中日(東京)○10-4 王さんを抜いた
初回、内海がいきなり荒木に四球・森野に死球でブランコを迎えた。追い込んだ後に三球目に投じたボールはストレート。一発のリスクのある場面、打たれたら叩かれた事は間違いないが、ブランコは全く打つそぶりを見せずに三振。思えばここをゼロで乗り切れたのは大きかったのかも。
その裏、坂本が吉見の初球を叩いた。上がりすぎてレフトフライかな、と思ったがこれがスタンドイン。いきなりダメージを与えることが出来た。その後佳知がツーベースを放つと、ガッツが内角を叩いた打球は何故かショートにぼてぼてに飛んで行き、タイミング的にはギリギリだったが送球が悪くブランコが取れず一塁三塁に。記録はヒットとエラー。ゲッツーでも一点が入る場面、甘く入ったチェンジアップを捕らえた。大きすぎてどこか見えなくなったがレフト上段に飛び込む3ラン。王さんの記録を抜く8年連続100打点を達成。試合は吉見相手に予想だにしない展開となった。ツーアウトになって打席には長野。今の彼なら打てるんじゃないかなと思っていたがその通りライトスタンドへ運んだ。やっぱり状態がいいんだろな。
二回は坂本が今度はレフト上段の広告に当たる完璧なアーチ。さらにはガッツが長し打ちでホームランを放ちこの時点で7-0となった。
吉見は降板。2回を投げて30球行ってないし内海は完封狙っちゃえよ、と思っていたが、3回にランナーを二人置いて和田にライトスタンドへ運ばれた。その後二回ほどチャンスはあったがいずれも得点にならず。が、内海もその後は踏ん張って点を与えない。
試合が動いたのは七回。清水からガッツが四球を選んだ後、ラミレスの弾丸ライナーがレフトスタンドに到達した。八回に内海が一点取られたがその裏のチャンスで交代されずバントを決めて続投。最後まで投げることに。このチャンスは坂本がきっちりライトに犠牲フライを放ち追加点。
九回、荒木にツーベースを打たれたものの最後は中村を三振にしとめ完投。レギュラーシーズン最後の中日戦に勝ち、ドームでは勝ち越しとなった。
ようやく吉見に勝ったが、今年一番出来の悪い時期にぶつかっためぐり合わせか。先週が最高の状態だっただけに分からないものだ。坂本の初球アーチで動揺を誘えたかな。コントロールが生命線の投手があれだけ高いボールを投げていると打者は楽になる。それを見逃さずしとめたラミレス。8年連続100打点は今年40本目のアーチで達成した。プロ野球の歴史に名を刻んだ。残り一ヶ月、打点とアーチはどこまで伸びるか。順調に打点が稼げれば優勝も見えてくる。
夏休み最後のホーム、最高の雰囲気で終えられたのではないか。ホームゲームも残りは少ない。全部勝つつもりで臨んで欲しい。
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コメント
序盤のホームラン攻勢は驚きました。
そのおかげで内海が完投できましたね。
投稿: 上野 | 2010年8月27日 (金) 07時59分
上野さん
あんなに悪い吉見は初めて見ました。ラミレスのも完全なホームランボールでしたね。OP戦の番長フルボッコを思い出しました。昨日は中継ぎ陣が休めて良かったです。
投稿: Taka | 2010年8月27日 (金) 10時20分