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2008年9月28日 (日)

中日(ナゴヤ)●0-1 勝つためには手段を選ばず

モバGで経過を見ているとランナー寺内と。はて、今日はセカンドは拓也のはずだが、とよくみてみるとガッツが死球で即交代…凍った。試合は0-0でしばらく動かなかったがそれよりガッツの具合が気になって仕方が無かった。
家に着きテレビを見ているとガッツは打撲だという報せが。安堵した。
が、試合は八回裏ツーアウトから荒木に失投をホームランされてしまいそれが決勝点となり終了。理想は一点とって上原は七回で交代だったが、まあ一点じゃ責められない。

それにしても中日の勝つ野球というのは見事なもんだ。一人やられているガッツを病院送りにすれば勝てると思ったのだろう。手首を狙った糞台湾人のコントロールは見事。ヒーローインタビューで何というか聞いてみたかったがホーム最終戦でインタビューはなし。落合も堂々と言えば良い。これが勝つための中日野球だと。そして名古屋のファンは大喜び。勝手にやってろ。

打撲とはいえ安心は出来ない。ガッツが万全になるまで他の選手でカバーするしかない。より一丸となって戦わなければならない。

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2008年9月27日 (土)

阪神(甲子園)○6-4 6年振りの

18時からスカイAで観戦予定だったが楽天が延長戦で観られず…空気よめや、と自分勝手な気持ちに。初回は尚広が岩田に死球をくらい拓也が送りと思われたが失敗。ガッツの三振で拓也もアウトになりチャンスにならず。

二回にノーアウトからヒットと四球、佳知のバントで二塁三塁となり先制のチャンス。ここで阿部が最悪のファールフライ。勇人は敬遠され内海三振で無得点
その裏、金本にヒットを打たれるも後続二人を抑えツーアウト。しかし光信にヒットを許し一塁二塁となると、矢野にレフト前ヒットを許し先制されてしまう。

三回、尚広四球で拓也バントと得点圏に進みガッツ。ここはショートフライでツーアウト。点が取りたい場面で追い込まれたが、ラミレスがレフト前ヒットを放ち同点に。さらにスンちゃんの打球が浜風に乗ってバックスクリーン右に入る2ランとなった。
援護の後が大事だが、内海は波に乗れない。赤星ヒットの後、平野を二球バント失敗させ追い込んだがヒットされるという最悪の結果に。続く今岡にフルカウントからエンドランを決められ一点差となりなおも一塁三塁。同点を覚悟した場面だが、金本の当たりがファースト正面に飛びスンちゃんがキャッチ。今岡は戻れずゲッツーとなった。鳥谷をセカンドごろにしとめ同点は許さなかった。

四回、ワンアウトから内海が内野安打で出塁すると、尚広が打ったボテボテのサードゴロを投げる必要が無かった今岡が悪送球して一塁三塁に。勝ち越し点のチャンスとなったが拓也は三振。ガッツが四球を選び岩田は降板。ピッチャーは渡辺に。相手はストレートで攻めてフルカウントに。ここまで変化球を投げなかったので直球勝負で間違いは無いだろう。ギリギリのところでラミレスが見送り押し出しで一点を追加。さらにスンちゃんが二点タイムリーを放ち6-2と点差を広げた。

すんなり行くと思われた六回、内海が乱れ今岡、さらには不調の金本を歩かせ一塁二塁に。ここで鳥谷に何とデッドボール。さすがにもう無理で降板。マウンドには大祐。ここで相手が動いた。得点圏打率一位の関本に代打・桧山。ここは三振にしとめた。相手に助けられた。次の久保田のところで出てきたのは今日戻ってきた新井。広島戦でワイルドピッチから決勝点を与えたためフォークを投げられなかったのだろう。アウトコースを新井に流され一点を返される。さらに矢野に押し出しの四球で二点差に。ここで林が来るかなと思いきや代打は葛城。正直林のほうが嫌だったので助かった気分。ここでこちらも動き山口に。明らかに自信をつけた彼はこの場面でも動じずにストライクを奪い、葛城を三振にしとめた。ツーアウトとなり赤星も三振にしとめ流れを食い止めた。

七回と八回の先頭を抑えて豊田にスイッチ。豊田は二人を抑え最後はマーク。二点差あったのか余裕が感じられるピッチング。すいすい進んで三者凡退で試合終了。再び同率首位となり、6年ぶりに阪神戦勝ち越しを決めた。

長く負け越した相手に勝ち越せたのは喜ばしいこと。何といってもスンちゃんでしょう。居ない間は他の選手が頑張ったが、ドーム三連勝のうち二試合と今日は彼の存在が大きかった。阪神相手に三戦連発と相性の良さを見せた。残り一試合の直接対決でも頼りになる存在だ。内海は渇。打たれて点を取られるならまだしもタダでランナーを三人出すなんて。めぐり合わせから考えて今シーズン彼の先発はドームの阪神戦だろう。同じ失敗は許されない。
今日は三回四回の得点が大きかったので勝てたが相手の中継ぎは大したもの。こちらも何度かチャンスを作ったが力でねじ伏せられた感がある。いかに先発を叩くかが大事だ。総動員だから先発が悪ければ向こうもとっとと代えてくる。その前に点を取っておくことが勝利に繋がる。

完全アウエーで相手主催だから解説も相手寄り。うるさいなあと思っていたけれど最後の方だんだん大人しくなるのは面白かった。

さあ明日勝ってその後はホームの関東だ。

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2008年9月25日 (木)

広島(広島)●4-5 こうも悪い予感が当たるとは

赤いハンカチ相手にいきなりガッツのアーチで二点を得た。その後のチャンスで得点出来なかったが40球以上投げさせているので追加点もすぐ入るだろうと思っていた。

その裏、ランナーが二人出てワンアウトで栗原。先日ドームでセスは栗原にやられてるし一発だけは気をつけろよ、と思っていたら逆転3ラン…。

シーボルに被弾して2-4となった後の五回、尚広スリーベースから拓也のタイムリーで一点差に。ガッツのセカンドゴロが相手エラーとなりノーアウト一塁二塁。ここで打席にはラミレス。ビッグチャンスに成り得るけれど併殺になったら流れが悪くなるな、と思っていたら初球のチェンジアップに引っかかりダブルプレー…この回は一点どまり。

六回に慎之助の同点弾が出て試合は振り出しに戻った。七回はツーアウトから満塁のチャンスを迎えるも慎之助が倒れ無得点。
七回裏、ワンアウトから梵にヒットを打たれ東出の当たりはショートゴロ、が、これを坂本がエラーして一塁三塁に。天谷に死球で投手は越智に交代。ここで考えたこと。ワイルドピッチをやらかすのでは。するとその通りにワイルドピッチ…。

その後広島のリレーに点を取れず連勝は12でストップした。

ほぼ全ての悪い予感が的中したのは一年通じて見たから分かることなのだろう。セスとラミが広島相手になると力を発揮できないことがそのままシーズン負け越しにも繋がってしまったとも言える。ラミは動かないだろうがセスはこちらが二位通過した際に広島相手にはとてもじゃないけれど投げさせられない。栗原をはじめとした広島打線を完全に苦手としている。越智の暴投はまたか、という感想しかない。ランナーがサードにいる時に使うとこうなるっていうのは分かっていたような気がするのだが。
あとは坂本。5点目に繋がるエラーは言うまでも無いが、初回満塁のチャンスに見逃しの三振はいただけない。打って駄目なら仕方が無いが。この二つのプレーも敗戦の一因となったと言って良いだろう。

残り9試合。どのみち全勝するしかない。他のチームが阪神に勝ってくれるなんて思わないほうがいいのだろうな。あそこも先発をとっとと代えてくるだろうし。これまでと違いこちらも最近先発した投手を中継ぎに廻せる。これから総動員だ。

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2008年9月24日 (水)

広島(広島)○6-2 投げきるかぁ?しっかし

昨日東野が投げていたので今日の先発は誰か上げてくるのかまたは野間口か、と予想していた。が、それに反して何と東野が先発。マジかよ…というのが正直な感想だった。

試合は初回にシーボルのエラーを皮切りに青木高から二点を奪った。六回にスンちゃんのタイムリー、七回には鈴木の内野安打をシーボル悪送球で勇人生還、拓也1001本目のヒットとラミのタイムリーで6-0となった。

七回裏に自宅に着きテレビ観戦。ランナーを一人置いてシーボルに投げた変化球がど真ん中に。これは幾らなんでも甘すぎた。スタンドに運ばれ2点を返された。その後ボールが浮いていたのでこの回を投げ切って交代かなと思っていた。

が、八回表に東野が打席に。立ってるだけで三振して帰って来るかと思いきや思いっきり振ってた。明らかに打つ気満々。どこにそんな体力があるんだ。結果は三振だったが有り余る元気に驚かされた。

八回も抑えてお役御免かと思われた最終イニング、マウンドにいたのは東野。完投させる気か。相手は四番栗原から。二人ランナーを出した時点で交代だろうと思っていた。が、二人をあっさり片付けた。ツーアウトで迎えたのはシーボル。ストライクが入らず0-3に。が、ここからが圧巻。フルカウントにまで持ち込むと最後は変化球で三振にしとめた。まさかの完投で引き分けを挟み12連勝となった。

起用にも驚いたが何より完投してしまった事に驚いた。恐ろしいやっちゃ。九月最初の先発で途中までを抑えてゲームを作り翌週に完投。去年の野間口を思い出した。今日の出来を考えると尚成の代わりに先発ということもあり得るが、代わらなければシーズン中の先発は今日が最後。となると土曜からは中継ぎに廻ることになる。終盤で四勝した野間口の役割を担うのが今年は東野になるのか。これで来年の先発ローテに入るか、というとそれはまだまだ。二年前に姜建銘活躍⇒これは中心になる!⇒翌年持ち味の制球力が低下し一ヶ月で先発失格に、という例があるだけに過度な期待はしないでおこう。といいつつ背番号は間違いなく若くなるだろうなとも思っている。そこからが勝負だ。木佐貫や金刃なんかはウカウカしてられないな。そんな状況だからアゴや野口はもう、、ね。

横浜は番長でも勝てなかったんじゃもう無理だろうさすがに。明日広島に勝って土曜に自力で阪神に差をつけるしかない。さて、その明日は赤いハンカチ王子。二年前に一度対戦してやられているが、そこからより成長しているようだ。こちらはセスだが広島との相性はリーグでは最悪…。厳しい試合になることは想像に難くないが勝つしかない。

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2008年9月23日 (火)

広島(広島)□4-4 神采配を見せた後は・・・

久保と篠田の先発。三回にツーアウトから東出にヒットを打たれ、脚を警戒して天谷に四球。これが良くなかった。アレックスにツーベースを打たれ二点を先制されてしまう。

打線はチャンスを作るも得点出来ず篠田相手に七回途中まで抑えられていた。七回途中から投げていたシュルツに対し、八回先頭のスンちゃんが四球を選んだ。シュルツはホワイ?と言っていたが少しずれていたので問題なし。ここでベンチが動きスンちゃんに代走脇谷。この日バント失敗等貢献出来ていなかった佳知に代打・亀井。エンドランが決まり一塁三塁。亀井が盗塁を決めると慎之助は四球でノーアウト満塁。相手は永川にスイッチ。勇人の打球はサード強襲。バッターはアウトになったが一点入りなおも二塁三塁。ここで代打・由伸。真ん中に入ったフォークは犠牲フライには十分、と思ったら何とホームラン。ここまではベンチワークで逆転した見事な展開だった。

八回、マウンドに登ったのは豊田。天谷にセーフティバントをされた後、ワンアウトから盗塁を許し、栗原にタイムリーツーベースを打たれ一点差に。赤松を抑えツーアウトから前田が代打に出たところで山口にスイッチ。が、真ん中高めに入った甘い球を見逃してはくれずライト前にぽとりと落ちるタイムリーとなってしまった。

十一回にもチャンスを作ったが無得点で、ついに延長十二回を迎えた。ワンアウトから勇人が四球を選んで出塁。ここで代打・古城。ダブルでも出れば一気に優位に立てるな、と思っていたら何と送りバント。首をひねる采配だった。ツーアウト二塁で尚広勝負となった。ここで尚広がレフト前ヒット。勇人はホームへ走ったが天谷が浅く守っていたため余裕のアウト。悔やまれるイニングとなった。

投手は十回~十一回をマークが抑え、最終回は明日の先発が予想された東野が抑えてどうにか敗戦は免れた。

負けなくて良かった、という考えもあるかもしれないが、私は勝てる試合を落としてしまったなと思っている。八回の逆転劇に対する采配は賞賛に値するものだったが、その後は最善を尽くしたようには思えなかった。勝ちに行くなら八回裏の最初から山口を出すことが最善だっただろう。それでも豊田を使ったというのはこれまでの彼の功績だったり立場だったりを考えての事だろう。ただ、情が裏目に出たのかな、という気がしないでもない。申し訳ないがセットアッパーでももう厳しいかなと思っている。そして十二回のバントにはただただ疑問。あそこで送ったところで一人倒れれば終了。ツーアウト二塁で尚広ならヒットを考え当然相手は前進してくる。併殺を恐れたのかとにかく得点圏に走者を進めたかったのかは知らないが、あの場面は代打に任せるのが最善ではなかったのだろうか。

途中までの試合展開は楽しませてもらっただけに最後の選択が悔やまれる試合となった。

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2008年9月22日 (月)

広島(広島)○9-1 早々に立ったフラグ

今日は三回までに小笠原ミレスのアベックアーチが出たんでこの時点で勝てるかなと思っていた。その後亀が二本タイムリーを放ち七回に三点とって完全に決まった。尚成が八回をソロによる一点に抑え最後は野間口が締めた。

それにしても打線の勢いが止まらない。監督の起用も当たる。ちょっと状態が良すぎるな今は。これで由伸が復調して拓が入ってくれば相手にしてみれば穴が無くなる、ということだろう。これが最後まで続くかどうか。一戦必勝だ。

阪神は昨日やろうとしたアッチソン-藤川逃げ切り作戦を強行。どんでんならこれからも続けてやりかねん。後々に響けばこちらが優位か。

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2008年9月21日 (日)

阪神(東京)○9-5 波瀾は起こした。さてこれからだ。

先発は予想通り上原と岩田。平野をノースリーにするも終わってみれば十球以内で初回を乗り切った。今シーズン初めての対決では早いカウントで凡打し相手を助けたがこの日は違った。尚広が粘りを見せた。最後はショートゴロになるも十球は投げさせているので後に繋がるものとなった。

二回、先頭の金本相手にノースリー。追い込んでもう大丈夫かな、と思ったら恐らくは変化球だろうが片手でライトスタンドに運ばれた。最初にビビッてカウントを不利にした事が原因だろう。勿体無い被弾だった。

四回、ツーアウトから再び金本。今度は早々に追い込んだ。普通にやれば大丈夫なんだ、と思ったら今度は右中間に被弾。あれだけ調子の出なかった金本に二発とは勿体無い。他が完璧なだけに。

四回まで岩田に抑えられていたが、慎重に来ているのがわかった。プレッシャーは相当なものだろう。結構球数投げさせていたし勝利投手の権利がかかる頃にゲームが動くかなとは思っていた。

五回裏、先頭のスンちゃんが左中間へツーベースを放ちチャンスを作るとバッテリーエラーで三塁に。佳知は詰まらされたがぼてぼての当たりが今岡の横を抜けヒットとなり一点が入った。慎之助が三振の後、勇人が詰まりながらもライト前に運び一塁二塁。ここで原監督が仕掛けた。金本の二本以外は完璧に抑えていた上原を下げて漢・大道を代打に送った。ここで一気に逆転を狙うということか。併殺でなければ良い、と思っていたらデッドボール。満塁となった。続く尚広は確か初球だったか。アウトコースを逆らわずに右中間へ運んだ。これで二人が還り逆転となりなおも二塁三塁。相手は岩田を諦め渡辺にスイッチ。ここでさらに点を取りに。大道の代走に古城を送り、拓也の代打に出てきたのは由伸。後の守備を考えての代走だろうが、ここが二点取るところだと踏んだのだろう。しかしながら結果は三振。ツーアウトとなったところでまた投手が代わり江草に。ガッツが四球を選び満塁に。ここで相手はバッテリーを代えてきた。今中継ぎで一番良いであろうアッチソンをこの回で早くも投入してきた。相手も必死だ。バッターはラミレス。二点入れば良い。尚広の脚なら単打でOKだ。追い込まれたがアウトコースに喰らいついて右中間に落ちるヒット。これで二人が還りリードは三点になった。場内はヒートアップ。そんなヒートアップしている場内の温度を上げたのはスンちゃんだった。追い込まれた後に来たインコースのストレートを捕らえた。打った瞬間に「よし!」と思わず叫ぶくらい完璧なアーチ。昨日と同じ当たりだが違うのは難しいボールをしとめたという点。あれを打たれたら投手も投げるところがない。中継ぎ転向後は無失点を誇っていたアッチソンにようやく自責点をつけた。

六回のマウンドは山口。大量得点の後に相手に流れを与えないために彼を投入したのだろう。期待通り三人で終わらせると、裏に慎之助がレフトスタンドに運んで9-2に。山口は七回も完璧に抑え役目を果たした。

八回から野間口が二イニング投げれば良い、そう思っていた。が、先頭の林にヒットを打たれると、葛城のピッチャーゴロを悪送球しノーアウト一塁二塁。矢野にも内野安打を打たれ満塁に。怖い流れだったが赤星の犠牲フライで一点を失った後は、平野をピッチャーゴロ、今岡はボール球を振らせて三振、とどうにか食い止めた。

相手に流れを与えないのであれば大祐投入もアリかな、と思っていたが、コールされたピッチャーの名を聞いて耳を疑った。「ピッチャー、藤田。」一軍においているのであればどこかで投げさせる時もあるだろう。が、ここ最近の藤田は必ず打たれている。嫌な予感がした。そしてそれが的中した。金本にヒットを許すと鳥谷は四球。関本が二塁へ打った当たりを古城が弾いてる間に金本が生還。もう駄目だろう。そしてコーチが出てきた。ピッチャーは大祐。いつもの暴投で一点を失った。が、ここからが大祐の凄さだ。光信を三振にしとめると、代打で出てきた桧山も三振。矢野を追い込んで三者連続行けるかな、というところまで来た。そして結果は、三振。見事な火消しで十連勝を達成した。

13ゲーム差がとうとう無くなった。ペナント争いを面白くするまでは出来たと思う。そしてペナントを賭けた戦いはこれからだ。残りは13試合。一つ一つが大切になる。

チームの状態は良好だ。スンちゃんの勝負を決定付けるアーチの後でラミレスと抱き合っている姿が映ったが全員でペナントを取ろう、という気持ちでチームは一丸となっている。勿論メンタルのみならず選手の状態も良い。特にスンちゃんは戻って来てから素晴らしい。慎之助にも当たりが戻っているしこれまでガッツやラミにおんぶに抱っこだった打線も厚みが増している。尚広もここに来て存在感を出しているし。これであとは由伸あたりが強さを見せてくれれば完璧だ。明日からの試合で大いに貢献して欲しい。
ただ、全く隙がないということはない。勝ちパターンではない中継ぎは隙だらけ。さすがに今日の出来を見て藤田を一軍に残して使おうという気は無いと信じたいところだがどうなることやら。明日からの広島戦は奇跡再び、を信じるしかないか。

Viva10連発をするなど応援の雰囲気も良好。最後は皆で喜ぼう。

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2008年9月20日 (土)

阪神(東京)○9-1 明日に向かって走れ

D席にて観戦。しかし何故に入場ゲートが三塁側なんだろう。不思議なもんだ。

初回内海が赤星にヒットを打たれた後送られてワンアウト二塁。今岡を歩かせた後金本に死球でワンアウト満塁。また今日もかよ、と思わせたが鳥谷をファーストファールフライにしとめ、関本は2-2から三振にしとめ無失点で切り抜けた。

先発下柳対策は佳知一番起用。今にして思えばこれが当たったのだろう。ショート横を破るヒットを放ち出塁し、拓也が送った。ガッツが四球を選びここまでは相手と同じパターン。続くはラミレス。大きく空振りした後の甘いボールを見逃さずにジャストミート。赤星がホームを背にして立っていたのでホームランだと分かった。いきなり下柳から三点を手にした。続くスンちゃんが目の覚めるような大きな当たり。これは一瞬で入ったと分かったライト上段に飛び込むアーチ。その後もランナーを出していて今日は下柳相手でも点は取れるという手ごたえを感じさせるイニングとなった。

四点を援護してもらった内海はピリッとせず高橋・矢野に連打されてノーアウト一塁二塁。下柳をスリーバント失敗でアウトにしたが赤星に打たれ満塁に。平野は一二塁間へゴロ。辛うじてスンちゃんが弾いて他のカバーが入り一塁アウトの間に一点を失った。ホームランで同点の場面だったが、今岡をライトフライに打ち取り追加点を与えなかった。

その裏、金本の守備に助けられた感はあるが、佳知がツーベースで出塁すると、拓也は初球をセカンドゴロにしてランナーを三塁に進めた。続くガッツは犠牲フライで良い場面だったが、角度と打球でギリギリスタンドインかなというものが入った。さらにラミヒット・由伸死球でツーアウト一塁二塁から慎之助が一二塁間を破るヒット。ラミが走ってギリギリではあったがタッチをかいくぐってセーフに。ここで相手が出てきて下柳は降板。

三回、佳知が阿部の変化球をバックスクリーンに運んだかと思ったが届かず赤星にジャンプ一番取られてしまう。その後だった。阿部のボールが拓也の頭部に。すぐに阿部に危険球退場が告げられ、拓也も担架で運ばれ脇谷と交代。木佐貫が金本にぶつけた時ネットで思い切り叩いてた虎ファンが何て言うやら。おっと、それよりは拓也だ。明日出られれば良いのだが。

四回ワンアウトから由伸がツーベースで出ると、慎之助が粘って最後は打った瞬間にそれとわかるアーチをライトに運んだ。これで9-1。

内海は何度かピンチを迎えたが八回を一失点で切り抜け、最後は野間口がしめて試合終了。Viva九連発を初めてやってみた。

今日は一・二回を一点に止めたことが先ず勝ちに繋がったか。贅沢をいうなればもう少し楽に見させなさい、と。今年の内海は阪神戦二試合で恐らくはおしまい。今日見せた隙を次回は見せないようにして欲しい。
打線は見事だったが今日は下柳が悪すぎた。ボールが全て高めで変化球はほぼ真ん中に来ていた。といいながらも、スンちゃんが打つという予言が的中して喜んでいる私。そして今日も小笠原ミレスアベック無敗記録を更新。このクリーンアップが好調を維持すれば今後も期待出来る。

明日は岩田が出てくるだろう。優勝争いが勿論第一だが新人王争いでも大事な一戦となる。ここで勇人が活躍してタイトルと優勝を一気に近づける、というのが理想だが果たして。

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2008年9月19日 (金)

阪神(東京)○6-4 緊張の連続

立ち見しかないため、じっくりは見れないと思い珍しく今日は帰宅。試合は二回に勇人のタイムリースリーベースで先制。四回ツーアウトから二つ四球を選び、一塁二塁となったところで勇人が初球高めに入ったストレートを引張り左中間を破るタイムリーツーベースを放った。

五回に葛城に犠牲フライを打たれて3-1となったが、その裏安藤に代わってマウンドに登った江草からいきなり尚広がレフトにアーチを放ち再び三点差に。

六回、今岡ツーベースの後、金本の進塁打でワンアウト三塁のピンチ。鳥谷を内野フライにしとめ行けるかな、と思ったが関本にセンター前ヒットを打たれ二点差。その後完全にモーションを盗まれけん制した時には関本が二塁にいた。そこで林威助にセンター前タイムリーを打たれ一点差となってしまう。

球数から考えてセスは六回までと思ったら続投。光信に粘られ最後角度からまさかと思ったがレフトフライ。解説の1001は「入った」と言っていたが、ラミのグラブにだっての。うざいなと思いつつ七回をセスが乗り切ってお役御免。

七回ワンアウト、代わった渡辺から尚広がヒットを放ち出塁すると、脇谷が送りツーアウト二塁でガッツ。ここで相手はウィリアムスを投入。八月末の甲子園二試合で一気に巨人戦の防御率は悪化していたようだ。ガッツに対しても0-3となっていた。一球見送り1-3から外角高めに来たストレートをグシャリと叩いた打球は左中間スタンドに飛び込む価値ある300号ホームランとなった。

八回のマウンドは気になっていた。豊田か山口かなと思っていたら出て来たのは大祐。しかし今岡に被弾して一球で交代。マウンドには山口。去年ビビッて四球四球と自滅した面影は全くなかった。ボールの質も段違いだし、この一年で本当に逞しくなった。後続をピシャリと抑えた。

九回はクルーン。先頭の林をセカンドゴロにしとめるも、ワンアウトから矢野にバットを折りながらもショート頭上を破られ一塁に。ここで少しクルーンのペースが乱れてきた。桧山に最後はあわやという当たりを打たれたがセンターフライで先ずツーアウト。赤星にボールが先行し、四球が出れば分からなくなる場面。フルカウントに追い込んだ後、アウトコース低めに最高のストレートが決まった。四球狙いでくさい球はファールと考えていた赤星も仕方なくバットを出したような感じで三振。ストライクが入ればこの選手は大崩れしない。巨人が初戦をモノにした。

これが天王山というものか。テレビ観戦ながらも一つ一つのプレーを緊張しながら見ていた。完全にモーションを盗まれて失点した以外は首位攻防戦に相応しいゲームだったのではないか。そんな中結果を出した今日のお立ち台三人衆はお見事。勇人が最初に流れを作り、尚広はホームランだけでなくガッツのアーチを導くチャンスメークで勝利に貢献。そしてインタビューのトリを務めたガッツがホームランの打席で見せた集中力は流石としか言いようがない。あのボールを逆らわずレフトに叩き込める高い技術がここまで生涯打率三割以上という好成績に繋がっているのだろう。ここのところ調子を落としているのかと思いきや決める時は決める。頼りになる男だ。

初戦を手にしたことで最悪でも差は一つ広がるのみ。シーズンをより面白くする勝利となった。明日は肝心な時が心配の内海とこういう時にのらりくらりとかわせる下柳。ここまできたら内海は開き直って投げるしかない。ここまで下柳には苦戦しているがこちらには彼から結構打っている印象のあるスンちゃんがいる。確実にチャンスをモノにして勝ちに結び付けたい。

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2008年9月18日 (木)

横浜(横浜)○6-2 若い子が頑張った

先発は東野と三浦。ここ数年三浦に負けてないといいつつも最近は接戦でいつ負けてもおかしくなかった。特に打の中心であるラミレスが三浦を苦手としているのでこりゃ不敗記録が途絶える時も近いのかな、なんて思っていた。
が、蓋を開けてみれば、二回に勇人の2ラン、三回にはラミちゃんのソロが出て3-0。続く一塁二塁のチャンスから慎之助がとどめのアーチ。三浦を早々と引っ込めた。東野は内川に2ランを浴びたもののあとは問題なく六回を投げ切った。その後は継投で逃げ切った。

負ければ叩かれていた試合であったろうが、東野が先発の最低限果たさなければいけない役割を全うした。一軍で培われた経験が今になって活きたかなと。打線は勇人の2ランで先制して楽になったかな。三浦を全く打てなかったラミにも一発が出たし。まあ若いキャッチャーにも助けられたか。

9連戦は終わってみれば7勝2敗。上々の出来でしょう。一差しか縮まらなかったのは国鉄と味噌が不甲斐なかったから、ってことで。しかしウチにだけ二勝してくる味噌はうざい。今シーズンは最後まで阪神の犬なんだもんな。ここが頑張ればペナントはもっと面白くなったのに。

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2008年9月17日 (水)

味噌のおっさん

使えねぇぇぇぇぇぇ

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2008年9月16日 (火)

横浜(横浜)○14-1 勝って兜の緒を締めよ

先発は久保と那須野。野間口と番長を予想していただけに驚いた。

初回にノーアウト一塁三塁からガッツの犠飛で先制。あの浅さならストップだったろうがあれでセーフになる尚広の脚。恐るべし。

三回、ツーアウト二塁からラミレスが歩かされてスンちゃんとの勝負に。その初球に甘く入った変化球を見逃さず右中間スタンドに運び試合の流れを一気に引き寄せた。これで那須野は裏に代打を出されて降板。

四回、牛田から久保がツーベースを放つと、尚広のヒットで一塁三塁に。盗塁が決まり二塁三塁。拓也が倒れるがガッツのタイムリーで二点を加えた。ラミが倒れツーアウト一塁から再びスンちゃんがライトスタンドギリギリにホームラン。あれはハマムランだろうな。
裏にワイルドピッチで一点を返される。

五回には勇人が久々のアーチで9-1となる。

六回、ピッチャーは新人の阿斗里。早々とガッツを下げていて代わりに入った脇谷がワンアウトからヒット。ラミが三振に倒れてツーアウト。ここでまたもスンちゃんがレフトに三打席連続のアーチを放った。

九回、真田から寺内ヒットの後、ワンアウトから亀井のヒットでランナー三塁へ。村田がセカンドに送ったところボールが逸れて寺内が生還。由伸がタイムリーを放ち一点追加。さらには代打・古城のタイムリーツーベースで14-1となった。

裏は野間口が締めて試合終了。六連勝となった。


ここに来て上がった二人がヒーローとなった。久保の出来を見ると何故この選手がここまで一軍で投げなかったのだろうと不思議に思ったくらいだ。先発が不足していたのだから何度か投げさせても良かったのではと思ってしまう。中継ぎ酷使の状況で彼が八回を投げたことは大きい。スンちゃんの三本だが、全てツーアウトからだということが素晴らしい。特に一本目は相手が勝負を避けて最悪の結果を招いたのだから相当な打撃を与えたはずだ。シーズン終盤で選手が疲れている中、彼が引張っていければ点は取れるだろう。

問題は明日。相手は番長でそう多くは取れないだろう。こちらは誰だろう。九回に野間口が投げなかったら、明日野間口で、週末はセス・内海・上原で決まりだと思っていたのでわからなくなった。今日の新聞では今日の予想は東野で外れてたし読めない。中5日でセスを持ってくるのか、はたまた東野か。まさか横浜相手だからといって41を上げたり…。まあ今日の大勝で油断しないことだ。ワンサイドゲームの次が肝心。

NewsBirdのハイライトで最後に出た古城のタイムリーだけがカットされてたがさすがに可哀想になったな、あれは。

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2008年9月15日 (月)

横浜(横浜)○6-4 ハラハラさせてどーする

平日前ということもあり、今日はNewsBirdで観戦。二回に上原が吉村にスリーベースを打たれバックホームしようとした拓也がボールを叩きつけて吉村が生還し先制される。三回にその拓也がツーアウトからバックスクリーンに同点弾を吉見から叩き込んだ。これでミスは消えた。

四回ノーアウトから内角を攻められていたラミレスが後ろに下がっていた。それを見ていたのか外角の変化球が来た。踏み込んで流した打球はそのままライト最前列に飛び込む勝ち越しアーチとなった。その後勇人のライトフェンス上段直撃タイムリーで一点を追加した。

六回、ワンアウトから慎之助がライトへファールラインギリギリの場外ホームランを放った。その後ツーアウト二塁となったところで吉見が下がり吉原がマウンドに。尚広が歩いた後、ダブルスチールを仕掛けて成功。その後拓也のセンター前ヒットで二人が還り6-1となった。

八回にワンアウト一塁二塁のチャンスで打席には上原。確かにここまでのピッチングは上出来で上原らしいものであったが、次が中5日と考えればここで交代が妥当だと思った。行けるとこまで行かせるという考えだったのだろうか。ここは併殺で追加点奪えず。

上原がノーアウトから金城・下園に連打され二塁一塁のピンチ。佐伯をセンターフライにしとめたものの藤田にタイムリースリーベースを打たれ三点差に。代わった山口はいきなり鈴木尚にぶつけ、仁志の犠飛で一点を返される。ここで越智にスイッチ。内川勝負も歩かせ一打逆転の場面で迎えたのは村田。早々に追い込んだ三球目。相手は変化球を読んでいたのか外角に153km/hの直球が決まり見逃し三振。ピンチを切り抜けた。

九回はクルーン。金城にヒットを打たれツーアウト一塁。石井は高いバウンドのピッチャーゴロ。これを処理したクルーンは一塁へ剛速球。ズギューン、という音が似合いそうなボールで若干低くなったがスンちゃんが良く止めた。危なっかしいわ、あのボールは。壁となっていた連勝も5となった。

ここまでもつれたのは采配ミスと言って良いのではないだろうか。最初から越智を出していればここまでもつれず、山口・クルーンを出すことも無かったように思える。一週間空くなら上原続投という判断もありだが、次週は中5日が予想されるし、多く放らせずにラッキーと思って代えて良かっただろう。久保だっているのだから越智を出し惜しみすることはなかった。
勝つには勝ったけれどミスもあり締まらない試合になったことは否めない。番長・おじさんとくる明日からは一つ一つのプレーを大事にしないと。こちらは勝つしかないのだから。

やっぱり味噌は味噌だったか。せめてあとの二試合は勝てよな。

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東京ヤクルト(東京)○3-2 点の割には長かったな

相手の先発は由規でこちらは尚成。野間口も予想されていたが、ヤクルトとの相性を考えたのだろう。短いイニングでも炎上していたし使いにくかったのかも。その尚成は飛ばして初回は三者三振という出来。

この日のもう一つの楽しみはスンちゃんが帰ってきたことだった。スタメン六番で起用されてよしよし、と思っていたら復帰初打席の初球を捕らえレフトスタンド最前列に飛び込む先制アーチ。アジアの大砲ぶりを若造に見せつけた。

三回、尚広が内野安打で出て、脇谷の内野ゴロで進塁してワンアウト二塁。前回の対決から今日を含め三三振くらっているガッツが打席に。ここは意地を見せてライト線へ運ぶタイムリーツーベース。前の打席で肘に死球を受けたラミレスがこのチャンスを活かしセンター前タイムリーヒットで追加点。3-0となった。

五回、ワンアウト一塁から福川に四球、そのボールが後ろに逸れたのを慎之助が気づかず三塁まで進まれる。由規に外野フライを打たれて一点を返されてしまう。もったいない失点だ。

球数から考えて尚成は六回までだと思っていたら続投。不安に思いつつ見ていたらツーアウト。これでわれわれだけじゃなくまさか投げてる本人までホッとしてるとは。川島慶三に左中間上段まで運ばれる完璧なアーチを打たれた。一発がない打者にやられるとは油断以外の何物でもない。

八回は豊田が抑え九回はクルーン。畠山を追い込んだと思ったら死球。おいおい。飯原はショートゴロ。一塁に投げると思ったら坂本が反転してセカンドへ。フォースアウトを狙ったのかと思ったが球が高く浮いて古城と合わず後ろに。ランナー一塁三塁となってしまう。早く次のところに行きたいのにまたかよ…。このピンチは先ず田中を内野フライにしとめてワンアウト。続く川島を三振にしとめてツーアウト。代打はユウイチ。途中阿部が負傷して治療をして流れが変わらないか不安ではあったがこの日のフォークは安定していて最後は低めで空振り三振。最後のホームヤクルト三連戦は見事に三連勝で終わった。ドームでは何と八連勝を含む十勝二敗という素晴らしい成績になった。

尚成に関しては初回が良かったけれど、相手が疲労を誘ってるなっていうのが見え見えだったので最後まで持たない事は分かっていた。二つとも勿体無い失点ではあったが今日はゲームを作った。まさかこの三連戦で一番いいピッチングをした先発になるとは。
それにしても、クルーンってのは普通に投げればああやって抑えるんだけどな。この先もっと緊迫した試合で見ることになると、寿命が縮みそうである。

月曜からハマ戦。ハマのばんてふ巨人戦無勝記録は続くのか。ここのところ炎上していないから気の毒だとは思うがこちらも負けるわけにはいかない。

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2008年9月13日 (土)

東京ヤクルト(東京)○9-8 ワンプレーで変わる試合の流れ

先発はエイドリアーンと川島亮。由規が来るとばかり思っていたので少し驚いた。巨人戦に相性が良くない川島はもう出してこないと思っていたがここでも使うとは。

初回はエイドリアンが簡単に抑えて、その裏先頭の尚広。打った瞬間に「あっ」と声が出た。こりゃ入ったなという打球はそのままライトスタンドに届く先頭打者アーチとなった。あっさり先制に成功。

二回、畠山に粘られ歩かせた後、飯原にセンター前ヒットを打たれノーアウト一塁二塁。田中はバントを二回失敗し良い流れに。と思ったら次のボールが田中に当たりノーアウト満塁に。続く川島慶を追い込んで大丈夫かな、と思ったらまた死球。押し出しで同点に追い着かれた。大量得点も覚悟しなければならないイニングとなってしまった。続く川本のあたりは深いライトフライ。全員にタッチアップされて勝ち越されなおもピンチ。ここは川島亮と福地を内野ゴロにしとめ二点でしのいだ。

その裏、先頭の由伸が、打った瞬間それと分かるアーチをレフトに運んだ。相手がチャンスをつぶしたことで流れがこちらにも来ているか。ワンアウトから、慎之助が放った打球は大きく、ファールかな、と思ったらそのままスタンドイン。あっさり逆転に成功した。

三回は何事もないなあと思いながら横を見ると子供が階段を駆け下りている。そして降りながら何とゲロを吐き出していた。その瞬間を見てしまった…。かわいそうに、ユニフォームにかかったおじさん。

四回、田中にヒットを打たれてツーアウト一塁の場面、川本の左中間を破り一塁から一気に生還され同点に追い着かれてしまった。
その裏、ワンアウトから由伸がヒットで出ると、拓也の打席でエンドランに成功し一塁三塁に。ここで先程アーチの出ている慎之助に対して相手は勝負をしてこなかった。四球で満塁となり坂本が打席に。坂本が外角の変化球を引っ張り、ショート頭上を破る二点タイムリーツーベースを放ち勝ち越しに成功した。エイドリアンは何にもならないサードゴロでツーアウト。もう一点でも欲しい場面、尚広の当たりはライト線に。ランナー二人が還り尚広も三塁を陥れ7-3となった。

これでほぼ決まりかと思った五回表、福地にレフトスタンドへ運ばれ7-4となる。
その裏、まだ川島が投げていた。少し気の毒だと思った。先週も打たれてから晒し投げみたいになっていたし、ここで代えないのは何なのだろう、と思っていた。ガッツが四球を選びラミレスのヒットでノーアウト一塁二塁。由伸が三振に倒れたものの、拓也のセンター前ヒットでガッツが還り8-4となった。続く慎之助はボテボテのサードゴロ。併殺は無理で宮本の選択はセカンドフォースアウト。これがセーフとなりチャンスが継続したかに思えた。が、アウトだと勘違いしたのか拓也がベースから離れたところをタッチされてアウトに。セルフジャッジだったのだろうか。あまりにもお粗末なプレーに唖然とした。坂本は凡退でチェンジ。川島からさらなる追加点を得るチャンスだったのに一点止まり。拓也がアウトになったのを見てビールを買うのは止めた。こういう悪い流れを呼ぶプレーが出てしまうとこの試合はまだわからない。

六回のマウンドは東野。思惑としては東野-久保-豊田-クルーンと行きたいところなのだろう。が、東野がいきなり田中に二試合連続となるアーチを打たれる。この東野、途中から一軍に上がってここまで落ちずにやってきているが、こういう先頭への被弾が多いように思える。こういった癖をつけてはいけない。川島にヒットを打たれた後、川本にぶつけてノーアウト一塁二塁。相手は代打・ガイエル。ここで東野から藤田にスイッチ。2-1からガイエルを見逃し三振にしとめた。ここまでは問題ない。次の福地が要注意だ。同点もある、と思っていたら初球にスコーンと。もう馬鹿なんだろうかこのバッテリーは。気をつけなきゃならない場面で初球を簡単に持っていかれる。同点となってしまった。宮本と青木に連打を浴びたところで久保にスイッチ。畠山にライト前へ運ばれ満塁となるが、飯原をサードゴロホームアウト、田中をライトフライにしとめピンチを切り抜けた。七回にバント処理悪送球で一塁二塁のピンチを迎えるも福地をセカンドゴロゲッツーにしとめた。

八回のマウンドは山口。またか、と思ったが、この回で勝つために山口かな、とも思った。ここまで十勝を挙げている投手だけに彼の勝ち運に期待したのだろう。ツーアウトから畠山にヒットを打たれるも、飯原をセンターフライにしとめ役目を果たした。
その裏は五十嵐がマウンドに。先頭は慎之助。確か神宮で五十嵐からアーチを放っているだけに相性は悪くないはずだ。そうそううまくは行かないだろうが先ずは出塁が大切だ。出たら亀井強攻、というのを頭に描いていた。慎之助はフルカウントとなった。そして見た。打った瞬間にわかる勝ち越しアーチ。ライトスタンドに飛び込む大きなホームランとなった。

九回はクルーン。この下位打線なら別にランナーが出ても気にすることはないだろう、と思っていた。が、何と田中・川島・福川を全て歩かせてしまう。ノーアウト満塁で一打逆転のピンチ。春先の私なら憤っていたのだろうが、半年も見ていると、ああまた病気が始まったな、程度に思ってしまうものだ。ちょいと感覚がずれ始めたかもしれない。尾花さんがマウンドに行き一声かけて戻っていった。そう、ここはもうクルーンに託すしかないのだ。力で抑えられるのだから。ユウイチは一塁ゴロでホームアウト。続く福地は三振にしとめた。ツーアウト満塁で宮本。早々に追い込むと三球目がショートゴロとなり試合終了。しんどい試合をどうにかものにした。


野球というものは本当に一つのミスから流れが大きく変わるスポーツである。あの拓也のポカが無ければ楽々勝てていた試合だったろう。その流れで東野・藤田が炎上して同点とされてしまった。いい時期もあればミスをすることもある、がやはりアレはいただけない。久保と慎之助に焼肉でも奢る事。
と名前が出たが、久保の働きが効いた試合だ。勝ち越されるピンチで同点に食い止めたことと自分で広げたピンチを片付けて点を与えなかった。彼がいなければまた越智が出ていただろう。ここに来て存在感が出てきている。
慎之助はいいんだか悪いんだかわからない。しかし決める時は決める。点を多く取られたけれど今日のヒーローという点では納得。


明日相手は由規が来るだろうからそんなに荒れないだろうけれど、最近試合が長くなってるんで明日は早く勝って終わってくれよな。

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東京ヤクルト(東京)○11-7 当たってしまった采配

ネットで経過を眺めてみるといきなり内海がタイムリーを打たれ失点。さらに飯原の三塁打で2点を失い、そして田中に2ランを浴びて初回で何と5失点。最悪じゃ、今日はさすがに見に行くのをやめ…と思ったら阪神が喜田剛に恩返し弾を喰らって0-4と負けていた。そして巨人は裏にワンアウト二塁という同じシチュエーションからガッツのツーベースで一点を返すと、ラミレスのアーチで二点差に迫った。こ、これはまだわからん。見に行くことにした。

ワンセグでちょい切れている間にガッツの犠飛で一点差に迫っていた。四回裏にワンアウトから古城が内野安打で出塁。勇人の打席で1-2から盗塁を仕掛けアウト。その後勇人が四球を選んだ。アウトにならなきゃ内海で送れたんじゃボケ、と思っていたら内海がヒット。一・三塁で同点のチャンスとなったが尚広がポップで終了。ここで上げるなっつうの。

ヒートアップチケットにて入場。五回からだから結構お得な日だ。先頭の脇谷がセンター前ヒットを放ちノーアウト一塁。打席にはガッツ。ここはランナーは仕掛けなくて良い。バッターに任せる場面だ。そしてガッツの打球はレフトに上がり飯原が追うのを止めるホームランとなった。0-5からまさかの勝ち越しに興奮した。ラミが四球を選んだところでダグラスはKO。画伯がマウンドに。亀井ポップの後バッテリーエラーがでてランナー二塁。慎之助が四球を選び一・二塁。一点ではまだわからないため追加点が欲しい場面であったが古城が引っ張った打球はファーストライナーとなりランナーは戻れず。逆転したものの痛い残塁となった。

六回、畠山を三振にしとめた後、飯原と田中に連続ツーベースを打たれ同点に追い着かれてしまう。ここで内海は降板。マウンドには大祐が登った。バッテリーエラーで三塁に進まれ、川島を歩かせて、代打・ユウイチが出たところで山口にスイッチ。山口は代打の代打・志田を三振にしとめツーアウトに。相手の代打は川本。打球はセンターに抜けるかという当たりを拓也が横っ飛びでキャッチ。しかしランナーがスタートを切っていたのかセカンドがセーフとなり相手に逆転されてしまう。

その裏のマウンドは押本。ワンアウトから拓也がヒットで出てその後一人倒れて打席には脇谷。ガッツに繋いでくれ、ガッツに繋げば何かが起こる、と願っていたら、インコースのフォークを捕らえ瞬間にそれと分かる逆転2ランがライトスタンドに届いた。打った瞬間脇谷がガッツポーズをしていたし完璧な当たりだったのだろう。見事なアーチだった。

七回表、山口は疲れからかピリッとせず宮本を歩かせてしまう。青木に対してもコントロールが定まらなかった。ここでヒットが続けば危ない。引っ張られた打球はガッツがジャンプしてキャッチ。宮本は戻れずゲッツーとなった。紙一重な当たりだが運にも助けられた。

その裏も押本が投げていた。打順を見て思い浮かべていたのは、ラミレスが出て亀井がバントして慎之助の後で代打・由伸。それが理想だろう、と。隣に座って話していた爺さんにもそんなことを言ってみた。そしてラミレスが四球。よし、思い通りの展開だ。爺さんは「バントか?」と。私は「当然ですよ。」と。この日の亀井を見て100%亀井はバントだろう。そう思っていたら何と強攻。鋭い打球がショートを越えて左中間に。ラミが激走して亀井も二塁へ。バントでいいと思った場面でまさかの奇策大成功。が、続く慎之助が何にもならない浅いライトフライ。昨日で調子を取り戻した風には思えない内容のバッティングだった。と、見てみると、ネクストに立っていた由伸が下がっていた。そして「代打・谷」のアナウンス。恐らくは、由伸だったら歩かされ勇人勝負とされることを考えたのだろう。佳知がタイムリーで決めるのが良いが、仮に満塁となったらそこで由伸を出す、という考えだったのではないか。前進守備の内野を見て、サヨナラの時のようにセンター返しをすればヒットになるだろう、と思っていた。すると打球はレフトへ。伸びで入るのを確信した。後でVを見ると佳知も打った瞬間ガッツポーズ。大きな三点が入った。

八回は豊田が投げて注目は九回だった。前日ほぼ二回を投げていたマークは出さないだろう。となると右の野間口か久保、ということになる。これでどちらかが出ることによって先発もある程度見えてくる。そして出てきたのは久保だった。となると、野間口を先発で使い、久保は中継ぎでフル回転、という事なのだろう。最初はストライクを取るのに苦労していたが、宮本を見逃し三振で先ずワンアウト。球界屈指のアベレージヒッター・青木は久保が大の苦手。球種が豊富で読めないということらしい。最後は変化球で見逃し三振。ツーアウトを取り、期待されるのは三者三振。畠山を追い込み、ファールされた後最後も三振。うーむ、これだけヤクルトに強いんだからこの相手限定で先発で何試合か投げさせて良かったんじゃなかろうか。本当に別人のようだ。ちょっともったいない気がしつつも試合終了。0-5からまさかの逆転勝利を飾った。


本当に最後まで読めない試合であったが、二年振りに対決したダグラスを崩せたのはやはり相性なのだろうか。ちなみに初対決のときは4点奪いKOして、桑田が最後の勝利を手にした試合だ。奇しくも、この日解説に来ていたのは桑田。不思議なものだ。
采配が的中した試合でもある。七回の攻撃でバントだったなら三点どころか一点も入らなかったかもしれない。強攻と佳知起用が大当たり。それと、まあ取り上げられないだろうが、古城を下げてから五点取った、というのも偶然ではない、という気がする。負のオーラというものがあったのでは、というのは言い過ぎか。
ガッツと脇谷がヒーローインタビュー出てたけれど佳知もでしょう。二次会でもコールがなかったのはちと寂しかった。
そして山口はとうとう10勝目か。よく頑張りました、と思うと同時に、内海抜かれてんじゃねえよ、と少し渇も入れたくなってきた。

明日はきっとあの大物新人が出てくる。ドームではプロの洗礼を浴びせないとね。


そういや、川本のタイムリーが出た後、燕ファンは「くったばれ讀賣」をいつもより長くやってたな。調子に乗って相手を挑発して最後に自分の応援するチームがくたばっちゃうんだものな。ま、同情はしない。そんな下らないコールしている相手との違ってこちらは川本が今日最も苦しい状態から回復した時に拍手で迎えてた。出来ねえだろうなあ、あのファンには。

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2008年9月11日 (木)

中日(ナゴヤ)○4-2 乳酸菌使えねえ

昌相手に併殺を何度もプレゼントし、今日も嫌な流れだったが慎之助のツーランで勝ち越し、点差を詰められるも由伸のタイムリーで引き離した。八回裏にピンチを迎えたがその後クルーンが抑え、九回もそのまま抑えて試合終了。
今日は先発バッテリーがヒーローだったがクルーンのおかげで勝てた試合とも言える。二点差あればこの投手はこれくらい出来るもの。一点差や同点では本当に恐ろしいが。。

それにしても乳酸菌は虎に三タテくらうとはな。押本・松岡・林と日替わりで崩れてサヨナラ三連敗。しかも昨日今日連日で押し出しサヨナラなんて馬鹿じゃねえの?

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2008年9月10日 (水)

中日(ナゴヤ)●4-11 無理をすればいつかは

先発が金刃という時点でほぼ負けゲーム。追い着きはしたものの、前日2イニング投げていた大祐を使うこととなり二点を取られると、山口がまさかの四失点。これで完全に試合は決まった。

大祐と山口の使われ方を見て誰もが心配していたのではなかろうか。いつか故障してしまうのではないかと。もう少しうまくやりくりは出来なかったものかと思ってしまう。確かに起用法がこうした結果を招いているが、もともとは先発がしっかりしていないということ。計算出来る先発が二人だけで他の試合はほぼ継投。それによって中継ぎの負担が増しているのだろう。ここまで先発が不甲斐ないなら若い投手を試すのも手ではなかろうか。シーズンを諦めたわけではなく、どうせ駄目なら将来性のある選手に経験をつませたほうが先に繋がるだろう。あの勘違い左腕に試合を壊されるくらいなら今日二番手で出ていた東野を先発させてみるほうが楽しみではある。

数年先を考えてみても今の先発では心もとない。投手陣の強化は大きな課題だ。

健太朗、ここまで戻ってこないとやはり…

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2008年9月 9日 (火)

中日(ナゴヤ)●2-3 勝てないチーム

三回の攻撃で決まったと言って良いでしょう。ガッツ・ラミの連打でノーアウト一塁二塁。ネットで見ても佳知はバントなんで当然だと思っていた。が、これが後々聞いてみるとサインがころころ変わって二球目にバントだったそうな。ランナーは送れず。二球失敗してだめなら本人の責任だが何故ここで徹底させなかったのか。中日相手に打てていないのだから一点を取りに行く野球をしなくては。そして経過を見ていて唖然としたのが、ワンアウト一塁二塁でフルカウントとなり二岡が見逃し三振し、エンドランが掛かっていたためダブルプレーとなった場面。空振り三振なら技術がないということだが、エンドランが掛かってて微妙なコース。見逃しという選択は考えられない。ベンチの采配と野球を知らない選手会長のせいで追加点を取れた場面で一点も取れず。
そんな悪い流れがあり最後にバッティングピッチャーが打たれた。そういう試合。あの場面が山口であればどうにか抑えたかもしれないが、悪い流れというものはそうそう変えられるもんじゃあない。
阪神が3-2でこちらは2-3。一点差ゲームでもあまりに違いがありすぎるものとなってしまった。

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2008年9月 6日 (土)

東京ヤクルト(神宮)●4-7 エースの姿

内海と由規の先発で試合開始。

試合が動いたのは二回裏。飯原のツーベースから送られて川島慶にフルカウントからボールとなる変化球を流し打ちされて前進守備のセカンド横を抜けて先制されてしまう。あれを打てるのなら確かに川島の状態は良いのだろう。問題はその後だった。福川を追い込んでいたにもかかわらず、明らかな失投が真ん中へ。それを捕らえられ被弾。0-3となってしまった。

相手の新人・由規だがストレートも走っていて変化球も決まり素晴らしいピッチングだった。五回ワンアウトまでパーフェクトピッチングをされていた。それでも途中でばてるだろうな、とは思っていた。由伸が打った瞬間それと分かる完璧なアーチをレフトスタンドに運んだ。これはひょっとしたら大物フラグかもしれない。松坂や田中といったスターが出始めの頃にアーチを放っているがこのクールな男が燃える何かがあったのだろう。

六回、勇人が四球を選ぶが内海バント失敗でワンアウト一塁。亀井のヒットで一塁二塁。その後ワイルドピッチが出てランナーが進むと拓也が四球。ここまで二三振ながらもガッツに廻ってきた。ここは相手を降ろすチャンスだ。追い込まれていたがここでデッドボール。一点差となり満塁でラミレス。ここで試合が決まってもおかしくなかったが、ラミレスの犠牲フライで同点どまり。並の投手ならアップアップになって降板していたのだろうが、同点にとどめたのは精神的に強いのだろう。

その裏、畠山のヒットからツーアウト二塁に。好調の川島相手に四球を出した時点で内海は交代。マウンドには越智。嫌な予感はしていた。開幕三戦目にピンチで出てきて福川にいきなりグランドスラムをくらったのが越智。同じ事をやらかすのではないか、そんな思いがあった。それが的中し、レフトスタンド前列に3ランを打たれてしまう。

その後一点を追加されほぼ試合は決まり。最後はラミレスが今年一番であろうアーチを放つも反撃はここまで。阪神が勝った事により一歩後退となった。

エースとはどういうものか、を考えさせられた試合となった。飛ばして最後は疲れが出たのだろうがピンチを作っても同点にとどめた由規に対し、追い込んでから不用意な被弾をくらったりランナーを残して降板したりと内海の不甲斐なさが目に付いた。エースになるのであれば被弾もそうだが同点に追い着いてもらった後をしっかりしなければ。ピンチにしても自力で乗り切るくらいの出来を見せて欲しかった。相手の素晴らしさは認めるが、自分達の柱に対してしっかりしろよ、という思いばかりが出る今日だった。越智もねえ、ここまでよくやってるとは思うけれど、ヤクルト戦の敗戦半分は彼が絡んでいるんだよな。福川被弾の二試合と竹内にドームで勝ち越しタイムリー打たれた時かな。相性なのだろうか。一発だけは避けなければいけない場面で打たれてしまったのが悔やまれる。また切り替えて次に臨んで欲しい。

ずっと勝ち続けるのは無理というもの。どこかで負けるもので、それが今日だったのだろう。また明日から一歩一歩。


応援団がいるブロックに座っていて、野次なんてご法度なはずだが、七回裏に福地のサードゴロを古城が華麗なる(猛毒)ポロリ(トンネル?)とやらかした瞬間に、ブチッ…
「ふざけんじゃねえよ古城」と怒声を上げてしまった。こういうこともあるものか。とまあ自分のことは置いといて、古城枠は撤廃しておくれ。

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2008年9月 5日 (金)

東京ヤクルト(神宮)○8-0 流れを決めた三つのターニングポイント

一度区外にある自社近辺に行った後でまた戻ってくるのもなあ、と思い今日は珍しく家で観戦。

相手は予想通り川島亮。先頭の亀井が2-1で真ん中低めのストレートを見逃し三振、と思ったらこれが何とボールの判定。コースは間違いなくストライク。が、福川が身体ごと外角に構えていてそれが判定を狂わせていたのかもしれない。その直後に亀井がツーベース。この回はガッツがタイムリーツーベースでまず先制。その後ラミレスを歩かせ、由伸にはフォークを読まれ最後はインコースのストレートが外れて四球。満塁から二岡のタイムリーで二点目を手にした。阿部と坂本が情けないバッティングで二点止まりであったが、あの判定から二点を得たことは幸運だった。

三回、福地を歩かせた後、宮本のバントが正面に。セカンドを狙おうとしたセスが落としてノーアウト一塁二塁。流れが変わりそうな場面であったがまず青木をショートゴロでセカンドアウト。続く四番畠山をセカンドゴロゲッツーにしとめ何と無失点で切り抜けた。

五回、ツーアウトで打席にはラミレス。外角一辺倒で明らかに勝負する気がなかった。ストレートの四球。ここで由伸が一発でも打ったら今日は決まるな、と思っていた初球、真ん中に甘いボールが来て打った瞬間それとわかるホームランとなった。ツーアウトから一発を避けて四番を歩かせ二点を奪われるというあまりにも悪い流れ。これで今日の試合は貰ったと確信した。

六回の四点はおまけのようなもの。普通であれば五回の時点で川島に代打。それが続けて出てきたのだから捕らえるのは容易いことだ。亀井の二点タイムリー・ガッツのタイムリー・ラミのタイムリーが出た。これでガッツとラミレスを休ませることが出来た。

セスが八回を投げて最後は東野が抑え勝ちパターンの中継ぎを休ませることが出来た。

最初のラッキーに助けられた部分はあるが、移動でこちらが不利の中で勝てたのは大きい。ゆっくり休んで明日に備えてもらいたい。
阪神が敗れて3.5ゲーム差。まだまだ一歩一歩勝つだけだが、上回るには勢いが必要だ。それをつけるために何かしら奇跡が起きて欲しい。去年であれば広島相手に2-8からサヨナラ勝ちした試合がそれにあたる。そこから三タテ出来たのだから。

ホームゲームは次週金曜日。そろそろ入場曲を変えてもらおうか。

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2008年9月 4日 (木)

広島(松山坊ちゃん)○6-2 侍・小笠原道大

序盤に金刃が打たれ2点を先制されるもワンアウト一塁三塁のチャンス。ここでラミレスがサードゴロで終わった、と思ったらシーボルが後逸し一点が入った。その後由伸のタイムリーツーベースで同点に追い着き乱打戦が予想された。

しかしその予想に反して投手戦となった。嶋が外れてシーボルが五番に入った広島は怖さがなかったのと、大竹が予想以上に素晴らしかったことで試合は動かなかった。今日の出来は黒田博樹を思い出させるピッチングだった。

七回に歓声が沸いた。地元出身の大祐がマウンドに。二人三振にしとめた後、アレックスにツーベースを打たれたが、栗原も三振にしとめ故郷で雄姿を見せた。
その裏、亀井が粘りに粘ってツーアウトからヒットを放った。古城のフライで終わったものの大竹を疲れさせたのは後々活きてくると思いたい。
八回は前夜に珍しく役目を果たせなかった山口がマウンドに。この日は三人で抑え役目を果たした。

八回裏はこの日二安打のガッツから。初球高めのボール球をフルスイングで空振り。相手の球威もまだ衰えていない。追い込まれた後内角高めにストレートが。これに物凄い反応を見せた。打球はライトスタンド上段に吸い込まれる勝ち越しアーチとなった。確かに失投だろうがあれを見逃さない集中力は凄まじい。その後明らかに放心状態の大竹からラミレスがツーベースを放ち大竹を降板させた。由伸がブラウワーに歩かされて一塁二塁に。ここで代走佳知。ということは阿部に続いて出るのは間違いなく漢・大道。阿部は何にもならないサードファールフライでワンアウト一塁二塁となり予想通り大道が打席に。初球のストレートを引っ張った打球は左中間フェンス直撃の二点タイムリーツーベース。本人は入ったと思ってベンチを指差していたが、ここは松山だと思い出し慌てて走っていた。その後拓也のタイムリーが出て4点差となった。

最後は豊田が三人で終わらせ試合終了。ベテランの活躍で松山のファンに勝利をプレゼントした。

驚いたのは、ヒーローインタビューで感触を尋ねられ、「微妙な感じだった…」と言っていたことだ。あの当たりで微妙なのだから本当に恐ろしい。手術明けで序盤は大不振だったガッツだったが気づけば打率が三割に到達している。足を引きずる姿が痛々しく、何度も休ませて欲しいと思ったものだが、休まずに出続け今は最高の状態にある。本当に強い選手だ。チームを引っ張っているのは間違いなくこの侍だろう。
他の選手も良い働きを見せた。二打席目で一度もバットを振らず三振して落胆させた亀井だが、七回に見せた粘りでこの日の勝利に貢献出来たと言って良いだろう。二日前は併殺に倒れた漢・大道も今日はぶちかました。初球であれだけ強い打球を飛ばせるのだから完全に読み勝ちだろう。タイムリーを放った拓也といい頼りになるベテランの存在は大きい。

横浜の天気が良ければ4ゲーム差となったがまあ雨はしょうがない。出来ることは一つ一つ勝つことだけだ。相手のヤクルトは五連勝中。しかしその事はあまりネガティブに捉えていない。チームの勢いはあるのかもしれないが、そうそう勝ちが続かないのも野球だ。逆に負け頃ではないかという思いもある。こちらにとっては移動の不利もあり、厳しい試合となるだろうが相手の勢いを止めたいところだ。

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2008年9月 3日 (水)

広島(京セラ)○10-9 勢いがつくとは思えない勝利

初回にワンアウト満塁から嶋のセンター返しを尚広がダイビングキャッチ。まあ一人還るのはしょうがないな、と思っていたら東出は飛び出していたらしくタッチアップ出来なかった。これは大きなプレーだ、と思いきや、シーボルのサードゴロを二岡が落として一点を奪われる。せっかく尚広の好守と相手のミスがあったのに勿体無い。

二回、二岡がヒットで出た後、慎之助が右中間を破るタイムリーツーベースを放ち同点に。

今日の高橋建は明らかに調子が悪かった。ボールとストライクがはっきりしていたため、チャンスも作っているし勝ち越しも時間の問題だと思っていた。四回、坂本のセーフティバントからツーアウト三塁となり、拓也がピッチャーのグラブをすり抜けるセンター前ヒットを放ち勝ち越し。粘って粘ってしのいでいたが取られた事で高橋も気落ちしていたのだろう。ガッツが初球を左中間スタンドに運び4-1となる。

これで上原が六回まで投げれば勝てるな、と思っていたらワンアウトから東出と天谷に連打され、アレックスを2-1と追い込んだが、インコース低めの直球を引っ張られまさかの同点3ランを浴びてしまった。

五回裏、上野からワンアウト一塁二塁とチャンスを作るが坂本がフルカウントから三振して飛び出していた二岡がアウトでチャンスが潰れてしまった。

六回裏、漢・大道がセンター前に落ちるヒットを放ちギャンブルに出た天谷の後ろにボールが行っている間に二塁を陥れた。代走は寺内。亀井のセカンドゴロでランナー三塁に。ここで拓也に代えてスンちゃんが登場。左の青木高広に代わった。スンちゃんのセカンドゴロで一点、と思ったら何故か寺内は戻っていなかった。これで勝ち越せなかったら今日は負けるなと思っていたが、ガッツがセンターオーバーのタイムリースリーベースを放ち勝ち越しに成功。その後交代した青木勇人の初球にバッテリーエラーで6-4に。このしらけたミスで行けるかなと思っていた。

七回・山口、八回・豊田、九回・クルーンと計算していたがこの日は色々な事が起きて簡単には行かなかった。山口が先頭の梵にライト線ツーベースを打たれた後、東出の内野安打で三塁に進まれ代打・緒方。追い込んだ後の外角ストレートを逆らわずに打たれてタイムリーツーベースとなってしまう。代走に赤松が出て一打逆転のピンチ。ここで大祐にスイッチ。アレックスを歩かせて栗原勝負。栗原をサードゴロで同点となったが併殺となったので楽になった。嶋をセカンドごろにしとめどうにか同点で食い止めた。

ツーアウトから慎之助が四球を選び、坂本が三遊間を破るヒットでランナー一塁二塁。打席には先程大きなミスをした寺内。追い込まれたが中に入った変化球を捕らえレフトにタイムリーツーベースを放った。失敗はしたがその後バットで結果を出した。

八回表は豊田が抑え、その裏に古城が岸本のエラーで出塁。打席にはサイクルヒットが掛かっていたガッツ。1-3となり岸本空気読めよ、と思っていたら絶好球。引っ張った打球はアレックスの横を抜けサイクルヒットとなるツーベース。これで駄目押しでもらった、と思ったらランナーは還っていなかった。続くのはこの日ノーヒットのラミレス。代わった梅津は甘い球を投げていたがラミレスはファールが精一杯で調子が悪いのかと思っていた。しかしわからないものだ。梅津がこの対決で投じた一番難しいインコースのボールを引っ張り、本人が立ち止まりガッツポーズを見せた。打球はレフトスタンドにライナーで飛び込む3ランホームラン。ここで小笠原ミレスアベックアーチとなり勝利も見えてきた。

九回表はクルーン。先頭の梵を三球三振で今日は大丈夫だろう、と思っていたら、東出に粘られた末に四球を与え、赤松にも四球。アレックスに二点タイムリーツーベースを浴びて一発が出れば同点の場面に。栗原をセカンドゴロにしとめて大丈夫かな、と思っていたら嶋の打席で暴投してランナーに還られ一点差。解説の野村謙二郎は嶋に代走ですかね、と言っていたが、選手がもういなかった。残っていたのは石原でこの後ピッチャーの打席で代打要員がいなくなるため使えない。次はシーボルかと思ったら途中から守備に入った木村だった。失礼ながらも、このバッターなら急速を抑えてでもストライクを取れば大丈夫、そう思っていた。クルーンも安心したのか三振にしとめ試合終了。苦しい試合をどうにかものにした。

ガッツのサイクルヒット、ラミの6年連続100打点、ミスを取り返した寺内、という出来事だけ並べると勢いがつく、そう思えるものだが、他のネガ要素があまりにも大きくとてもそうはなれなかった。4-1でほぼ試合は決まったと思いながらもあっさり同点に追いつかれる元エース様。三番目の先発最有力候補だったが今日の出来を見ると期待出来ない。打撃好調の広島に対して恐らく明日は日サロ。大ケケの炎上を祈るしかない。柱二人以外先発がいないとなると大きな連勝もそうは期待出来ない。そして四点差ありながらもヒヤヒヤさせるクローザー。優勝が掛かった試合で出てくると興奮しすぎて自滅の可能性が大。あそこまで不安定だと、豊田さんをクローザーにしてクルーンを下げてエイドリアンを一軍に戻す、という選択でもいいのではないかと考えてしまう。しかし首脳陣にそんな勇気があるかどうか。

中日がノリも欠場でボロボロの今、広島にとってCS進出の大きなチャンスとなるだろう。さすがにそれがかかっているんだから、阪神戦でも本気を出すよな。出さなかったら犬確定。

直接対決までにゲーム差を今より縮めることだ。厳しいが勝つしかない。

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2008年9月 2日 (火)

広島(京セラ)●2-5 まさしく

阪神の金本が巨人戦連敗後に「今まで勝ってきたのはまぐれで、たまたまよ」と言っていたがその言葉がほぼケツにあてはまる。去年勝ってきて防御率のタイトル取ったのはまぐれで、たまたまよ。広島戦も今までは抑えたけれどこれが実力でしょう。下で鍛え直してから上げるようにここでは書いていたけれど結局今年は駄目だったということ。
さらには相手がルイスという時点でこちらは打てず。二点とも併殺打というのが情けないが、打ったのは今まで勝ちに導いてくれた選手だから責められない。しかし納得いかないのが何故に佳知がスタメンじゃない?広島相手に打率四割でチームでは一番打っているのに。鈴木4タコ亀井2タコと考えると起用ミスだったと言うしかない。

何だか前も横浜が阪神に三連勝している時にこちらが広島にてこずっていなかったっけ。逆にこちらが連勝している時は広島は阪神に勝てず。うまくいかないものだ。

まあ順三さん出しちゃって広島に負けちゃ世話ないわな。出した奴責任取れや。

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2008年9月 1日 (月)

初の甲子園と神戸で見つけたもの

野球のビジター遠征は初めて。しかも味わったことがない完全アウエー。大して書く内容もないけれど、先ずは甲子園の感想。

・確かに広い。ポールからバックスクリーンにかけてぐるりと曲線が描かれているため左中間右中間はかなり深い。ドームはポールからバックスクリーンにかけてはあまり広がらないため本当に狭いのだなと。
・完全アウエーだったが外であったせいか、歓声はドームの方が響くためプレッシャーになるかと。現地では、ああ、太鼓とメガホンがガチャガチャなってるな、くらいで見ている方はあまり圧倒されなかった。その二日前に浦和の応援を見ていたがあっちの方がまとまりがあった。というか浦和が別格か。
・やっぱり真性は存在した。レフトビジターに巨人ファンの連れと並んでいた桜井広大ユニのおっさん。阪神が点を取るとペットボトルで連れを叩いてほれほれ強いだろうと言わんばかりに威嚇。巨人のコールに合わせて低俗な野次を飛ばしまくる。後ろから飲み物をぶっかけてやろうかと思ったが我慢。いつの間にやら席を移動していた。ってこの席じゃなかったのかよ。あえて煽りに来たのか。こういうのが阪神ファンの評価を下げるのだということに気づく頭はきっと持ち合わせていないのだろう。
・場数が違うせいか関西の応援団よりやはり関東の応援団がリードを取ると引き締まる。そういえば金曜に来てた人は去年北海道にも来ていた。熱いぜ。
・野次は関西ファンのほうが強烈。金刃や林はボロボロに叩かれていた。
・スタ飯はドームの方が豊富に感じた。
・しかしあっちのファンは何故に特攻隊みたいな格好の人が多いのか。

勝てればいい思い出にもなったろうけれど抜け出すのがちと怖いか。負けてよかったっていう事はないけれど。別の日に漢と山口に氷飛ばしてきた阿呆は出禁にしろ。

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タイムリーの勇人。イイヨイイヨー


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がむしゃらな亀井さん


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この日音なしのラミちゃんはファンサに専念



翌日、神戸に行き、メリケンパークからハーバーランドに向けて歩くと、かもめりあというところに野球選手のサインが並んでいた。震災後の復興を願って作られたものでオリックスをはじめとした関西の選手達が書いたサインが多かった。

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当時のオリックスといえば勿論この人

巨人の選手が書いたものも何点かあった。

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キャプテン


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マイクを持った盗塁王


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一塁横の置物


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谷間の宮ちゃん


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未来の監督候補


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この人は帰ってくるのだろうか…





それでは最後は、見事な魔投法の持ち主が描いた芸術的なサインで締めましょう。

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…もはや神の領域

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