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2007年9月29日 (土)

ファーム日本選手権 中日●2-7(山形)失投の怖さ

二回にワンアウトから三浦のヒットが出て、岩舘の進塁打でツーアウト二塁から星がセンター方向に打ち返すがショート正面。しかし岩崎の送球が悪くエラーとなり一塁二塁。打席にはピッチャー深田。初級のストレートをフルスイングした打球はレフトオーバーの二点タイムリーツーベース。素晴らしいバッティングだった。

ピッチングも途中まで相手にヒットを許さずなかなかのピッチング。しかし、五回に0-2から真ん中に入ったストレートを堂上剛にライトスタンドへ運ばれた。

どうにかしのぎたかったが六回、先頭の吉見が粘りに粘ってヒットで出塁。バントで送られ、一人打ち取りツーアウト。打席には森岡。これまた甘く入ったストレートをバックスクリーン横に運ばれ逆転2ランとなってしまった。ここで深田は降板。が、ここで出てきたのは酒井。新井にヒットを打たれたあと、堂上にタイムリーツーベースを打たれ、平田にもタイムリーを浴びてワンアウトも取れずに降板。

八回、東野がこれまた甘く入ったストレートを平田にライトスタンドへ運ばれ二点を許してしまった。

打線も二番手の吉見を捕らえる事が出来ず最後は金剛に抑えられ試合終了。ファーム日本一はならなかった。

二軍の試合ながらも甘く入った球はやはり捕らえられてしまうもの。今年一年下で頑張った深田と東野で取られたのならしょうがない。今日の悔しさをバネにこの秋も来年のために一回り大きくなってもらおう。酒井は論外。もう見ることはないだろうが最後の最後まで酒井だったな。
打線の面子を見て大量得点はないだろうなと思ってはいたがまあその通りだった。寺内のツーベースや坂本のヒット→盗塁から点が取れなかったのが痛かったな。その盗塁の後甘いボール来たのにしとめられず結局三振の亀井。こういうところが一皮剥けない亀井なんだろな。
それでも坂本や田中、ヒットはなかったものの松本あたりは使い続けたのが納得出来た。彼らにも来年に備えてこの秋も継続してトレーニングを積んで、来年輝く姿を見せて欲しいところだ。

今年は若い芽が一軍で素晴らしい活躍を見せたし彼らの姿を見て自分達も、という気持ちを抱いてくれれば未来は暗くない。

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2007年9月27日 (木)

中日(東京)○8-4 逞しくなった選手達

ネットも見られない場所で仕事をしていたため速報を見たのは19:30頃だった。スコアは2-4とリードを許していた。初回に森野のスリーランなどで四点を取られた尚成。二点は佳知のタイムリーで取ったものだった。

ドームに着いたのは四回裏。野間口がバントを失敗した後、由伸の打席。粘りながらも最後はフォークを空振り三振。その後経過を見てみると脇谷がタイムリーを放っていたようだ。G-Poスキャン後にD席に着くまでに相手の歓声が。森野がツーベースを放ったようだ。

席に着いた。ワンヒットで下手したら一点を失う場面。ここでビョン吉にセンター前ヒットを打たれたがランナーストップで一塁三塁。一点は覚悟しなければならない場面だった。好調な野間口だったが中三日だと流石に厳しいか。と思っていたら井上を追い込み空振り三振。この三振は大きい。谷繁を併殺にしとめれば終わるからだ。併殺はならなかったものの谷繁はキャッチャーフライ。ツーアウトで朝倉。バットに当たったがセカンドゴロ。一点もののピンチを野間口が切り抜けた。
裏の攻撃はツーアウトに。打席にはスンちゃん。内角のストレートを強く叩いた打球は森野が一歩も動かない完璧なホームラン。ツーアウトからの同点弾はあまりにも大きかった。

六回を野間口が三人で抑えた。その裏、先頭の慎之助がレフト越えのツーベースを放った。続く清水の内野ゴロで進塁。打席には二安打の脇谷。つい先日もあったが、一度もバットを振らず帰ってくることがあるこの選手。ランナー三塁で絶対点が欲しい場面。はて、どうなることだろう。犠牲フライでいいんだ、三振だけは絶対にいけない。朝倉が投じたストレートを引っ張りライナーとなった。外野に行くのは確実で越えるか、と思ったら何とそのままスタンドに入った。今年初のホームランがこの場面で出るとは思わなかった。勝ち越した事も大きいが、ここで野間口を代えずに済むのも大きい。凡退していたら間違いなく彼には代打を出されていただろう。

七回、ワンアウトから森野に内野安打を打たれたがビョン吉を三振にしとめ続くのは井上。去年の藤川から土壇場で一発を放っているだけに油断は出来ない。が、ここでも野間口の気持ちが上回った。ストレートで詰まらせてファーストゴロとなった。中三日で出てきて四回無失点と最高の働きをしてくれた。
その裏、佳知が内野安打で出塁すると代走尚広。ガッツが続きノーアウト一塁二塁。ちょっと前のスンちゃんならば絶対にバントさせる場面。はてどうなるかと思ったが初球をセーフティ気味にバントして失敗。サインなのか本人の判断なのかは分からない。最後はレフトフライで進塁は出来ず。続く二岡がヒットを放ったがランナーストップ。ワンアウト満塁のチャンスで慎之助が打席に。が、石井の前に最後は三振。清水の打席で代打・謙次。ここはさすがに相手も動き鈴木を投入。追加点が欲しい場面だったが三振で得点ならず。ここで一気に入れば八回上原投入を考えずに良かったのだが。相手に流れが行かないか不安だった。

八回、マウンドには上原が登った。が、先頭の谷繁にストライクが入らず、0-2からポテンヒットを打たれる。そして相手の切り札立浪登場。この選手は初球を気をつけるべき。その初球は何もなかった。そして結果はセンターフライ。続く井端もライトフライにしとめたが、荒木にセンター前ヒットを打たれてしまう。打席には一発のある中村ノリ。昨日は三球三振にしとめたが、このピンチの場面で簡単には行かない。不安はあったが最後は内角の変化球で空振り三振にしとめた。
その裏、先頭の脇谷が代わった高橋聡文から四球を選び、古城は当然送りバント。ワンアウトランナー二塁でこの日ノーヒットだった由伸が打席に。追い込まれて状況は厳しくなった。そして放った打球はレフトに。最初は軽く打ったのでフライかなと思ったが相手の動きがおかしい。これが何と綺麗にスタンドインしてしまった。勝負を決定付ける大きな2ランとなった。

九回、ウッズの打席でエキサイトシートの人間に邪魔をされたが上原が気持ちを切らさずウッズを三振に。この日四安打でサイクルのかかっている森野はいい当たりだったがショートライナーでツーアウト。ここまで来たらもう大丈夫。最後はビョン吉をセカンドゴロにしとめ試合終了。大きな一勝を手にした。

エースが初回に四失点で三回KO。普段のリーグ戦ならこれで終了だろう。が、この日は違った。今日の勝利に二人の若手が貢献した。四回から投げた野間口、この日三打点の脇谷。脇谷はつい最近も、野間口は今年の初登板で叩いた選手。わからないものだ。この時期に彼らがこういった活躍を見せることを誰が予想出来たろう。正直その叩いた頃からは別人を見ているようだった。先日の加藤といい、苦しんだ選手達がここにきてチームに流れを与えてくれた。それで主力も蘇った。スンちゃんは苦しみに苦しんだ横浜戦で最後に価値あるタイムリーを放った事で自信を戻し、去年見せてくれた姿に戻っている。
お立ち台には四人が選ばれていた。四人がお立ち台でインタビューを受けたのは五年前の中日戦じゃなかろうか。たまたま目にすることが出来た清水・由伸・松井・清原のインタビューを思い出した。今日はスンちゃん・脇谷・野間口・上原の四人だった。今日はそれくらいいてもいいだろう。皆ヒーローに値するし絶対呼びたかった人達だからだ。

D席ながらも周囲の人とハイタッチを繰り返すくらい場内は盛り上がっていた。帰り際に側に居た人と握手を交わし少し話をした。そうそうあることではない。これが優勝争いというものなのだろうか。その方も勿論次週参戦すると仰っていた。皆優勝の喜びを味わいたいんだ。私も例外ではない。素晴らしき歓喜の瞬間を共有したい。

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2007年9月25日 (火)

中日(東京)○7-3 明日も勝つ

初回に山本昌からガッツがホームランを放ち先制。しかし、四回、ウッズにホームランを打たれ同点に追い着かれてしまう。

流れを失いそうだったがその裏、連打の後で二岡が送りバント、山本昌の送球は荒木の足下を抜けトンネルとなった。これで一人生還し勝ち越し。その後慎之助のスリーランが出て差が開いた。

本当であればこのくらいから球場入りしたかったが突発的な仕事でネット速報を頼りにしてると由伸がホームラン。何も無ければ見られたのに嗚呼。。。

七回、ワンアウトから代打井上にヒットを打たれ、井端にも続けて打たれ一塁二塁に。ランナーが溜まると嫌だなと思ったが、荒木がサードゴロで併殺となりピンチを切り抜けた。ここでお役御免と思われたがその裏内海が打席に。今日は多く放っているしもう交代で良いだろう。不安があった。

八回、ワンアウトからウッズにボテボテの内野安打を打たれ、森野にも続かれ一塁二塁のピンチ。ビョン吉をファーストゴロにしとめるも、代打立浪に二点タイムリーを打たれてしまう。ここでマウンドには上原。清水に打たれたものの井上をピッチャーゴロにしとめ追加点は与えなかった。
いくら上原でもランナーが溜まってウッズに廻ると怖いなという不安はあった。が、ここでチームを安心させたのが二岡だ。ツーアウトランナーなしで高橋から得意の流し打ちでスタンドに運んだ。満塁弾打たれても同点どまりになるだけに大きな一点だった。

九回、井端の鋭い当たりはツーベースコースだったが尚広がランニングキャッチでアウトにした。これでもう流れはこちらのもの。荒木をファーストファールフライ、中村ノリを三球三振にしとめ試合終了。再び首位に立った。

勿論勝たなければならない試合だったが、今日は相手にとっても勝てばもうけものという試合だったと思う。勝てていない山本昌が先発だっただけに巨人もいけるというムードがあったように思える。が、そんな試合の中で今日の継投策には大いに不満が残る。球数の多かった内海を七回で代えて、ここのところ抑えている吉武が八回、最後は何点差でも上原という形が一番良かったのではないか。いくら明日で暫く休みとはいえ上原の出番が当然あるのだから負担を少なくするべきだったろう。一人余計だった。それでも二十球投げていないのだから本当に抑える術を心得てるよなと感心してしまう。

本番は明日だ。こちらは中四日で尚成だが、相手は中六日で朝倉が出てくるだろう。今年対決がないがいい投手である事は間違いない。去年完封もされていて苦しむ可能性もある。が、優勝するにはここを乗り越えなければ。やるしかない。

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2007年9月24日 (月)

中日(東京)●5-7 相手の執念と実力が上回った試合

初回、井端にヒットを打たれた後、荒木にエンドランを決められランナー二塁三塁。井上三振でウッズを歩かせた後、森野にライト前ヒットを打たれ二点を先制される。が、この回はどうにか二点に止めた。

二回、スンちゃんの当たりはレフトフライ、と思ったが何故か井上が転んでいてスリーベース。二岡のセカンドゴロで一点を返した。

四回、ワンアウトからビョン吉にヒットを打たれ、英智を併殺にしとめたかと思ったがバッターセーフ。谷繁にヒットを打たれバッターは山井。ピッチャーゴロと思ったが木佐貫がこれを弾き見失ってセーフに。続く井端に二点タイムリーを打たれてしまう。与えてはいけない失点だった。

その裏、ツーベースの佳知を置いて、スンちゃんが放った打球はレフトスタンドにライナーで飛び込んだ。一点差ならまだわからない。

五回、ワンアウトから木佐貫がウッズにフェンス直撃のヒットを打たれたところで金刃に交代。金刃は森野は抑えたがウッズに盗塁を許し、ビョン吉を四球で出してしまう。英智にタイムリーを浴びた。結局金刃はワンアウトだけで交代。何しに出たんだ何しに。

その裏、脇谷がワンアウトからスリーベースを放ち吉武に代打ホリンズ。が、三振。由伸は四球を選び佳知がタイムリーを放ち再び一点差。が、ガッツが凡退し一点どまり。この試合が始まるまで山井相手に6-4と当たっていたが今日はさっぱり音無し。

六回から投げていた健太朗。ピンチにウッズから三振を奪い上々に見えたが、ツーアウトランナー一塁で上田の打席。スイングしたかに見えたがボールと判定されたのが二球続いた後、スリーベースを打たれ一点を奪われる。さらに井端にもタイムリーを打たれ3点差に広がってしまう。

六回から七回を石井、八回を岡本に抑えられ九回は岩瀬。先頭のスンちゃんが執念のヒットを見せたが、続く二岡は流しながらもセカンドゴロ併殺。ゲームが決まった後慎之助がホームラン。客は沸いていたが、前の打席のゲッツーで流れを断った事がこれで帳消しになるはずがない。最後は謙次が倒れ試合終了。勝たなければいけない試合を落とし厳しい状況となった。

相手との差を感じざるを得ない試合となった。これまでの相手とは違い、細かいミスを相手は突いてくる。それだけの隙がこちらに出来ていたという事なのだろう。初回からエンドランを仕掛けたりウッズが盗塁したり相手の執念を感じた。相手は併殺ゼロでこちらは三併殺。その時点で今日の勝利は厳しい。中継ぎの差もゲームの命運を分けた。チャンスはあると踏んでいたが六回から投げた石井が良かった。慎之助の併殺がなければわからなかったが、七回は完璧にやられてしまった。

明日の先発は内海。相性は悪くない。内海に七回を投げてもらい吉武-上原と繋ぐ形に持ち込みたいところだ。こちらは勝つしかない。

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2007年9月23日 (日)

横浜(東京)○3-2 待ち望んでいたヒーロー

先発のアナウンスに耳を傾ける。こちらの先発は久保。予想通り。そして慎之助が帰ってきた。相手の先発は三浦。中四日で相性の良くない巨人戦にはぶつけてこないとは思ったが、彼に賭けるしかないのだろう。

初回、佳知がポテンヒットで出塁したがガッツがセカンドゴロゲッツーに倒れてしまった。
四回、野中のヒットからツーアウトランナー三塁のピンチ。村田の当たりはサードを抜ける可能性もあったがガッツが横っ飛びでキャッチし一塁へ。これがアウトとなり先制点を与えなかった。
五回、ワンアウトから二岡がヒットで出塁。慎之助がレフトへ放った打球を佐伯がエキサイトシート前で体を倒してキャッチ。その間に二岡が二塁に進み一打先制のチャンス。清水が四球で進んだ後、脇谷への初球が手首付近に。デッドボールとなった。次が久保だったことを考えると狙っていたのだろう。ゴンザレスの件といい汚いピッチャーだ。満塁だったがピッチャーの久保は打てず三振。

七回表、村田をショートゴロにしとめ佐伯も打ち取りツーアウト。次の打者は吉村。久保が中四日という事を考えるとここが最後の踏ん張り所だ。ここを抑えればこちらが優位になる、と思ったが吉村の当たりは打った瞬間にそれと分かる左中間の巨人応援席上段に飛び込むホームランとなった。この一発は痛いが仕方がない、切り替えてここを抑えてくれ、と思ったが続く内川にレフトスタンドへ運ばれ二点目を奪われた。肝心なところでの被弾・集中が切れたところでの被弾、とここにきて久保の悪い部分が出てしまった。

その裏、清水が執念の内野安打で出塁し、脇谷の当たりはセンター前に落ちるかと思ったが金城にダイビングキャッチされチャンスにはならず。

八回を吉武が抑えたその裏、三浦がマウンドに残っていた。上位打線に廻るため先頭打者が出る事、それが大切だ。ここで代打に指名されたのは拓也。流し打ちした打球がレフト前に転がり願っていたノーアウトからのランナーが出た。続くは由伸。ここで単打だと佳知バントという展開になってしまうので長打または最低限拓也が三塁にいける当たりを打って欲しいところだ。追い込まれた後、前の打席で空振り三振したフォークを見逃した。球は見えてきている。そして流し打ち。打球は左中間を抜け大きなツーベースとなった。塁上でガッツポーズ。この回最低限同点は行ける、流れはこちらに来ていた。
続く佳知の打球は右中間へ。抜けるかどうかというところで内川がダイビングキャッチ。二点かと思ったがタッチアップで一点か、と思っていたらランナーは戻ってきていた。完全に抜けたと思って走っていたのだろう。待っていれば一点は入っていた。これが後々に影響しなければいいがという不安があった。ワンアウト二塁三塁で、先ほどツーベースのガッツ。そして次の打者は二つの三振を含む三タコの李。この日だけでなく金曜からの三連戦、11打席音無し。そして相手の選択はガッツ敬遠だった。ブーイングが起きていたがこれは仕方がない。ガッツよりも李・二岡を相手が選んだという事だ。
ワンアウト満塁。打席には李が立っていた。私が「矢野出せ」と言うくらい李の調子は悪かった。前の打席でセカンドゴロを打ったがなかなかよい兆しが見られない。初球はボール。二球目の前に打席を外した。戻った後の二球目のストレートをフルスイングで空振り。全くバットを振らなかった一打席目とは違うがはてどうだろう。そして三球目、フォークをすくった打球は右中間に上がった。右中間に落ち同点だ!と思ったらファーストランナーもサードベースを蹴っていた。そして生還。一気に逆転した。これで三浦は降板。今年は試合は作っているが今日も巨人に勝てず。呪われているとしか思えない。
追加点で上原を楽にしたいところ。代わった木塚がいきなり二岡にデッドボール。二岡も珍しく怒っていた。慎之助でゲッツー狙いのためにぶつけたんだろうな。本当に汚いチームだ。犠飛王の慎之助だし一点は入るだろう。ピッチャーはマットホワイトに交代。一塁に牽制したがその間に何故か李がスタート。ホームを狙ったがタッチアウト。また変な策使ったよ。。原か伊原か知らんが大人しくしてろや。尚広盗塁とエラーで三塁に進むが慎之助内野ゴロで追加点ならず。いくら九回が上原でもこういう流れを作っちゃ駄目だろう。

九回は上原。金城をフライにしとめ村田は良く見られフルカウントに。六球目はフォークで三振。次は小池か、と思ってオーロラビジョンを見て吹いてしまった。代打鈴木尚。ここでこれは有り得んわ。ストレートで追い込み無駄球なく最後はフォークで三球三振。同一カード三連勝を二週連続で決めた。

眠っていた四番が試合を決めた。前日は四番だけが蚊帳の外。今日駄目だったら明日からの中日戦で外れていたかもしれない。しかし彼は残った。皆が待ち望んでいたのは彼がヒーローとなる日だっただろう。それは今日訪れた。これで吹っ切れてくれる事を願う。
そして李をヒーローにしたのは間違いなく味方打線だ。ゴンザレスの復帰で出番を失っていた拓也が出塁して欲しいところでヒットを打ってくれた。それまで苦しんでいた由伸が結果を出した。繋ぎの意識が最高の結果を生み出した。

昨日と違い今日はワンプレーワンプレーに目が離せず緊張するゲームだった。が、明日からの三連戦は今日以上の緊張感があるだろう。最大の難敵に立ち向かわなければならないし、今日の試合で疲れていたら明日からの三試合は持たない。選手も疲れているけれどこちらも走り続けなければ。勝てるように声援で後押しを。

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2007年9月22日 (土)

横浜(東京)○7-1 もう一人のラッキーボーイ

向こうの三橋は予想通り。こちらは誰が来るかと思ったが中五日で野間口だった。

初回は相手を三者凡退にし、その裏、由伸がライト前ヒットで出ると佳知が送りバントを決めた。続くガッツが初球を右中間に運びタイムリーツーベースとなり、あっさり先制。ツーアウトから二岡が得意の流し打ちで同じく右中間に運びタイムリーツーベースで二点目。そこから清水がセンター前タイムリーヒットを放ち繋いで三点を手にした。

四回、昨日のヒーロー仁志がツーベースで出塁すると、野中に無意味な死球を与えてしまう。続く金城のライトフライで仁志はサードに。続く村田はショートゴロ。ゲッツーは難しく一点は入ったが、良くなかったのはセカンドをアウトに出来なかった事。記録は二岡のエラー。一打逆転のピンチ。佐伯の打球はファーストゴロでゲッツーコースだったが李がファンブルしセカンドだけアウト。こういうのが続くと吉村に一発を浴びるのでは、という嫌な予感もしたがここはサードゴロにしとめ一点で食い止めた。
一点で止まった事に続き流れを引き戻し今日の試合を決める一点が入ったのはその裏。ワンアウトから清水が低めに来たボールをすくい上げてライトスタンドにホームラン。失点の後での得点は相手に与えるダメージが大きい。これでほぼ試合は決まったと思えた。

五回裏、相手に勝つ気があるのか?と思わせる場面があった。ピッチャーは那須野。ワンアウトから由伸がツーベースで出塁。ツーアウトになり打席にはガッツ。記憶する限りではガッツが那須野に対し打率五割だったと思える。次の李も打っているだろうが、現状を考えれば勝ちたいならばガッツで勝負するべきではない。だからこそ0-2からストライクを取りにきたときは思わず「勝負するのか」と声を発していた。そして結果は佐伯の頭上を破るタイムリースリーベース。その後の李は変化球が高めに来ているにもかかわらず、三振。今の李勝負だったらこの回の得点はなかった。

六回に那須野からゴンザレスがタイムリー、七回に川村から、由伸四球→尚広盗塁→佳知タイムリーという素晴らしい流れで得点でき7-1となった。

九回も野間口。八回までを仁志のツーベースと佐伯のヒットに抑え、それほど球数を費やしていなかった。先頭の仁志はお家芸のポップフライ→バット叩きつけ。最後に見せてくれるとは。ツーアウトから金城にヒットを打たれたが最後は村田をショートライナーにしとめ試合終了。三年目にしてプロ入り初完投勝利初めて九イニングを投げ切った。(降雨五回コールドで既にプロ初完投済)

四回のピンチでは、あぁまたプッツンしてしまうのかなという不安はあったがそれを乗り越えた時点で今日はもう大丈夫だったのだろう。最終回で147km/hも出ていたしばててはいなかったと思う。シーズン終了後はクライマックスシリーズ、それに勝つと日本シリーズがある。日程で考えるとクライマックスシリーズは先発五枚揃えたく、日本シリーズは最低四枚欲しいところだった。尚成・内海・木佐貫は当然確定だが、残り一枠が足らなかった。が、ここにきて野間口が結果を出したことで、四枠目を手繰り寄せたと言ってもいいだろう。もう一人のラッキーボーイがチームに流れを引き込んだ。勢いのまま明日も勝ちに行こう。

小笠原・清水・野間口のヒーローインタビューを聞いていると、ビジター応援席の立ち見エリアから物音が響いていた。明らかにモノを蹴っている音だ。二次会でライトに移ったが、それが終わった後レフト側を見ると一部の横浜ファンがまだ残っていた。やはり何かがあったのだろう。惨敗の八つ当たりでそういう真似をするような輩にはスタジアムに足を踏み入れて欲しくない。厳正なる処分が下される事を願う。

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横浜(東京)○5-1 ワンプレーの重要さとラッキーボーイ

ふと会社を出る前に気づいた事がある。あ゛ぁ~~~!G-Poカードォォォォォ!!…orz

久々にヒートアップチケットを買おうかと思ったが、あまりにも試合が早く進みすぎて販売時間前にはもう六回に入るところだったため慌てて立見席を購入。そういや久々だったな、ヒートアップ売ってたのって。先週の広島でもしかしたら売ってたか?レフ巨だったのでわからんけど。

試合は寺原にいいようにやられて佳知のワンヒットのみ。横浜は仁志のソロホーマーで一点リードしていた。今日の寺原はいつもと違っていいなあ、でも、尚成もいいし、今日は勝たせてあげたい、そう思えるくらい素晴らしい投手戦だった。打順から考えるとチャンスは七回だ。

その七回、先頭の佳知が出塁すると代走に尚広。足の速い尚広を置いた事により横浜側の動揺を誘えている、そう感じたのは途中で相川のところにベンチから誰か来ていた事と、寺原を落ち着かせに仁志がマウンドに駆け寄っていたからだ。そしてガッツがフォアボールを選んだ。夕刊フジがガッツの四球が減った事を問題としてたが、選べるわい。というかこの球場じゃ歩かせてドカンが一番怖いから歩かせられんだろ。スンちゃんのバントもあるのかな、と思いきや勝負。ここは四番を信頼したのかな、と思ったらセカンドに強い打球。ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、と思ったら仁志がポロリ。それで送球が遅れセカンドはアウトにされたが全力疾走のスンちゃんはセーフに。命拾いした。と思ったが続く二岡がお嬢さんスイングで追い込まれた。まずい、、これでアウトなら二三振とはいえ清水は間違いなく歩かされ全然合ってないゴンザレス勝負だ…と思ったら二岡がショートの横を抜ける同点タイムリーを放った。続くは二三振の清水。ゲッツーじゃなければ良い、と願っていたが、打球は清水らしい鋭いものでセカンドの横を抜けヒットとなりスンちゃんが生還し勝ち越しに成功した。続くゴンザレスは何にもならないファールフライ。が、これが幸いしたのかもしれない。塁が空いていたらカトケンは歩かされ尚成に廻り、代打を出さざるを得なくなっていたかもしれない。タイムリーに期待するか、と思ったら打った瞬間に入ったと思わせる角度と勢いでボールが上がり、左中間スタンドに届いた大きなスリーラン。一塁をまわったところでカトケンがガッツポーズ。大きな大きなプロ初本塁打だ。
八回、由伸の内野安打の後、代走で出たハッピバースデー謙次が尚広バント失敗してから結局三振(怒)の後に盗塁を決めた。が、後が続かず追加点はならず。これで点を取れば上原を温存できたのだが。。
九回は上原が出て、二人にヒットを許したが相川をファーストゴロに抑え試合終了。というか何であそこで鈴木尚使ったんだろ、大矢さんは。あれは助かった。

この試合が始まるまで、寺原の対巨人戦績は三戦三敗。防御率も8点台。正直寺原が来るのを歓迎していたが、この日の彼は違っていた。最後の最後で勝ちを与えるのか、とも考えていたが、まず佳知が流れを作ってくれた。唯一ヒットを放っていた選手が終盤に二本目のヒットを放ち相手にプレッシャーをかけてくれた。まだ早いと思ったが尚広の代走も効果があった。が、この日は運も味方していたのだろう。仁志がきっちりスンちゃんの打球を捕っていれば併殺だったしあの回の得点はなかったかもしれない。野球はワンプレーが重要だと本当に思い知らされた今日のゲームだった。

そして初めてのお立ち台を経験したカトケン。先週の金曜日に続き、この金曜も大仕事をやってくれた。シーズン序盤の炎上っぷりを見てめちゃめちゃ今年は叩いていたような気がするが、最後に来てチームの力になっている。そういえば、昔は優勝する時はラッキーボーイがどこかで出ていたと思う(昔の白幡とか知ってる人いるだろうか。)ここに来て出てきたのは心強い。

ここで再び流れを取り戻せるか。残りのホーム七戦。突っ走るのみ。

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2007年9月21日 (金)

イースタン優勝

仕事が何も無ければ有給でも取って見に行こうかと思ったが、生でその様子は見れず。しかし、七年ぶりの優勝、おめでとうございます。七年前の二軍監督って今ハムのGMやっている高田さんだったのね。それ以来の優勝を手にしたキャプテン吉村。原さんの次は任せた、と思っていたが今日の優勝試合でオフィシャルに気になる記述が。

(7回裏)ヤクルトの投手は3番手・田中充。寺内は右越え二塁打。坂本は送りバント

ま、まさか貴方も。。。

ちなみに試合はもう一人のアゴ様(デンゲキ)が殊勲打を放ったそうな。これがs、、、いや何でもない。

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2007年9月19日 (水)

阪神(甲子園)○11-1 連勝を目指して

最低限勝ち越しを狙いたかった阪神戦連敗で迎えた三戦目。先発を見て「おや?」と思った。こちらの内海は予定通りだが、何故かボーグルソン。順番で言えば杉山だし、巨人は彼に白星こそ与えては居ないが苦手にしている。少しだけ杉山じゃなくてラッキーと思ったのも事実だ。
二回にノーアウト満塁のチャンス。これまでの悪い流れだとゴンザレスゲッツーでホリンズピッチャーゴロというのが頭をよぎったが、まさかの結果に驚く。ゴンザレス満塁ホームラン。一発が出るなんて思わなかった。
四回、ツーアウトからホリンズがツーベースで出た後、ボーグルソンが内海の即頭部にぶつけて退場に。ピッチャーに死球とはふざけたヤツだ。そこで燃えたのか、準備不足のダーウィンから由伸がスリーランを放ち勝負はほぼ決まった。
内海はシーツの内野安打で一点を失うも柱の名に相応しいピッチングでゲームを作った。八回にゴンザレスのタイムリー、九回に脇谷・李・阿部のタイムリーが出て、二イニングを西村・上原が抑えて試合終了。今シーズンの阪神戦を白星で終えた。

こういう試合をもっと早くやって欲しかったという気持ちもあるが、そこは実力なのだろう。結果は結果で受け止めるべきだ。自ら失いそうになっている優勝は自力では戻らない。だが、可能性はある。とにかく勝つだけだ。何があろうとホーム八試合で今年のリーグ戦は終わる。ファンに諦めない姿を見せて欲しい。私達も諦めない。

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阪神(甲子園)●4-5 勝負強さ

前回の三連敗から負け続けこれでとうとう五連敗。引き分けを挟むと六連敗。引き分け以降の四敗は全て一点差。実力に差は無く打線を見ても率はこちらの方が高い。中継ぎの質は大きく劣るが、その他に劣る点を挙げるならば勝負強さというところか。能見は二回でマウンドを降りるくらい悪かった。その能見から一点しか奪えなかった事も今日の敗因の一つだろう。相手は肝心なところで率の低い人間が打っているし、野口のような今年当たっている選手がいい具合に結果を出している。勝てないのではないか。そういう雰囲気が出来ていないか。

采配に関しては今更という気はするが、今日の疑問点は尚成の使いどころ。彼を投入してまで勝ちに行こうとしたが、 打順のめぐり合わせもあって投げたのはビハインドの一イニングのみ。使うならば同点に追い着いてからにするという選択肢はなかったのだろうか。

西村が打たれたことはチームも本人も心配だ。一人で責任を背負い込み押し潰されてしまわないか。彼一人に阪神に負けたことを背負わせるのは酷だ。そしてチームとしては豊田の居ない今を西村で乗り切ろうとしたプランが崩れてきている事が気がかりだ。総動員と言っても人だけ居て使えるピッチャーが居ない、という事態も考えられる。勝負どころのゲーム後半が不安である。

門倉?今更責める気にもなれないし責めたところで今日の敗戦は覆らない。この程度のピッチャーを使わなければならないというところに台所事情の苦しさが表れている。そういうことだろう。

優勝するには、残り全て勝つしかない。

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2007年9月17日 (月)

阪神(甲子園)●1-4 僅かな隙

四回ツーアウト、フルカウントから葛城に投げたインコースのストレートがボールの判定。四球となり矢野にヒットを許した後、関本にライト前ヒットを打たれて先制を許した。六回に佳知のホームランで同点に追い着いたが、七回、ツーアウトから赤星のピッチャーライナーを木佐貫が取れず内野安打に。シーツの止めたバットがたまたまライト線に落ち、赤星にホームインされて勝ち越されてしまう。八回に西村が二点取られて今日はお終い。

簡潔に書くとこういう試合だったが、負けたのは僅かな隙なのだろう。一点目は葛城の四球は問題とは思わない。その後矢野を追い込んでから直球を指示したリードが問題だと感じた。前の打席で見逃し三振奪ってるし今度はさすがに読むだろう。ストライクで勝負する事も無かったのに。木佐貫は六回三分の二で二失点に終わったが、もしこのプレーをちゃんとしていれば七回を投げきれたかもしれない。そのプレーというのは三回ワンアウト一塁二塁。赤星が浅いセンターフライを打ち上げホリンズがキャッチしたが、何故か下柳が戻らず一瞬待っていた。それに気付いたホリンズがセカンドに投げたが悪送球で下柳をアウトに出来ず。あれだけ近い位置にいてアウトに出来ないのはお粗末としか言いようがない。あれで木佐貫に余計な負担をかけてしまった。下柳があんな位置にいたのがそもそもおかしいが、そのミスを突かなきゃ。あとは先にも触れたが、慎之助のリードなのだろう。矢野にストレート勝負で三点目も奪われた。他の選択肢もあったのではなかろうか。

三勝する事はこれでなくなった。二勝を目指して明日戦うしかない。

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2007年9月16日 (日)

広島(広島)○9-0

ドームのコンコースを歩いていてバッテリーのお知らせを耳にする。「ピッチャー…(西村、だな)…野間口」…!!え?ここで野間口ですか?どこかで炎上しそうだなと少しテンションがダウンしていた。相手の先発は大竹。大竹を苦にしていないからそれほどは気にならない。ベンチ入りメンバーを見ると豊田の名が無い。野間口だと継投は間違いない。だからこそ不安が一つ増えてしまった。

初回、ワンアウトから東出にヒットを打たれるが、盗塁を慎之助が刺してアウトに。が、栗原にヒット・新井に四球、とツーアウト二塁一塁。迎えたのは前田だったがセカンドゴロにしとめ点は与えなかった。
その裏、先頭の由伸が惜しいレフトフライでワンアウトとなったが好調な清水がライト前ヒットを放った。続く小笠原が2-1と追い込まれた後のフォークをすくい上げ高く上がった打球はそのまま伸びてバックスクリーン左に入った。大きな先制ツーランだ。

二回に先頭の嶋を出したが最後は三振ゲッツーでピンチを逃れた。これで落ち着いたのか自信のあるストレートを低めに決めてピンチにはならなかった。

四回、先頭のスンちゃんがツーベースで出ると二岡にはバントの指示。ノーアウト二塁ならワンヒットで行けるのに何故にバントさせるんだ、と解せなかった。二岡はバント失敗のあとツーストライクからセカンドゴロで結果的にバントと一緒になった。続く慎之助がレフトファールゾーンにフライを打ち上げ、サードランナーがホームイン。三点目を手にした。慎之助が打ってくれたから点が入って良かった。

六回、スンちゃん四球の後、二岡がポテンヒットでノーアウトランナー一塁二塁。あの監督なら間違いなくバントだろう。が、バントをしても次はゴンザレス。半端なゴロでランナー進めずホリンズ敬遠野間口アウトというシナリオが浮かんだ。慎之助のバントは大竹に早く取られサードアウト。むむ、こうなるとゴンザレスゲッツーか。と思ったら鋭い打球がサード頭上を通りレフト線ツーベースとなり一点が入った。これがバントだったら二点だったんだな…。すまなかったゴンザレス。ホリンズが四球を選んだところでピッチャーは森。誰?と思ったが今年初登板。が、ここで驚いたのは野間口が交代した事。確かに突如崩れるピッチャーだけれど今日は行けるところまで行っていいのではなかろうか。野間口のプロ完封なんてないかもしれな(以下自主規制。)試合を決めに行ったのだろうが、代打謙次は浅いフライ。満塁で由伸。ファンが期待するのは満塁弾。打球は高く上がったが、これは行かないで取られるかな、と思っていた。が、前進していたのかライトが追い着かずワンバウンド。三人が一気に生還し大きな三点が手に入った。

七回は山口。うむ、これは納得。八回は西村。出て来た時は、何でこのワンサイドゲームで使うのかと疑問に思ったが、今週投げてないのを見て納得。無理のない下位打線で投げさせ今後の阪神戦を見据えた調整登板なのだろう。吉武-東野のリレーを思い描いていたが、明日からの三連戦で西村は絶対必要となるし一イニングならまあいいか。二イニングは不可だけど。当然のようにあっさり抑えた。

八回、先頭の脇谷が林からセンター前ヒットを放つが、ホリンズ三振・謙次ライトフライでツーアウト。ぶちこめ由伸の打球は右中間を襲った。フェンスまで届いて、ファーストランナーの脇谷が一気に三塁を廻りホームへ。ボールが着いた頃にはスライディングした足がホームに届いていた。その後古城にもタイムリーツーベースが出た。ヒートアップしたところに出たのは代打・佳知。佳知も得意の流し打ちでヒットを放ち一塁三塁。ここでスンちゃんに一発が出たら祭りだったが、フライに倒れた。

九回マウンドには吉武。栗原にこの日三本目のヒットを浴びた。立ち上がって何故か広島をの応援にあわせてメガホンを叩いている巨人ファンがいた。そうだよなあ、確かに広島もいいところ見せないとなぁ、と思っていたら新井さんがあっさりゲッツーで試合終了。二試合連続完封で今シーズンの広島戦を終えた。

いやはや、まさかの野間口だ。ここまで投げるとは思わなかった。低調な広島打線相手だが十分先発の役目は果たしていた。ヒーローインタビューも納得。打線の話になったがやはり最初の試合を劇的な逆転でものにして相手の意気を消沈させたのが大きかったと思う。相当ショックだったのか昨日今日の広島にいいところは殆ど無かった。

日曜夜の広島戦は最後もフィーバーだった。

7/29 ○9-0 福田怪投 佐々岡炎上 6ホームラン
8/26 ○14-1 大竹炎上

夜じゃなくても日曜の広島戦は何かが起きる。
7/1 ○9-6 九回表4-6 大道が新井のエラーで出てから奇跡の逆転
7/15 ●2-4 代打小関(怒)

相手を考えると浮き足立ってはいけないが、これ以上ない最高の形で阪神戦を迎えるのは事実だ。シーズンは残り11試合。全て勝ちに行くつもりで臨むだけだ。

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広島(東京)○3-0 すんなり終わったナイスゲーム

先発は尚成と宮崎。てっきり大竹で来るかと思ったが、回避したのだろうか。尚成は初回ツーアウトからアレックスにツーベースを打たれたが新井を抑え点は与えなかった。その裏、ツーアウトとなり打席には小笠原。初球をすくい上げライトスタンドに先制ホームランを放った。
二回も同様に嶋にツーベースを打たれたが後続を断ち点を与えなかった。その裏、先頭の慎之助が1-3から左中間スタンドに運び2-0とした。
その後は宮崎に対し良い当たりを放つがヒットにならず、六回に小笠原が放った1500安打が久々のヒットとなった。両チームのファンから拍手が起きていた。
八回、宮崎に代打が出ていたのでマウンドには佐竹。今日の出来なら尚成が完封して、同リーグ全チーム相手に完封という偉業を成し遂げる可能性もあるな、と思っていたら交代。うーむ、出来れば上原を休ませたかったが。ワンアウトから由伸がヒットで出塁すると尚広を代走に送り、清水のファーストゴロで進塁した後、小笠原がこの日三本目のヒットをライトに放ち尚広が生還。大きな三点目を手にした。
九回マウンドに上がった上原は三人で終わらせ、うち二人を一球で片付ける省エネピッチング。相手に助けられた。二時間ちょっとで試合は終了。

昨日は劇的な試合で今日は大人しい試合だったが、相手に流れを与えない素晴らしいゲームだった。ゲームを作った尚成もヒーローだが、今日は小笠原の日だったのだろう。先制ホームラン、1500本目のヒット、駄目押しのタイムリーと全てが価値あるヒットとなった。大人しい試合だったので書くことも少ないが、そんな日もあるだろう。明日もいい形で勝利を。

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2007年9月15日 (土)

広島(東京)○9x-8 地獄から天国

レフト巨人にて三連戦。

中一日の内海がいきなり三連打を浴び、栗原のショートゴロで先制されると、嶋に二点タイムリーツーベースを打たれた。倉にもライト前ヒットを打たれたが由伸が捕殺に成功した。相手は広島のエース黒田だがそれほどいいとは思わなかった。決め球のフォークが高くなる時があり、完封はないと踏んでいた。

三回、ツーアウトから新井・栗原・嶋に三連続ツーベースを打たれ二点を許してしまう。それにしても、今日の広島は狙いがしっかりしていたな。嶋以外は皆逆方向かセンター返し。読まれているのがボールに力がないのか。五回、新井に被弾。ドームでこれほど駄目駄目な内海はなかなか見る事は出来ない。コンディション不良なのだろうか。

その裏、ワンアウトからゴンザレスと清水が連打で代打・脇谷。四球を選び満塁で由伸。左中間を破るツーベースを放ち二点が入った。脇谷が中途半端にまわってサードに戻る時アウトになったかと思ったがセーフ。佳知の代打・謙次がセンターへ犠牲フライを放ち三点目を手にした。この点差ならわからない。

が、次の回に出てきた福田が空気を読めなかった。ワンアウトから山﨑に打たれると、黒だのバントが勢いよく転がり、何故かさっきまで前に出ていた李がひっこんでいてこれが内野安打となってしまった。そして梵にツーベースを打たれ一点を失った。ここで交代。とっとと引っ込め。後を受けた山口だったが、ワイルドピッチであっさり追加点を与えてしまう。お粗末な野球だホント。

七回に満塁のチャンスを迎えるも点は奪えず。八回、黒田が降りて横山がマウンドに。先頭は李だったが、最後は三振。状態が相当悪いんだなというのが見えた。横山が投げたのは全部高く、ホームランを打ってくれといわんばかりのボールだった。最後のだってホームランボール。プレゼントしてくれるのに三振ではな…。

八回を終えた辺りから人はぞろぞろといなくなって、平日のドームは空きが目立っていた。試合は九回裏に。五点差あるためかさすがに永川は使わずピッチャーは上野。先頭のゴンザレスが四球を選び、続く清水がバウンドで一塁を越えるヒット。ホリンズがレフトにタイムリーを放ち四点差。ここでピッチャーは永川にスイッチ。この辺りからもしかしたらという空気が出てきた。それまで雰囲気の暗かった外野席が一気にヒートアップ。由伸がタイムリーを放ち三点差に。代打は拓也。粘りを見せるも最後は内角のストレートを見逃し三振。ガッツの打席で永川がワイルドピッチ。ガッツは追い込まれていたが最後は四球を選び満塁に。駄目だろうなと思っていたが李は空振り三振。二岡の打席で倉がパスボールして一点入り二点差に。二岡が四球を選び満塁に。ここで打席に立ったのは途中で慎之助と交代した加藤だった。追い込まれて、さすがに加藤にこの場面は厳しいかな、と思っていた。が、ここで加藤がフォークを流し打ちしセカンドを超えた。二塁にいた尚広がホームに滑り込み同点に!!誰がこの展開を予想出来ただろうか。この回はゴンザレスが倒れ延長戦に。

十回ツーアウト、青木勇人との対決で由伸が一球も降らずにフルカウントから見逃し三振をしたのが気になった。積極的に打つバッターがどうしたのだろうか。

十回~十一回を上原が抑えその裏、ピッチャーは佐竹に。先頭の拓也がツーベースで出塁。続く古城は打って欲しいなと思ったが選択はバント、が、これがうまいところに転がりノーアウト一塁三塁という最高の展開に。まあ後を考えると李を歩かせる事は有り得ないだろう。そして李は内野ゴロで何にもならず。本当に頼りにならない。動きたがる監督なんだから李にスクイズでもやらせてみろってんだ。バントはそこそこうまいぞ。李がアウトとなったところでピッチャーはフェルナンデス。二岡は四球を選びワンアウト満塁で加藤。初球の見逃しを見て、手こずるかなと思ったが、その通りショートゴロでホームゲッツーを決められてしまう。

十二回は豊田。新井から始まる怖い場面だったが新井三振、栗原セカンドゴロでツーアウトを奪い、最後は嶋にアウトローのストレートをズバッと決めて見逃し三振。素晴らしい。
裏のピッチャーは変わらずフェルナンデス。先頭の豊田に代打・大道。残っている選手は彼だけだった。その大道が放った打球はライトフライかなと思ったがこれが思ったより伸びライトを超えるツーベース。二塁でガッツポーズを見せた。凄すぎるよ、漢・大道。ノーアウト二塁で清水。この日三安打。バントという選択肢はないだろう。その清水が引っ張った打球が右中間を破り大道が生還しサヨナラ!!!0-6から勝利という試合中盤からは信じられない最高の結果で終わった。

今日途中で帰ったお客さんは相当後悔している事だろう。ただ、この展開は予想出来なかった。本当に八回までは真っ暗だったのに、人が少なくなった九回の方が熱気があった。そして残った人達は最高の結末を目にする事が出来た。それを見せてくれた選手達には感謝したい。
ヒーローインタビューで清水が行っていたように、皆で繋いだ結果だろう。由伸であったり、同点打を放った加藤であったり、決勝のホームを踏んだ大道であったり。そして四安打を放った清水。活躍した他の選手をインタビュー中に挙げ感謝の気持ちを表していた。これが清水の素晴らしいところだ。

今度こそ勢いに乗ってくれる、そう信じたい。

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2007年9月13日 (木)

東京ヤクルト(神宮)●0-5 なんにもない試合

今年最後の神宮は見事なまでにやる気の欠片も感じられない試合だった。ヤクルト戦が働きどころであるはずの久保が五失点。カツヲにタイムリーを含む二安打を許すお粗末ピッチング。打線もカツヲの前に沈黙。僅か四安打。ゴンザレスがゲッツーの次の打席でヒットを打った時は嬉しくもなんとも無くむしろ腹が立った。四番はいつもの見逃し三振のほうがマシに思えるくらいの初球アウト。

今日は野球を見に来たというよりは、改修前の神宮を一目見たのと、名物ウインナー盛りを食したのと、一軍で東野を見に来たようなものだ。


しかし優勝する気あるのかね、選手達は。

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2007年9月12日 (水)

東京ヤクルト(神宮)●4-9

ひそかにビジター神宮は皆勤だったが、今日は流石に行く気がしなかった。三回に内海が危険球退場し、代わった福田が四点を奪われた。藤井が四球二つ出したのを見て少し気持ちが揺らいだ。満塁になり、点が入ったら行こうかな、と思ったが、ノーアウト満塁から点が取れないのを見てブチ切れて帰ることに。行くかボケッ。

上位二チームが負けたからまだ良かったという考えもあるだろうが、残り試合を考えると、その二チームが躓いているうちに勝ちたかった。去年も退場したし内海にとってホントに鬼門だよな、神宮は。

さて明日は誰なんだろう。中四日でヤクルトキラーを使うのかね。内海がどこかでいきなり出てくるのか?阪神戦で投げさせたいのだが。。

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東京ヤクルト(神宮)○6-5 天の悪戯

先発は木佐貫と石井一久。ワンアウトから謙次が四球を選ぶと、ガッツ・スンちゃん連打で満塁とし、二岡のポテンヒットで先制。その後慎之助に押し出し死球。ホリンズのアウトを挟んで拓也に再び押し出し死球。初回に三点を得た。

二回に由伸が四球を選ぶも、謙次のライトフェンスギリギリのフライにセカンドを廻っていて一塁に投げられダブルプレー。あれは走っちゃ駄目だろ。。その裏先頭のユウイチにヒットを打たれるも、続く宮本をゲッツーにしとめた。その後飯原のツーベースが出たのだから併殺で助かった。

三回、二岡ヒット・慎之助四球の後、全く打てないと思ったのかホリンズが送りバントを決め二塁三塁。拓也のヒットで一人ホームインし一塁三塁。木佐貫は当然バントだが、スリーバント失敗で送れず。その後由伸のツーベースが出たが結果的にバント失敗により二点タイムリーとなるはずが一点に留まってしまった。その後満塁まで行ったが点は取れずこの回は二点追加して終わった。その裏石井は交代。こんなに酷い石井を見たのは久々だ。あれじゃあファンは怒るのではなかろうか。

その後は木佐貫が抑えていたのと、相手の中継ぎに抑えられゼロ行進。八回裏、先頭の川本をボテボテの内野安打で出塁させると、ワンアウトから青木にタイムリーツーベースを打たれ、ツーアウトからラミレスにタイムリーを打たれた時点で交代。アンラッキーなヒットからリーグ屈指の強打者にヒットされたのは仕方がない。勿論豊田・上原を出す展開にしたくはなかったが。この日も無四球で終えた事は大いに評価できる。

九回に二岡のタイムリーで一点を取ったことにより豊田が続投。が、それが裏目に出てユウイチにヒットを許した後、代打度会にもヒットを許しノーアウト一塁二塁。ここでマウンドには上原が。飯原を三振にしとめるも、川本にライトスタンドへ運ばれ一点差となってしまう。雨足が強くなる中、城石にサードベース直撃のツーベースを打たれ、青木の内野ゴロはヘッドスライディングでセーフとなり大きなピンチとなった。まずい流れだ。ここで雨がさらに強くなり中断。

雨が降っている間は色々な思いが巡っていた。この流れはさすがにまずいからコールドにならないかな、でも、これでコールドなんていったら相手ファンは納得しないだろな。弱くなったと思ったら雨が強くなり、これは続行するには厳しいかなと思ったが、雨が弱まったのを見て試合再開となった。

ワンアウト一塁三塁で田中浩康。147km/h(まあ神宮計測なので速くなっているのだろう)の直球で追い込んだ後最後は内角ストレートで見逃し三振にしとめた。続いて迎えるのはラミレス。サヨナラのランナーをセカンドに進める選択はないので当然勝負。ワンスリーとなった後、フォークで空振りを奪いフルカウント。一発じゃなくともランナースタートとなれば青木の脚を考えると長打の時点でサヨナラだ。そして投げたのはフォーク。これをラミレスが空振りし試合終了。苦しい試合をどうにかものにした。

ゲーム序盤はこうなるとは思っていなかった。ヤクルトやる気ないなぁと思い今日の好投はあまり参考にはならないな、くらいに思っていた。最後に点を取られたのは雨による影響も十分に考えられたろう。マウンドがぬかるんで本来のボールが投げられなかったのかもしれない。が、その雨が強くなって中断した事により空気を変える事が出来た。中断が無ければイケイケでサヨナラを許していたかもしれない。そう考えればあの中断は良かったのだろう。
優勝を争うのであれば今日の試合でこんなに苦しんではいけないのだろう。楽勝で終わらなければいけなかったかもしれない。傍から見ればきっとそんな試合だろう。が、今日の苦しみを乗り越えた嬉しさは、最後まで残って見ていた人間にしか分からないだろう。守り切ってくれて本当に良かった。

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2007年9月10日 (月)

阪神(東京)●8-9 偶然ではない連敗

打線は素直に褒めたいが、やはりチームとしての弱さが出た敗戦だったと思う。土曜の敗戦は受け容れられるものであったが、金曜と今日は腹の立つ敗戦だった。確かにこちらの隙を突き、脇役がいい活躍を見せた阪神の出来が良かったとも言えるが、こちらが自滅しなければ良かっただけの話。前にドームで三連敗した時に、無駄なフォアボールから投手を一人ずつ出番を早くして敗戦の要因を作った西村が二ヵ月後に同じ過ちを繰り返していた。こういう学習しないピッチャーが今中継ぎの柱なんだから強いチームではないという事でしょう。そしてエースの高橋は肝心な試合で二試合続けて炎上。中四日という苦しさはあるだろうが、時にそれを乗り越えないと。

と、ここまで投手に苦言を呈したが、前々から分かっていたが、あの監督では駄目だ、ということ。我々ファンの方が選手を良く知っているんじゃないかと思ったくらいだ。八回ワンアウトから由伸が四球を選んでこの四球はチャンスになるなと思ったら矢野はバントの構え。確かにランナーを一人でも返せば上原を出せると思ったのだろうが、この場面失礼ながらも矢野は失敗するだろうなと思っていた。そしたら案の定ファールフライで無駄アウト。ああなるくらいなら打たせた方がいい。そして九回ワンアウトから阿部が四球を選んだ後、代打で古城が出てきた。ここでバントを選んだのは間違っていない。残りの選手を考えても送る場面だ。が、解せなかったのはその後だ。古城代打でそのままセカンドに入れるので、脇谷のところで清水を送ると思っていたらそのまま脇谷。無理な変化球に手を出してカウント不利になって最後は見逃し三振かな、と思ったら本当にストレートを見逃し三振。勝ち越された裏に清水がヒットを打ったのを見て、ここで使っても遅いんじゃと腹を立てていた。あの場面で脇谷をそのまま出した意味が分からない。JFK相手じゃ完全に置物になるのは目に見えているのに。だったら清水に賭けろよ、と。どうせ守りから下げるんだし。

未熟な選手、流れの読めない監督、こういうチームだからこそこの連敗になったのだろう。悔しかったら敵地でやり返せ。優勝したいのだろう。

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2007年9月 9日 (日)

阪神(東京)●1-2 こういう試合もある

サプライズは二つ。阪神キラーの福ちゃんが先発かと思いきや久保が出たこと。順番からして下柳の先発かと思いきや安藤が出たこと。安藤は苦にしていないけれどはてどうなることやら。

と思っていた初球に打った瞬間分かるホームラン。鳥谷に完璧に打たれた。その後はどうにか抑えた。

安藤の変化球を見たが、今日は崩すのは難しいなと感じた。凄まじい切れだった。事実五回までパーフェクトピッチングを許していた。

パーフェクトで進んでいればさすがに安藤を代えづらいからどこかでチャンスは来るかなと思っていたら、六回に先頭のスンちゃんがバックスクリーンに同点弾を放った。同点に追い着いて良しと思ったが大喜びはしなかった。その次の回を抑えてからが勝負だったから。

が、七回ワンアウトから葛城を追い込みながらもすくい上げただけの打球がライトスタンドに入ってしまった。ここで勝ち越されると阪神の勝ちパターンにつながれてしまう。

が、少し様子が違ったのは、七回は江草で来たこと。スンちゃんが好調だからJをそこに持ってくるのかなと。となれば由伸のヒットからガッツのホームランしかないかな、と思ったが凡退。ここでピッチャー久保田かと思ったら渡辺。おかしいな、どちらかを出さないのかな。二岡は凡退。

八回にJかと思ったら久保田が。チャンスと思ったが、あっという間にツーアウト。ホリさんが選んだ後清水がヒットでツーアウト二塁一塁。投手コーチがマウンドに行ったからもしかしたら藤川かなと思ったが続投。佳知が内野フライに倒れ同点にはならなかった。

七回途中から八回を健太朗、九回を豊田が抑え、その裏出てきたのは藤川。先頭はファインプレーを見せた謙次。追い込まれたが引っ張った打球はゴロでフェンスまで届きツーベース。三番から始まるので同点に追い着けるチャンス。
由伸は追い込まれ、最後は空振りの三振。ガッツはキャッチャーフライでツーアウト。藤川キラーの二岡に期待がかかったが、最後はセンターフライに終わった。連敗し首位を明け渡した。

今日の敗戦に関してはある程度納得している。先頭打者への一発、点を取った後の一発、久保だったことを考えると十分想定の範囲。まあドームだし一発は有り得るから。ホームランによる二失点なら久保にしてはマシな方。打線に関しても今日の安藤を捕らえるのは難しかったと思う。最後は惜しかったが相手が素晴らしかったとしておこう。今日のような敗戦は十分に考えられる事。野球はこういう時もある。首位陥落したのは今日のせいではなく、昨日のように勝つべき試合を落としたことが積み重なったためだろう。

首位に立たれて形勢は逆転されたが、まだ4試合直接戦えるチャンスがあると考えて欲しい。ここで諦めてるようでは優勝できるはずがない。今日の久保は逃げていなかった。その結果二失点。必要以上に怯えないことだ。打率を見れば分かる事。ここまでの結果を信じて戦って欲しい。

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2007年9月 7日 (金)

阪神(東京)●8-9

パウエルと山口は今年二度と我々の前に姿を現すな。

以上。

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中日(ナゴヤ)○3-1 メンタル

川上の調子が素晴らしく、巨人は一点を取るのが精一杯。内海もウッズのタイムリーによる一点に抑え八回が終わった。その後毎回先頭打者が出るも得点することが出来ず、上原も十回~十一回に出してしまった。
十二回は古城からだったが久本が出たことにより代打謙次。ショートの横をライナーで抜けるヒットを放ち、大道がバントを決めワンアウトランナー二塁。大道の時にワンポイントで出た鈴木に代わり高橋聡文が登場。由伸がレフトフライでツーアウト。打順はガッツ・慎之助・上原と続く。落合監督がマウンドに向かったが恐らくは、ガッツで勝負させてヒットでも三塁に留まれば慎之助を歩かせろという指示だと思っていた。が、その予想は外れた。ガッツとも慎之助とも勝負せず歩かせた。ベンチに残っていた野手は加藤と坂本。監督が選んだのは坂本だった。その監督から声をかけられたとき、坂本は笑みを浮かべていた。プレッシャーのかかる場面でこういう表情はなかなか出来ない。0-1から低めのボール気味をストライクに取られて1-1。1-2からの149km/hストレートを空振り。ここで変化球を投げれば確実に三振かなと思ってみていたら次は内角のストレート。最後まで振り抜いた打球がふわりと上がり二塁後方へポテンと落ちた。この間に二塁ランナーもホームインして3-1となった。最後は健太朗がしめてゲームセット。中日相手に二勝一敗と満足出来る結果で三連戦を終えた。

当たりは良くなかったが、最後まで振りに行った結果がヒットになった。その前のスイングも思い切りが良かった。打席前の笑みといい、度胸のある子だなと感心する。オープン戦の初ドームでいきなりツーベースを打った時もいい印象があったが、強いメンタルを持っているのだろう。二岡の負傷と金刃のアクシデントにより急遽昇格したわけだが、そのチャンスを生かした。優勝争いの中ではあるが、結果を恐れず今日のような思い切りの良さを見せて欲しい。

金曜からも天王山。七連勝中の相手だが勝ち続けるとも思えない。流れはどこかでやってくるから試合をものにして、カード勝ち越しを狙うのみだ。

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2007年9月 5日 (水)

中日(ナゴヤ)○3-1 15勝に向けてラストスパート

二回に二岡のヒットから慎之助ファーストゴロの間に進塁し、スンちゃんのヒットで一塁三塁。ここで山本昌を苦にしないホリンズがレフト線ツーベースを放ち先制。なおも二塁三塁からツーストライク後木佐貫にスクイズ指令。が、昌のボールがそれて木佐貫にあたりデッドボールだ、と思いきや判定はスリーバント失敗。はぁぁぁぁ??どこが振ってるんじゃ。ふざけるなキチガ○審判、と思ったら、ボブ隅じゃん。前の横浜戦に続いてこいつをぶつけるとはnpbの悪意を感じざるを得ない。嫌な流れだったが、佳知がセンター前に二点タイムリーを放ち三点差となった。

先週好投した木佐貫。何と五回までパーフェクトピッチング。六回英智にタイムリーを打たれ記録はストップ。七回もツーアウトを取りバッターはウッズ。1-1からバッテリーが選択したのはストレート。これをバックスクリーンに運ばれ一点を許してしまった。二球続けて同じじゃ打たれるし、ウッズが直球に滅法強いのはわかっているはず。リードに疑問を感じる被弾だった。が、木佐貫が打たれたのはこの二本のみ。先週同様に無四球と素晴らしい内容だった。最後は上原が三人で抑えて試合終了。一勝一敗とした。

15勝が目標と先週から言っていた木佐貫。最初は登板機会を考えると難しいかなと思ったが、中4日で行けば九月中にあと四回廻ってくる。さらに十月に追加日程が入るのでそこでもチャンスが得られるかもしれない。あくまで今日の調子でいければ、不可能ではない。というかその気で臨んで欲しい。その四回の機会では、苦手な阪神戦は廻ってこない。さあ思い切って欲を出してみようか。

あ、そうそう。ビョン吉の三打席目の内角球は明らかにストライク。ホントは三三振だったのにボブ隅のせいで三振一個損したわ。

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2007年9月 4日 (火)

中日(ナゴヤ)●3-7 意外なワンサイドゲーム

五回で勝負は決まった。まあ打たれすぎたし四球も多かった。奇数月は駄目だなぁヒサは。まさかビョン吉に満塁弾とはね。

四回の策は失敗だろうと最初は思ったが、今日の二岡を見ると微妙なトコ。どっちもどっちじゃ確かにどっちかでバントはさせるかもなと。そして予想通り李はここじゃ打たないで勝負が決まった後でヒットを打った、と。もういっそ李に二番やってもらったら?バントしかさせないでさ。チャンスで廻っても打てやしないんだし。それなら由伸やガッツで勝負させた方がいいでしょう。

とちょっと自棄気味に書いたのは最近散々チャンスで凡退している姿を見ているからなんだろうな。

残り一ヶ月、勝ちに行かなくちゃ。

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2007年9月 2日 (日)

横浜(横浜)○7-4 ようやく手にした白星

昨日の敗戦から一夜明けて浜スタへ。並んでいる時に聞こえた後ろのおばさんの会話。「やっぱりパウエルを五回で代えるべきだったんだよ云々…」素人の方がわかっている、これが現実なのだろう。

金刃と土肥の先発で始まると思ったら先発は西村。後々聞くと投げられる状態ではなかったとか。それと昨日牽制を直接受けた二岡が欠場しスタメンには坂本が入っていた。

初回、佳知が四球を選び拓也がバント。由伸への初球はデッドボール。私は故意だと思っている。ガッツのショートゴロでランナーは進んだ。スンちゃんへも四球を与えツーアウト満塁。慎之助は粘りに粘ったがファーストゴロ。それでも土肥にあれだけ投げさせたのだからチャンスはあると思えた。
その裏、先頭の仁志にヒットを打たれた後に送られワンアウト二塁。ここでバッテリーエラーが出て仁志は三塁に。金城の内野ゴロの間に生還され先制を許してしまう。

二回にサプライズが。土肥に代わって加藤がマウンドに。これも後々聞くと背筋を痛めたとか。加藤なら行ける、と思ったが得点出来ず。

四回から吉武がマウンドに。吉村を歩かせた後佐伯にヒットを打たれノーアウト一塁三塁。内川の内野ゴロの間にホームインされて追加点を奪われた。鶴岡に四球を与えたがここの攻めは疑問。2-2から1球外したのは完全に無駄だった。先頭を簡単に歩かせるようなヤツが2-3になったら四球になるのはミエミエ。案の定四球で、その後送られ一打で二点取られるピンチ。ここで久保にスイッチ。一回もまともに抑えられないとは全く役に立たない。劣化した後に取ったペドラザを思い出す。こりゃ期待できないな。ピンチの場面は仁志が三振。本当に仁志で良かった。

四回から投げていたのは横山。五回、ワンアウトから佳知がヒットで出て拓也が併殺崩れでツーアウトランナー一塁。昨日ホームランを打っている由伸がレフトへ同点ツーランを放った。三戦連続アーチ。本当にずっと巨人に残るという気持ちを持ってくれて有り難い。

久保が六回もマウンドへ。ワンアウトから佐伯にヒットを打たれた後、内川に内角球をレフトスタンドに運ばれてしまう。この三日間内角を明らかに狙われているんだけどなあ。昨日のホームランを忘れたのだろうか。リードに苦言を呈したくなる被弾だった。

六回から那須野が登板し七回も続投。ピッチャーから始まるので代打に謙次を起用。その謙次がホームランを放ち一点差に詰め寄った。代打ホームランはこれで四本目か。たいしたもんだ。古城のセーフティバント、タイミングはアウトだったが那須野の悪送球を誘いランナーは二塁へ。ここでまたベンチが余計なことをした。ノーアウトランナー二塁から佳知にバントをさせていた。その後拓也のタイムリーで同点にはなったもののあえてワンアウト献上する必要があったとは思えない。監督交代の話は無いから来年もこのノーアウト二塁⇒送りバントという勢いを殺す策を見るのか、と思うと少し憂鬱な気持ちが出てきていた。大矢さんは学習したのか、ガッツを迎えたところで那須野を降ろしマットホワイトを起用した。確か那須野相手だと五割以上だったよな。三振とセカンドゴロで追加点はならず。それにしてもビハインドの場面で那須野からは必ず点取ってるよな。

七回裏から豊田がマウンドに。野中にヒットを打たれ送られてランナー二塁のピンチを迎えた。村田の打球は抜けるかと思ったが古城が横っ飛びでキャッチ。昨日サヨナラホームランを打っている吉村をショートゴロにしとめピンチを逃れた。

八回に木塚が謙次にデッドボール。これも故意だろう。汚いよなやることが。

九回はツーアウトから拓也がホセロからツーベースを放ち由伸に廻った。が、ここは三振。由伸も毎回打てるわけでは無いからしょうがない。
その裏、山口がマウンドに。下窪を0-2から見逃し三振にしとめ上々の滑り出しを見せるも、続く仁志に四球を与えた後、ボークでランナーを二塁に進めてしまう。代打の種田を敬遠し、迎えるのは昨日同点打を放っている金城。ここはショートゴロでセカンドランナーをアウトにしてツーアウト。村田を迎えたところで上原にスイッチ。一打サヨナラの場面だったが村田をキャッチャーフライにしとめピンチを逃れた。

十回は四番から始まるため相手もクルーンをマウンドへ。そのクルーンからガッツがレフトフェンス直撃のヒットを放ち出塁。スンちゃんは三振に終わるも慎之助がヒットで繋ぎワンアウトランナー二塁一塁。続くホリンズは追い込まれていた。が、クルーンを捕らえ、レフト前にヒットを放ち二塁ランナーのガッツがホームイン。大きな勝ち越し点となった。さらに謙次がタイムリースリーベースを放ち7-4となった。

その裏は上原が三人で片付け試合終了。同一カード三連敗の危機を免れ、今シーズン最後の浜スタを勝利で終えた。

こういう試合を見ると、やはり観に行ってみるもんだなと感じる。流れが悪かった中だがようやく白星を手に出来た。この一勝の大事さを分かっているからこそ、皆の喜びもひとしおだったろう。本当に嬉しかった。
それにしてもホリンズは本当に掴めないや。八月の時点でもう駄目だろうと思ったらここにきて状態が上がってるし。来年の契約を勝ち取るために頑張るのは大いに結構。最後の追い込みの時に状態のいい選手がいるのは心強い。そんなホリンズとポジション争いを繰り広げている謙次だが、今年の出来を考えると控えで居る事が本当に勿体無い。代打で彼のような選手が居るのはチームとしては心強いが、これだけ代打で結果を残し続けると先発で出続けて欲しいなという思いもある。
そんな競争相手同士が肩を組み勝利を喜び合う姿は実に美しかった。チーム一丸となって優勝を目指す、それが現れたシーンだ。

火曜から再び厳しい戦いが始まる。ペナントは残り一ヶ月。全力で勝利に向かうのみだ。

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2007年9月 1日 (土)

横浜(横浜)●7-8x 重すぎる一敗

6-0とリードしながらも逆転されるという絶対あってはならない試合を今日やってしまった。審判の判定やノーアウト満塁から点が取れなかった打線の不甲斐なさ等要因は多々あるが一番の問題は結局継投の采配ミスに尽きると思う。今日の敗因は監督と投手コーチと言っても良い。自責点7のJPに関しては私は五回の打席で交代しても良かったと思う。ツーアウトながらランナー二塁一塁のチャンスでもあったしあそこで大道を使っておけば追加点が取れていたかもしれない。が、恐らく勝利投手にしたかったのだろう。結局五回までは投げさせていた。そこで降ろせばまだ納得は出来ていただろう。

しかし、六回裏は何故か続投だった。この日二安打されている内川・相川から始まる危険なイニングでJPがそのまま出てきた。結果はバント失敗がありながらも仁志にタイムリーを浴びてKO。その後山口が金城に同点タイムリーを浴びてしまった。問題なのはこの後で、村田に対して西村、そして七回八回には久保を出している。彼らを出すくらいなら何故六回からにしなかったのか。吉武も控えていたのに。ここのところ抑えられていない西村は確かに出しにくかったかもしれないが、吉武か久保に六回を任せていれば勝っていたと思っている。実際内川は久保に全く合っていなかった。久保を今日使うのであればもっと早いイニングからで良かっただろう。日曜は金刃に任した上での起用なのだから。最後に打たれて敗戦投手になってしまった豊田が気の毒だし、二本のアーチを放った由伸や、ベンチの指示で自分を抑えながらもセーフティバントを見事に決めた小笠原の貢献が無になってしまった。JPが二度と出てこないのは勿論の事だが、こういう試合をやっていては優勝などとても望めたものではない。

昨日今日とベンチが足を引っ張っている。厳しい状況だ…。明日は土肥だし正直連敗も覚悟している。が、全体が危機感を持ってやらないと駄目だ。火曜日からシーズンを占う試合が始まるのだから。

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横浜(横浜)●6-7 糠喜びMAX

ハマスタにて観戦。指定席ってあんなにあったっけ?と戸惑いながら席に着く。本当におじさんが中五日で来た。でも偵察要因寺原には何の意味があったのだろう。明らかに内海で間違いないのに。

初回、佳知が四球を選び拓也が送り由伸がセンター前ヒット、これは止めると思ったら伊原コーチは廻れのサイン。金城からいいボールが返ってきてタッチアウト。おじさんの立ち上がりは悪いんだから慌てる事ないのに。結局無得点。点を取りたかった。

その裏、先頭の仁志を追い込み三球目がファールの後、四球目にストライクへ変化球を投げ流し打ちされる。野中に送られ金城にヒットを打たれた後、村田に内角ストレートをスリーランされてしまう。ビデオを見たのだが、あれは打った村田を褒めるしかない。三振を奪いに行ってコースも悪くなかった。というよりあの腹でよくあのコースを打てるなと。問題だったのは仁志への攻め方だろう。四球目は失投だろうがメッセージを感じられないボールだった。

二回にスンちゃんヒット→盗塁から慎之助が四球を選ぶとホリさんがツーベースで一点を返した。さらに続く内海がスクイズを成功させ一点差となった。

三回、拓也がヒットを放った後、由伸の打球が吉村をワンバウンドしてこえて拓也は三塁へ。ガッツがツーベースを放ち同点に追い着いた。ここで一気にいけるだろうと思っていた。が、二岡が三振の後、スンちゃんも見逃し三振。慎之助に期待がかかったがレフトフライに終わりノーアウト二塁三塁から追加点を奪えなかった。

五回・六回、いずれも先頭打者がフォアボールを選ぶも後が続かなかった。慎之助がリーグ一併殺に近づいた。

六回裏、村田にヒットを打たれた後吉村にツーベースを打たれノーアウト二塁三塁のピンチ。ここで下窪はピッチャーゴロ、と思いきや内海取れず。タイムリーとなり一点を奪われ内川にあっさり犠牲フライを打たれ二点差。これで終わればまだ良かったが相川に内角の変化球を投げたが腕をたたまれホームランとされてしまった。しっかし尾花さん出た後で炎上って、どんなアドバイスしたのよ??内海はこれでKO。打線が流れを逃したのもあるけれど、一週間以上休んどいてこれかい。。

八回、マットホワイトから二岡がヒットを放ち、スンちゃんがツーランホームランをレフトへ放った。一応盛り上がってはいたが、打つならさっき打てよな二人ともと思ってしまったのは私だけではないはずだ。

その裏、健太朗がワンアウト三塁一塁のピンチを作り山口と交代。投げさせすぎじゃ。ぐっさんが種田をショートゴロにしとめランナーを進めず、濱口を三振にしとめた。敏久も新しい芸風バット投げを二打席連続で見せたなあ。

九回はクルーンの登場。ツーアウトを取られ由伸も追い込まれたが、抜けたフォークを捕らえホームランで一点差。勢いで行けるかもしれない。ガッツの二球目はレフトへ。入ったと思って後ろの人とハイタッチしていたが振り向くとファール。周りは入っただろと文句も出ていたが後々VTRを観ると微妙。風に助けられたとしか言えないな。最後は内野ゴロで終了。諦めない姿勢を見せつつも敗れてしまった。

点を取れる時に取らないとこうなってしまう。初回にランナーを止めなかった事、ノーアウト二塁三塁から追加点が奪えなかった事で流れをこちらに寄せられなかった。ヒーローインタビューはおじさんだったが抑えられたというよりはこちらの自滅という方が正しい。しかしまあおじさんに三敗か。アゴが借金三だし得してない移籍だったなと。明日は土肥とJPか。電池切れを突如起こすJPが完封なんて期待出来ないし、初の負け越しピンチ。でもここにきてそれは防がないと。勝ち越し目指して明日まず勝つだけだ。

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