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2008年9月19日 (金)

阪神(東京)○6-4 緊張の連続

立ち見しかないため、じっくりは見れないと思い珍しく今日は帰宅。試合は二回に勇人のタイムリースリーベースで先制。四回ツーアウトから二つ四球を選び、一塁二塁となったところで勇人が初球高めに入ったストレートを引張り左中間を破るタイムリーツーベースを放った。

五回に葛城に犠牲フライを打たれて3-1となったが、その裏安藤に代わってマウンドに登った江草からいきなり尚広がレフトにアーチを放ち再び三点差に。

六回、今岡ツーベースの後、金本の進塁打でワンアウト三塁のピンチ。鳥谷を内野フライにしとめ行けるかな、と思ったが関本にセンター前ヒットを打たれ二点差。その後完全にモーションを盗まれけん制した時には関本が二塁にいた。そこで林威助にセンター前タイムリーを打たれ一点差となってしまう。

球数から考えてセスは六回までと思ったら続投。光信に粘られ最後角度からまさかと思ったがレフトフライ。解説の1001は「入った」と言っていたが、ラミのグラブにだっての。うざいなと思いつつ七回をセスが乗り切ってお役御免。

七回ワンアウト、代わった渡辺から尚広がヒットを放ち出塁すると、脇谷が送りツーアウト二塁でガッツ。ここで相手はウィリアムスを投入。八月末の甲子園二試合で一気に巨人戦の防御率は悪化していたようだ。ガッツに対しても0-3となっていた。一球見送り1-3から外角高めに来たストレートをグシャリと叩いた打球は左中間スタンドに飛び込む価値ある300号ホームランとなった。

八回のマウンドは気になっていた。豊田か山口かなと思っていたら出て来たのは大祐。しかし今岡に被弾して一球で交代。マウンドには山口。去年ビビッて四球四球と自滅した面影は全くなかった。ボールの質も段違いだし、この一年で本当に逞しくなった。後続をピシャリと抑えた。

九回はクルーン。先頭の林をセカンドゴロにしとめるも、ワンアウトから矢野にバットを折りながらもショート頭上を破られ一塁に。ここで少しクルーンのペースが乱れてきた。桧山に最後はあわやという当たりを打たれたがセンターフライで先ずツーアウト。赤星にボールが先行し、四球が出れば分からなくなる場面。フルカウントに追い込んだ後、アウトコース低めに最高のストレートが決まった。四球狙いでくさい球はファールと考えていた赤星も仕方なくバットを出したような感じで三振。ストライクが入ればこの選手は大崩れしない。巨人が初戦をモノにした。

これが天王山というものか。テレビ観戦ながらも一つ一つのプレーを緊張しながら見ていた。完全にモーションを盗まれて失点した以外は首位攻防戦に相応しいゲームだったのではないか。そんな中結果を出した今日のお立ち台三人衆はお見事。勇人が最初に流れを作り、尚広はホームランだけでなくガッツのアーチを導くチャンスメークで勝利に貢献。そしてインタビューのトリを務めたガッツがホームランの打席で見せた集中力は流石としか言いようがない。あのボールを逆らわずレフトに叩き込める高い技術がここまで生涯打率三割以上という好成績に繋がっているのだろう。ここのところ調子を落としているのかと思いきや決める時は決める。頼りになる男だ。

初戦を手にしたことで最悪でも差は一つ広がるのみ。シーズンをより面白くする勝利となった。明日は肝心な時が心配の内海とこういう時にのらりくらりとかわせる下柳。ここまできたら内海は開き直って投げるしかない。ここまで下柳には苦戦しているがこちらには彼から結構打っている印象のあるスンちゃんがいる。確実にチャンスをモノにして勝ちに結び付けたい。

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