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2011年11月20日 (日)

アクシデントはありつつも締めは最高に

ファルケンボーグのアクシデントがありながらも、緊急登板の森福が二人を抑え、最後は攝津が和田を空振り三振にしとめてソフトバンクが日本一となった。当初の予定ではファルケンボーグ二回で締め、だったのだろうが、最後が攝津だったという点は秋山ホークス日本一の締めに相応しいものだったのではないか。彼と共に上昇した三年間だったのだから。

小久保さんと藤田さんにはおめでとうと言うしかない。40歳MVPは最年長記録だそうな。長かったけれど、おめでとうございます。

シリーズの森福・長谷川の活躍を見て、山口・松本は刺激を受けて欲しいなと感じた。球界を代表するセットアッパーだと思っているが、ああいう素晴らしい投手に負けずに球界一は自分だという気持ちで臨んで欲しい。マツは大学の同期がああやって貢献しているのだから下にいる場合じゃない。打撃も勿論だし、あの長谷川のツーベースも大島じゃなくて自分なら取れるという気持ちでより守備に磨きをかけて欲しい。

さて、いよいよストーブリーグ。巨人同様にバンクも三人失いそうですが、なぜ巨人だけ失墜なんですかね、マスゴミさん。


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手のひら返し

5戦目は秋山さんの思い切った策を評価していたけれど、名将ではないなと。八回に先頭多村が出塁したところが最後のチャンスだったでしょう。結果がああなったから言うわけではなく、あそこで送りはない。あの場面が細川であればバントも納得していたでしょう。が、出塁率リーグ3位で併殺も僅か2つの長谷川であれば先ずは同点と考えずにチャンスを拡大することを優先する方法もあったのではないか。一二塁になってから細川にバントさせてもいいのだから。させる人を間違ったらああなるということか。その辺はこちらの大将もよくやることなので、闇雲バントということがいかに愚策であるか分かるというものでしょう。

しかし見事にどちらもホームで勝てないな。SBにしたらこれで駄目なら諦めもつくでしょう。ホームで勝てない自分らが悪いと。7戦目もきっとロースコア。誰が決めるのか見当もつかない。終わったらストーブリーグが本格的に始まる。

ストーブリーグといえば何やら3人ほど出て行くという話がありますが、無理に引き止める理由がないし出るなら仕方ない、というのが正直な気持ちですね。信二に関してはガッツに挑むという気概がないのであればそれは残ったとしても今年と同じ結果でしょうし。他の評価を聞きたいというサブローとは違うのかなと。パの一塁は流動的ですし確かに需要はあるかと思いますがね。鶴岡は、まあ、このままいても年俸下がるだけなのでより評価されるところでやりたい、というのは納得できます。サネの成長がなければ状況は違ったかもしれませんが。

3人も出て行く失墜、とかいっちゃって騒いでますが、そういう可能性のある選手を急遽獲ったわけだから起きた出来事とも言えるんじゃないですかね。拓さんみたいな気持ちがなかった、それだけのことです。

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2011年11月19日 (土)

やっぱ優勝しないとね

一週間前に会見を開いた清武さんの解任が発表された。何が正しいかは判断できないが、一つだけ言えることは、優勝していたらこういう事態にならなかった、ということだ。コーチ陣を入れ替えようという話も出なかったでしょう。

GMという立場になり結果を残さなかったら責任を取らされることになるが、もし今年大人しくしていたらクビにはならなかっただろう。それでも岡崎の降格を自らの立場を捨ててまで止めたのは何だったのだろう。

振り返れば清武さんは成功と失敗が両極端だったように思える。私が思う一番の功績は、山口鉄也の人生を変えたことである。一場爆弾が投下された後に球団代表となり、育成枠を設けた。その育成枠にかかった選手が山口である。横浜と楽天のテストに落ちた彼が、巨人でのテストで変化球を投じた。この変化球がコーチの目に留まらなかったら、今の彼はいないだろう。育成枠でなら取ってみよう、となり巨人に。その後球界を代表するセットアッパーにまでなろうとはその時は誰も予想できなかったろう。最近海老で鯛を釣ると評されていたトレードに関しても、成功しているケースは多々ある。ユーティリティプレーヤーかつムードメーカーの木村拓也・代打で結果を出して何度も我々を魅了した大道典嘉・巨人に来て復活した谷佳知。彼らの存在があったから三連覇を成し遂げられた。

失敗に関しては大型契約が一番か。2006年の貧打は相当なもので、李承燁だけが大いに働いた。この状況でスンちゃんに出られたらチームが崩壊すると思ったのか、一年六億の4年契約を結ぶこととなった。その後の衰退振りは知ってのとおり。ああいうアップにならなかったら謙虚にプレー出来て長く巨人にいられたかもしれない。由伸に関しても固定性にして大失敗。そして記憶に新しいのは今年の大失敗。新外人全員ハズレ、というもの。何人選手を取っても見る目がなかったら駄目なものは駄目、ということを証明した。

と、成功もあり失敗もある清武さんだが、巨人を強くしたい気持ちで奮闘したこと、それは認めるべきだろう。何で急にミスターがしゃしゃり出たのかは解せないが。あの行動を責める気はないがどう考えて行動したのだろうかという気にはなる。こういう結果になって拓さんが空で何を思うか。それを考えた上での行動なのかもしれないしその意識がなかったのかもしれない。ただ、こういう結果になって喜ぶ人ではなかった。それは間違いない。


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2011年11月17日 (木)

喜ぶのはまだ早い

ここまでの流れを見て私は2000年の日本シリーズを思い出した。ホームで連敗してほぼ絶望的な流れだったが、ビジターで三連勝。王手をかけた五戦目は高橋尚成がプロ人生最高の投球を見せ完封。流れに乗って6戦目に勝って日本一となった。今日の試合で言うなればソフトバンクも育成上がりの山田が6回を0封。ここまでは似ている。

ただ、絶対行けると思っていたのに落としてしまう、ということも忘れてはいけない。それは2008年の日本シリーズ。西武ドームにて涌井を捕らえて王手をかけたとき、私の中では行けると思っていた。勢いづける勝利というだけでなく、中島が負傷、さらには扇の要である細川が脱臼と相手がほぼ死に体だったからだ。あと二戦は東京ドーム。実際に職場の人達も「いよいよですね!」という感じで声をかけてくれていた。ところがだ。8年前に最高のピッチングをしていた尚成がまともにバッティングもできない中島にビビッて歩かせたことで流れが悪くなった。その試合は負け。7戦目も坂本のアーチが出て「こういうドラマってあるものだな、いけるよ」と思っていたら、前の試合まで活躍を見せていた越智が捕らえられ敗れてしまった。こういうこともあるのが短期決戦。油断は禁物。

とはいえ、今日中一日で攝津を持ってきた秋山さんの采配は、3年前に岸で勝ちに行ったナベQの采配を思い出させるものだった。西武黄金時代のメンバーは勝ちに行く術を知っているのだろうと感心した。リードして7回以降はSBMの三人に任せれば少ないリードでも乗り切れるのではないか。…ちなみにMは馬原ではなく森福のことです。


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2011年11月12日 (土)

一場爆弾とは何だったのか

7年前の一場栄養費という爆弾でモガベー爺だったり害悪三山を駆除出来た、と思ったら全然そんなことはなく、爺さんの力は変わらず強大だった、ということなのね。

清武さんが一部で称えられてる。確かになかなかあのアンタッチャブルなところに踏み込むというのはなかなか出来ることではない。育成重視で乱獲を止めたことも評価できるだろう。が、眼力としてはどうなのだろう。先月の時点で組閣が固まっている、つまりはこのあと首脳陣変更はないということだ。真っ先に切られるべきはずの勝呂や岡崎を残す?チームを大きく変えると言ったのは何処の誰だ?という疑問が沸いて出てくる。

プロセスが誤っているというのが問題なのだろう。モガベー爺のいう岡崎降ろしは私も賛同する。が、来期の組閣に対する書面を提示されたところで却下すべきだった。それを半月も経って「俺の知らないところで…」となるのは段階を踏んで提示した人間にとってみれば堪ったものではない。

お家事情はよくわかりませんが、3位になった時点で組閣を大きく変える。そうしていれば誰も揉めずに済んだんじゃないですかね。CS勝ち抜いたらなんて半端な条件をつけるからこうなる。清武さんにしても外国人補強はほとんど失敗してるんだからこのままってわけにもいかないでしょう。先に述べているが、村中・能見・国吉と何度も当たっている相手に対策も立てられないコーチを評価しているというのはやっぱり理解に苦しむ。

ちなみに、今日から日本シリーズ。デーゲームだということを俺は先程知りました。


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2011年11月 9日 (水)

悪い夢を見ているのか

【巨人】坂本悲鳴!亀井「酸素くれ~」(日刊)

巨人亀井義行内野手(27)と坂本勇人内野手(22)がハードな特守に悲鳴を挙げた。~中略~2人ともヘトヘトになった様子だったが、勝呂内野守備走塁コーチは「(練習の意図は)足を使う、重心を落とす。下半身の強化です。1年間やれる体力を作らないと。僕には楽そうに見えた。この3倍はやらせたい」と涼しい顔で話した。

勝呂内野守備走塁コーチは
勝呂内野守備走塁コーチは
勝呂内野守備走塁コーチは

…何でこの人が今ここにいるんだろう。今年一年の働き振りを見てコーチを続けさせる神経が理解出来ない。かつての上田をも上回る走塁面での判断の悪さに失策王を出した事実、と、どう考えても真っ先に解任すべき人間なのだが。来年も三塁にこの害悪が居座るの?最悪としか言いようがない…。

ラミが退団濃厚でもカメは内野なんだな。外野が余ってる事情なのかもしれないけれど外野一本で勝負させる選手なのではないか。ホットコーナーを守らせることを期待した大田の守備がボロボロということか。そこを中井か新戦力で埋めて亀井が外野やったら外野の守りは堅くなるでしょ。
その三塁候補の一人が在京球団限定じゃないことを聞いてほっとしたのは私だけではなかろう。それかモガベーで頑張れや。


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2011年11月 3日 (木)

数打っても当たらない

金曜にオフを取得し4連休。しかしシーズン終わるとこんなに暇になるものか。あーつまんねぇぇぇ。というわけなので気が向いたときに今シーズンの敗因分析なんぞをちらほらと書いてみようかと。読売でも似たようなことをやっていて今日は外国人補強の失敗について書かれていたので今日はそれ。

今年支配下登録された外国人選手は10人。その中で何としても残留させなければならない選手はディッキーのみという結果となった。ディッキーは元からいる選手。つまり今年獲得した連中は全てハズレだったという結果になった。

放射能を恐れて戻ってこなかったバニスター、仮に残ったとしても成績が残せていたとは思えない。原さんは首根っこ捕まえてでも戻して欲しいと懇願したみたいだけどね。調整途中とはいえ西武戦での炎上を見てもスタミナなさげだったし、浅村に特大弾くらってるから球威もない。アルビーは交流戦でロッテと戦う前まではよく働いていたが、終盤になるとクイックが出来ないところを見抜かれランナーが出るとフリーパス。これでは1点を防ぐ場面で使えない。トーレスは基本が出来ていない。ハマスタでの連続四球KOとナゴドでグスマン死球から炎上というのは怒りを買うのに十分であった。

4文字の名で書いたほうが手間は少なくなるが、呼ぶ必要はない。非力ゴミ三塁手、この名が一番適している。応援しているチームに所属している選手、役に立たなくてもゴミという表現は控えてきたが、ゴミとしか形容できない。つまりそれくらい酷い選手だったということだ。いいところが全くない。春先の紙面では四番候補に名が挙がっていたのだから本当に記者などは何を見ていたのだろうと感じる。チームに迷惑しかかけなかった。開幕三戦目は「澤村拓一デビュー戦完封勝利!」という伝説の試合になるところだった。が、このゴミのエラーがきっかけで失点し澤村は降板。その後追い着かれドローに。その悪い流れを引きずって、ボーナスステージのズムスタで三連戦まさかの0勝。そして待ちに待った関東開催の初戦。ベイスの田中を早々とKOして楽勝ムード。しかしこのゴミの球際の弱さ、さらには肩の弱さが原因で失点。調子の出なかったゴンに代打を出して降板させる予定だったが、牽制につり出され、何故か塁に到達したのに飛び出してアウト。悪い流れを作り終わってみれば5点リードからの逆転負け。ベイス戦三連勝を逃した。私はこの時点で見切るべきとblogでも書いていたが、その後二度にわたって一軍に昇格させたのは全く理解できない。101打席も与えるくらいなら若手に機会を与えたほうがはるかに有益だった。フィールズはシーズン途中加入でやり辛さはあったと思う。が、終わってみれば前者よりマシという内容だった。村中や能見といった巨人が苦しんだ選手相手に結果を残した点は評価したいが、このCSで使われなかったというのは、つまり来年はない、ということだろう。左の赤川相手に使う価値は大いにあったと思うのだが。

という具合に補強は大失敗。読売の記事ではスカウトを替えるようなことが書かれていた。働いていないのだから当然だろう。中南米のスカウト増員は原石の宝庫ベネズエラなどから重点的に獲りたいという意向もあるのだろう。あとは獲得の方針も見直すべき。野手に関しては、例えば本職は三塁だが二塁も経験ある、なんていうのは固定して使われる選手じゃない証。パワーヒッターが欲しいのであれば黒人。そして選球眼重視。投手は先ず当たり前のことが出来る人。クイックも出来ないようでは通用しないでしょう。

補強がマイナスになるという同じことを繰り返してはいけない。


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