« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月29日 (金)

Vへの使者

戦力外通告を受けた男は、新しいチームで三連覇と日本一に大きく貢献する漢となった。代打という役割上、与えられた機会は少なかったが、それでも十分に記憶に残る働きが出来ていたと思う。

先ず思い出すのは2007年のビジターソフトバンク戦。豊田さんがノーアウト満塁のピンチから三者連続三振で切り抜けた直後、代打で登場してツーベースを放った。このチャンスメークから決勝点が生まれた。ここから巨人での活躍が始まったと言って良いだろう。翌年は村中にあわやノーヒットノーランされそうになった試合で、九回ツーアウト一塁二塁から右中間をゴロで完璧に破る二点タイムリーを放った。あの一打は今でも目に焼きついている。

そして、引退会見でも触れていた二打席。ソフトバンク戦九回ツーアウトフルカウントという後がない状況から放ったアーチ。レフト巨人から見ていたが当たった瞬間にアーチを確信しすぐに後ろのファンと喜びを分かち合ったことを覚えている(ちなみにその場面は優勝DVDでもちゃっかり写っている。)そして去年の日本シリーズ。林の悪送球がなければ前進守備になっていなかったのでああいう結果にはならなかったかもしれないが、そこを突けたのは彼の執念だったのだろう。粘りに粘ってセカンド頭上を破った時は大いに喜んだ。そしてその時に見せた漢の姿も忘れない。四度ベンチに向かってガッツポーズを見せて最後はベース上で拳を下から突き上げるガッツポーズ。このタイムリーがなければジャイアンツの日本一は無かった。そして大道さんにとってももう一年現役生活を伸ばした一打となった。

今年は結果が出ていなかったがそれに対して自分が納得していたことを考えると、やはり今年で限界だったのだろうと思う。だからこそ本人も納得した上で決意したのだろう。南海ホークスのユニフォームに袖を通した最後の現役戦士だった大道さん。長い間本当にお疲れ様でした。そして数多の思い出を有難うございます。

ぶちかませ大道 気合と気迫の一撃
ぶちかませ大道 バット一振り根性

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2010年10月28日 (木)

願いはかなった

クジで当てても拒否されたら即戦力を逃すリスクが大きいから他は指名しないんじゃないかな、と思いつつも、確定するまでは不安なわけで、トイレがてら見てました。楽天と広島が大石、ハムが斎藤で阪神も大石。あとは中日が回避すればいける…そして大野という表示を見てこっそり喜んだ。
取りたい選手、そして巨人に来たいという選手を取れて良かった。一番欲しかった選手だ。プロに指名されて早速Wikipediaが出来ているけれど、5年前の会田獲得が今になって活きるとは。高校-大学の先輩だもんな。中央だったからこそパイプも強かったわけだし。
久々に楽しみな選手がやってきた。18番になったらプロコレが欲しい。正直それくらい期待してます。
シーズンが終わりドラフトも終了。補強はあるだろうけれど大きな楽しみはこれで終了。ゆったり動向を見守りますか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月27日 (水)

森脇・清水・小関

かねてから噂されていた森脇さんのほかに、清水さん、小関さんの入閣が決定。しかし少し驚いたことは、森脇さんが二軍コーチだということ。ソフトバンクでは一軍ヘッドまで務めていた人がよく引き受けたな。しかも巨人とは全く縁がなかった方。王さんの紹介でもあったのだろうか。
清水さんが戻ってくるのは規定路線だったんだろな。一年他チームで勉強させてもう一年は外から野球を見させる。そしてコーチとして復帰。タイプの似ている隠善や、まだまだ開花していない大二郎、率を残しつつある橋本を徹底的に鍛えてくれるかな。
手打ラーメン万里で育った小関さん、堅実な守備を外野手に植え付けてくださいまし。ここでも鍛えられるのは橋本・田中あたりか。

それにしてもだいぶコーチが若返ったなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月26日 (火)

帰ってきた男たち

先ずは川相さんと川口さんの復帰が決まり。ファームの守備を見るのかと思ったら二軍監督。中日のコーチを3年務めて今年は二軍監督に就任。前年ファーム日本一だったチームが四位、という結果だけ見るとちょっと微妙な感じ。ただ、あの守りとバントの技術は今の巨人に足りないもの。それが注入されることに期待しよう。
川口さんに関しては、過去二年の臨時コーチを経た上での就任なので評価はされてるのだろう。不安なのは広島ブランドということか。北別府・大野・池谷、といった名投手がコーチになった時の結果を見ると、おお、もう・・・。
川口さんが投手総合コーチで、今年一軍に居た投手コーチは変わらず。おかしくね?伊原さんみたいな行動を取れないもんだろうか。
まだ決まっていないけれど昨日の報知では清水さんが二軍の打撃コーチになるんだという話が。ある意味これは清武さんのプラン通りか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月24日 (日)

一夜明けての人事

報道では既に伝えられましたが、コーチ四人が現場から去ることとなりました。感想から言えば、伊原さんが抜けたのはかなり不安だなあと。去年WBCで監督不在の中チームを仕切ったり、ヘッドとしてナインを引き締める役だった。監督と対照的なキャラなのも面白かったな。吉見にんにく注射報道の後、どんな野次をしようか伊原さんが対策を練っていたら監督が野次ることはやめようとか言ったり。ノムさんに采配を嘲笑われた翌年に楽天戦四連勝を飾った日に取材に対し「一字一句漏らさず書けよ…(略)…ばっかじゃなかろか、ルンバ」とか。嫌いじゃないです、ああいう人。伊原さん抜きじゃ三連覇はなかったでしょう。フロントには残るようなので次の活躍に期待です。

残り三人に関しては篠さんの退団がちと意外か。西山スープレックスさんが抜けたバッテリーコーチにチュウさんが入って、打撃コーチが一人変わると思っていただけに。WBCの走塁コーチも務めた緒方さん、うーん、信号機としては今ひとつだっただけにやむなし。下から大西さんが上がるようだけどどうなんでしょうね。

というか防御率悪化させた投手コーチに何も動きがないってのはいかがなもんなんでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月23日 (土)

CS 中日(ナゴヤ)●3-4x 2010年お疲れ様でした

今日はまだ見られた試合だったのではないでしょうか。終盤で二人のリリーフが四球5つというのは褒められるものではありませんが、彼ら抜きではここまで来られなかったわけで。ただ、あの阪神OBの嶋田球審、センスないっすね。井端へ投げたど真ん中のストレートがボール。今すぐ眼科へ行ってくださいな。

残念な結果ながらも光るプレーを見せてくれた選手も居たのでそれは良かったと思う。特に謙次はもっと使われて良い選手でしょう。最後のツーベースも見事な読みでしたよ、本当に。彼が出てきた事で来年の外野は分からないね。監督の色眼鏡くらいかな、ネックなのは。

さて、2010年の戦いも終了したのでストーブリーグ突入であります。早速二名の外国人選手が退団濃厚という話も出ておりますが。。

| | コメント (12) | トラックバック (4)

CS 中日(ナゴヤ)○3-2 巡り合わせというか

初回に眩しく輝く朝井さんがピンチを迎えるも、今年輝きを放っていた和田さんが高級アイス。朝井さんがより光ったということだろう。え、他意はないっすよ。
ワンアウト一塁二塁から朝井さんがバント成功させてたらあの脇谷タイムリーは出ていたのだろうか。二点取られないようにするため歩かせて松本で抑えられる、という可能性もあったからある意味偶然の産物ともいえる。由伸の二点目はラミが良く走った。センター英智っていう状況でよく間に合いましたわ。
ピッチャーも抑えてるし今日は家に着いた頃にはどーせ終わってるだろう、と思って飯を食って帰ったら失敗・・・。まさか越智が野本に代打2ラン打たれるとはねえ。ところがモバGをリロードすると三点目がこちらに入っていた。慎之助が岩瀬からアーチ。これを見て何故岩瀬?という思いがあった。岩瀬からアーチを放っている慎之助相手なら高橋が妥当なはずだが、と。ここで考えられるのは二試合高橋を出していたから無理させない、ということくらい。そうでなければあそこで岩瀬出すのはNG。
家に着いたのはその裏。飯を食わなければ慎之助アーチを見られたわけだ。。まあいい、ぐっさんの見事な抑えっぷりは見られた。九回表に勝ち越しアーチが出てぐっさん投入。これで駄目ならしょうがない、という状況だった。ブランコからの被弾が怖かったがそこを切り抜けられたことで勝てた。来年のクローザーはもう彼以外考えられない。

いっそ0で抑えられろ、と言っていたが点も取っちゃったし勝っちゃったので、半端に終戦するよりはタイまで持ち込むか逆転でもしてみせろってんだ。今年はやっぱりゴンザレスで終了でした、っていう結末になりそうな予感もするが。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月21日 (木)

CS 中日(ナゴヤ)●0-2 27回無得点なるか

こんなことを言うとファン失格に思われるかもしれませんが、中途半端に点とって三連敗するくらいならいっそのことゼロでいってくれませんかね。そうすりゃ使えない打撃コーチとかクビにしやすいでしょ。あの様子じゃ監督をクビにする気配なんてありっこないから。代わりにヘッドコーチ解任とかマジやめれ。

脇谷が孤軍奮闘とはまさにこのこと。ノーアウトで三回出塁して一度も活かせないのは彼の後を打つ上位打線の責任。が、その起用にも問題はあり。坂本・脇谷が駄目なら脇谷・松本、もしくは脇谷・謙次でしょう。亀井にこだわるメリットは一つもない。てかあの爺さんもクルーンだけ標的にしておいて何故もっと酷い贔屓起用には触れないんですかね。使うほうが悪いよ、完全に。今岡にこだわり続けたどんでんを思い出させる。

しかしホントに27回無得点実現しちゃったらどの面下げてファン感出てくるんだろうね。

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2010年10月20日 (水)

CS 中日(ナゴヤ)●0-5 意味の分からない奇襲

中3日で東野を使う理由が分からなかった。神様・仏様・稲尾様、権藤・権藤・雨・権藤というピッチャーじゃない。というか今それを出来る人はいないでしょ。中四日でさえ去年中日の先発陣が苦しんでいたのを目の前で見てないのかね、あのベンチは。ストレートで甲子園を乗り切ったことを台無しにしたようなもんでしょ。三戦目の先発をここで使えたってのに。
打線に関しては、坂本のアクシデントが響いたということでしょう。出たのであれば坂本・脇谷の一・二番だったということ。ま、明日は吉見相手だし相性のいい方を出すと考えれば外れるでしょ、キャッチャーゴロは。
しかしナベツネがあと五年はやってもらいたい、といったその日にこういう試合をやるとは。ある意味フラグだったのか、アレ。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月17日 (日)

CS 阪神(甲子園)○7-6 まさかがある短期決戦

いや~野球って、本っっ当にいいもんですね。と、シベリア超特急ではじめてみたものの、優勝を逃したチーム同士の戦いなんだよなあと納得しちゃった自分が居ます。そりゃあそうでしょう、どちらも不要な点数与えすぎ。エラーや四球が絡んでいるからこういう大味な試合になっちゃう。とはいえ、高木とか、高木とか、しいて言うなら高木とかに不満は大いにあったものの終わってみれば吹き飛ぶ爽快感もこの試合にはあった。

所用で試合を見られず家に着いたのは八回表、そうあの回だ。七回裏に得点圏で久保田に回ってきた事で代打を使ったことにより八回から藤川が出ていた。ツーアウトから亀井があと少しでホームランになりそうなファール。三振前のなんとやらかな、と思ったがここで選んだ。その次の初球、ガッツがライト線へ引っ張った。昨日のクッション処理とは違い素早かったので亀井は三塁ストップ。ツーアウト二塁三塁でラミレス。初球ストライクを見逃し二球目のフォークを空振り。ああ、こりゃボール振らされるいつものパターンだ、と思ったら甘く入ったフォークを捕らえセカンドの横を破った。センターの藤川が前進守備をしていたがゴロの捕球に失敗しガッツも生還。七回・八回で五点を奪い逆転に成功した。
あとの二回をどうするかだったが、大祐が一人抑えて山口の登場。ツーアウトから鳥谷に打たれるも、新井をライトフライにしとめ終了。九回も続投。城島に狙い撃ちされたがセンターフライ。ブラゼルには粘られたがサードファールフライ。浅井にはストライクが入らずフルカウントとなったが最後はピッチャーゴロ。落ち着いて投げてアウト。連勝で次のステージに進んだ。

まさかというゲーム。ミスや四球が絡んで途中まで出るピッチャーが全て失点するという負ける流れだったが、エラーから由伸の2ランで一点差にしたこと、越智が三人で終わらず連続四球で久保田のところで桧山を出させた、ということが結びついて八回から藤川を引っ張り出してきた。明らかにコントロールが出来ていなかったから早めに出したことはこちらにいい影響を与えたと言えるだろう。その結果二点を取った。紙一重ではあるがいい方向に進んだ勝ちとなった。

二連勝を決めたがMVPは文句なしにガッツ。前日の試合で二点を取り、今日はラミレスの逆転打に繋がるツーベース。見事な働きだ。日本ハム時代を含め5年連続でポストシーズンを経験している強みもあるのだろうが、本当に頼りになるバットマンだ。

さて次は全然勝てなかったナゴヤドーム。やられっぱなしで終わらず一泡吹かせてやろうじゃないの。来年に繋ぐためにも。

最後に、上野さんをはじめとしたビジター観戦組の皆様、お疲れ様でした。劇的な勝利の目撃者となりおめでとうございます。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2010年10月16日 (土)

CS 阪神(甲子園)○3-1 守りは大切に

守りの差が出た、そんな試合。
東野がブラゼルに被弾したがそんなに甘いわけでもなかった。ファールのコースかなと思ったくらいなんで打った相手を褒めよう。
大きかったのはちゃんとその後にすぐ取り返したこと。坂本が粘ってフルカウントからストレートをレフトスタンドに運ぶ同点弾。亀井がヒットで出るとバッテリーエラーの間に二塁へ。ガッツがレフト前ヒットを放ち勝ち越し。
坂本がチャンスメーク。ライト線へ運ぶツーベースコース。林がクッション処理を誤っている間に三塁へ。ツーアウトとなったがガッツのヒットで生還した。二塁なら前進守備になっていた可能性もあるのであのエラーが分けたと言っても良いだろう。
東野の後を受けたゴン。八回につかまり久保にスイッチするも四球で満塁。ブラゼルのところで山口を投入。初球ふらふらとあがった打球は坂本が背走してキャッチ。落としていたら二点入っていただけに大きかった。
九回も山口。藤川俊介にヒットを打たれたが桜井からゲッツーを奪い終了。相手を追い詰める一勝を手にした。

ここに書いた以外でも松本・脇谷の好守備に救われたことがある。短期決戦でましてやブランクがある中でのゲーム。点はそうそう取れないのでやはり守りは大事だ。相手に勢いを与えないようこのまま勝てればベスト。さ、また明日。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2010年10月10日 (日)

Mr.Closer

こちらはクルーンおじさん去年の登場曲

パリーグのクライマックス見ていたけれど、クローザーの重要性を改めて実感させられた。やっぱり優勝する年っていうのは後ろもしっかりしているもんだなと。西武だって二年前はグラマンがいたし、去年のハムは武田久。巨人三連覇の時は、安定感抜群の上原-シーズン最多セーブのクルーン-防御率1.26のクルーンと。

今年のクローザーで考えると一番良いのは馬原か。あくまでクローザーだけを考えるとホークス有利だが、過去二回逃しているし、恒例のsenpansが発動することも有り得る。去年みたいに1敗もしてなかった久が2被弾喰らって負けるってこともあるから。

さて来年のクローザーだ。ここ数年の実績を考えても適任はぐっさんしかいないと思っている。問題はその前の繋ぎ。今年のような久保久保久保という無茶起用はご勘弁願いたい。そういう投手コーチ希望。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 9日 (土)

ホーム開催を逃して残念だったこと

日シリ出場に向けて、ってのはどーでも良くって。ホーム開催できないことで、一つのテストがお流れになってしまったことが残念。このCSは、相手がどこであろうとレフト巨人席があった。そう、唯一レフト巨人販売が無い阪神相手でも。ここでもし、「なーんだ、阪神ファンと隣り合っても問題なかったじゃん」→「よし、阪神戦も他と同じ販売にしよう」ってなことになれば外野買えるチャンスが広がったかもしれない。もちろん逆の可能性もあるけれどね。一つのきっかけになりそうだったが。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

東京ヤクルト(東京)●4-7 2010年を象徴する試合

先発がQS達成出来ず中継ぎを投入し、追加点を奪えないまま抑えが追いつかれ、ワンアウト満塁というサヨナラのチャンスから三振・二ゴロで無得点。何故か使えない抑えにイニングまたがせる糞采配に、下手糞サードのエラーがきっかけとなり、ノーコンチキンがバントを嫌がり最悪の四球で引っ込み、最後は被弾。

あと一球で、というところであったが、これが今年の実力なんでしょう。こういうのを何度も見てきたわけだし優勝を逃したのも納得出来る。

斎藤の土下座でも見てやろうかと(え)最後まで残ったけれど挨拶もアレだねえ。CSで大暴れ、ノーコン投手陣のボールがキャッチャーのミットにほとんど行かないってことなんですか?(猛毒)

まだクライマックスはあるだろうけれど目はほぼ来年のこと。クルーンは予定通り引退ですよね、お疲れさん。去年の日本一に大きく貢献してくれたことは忘れません。そして巨人入り希望との報道があった澤村君、来年はほぼ間違いなくヘボピッチングコーチは居ないから安心していらっしゃいな。ま、クジ次第だけど。18空けて待ってますぜ~。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年10月 7日 (木)

広島(東京)○3-1 ビジタージェットコースター

着いた時点でもう六回表だったかな。東野・マエケンの投げ合い。慎之助の先制弾で1-0とリード。お互いにナイスピッチング。こういう試合を見たかったんだよ。

七回、ツーアウトから慎之助がヒットで出ると坂本。フルカウントまで粘って、泳ぎながらもすくいあげた。レフトスタンドに飛び込むホームラン、と思って周りと喜んでいたらビデオ判定。これがファールの判定。なんつうぬか喜び、と思ったが、坂本が四球を選ぶと直後に由伸が右中間を破るヒットを放ち、一塁ランナーの坂本まで生還。この得点はでかい。

八回まで東野が抑え、九回はクルーン。ランナー二人出して岩本だけはやめろよ、と願っていた。ツーアウトになりランナーが一人で今日は大丈夫かな、と思ったが、岩本にタイムリーを打たれると栗原にもヒット。ここでたまらず監督が出てきて、嶋に対して山口を投入。一打逆転に盛り上がるビジター席。しかしその直後のコールでまさかあんなに落胆する姿を見るとは。

「代打・ヒューバー」

「まじで・・・・・」という声が多々。パワーがあるというだけでヒューバーはやっぱり最後までヒューバー。まだ初球も投げてないのにメガホンを投げ入れたカープファンの気持ちが良く分かった、でも、投げちゃ駄目だ。初球が投げられた後で、メガホンを投げ入れて返す長野さんに謝れ、と。投げてないファンは謝ってたけど。それにしてもあの落胆振り、忘れることは無いだろう。

阪神が敗れ、並んだ。これで明日勝てばCSをドームで出来る。あとは応援するだけだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 4日 (月)

固定できないオーダー

去年の先発メンバーのうち、6人の打順はほぼ固定だった。

坂本
松本
小笠原
ラミレス
亀井


阿部
古城

ところが今年はほぼ固定だったのは四人だけ

坂本
松本
小笠原
ラミレス
阿部

長野
エドガー
脇谷

先ず二番を固定出来なかったこと、これが響いた。四月の松本を見て、この選手は今年どこまで伸びるんだろうなと思ったら怪我。故障明けで戻ってきてからは淡白な打撃が目に付いた。一番の坂本もHRは増えたがポップフライも多く、先頭二人が出ないままガッツにまわる、ということも多々。今年いまだに89打点なのもその影響があるのではないか。

打撃成績だけで判断すれば慎之助はクリーンアップ。が、彼が去年七番に居たからこそ厚みもあった。負荷の高い捕手にクリーンアップを任せたくないという思いはあったのだろうが、今年は適任がいなかったということになるか。亀井不調でほかのメンバーを考えると長野か由伸くらいしか思い当たらない。由伸は腰の具合を考えても出続けるのは厳しくかつドーム限定、そして長野はシーズンの数字だけ見れば問題ないが、交流戦近辺の内容を見ると五番では持たなかっただろう。となると監督の選択は慎之助ということになる。となると後ろが若干こころもとなくなる。理想は五番六番を固定して彼に七番に入ってもらうことか。

来年の話にはまだ早いが、オーダーの変更は十分に考えられる。今の打率ならば坂本の打順は一番ではない。クリーンアップないし六番の成績だろう。一二番は塁に出てナンボだ。が、その一二番候補が悩ましい。どちらかが松本になるのだろうが、もう一方は誰か。.290程度の打率を残せれば二番脇谷でも面白いと思ったが、二番でその率が残せるとも思えない。。いきなり藤村というのも。五番はジグザグが好きな原さんなら左になる。となると思い当たる人間は一人だが、あれだけ悪くなって状態が上向きになるのかという疑問も。

まだ何も出てない補強のうわさ、憶測が出る時期だがはて誰が来るのやら。数年前に話題になったグリエルの話、なくなっちったなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 2日 (土)

横浜(東京)○7-1 最初で最後かもしれないプレー

ぱっと見いい試合のように思えるけれど、四回あたりまで腹も立ってました笑

二回ワンアウトから下園にヒットを打たれるとボークで二塁に。山崎のヒットで先制を許した藤井。ここから先制されるとは思っていなかったので腑抜けた点の取られ方としか言いようがなかった。

そんな失点があっても勝てちゃう相手なんだと分かったその裏。ラミレスが同点アーチを放つと、長野のツーベースからチャンスを作り、脇谷がレフトスタンドへ3ランを放った。援護の後にビッグイニング、こりゃクワケンの評価はさらに下がる。

三回、その脇谷がエラーで出塁を許す。3点差あったが横浜はバントの動きを見せる。3点もあるのにそこでバントはないだろうよ、と思っていたら藤井が最悪の四球を与える。バントさせりゃ楽になるのに何を考えてるんだ、と怒りも湧くわ。さっきの失点で懲罰交代させても良かったかな、何て思っていたらその次に今日一番来て良かったと思わせる出来事が。内川の打球はサードゴロ。脇谷がベースを踏んで古城に。これは、もしや、と思ったらトリプルプレーが完成した。勿論生で見たのは人生初。というかこの先見られないかもしれない珍しいものが見られるとは。これだから生観戦はやめられねぇ~。

四回、桑原の二球目を長野が叩いてツーベース。その後、古城・脇谷が二人とも初球をポップ。こいつら…と思っていたら藤井が初球を叩いて右中間を破るタイムリーツーベースを放った。前の二人が初球で凡退してるから待つものと思っていたが、よほど打てる自信のあるボールが来たんだろな。

七回にランナーを二人出して山崎にいいあたりを打たれたが長野が好捕。その裏、脇谷のツーベースから寺内がバントをフライに…レギュラー無理!内容が全くなかった坂本はこの打席も三振だったがキャッチャーが捕れず。一塁に投げればアウトだったが新沼が間に合わない三塁に投げてオールセーフ。10年以上プロやってこれではちょっとな。相手が左に変えたことによりこちらは最高の形で謙次を出すことが出来た。坂本に走らせた後、ショート頭上を破るヒットを放ち二者生還。ミスにつけこむ見事な攻撃だった。

ここまでの点差なら無理に山口を使わず、高木・マイケルで逃げ切れた。

勝つには勝ったけれど、まあ相手がグダグダだった、っていうとこでしょうか。そりゃ下園と山崎しかヒット打ってないんじゃ勝てんわな。それにしても消化試合ながらも4万人入るんだからお客さんはありがたい。滅多に見られないもの見られたんだからいい思いが出来たっしょ。やっぱり生観が一番。

57番入り口付近の立見席に、非公認と思われる団体なのだろうか。応援と関係ないタイミングで「オイ!オイ!」「レッツゴージャイアーンツ!」だの。前に来た時もそこにいて、応援したいんじゃなく騒ぎたいだけの酔っ払いかよ、と不快に思っていたら、最後列の人が注意。「応援で声出してるならわかるけれど、関係ないところで騒ぐのは迷惑だからやめてくれ」というようなことを言っていたような。おじさんカッコいい~と思ってしまった。てか、我慢出来なかったんだろうなあ・・・お察しします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 1日 (金)

優勝の流れを作った男

前夜の村田弾からあっさりと阪神がこけて中日の優勝が決まった。リーグ一の防御率に、ホームで見せた強さ、この結果には納得です。意味不明な外国人起用等あったものの、終盤に連勝を見せて優勝を手にした。

MVPは和田になるだろうが、このチームを優勝に導く流れを作ったのは、私は山本昌だと思っている。かなり久々の登板で結果を出して、さらに巨人戦では完封までやってのけた。このベテランの頑張りが周りに力を与えた、そんな気がしてならない。

まだポストシーズンは残っているが、連覇出来るかどうかで強さが分かるのではないだろうか。そしてそれを奪回により阻止することが来年の使命だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

崩壊した投手陣

去年の防御率は12球団トップの2.94。今年は全日程を終わっていない段階で1点以上悪化した3.95という成績。打高投低のシーズンではあるものの、さすがに4点台近くというのは褒められた数字ではない。何故ここまで悪化したか。

先ずは外国人投手。セスは故障していたので今年は期待していなかった。ディッキーも去年が出来過ぎたので今年は数字が下がると思っていた。オビは期待を抱かせたが、数年前の姜建銘の例もあるから高い期待は抱いてなかった。が、その落ち込みぶりは想像以上だった。後者二人は明らかに慢心としか言いようがない。去年のユニフォームが入らないゴンザレス、切れがなく二軍レベルの選手に滅多打ちにされるオビスポ。何とか取り戻してほしいとは思ったもののシーズン前の調整失敗を取り返すというのは容易でなかった。見切りをつけられるほど投手陣は豊富でなく、ゴンザレスを使い続けたことにより、あのナゴド敗戦が待っていた。そこで和田に被弾して以降、ナゴドでは勝つことが出来なかった。直接対決で九連敗もしなければ結果はまた違っていただろう。

日本人投手に目を移すと、序盤は確かに良かった。東野は文句のつけようがない出来、内海も抹消されるまでは四連勝。藤井・西村も防御率争いに絡んでいた。ところが西村が崩れ始めると、内海もぼろぼろに。七月に入り藤井も崩れ、東野頼みという状況に。八月にはとうとう東野も精彩を欠き、まさかの神宮三連敗。朝井が来なかったらもっと悪い状況になっていただろう。

総崩れの状況まで陥ったのは投手コーチの責任が大きいのは言うまでもない。去年までは運用に長けていた名伯楽が担当していたが、その後釜は何をしていたのかさっぱり。確かに尾花さんの引き抜きは急で、その代わりをあの期間で見つけるのは難しかったと思う。が、7年も投手コーチやっている人間があそこまで何も出来ないとは。

色々試したものの半端な選手は結局半端のまま。福田・野間口・金刃あたりはそれがあてはまる。高い契約金貰った時点で満足しているのだろうか。どこまでチャンスを与えるかだが、来年殻を破らない限りはもう厳しいだろう。

あの投手コーチは間違いなく首になるだろうし、二年契約のディッキーは今年みたいなことにはならないと思っている。今年が底だと考えれば上積みに期待したいが、クルーンの後釜を誰にするか等悩みはある。あとは日本人投手のレベルアップ。そこが課題だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »