東京ヤクルト(神宮)●2-10 弱いだけ
初回、栂野が田中・青木に連続ツーベースを浴び一点を失った後、ワイルドピッチでもう一点与えてしまった。
巨人は三回ツーアウトから由伸・拓也の連続ツーベースで一点を返した。五回にはどん底だった李にタイムリーが飛び出し加藤をKOした。
栂野は二回以降は立ち直り五回までを青木の内野安打一本に抑える上々のピッチング。
六回、ワンアウトから坂本が今年初ヒットを放った後、目を疑う光景が。小吉にバントをさせて代打亀井。全く分からなかった。昨日のセスみたいにいっぱいいっぱいならばそこは代え時と理解できる。栂野が初の先発だから五回で終わりだというのだろうか。まだ勝負どころではないだろう。中継ぎの出来を考えるとこの回での交代はベストではない。小吉に打たせてたまたまヒットが出たら栂野にバントさせればいいし、小吉アウトでも栂野で終われば次は一番から始まるので問題は無い。勝ち越し点を奪うようベンチから期待されていた亀井。でもファンからはそうだとは思えない。結果は今日もポップフライ。
そして六回の交代は見事に大失敗。交代した吉武が田中と青木に連打を浴びてリグスを歩かせると、ガイエルには押し出しの四球。飯原に二点タイムリーを浴びて西村と交代。
七回、青木の内野安打を足がかりに宮本にタイムリーを打たれ飯原を歩かせた後越智に交代。が、福川に投じたインコースの厳しいボールを振り抜かれ最悪のグランドスラム。
その後隠善がツーベースを放つも見せ場はこれだけ。ヤクルト相手に三連敗となった。
確かに福川の満塁弾や、田中の状態でも分かるようにヤクルト打線の状態は良い。六回失点のきっかけになったあのヒットも普通はヒットにならない。最後まで振り切っていたからこそヒットになったのだろう。
負け惜しみになってしまうのだろうがヤクルトが強いわけではなく、こちらが弱い、ただそれだけのことだ。貧打ばかり言われているけれど結局はピッチャー。あんな出来の吉武や西村が一軍という事が信じられない。他にいい投手はいないのか。オープン戦でもそこそこ結果を残せている会田という選択はなかったのだろうか。または今後成長する期待を持って東野でも良い。四球で自滅するような投手は要らない。
気になるのはバッテリーコーチとブルペンコーチ。田中に何度も打たれこの日も猛打賞を記録されているのはあまりに無策では?そして出る投手出る投手が打たれているのはしっかり投手の仕上がりを見て進言してるのか?配置転換で一軍に来た新コーチの能力にも疑問を抱かざるを得ない。
そして今年も悩まされそうなのは監督の采配。焦って一点を取りに行こうとしたために、この日これまでの先発陣の中で一番良かった栂野を下げた事が敗因と言っても良い。そして点を取りに行くのに亀井ねえ。同じ代打なら昨日のうちに初打席を経験させておいてからここで隠善を使っていた方がまだ得点のにおいがする。はていつ亀井から隠善・大二郎にスイッチしてくれるか。
問題点は多々あるが勝つしかない。火曜のドーム開幕戦は上原。今年で最後なら日本一になりたいだろう。悪い流れを断ち切るピッチングに期待するしかない。
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