゲームが出来なかった、ということだろう。

相手は館山と石井一久が登板でこちらはGGと尚成。前回石井に苦しめられたのを考えると明日は勝ちたい。全然期待できないGG出すならヤクルトに強く、青木も抑えられる裕也を限定で上げておくれ。

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2007年7月 4日 (水)

横浜(ヤフー)○5-1 七回の壁

三回にヒットとエラーでノーアウト一塁二塁のチャンス。これはバントで送って上位だし、点が入ったなと思い暫くしてモバGを見ると無得点で四回表に。ほ、ほぇ?何と木佐貫がバント空振り三振しホリさんが刺されツーアウト。さらには由伸の打席で拓也も牽制に引っかかりアウトとなっていた。そういうことかとがっかりしワンセグをつけたら、は?何とノーアウト一塁三塁。ツーベースとエラーが絡んだようだ。佐伯を打ち取りホームでアウトに。その後吉村に外角のフォークを引っ掛けさせてダブルプレー。流れを渡しそうだったが点は与えなかった。
六回裏、ワンアウトから由伸と佳知の連打でワンアウト一塁二塁。そろそろハマのおじさんもばててきてる。ここが点の取りどころだったがガッツはセカンドゴロ、慎之助は内野フライで先制出来ず。
鬼門の七回。木佐貫は今年最長で6回2/3までしか投げていない。その最長となった千葉ロッテ戦では根元に一発を浴びて降板。取られるとしたらこの回だろう。ツーアウトまでこぎつけバッターは一発のある吉村。ツーストライクからのフォークは低目を意識して叩き付けたようなボール。意識しているのは見えた。が、その直後のフォークが甘く入り引っ張られスタンドに入ってしまった。何なのだろう、一体。その後は抑えて自己最長の七回を投げきった。
一点差ならまだわからない。同点に追い着くならこの回だ。先頭の二岡が上手く詰まらせライト前ヒット。続くスンちゃんも少し詰まってセンター前に落ちたところを二岡が判断良くサードへ。ここで横浜のピッチャーは加藤。これで私は勝ちを確信した。このピッチャーなら点は取れるだろう。その期待に応えホリさんはセンター金城のギャンブルプレーを誘うライナーを放ち、ボールが弾かれまずは同点。何故か打った瞬間にホリさんは止まっていて危うくセカンドアウトになりそうだった。ホームランじゃあるまいし何で止まるんだこやつは…。続く拓也は追い込まれたが最後は低めの変化球に反応し一塁線を破る逆転タイムリーツーベース。これで八回以降に勝ちパターンの継投が出来るため優位にたった。相手はこの回、工藤-加藤-山北-木塚-那須野と繋いでいた。その投手達からさらに佳知のタイムリーと慎之助のタイムリー内野安打が出て計5点を奪った。
あとは豊田と上原がいつも通りの安定したピッチングを見せ試合終了。ヤフードームでは公式戦今年負けなしとなった。

七回にいつものように被弾した時は、やっぱりバントを決められない人間が勝っちゃだめだ、と書こうかなぁとか考えていたが、結果的に今年のベストピッチとなった。しばらく失点が多かったので久々に少ない失点で試合が見られたのは満足している。あとは鬼門を乗り切るだけだ。同じ七回でハマのおじさんも交代となったが六回を無失点なら上々の出来だったろう。難しい判断だったがすぱっと六回までで代えることはなかなか出来ない。流れを代えた二岡とスンちゃんを褒めたいところだ。特に二岡がサードに進んだ事が大きかった。これも一つでも先を狙うという日頃の姿勢が活きたということだろう。

さあ一日置いて東京ダービーだ。ヤクルトに今年は苦戦しているだけにカード勝ち越しを決めたいところだ。前回の神宮で負け越したリベンジに向け参戦する。

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2007年7月 3日 (火)

横浜(長崎)●3-8 ダメなものはダメ

長崎の人には申し訳ないが中止になってくれれば良かったのに、と思わせる今日の敗戦だった。先制されたその裏、ノーアウト一塁三塁で点が取れなかったことがケチのつき始め。内海はその後相川に二本タイムリーを浴びるという出来の悪さ。前回のバント失敗からの練習は全く活かされず今日も失敗。

土肥に対してホリさんのタイムリーと金城のエラーで二点をどうにかうばいまだ試合は分からなかった。

が、全ては七回で決まった。六回から投げていた深田が先頭の相川に打たれたものの、続く土肥の代打・石川のバントをスムーズに処理しランナーをアウトにした。これで波に乗れるかなと思ったら投手交代。なるほど、併殺マシーンの仁志相手に内野ゴロを打たせるのが得意な会田か、うまいね、と思ったらピッチャー西村。え?直球しかないやつじゃ仁志でもゲッツーは難しいぞ。悪い予感は的中し仁志に流し打ちされてワンアウト一塁二塁。その後下窪を歩かせ満塁に。金城に対して1-3となったところで直球を投げるしかなく、151km/hのストレートは左中間に弾き返され走者一掃のタイムリーとなり試合は決まった。その後もワイルドピッチで追加点を与え一人で完全に試合をぶち壊した。八回は前田がきっちり点を取られた。その裏にスンちゃんがタイムリーを放つもさすがに点差がありすぎた。上位が勝ったので久々にゲーム差が縮まってしまった。

今日は初回と七回が勝負を分けたと言っても良い。ノーアウト一塁三塁で点が取れなかったのはクリーンアップの責任だ。あそこで一点を取っておけばわからなかった。そして内海の状態が悪かったのも響いた。早く退いたため西村とか前田とか使うことになってしまったのだから。西村は、いくらスピードボールを持っていてもダメなものはダメ、というのを我々に示してくれた。若干スピードは落ちても豊田や上原が抑えているのは正確なコントロールがあるからだ。カウントを悪くして速度しかない直球を投げるのは打ってくださいと言っているようなもの。このまま敗戦処理から格が上がるのは今年はまず無いだろうなと理解出来た。暑~いジャイアンツ球場で汗にまみれて下さい。

それにしても交流戦明けから失点が多い。打線が良くても基本は投手。安定無くして優勝はありえない。明日も厳しい戦いが予想されるが木佐貫にしっかり投げてもらわなければ。最低限一勝一敗だ。

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2007年7月 1日 (日)

広島(広島)○9-6 ミスチョイス

サッカー観戦を終えて経過を見ると4-5。ガッツのソロとスンちゃんの2ラン、二岡犠牲フライで計4点を奪ったが、新井に満塁弾を浴びて、石原のタイムリーで勝ち越されていた。二岡犠牲フライの前がノーアウト満塁。ここで慎之助が三振したのが痛かったな。あとは謙次の牽制死でしょう。

観戦から急いで帰って地上波を見ると、な、録画??帰ってきた意味ねー…。なのでネットの速報と某掲示板の実況を見ることに。八回にツーアウトながら一塁三塁のチャンスで打席には謙次。ノースリーになり四球もありえるかなと思っていたら何とポップフライ。1球待っても良かったのではないか。あれじゃあスタメンに使われないのもしょうがないぞ、と猛省を促したい。
その裏、新井に二本目のホームランを浴びてしまう。ここにきて痛い失点となった。尚成は会田と交代。ランナーは出すが最後はゲッツーで終えた。

九回表のマウンドには永川が。脇谷が三球三振。続く大道もサードゴロだったがこれを新井がエラーして出塁に成功。続く由伸の打席で亀井が盗塁に成功。由伸は四球。代走に小坂。続く佳知がセンター前ヒットで亀井が還り小坂も三塁へ。ワンアウト一塁三塁でガッツ。フルカウントとなり、フォークに手が出てこれをスイングと判定されアウトに。佳知は二塁に。ここで昨日最後のバッターとなった慎之助。次の二岡が調子を取り戻しているだけに敬遠は無い。外角球を流した打球が新井の横を抜けてヒットに。小坂と佳知が生還し逆転に成功。昨日と今日の悔しさを晴らす打席となった。続く二岡とスンちゃんがそれぞれタイムリーツーベースを放ち終わってみれば計5得点の逆転劇となった。最後は上原が前田を三振にしとめ試合終了。まさかのカード勝ち越しとなった。

試合を振り返る前にテレビ朝日さん、あの意味の無いハイライト中継は何だったんでしょう。ネットで速報を見られるならそっちを見るもんですって。今日はああいう放送をするより生で流した方が視聴率も取れたんじゃないですかね。勿体無い選択ミスでした。こないだの阪神ファン中居さんがゲストで来た時も最後まで放送できず中途半端。サッカーはきちんとやるのにね。そのサッカーも松木とか言う素人のおっさんを解説に据えるつまらない中継する局だし期待しない方がいいかな。でも古館の報ステでたまにやる巨人特集はGJ、と言っておこう。
とちょっと毒づいたが、今日の勝利は本当に価値のあるものだ。エースのヒサで痛い敗戦となるところだったが、土壇場から逆転した。昨日も惜しいとこまで行ったので三連勝も狙えたが、投手陣が不調の中でカード勝ち越しをしたのだからよしとしましょう。そんな意味では新井さん有難う。
気付いたらスンちゃんも二岡も三安打。どん底だった二人で五打点の活躍。今度こそ復活しておくれ。

明後日から九州シリーズ。調子を落としている横浜相手に連勝と行こう。どうせまた土肥でも出してくるんだろう。粘っていけば負ける相手ではない。この三連戦で見せたような粘りを見せて欲しい。

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