国立から直行してどうにか1-9には間に合った。レフト巨人の端で右隣には西武のファンが。加藤のテーマに入り、「♪努力~重ね~つちか~った~」と歌っていたらいきなり右側から「か・た・おっか かったおっかっ」と西武ファンの声が。こちらの1-9が終わって無いのに何被せてんだこいつら。後でセレモニーがあるからなのかなと思いきや、日生からキャプテンに何か渡されたくらいで、こちらの応援が終わってからやる時間はあったのではなかろうか。不快なスタートとなった(※申し入れがあったそうな。華音さん情報ありがとうございます)
初回を内海が三人でしとめ、その裏、坂本がポテンヒットを放ち出塁。拓也が送りガッツが進塁打でラミレス。センター前に落ちるかという当たりを栗山に取られ得点ならず。珍しく若大将が抗議してると右側にいた青の人間が帰れコール。こんなガラの悪いファンだったっけ。
二回ワンアウトから加治前がヒットで出て寺内は1-3。ここでエンドランを仕掛けたが寺内が内角のストレートを空振りで加治前アウト。空振りだけは駄目だろうよ…。
三回をパーフェクトに抑えた内海。もう少ししたら完全試合も意識するだろうな、と思ったが中島に打たれそれは無くなった。続くブラゼルを抑え四回も0に抑えた。
その裏、ガッツ四球後、ツーアウトから佳知レフト前ヒットで出塁も、加治前レフトフライで得点ならず。
五回、先頭のG.G.佐藤の二球目が腿に当たりデッドボール。G.G.が内海に向かって「オイオイ、怒るような場面じゃないだろ故意でもないのに」と思っていたらそのまま内側から一塁へ向かっていった。面白い動きをするやつだ。エンドランでショートゴロとなり進塁された後、ショートゴロでツーアウトとし、一発のある細川は警戒して敬遠。帆足を抑えピンチを逃れた。
六回、先頭の片岡にヒットを打たれ、栗山に送られランナー二塁。中島を三振にしとめブラゼル勝負でどうにかなるかと思いきや四球。G.G.佐藤と勝負となり右に飛んだ打球は一二塁間を破るかというものだったがガッツが横にとびキャッチ。すぐにカバーに入った内海に渡しアウトとしここも無失点で切り抜けた。
その裏、拓也が四球を選びノーアウト一塁。ガッツはさっきファインプレーで乗っているけれど、バントもあるんじゃないかと思っていたらバント。これが決まりワンアウト二塁。ここで西武はラミを敬遠。それでもこっちには佳知がいる。佳知の当たりはセカンド正面のライナー。これで拓也が戻れずまさかの併殺。ガッツがバントをしても点が入らなかったというのは流れが悪くなるのではと心配だった。
七回に相手が歌っていると、近めにいた家族連れのうち、二人が青色の風船を膨らませていた。膨らませて叩いてるだけか。まあ飛ばしちゃいけないのは分かってるよな、と思ったらプレーが始まろうかというときに、「プシュ~~~」と。 「飛ばすんじゃねえよコラ」とつい口走ってしまった。係員に当然注意されていた。周りが誰もやっていないのを見て自分がやってるのをおかしいと思わないのかね、いい年したおばさんは。
七回、先頭の中村を歩かせてしまう。先ほどの無得点が悪い流れになってるのかな、と思ったらボカチカのバントが甘く内海は二塁へ。中村アウトですぐさま一塁へ投げてアウト。細川のフライは角度が一瞬まずい、と思ったが当たりは良くなかったので単なるレフトフライとなった。
八回、帆足に代打・高山。この選手は去年林から九回に決勝アーチを放っている。気をつけなければならない。レフトフライにしとめまず第一の難関を突破した。帆足が代わった事で、この回を抑えれば勝てるかなと思っていた。残り四回は健太郎・マーク・豊田・山口がいる。いかに一発がある西武打線といえどこの四人から得点することは容易ではないだろう。相手の岡本真也・グラマンは良いが帆足に比べればまだ希望はある。が、ツーアウトから栗山を歩かせ中島に打たれ一塁二塁となる。ブラゼルを追い込み2-0から1球ファールとなった後、ヒットになるかというライナーだったがこれを加治前が捕りピンチを逃れた。
相手の二番手は許銘傑。ワンアウトから拓也がフルカウントから三遊間を破るヒットを放ち出塁すると代走に脇谷。ガッツは期待された場面だがフライでツーアウト。ここでファイナルカウントダウンが流れ打席にはラミレス。0-1から、引っ張った打球はレフト線へ。一塁ランナーの脇谷が三塁を廻った。タイミングは微妙だったが送球が脇谷に当たって逸れて待望の先制点が入った。凄すぎるわ。なおもランナー三塁で佳知。フルカウントからど真ん中に入った変化球を打った瞬間に行ったと思った。打球はレフトスタンドに飛び込む大きな2ランとなった。さらに加治前のツーベースから、代打古城がタイムリーを放ち4点目が入った。
九回はマーク。二人三振の後、ボカチカをショートゴロにしとめ試合終了。4連勝で借金を0とした。
采配も結果が出た時は素直に褒めよう。打てる拓也を外すのかとも思ったが脇谷だったからラミレスのツーベースがタイムリーとなったのだ。4点目の代打古城も見事、という見方もあるが、古城にまで簡単に打たれる許が大したピッチャーじゃないとも見える。まあ今日はあの代走が結果として吉と出た、ということだ。
それにしてもラミレスの勝負強さはお見事としか言いようがない。決めるならホームランかなとも思ったがツーベースできっちり欲しかった先制点を手にしたのだから。そこから三点入ったし見事に流れを変えた。八回、ファイナルカウントダウンが流れてきた時はドラマが待っている。そう信じても良いだろう。
プレーヤーズデーでは本人は活躍しないイメージがあったが、その試合でアーチを放った佳知もお見事。最後にあんな甘いボールが入ったら打つのは当然ながらも、大きな一発だった。5番に入ってからチームは4連勝。これからも期待出来る。
完封したい気持ちもあったろうが、一発のある西武と考えると内海は八回での交代が妥当だったろう。本当に粘り強いピッチングでゲームを作ってくれた。あ、ラミレスへの感謝は忘れずに。
今日はレフト巨人中段で八回裏の得点は本当に盛り上がった。我慢していた試合だったから皆喜びもひとしおだったろう。
ああいう出来事があったから思ったことは一つあるがそれは明日勝ってからにしよう。オレンジのタオルを巻きながら気分良く西武鉄道で帰る事が出来た。
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