色々なことが有りすぎたので今日は長くなります。
応援団後ろの席にて観戦。試合開始しているのに皆何故か後方を見ている。「何だ?」と思って後ろを見ているとハライチ澤部みたいな・・・って本物じゃねえか。TBS系の番組の取材で来ていたようだ。ハライチがファンの一人を捕まえて、その選ばれた人がずっとカメラでマークされて、応援している姿を撮られるというなかなかの拷問。どのみちその映像が中心になっているだろうが、俺も声が入るようにいつも以上に応援してみた。ってのは冗談であの試合を見たら誰でもいつも以上に応援しちゃうよね。
杉内が初回を三人で抑えた。その裏、ワンアウトから佳知がヒットで出ると、坂本が左中間へツーベースを放ちチャンス。村田が死球で満塁に。慎之助が初球を打ちレフトへ犠牲フライ。これで先制。ピリッとしない能見はバッテリーエラーで進塁されると由伸には四球。満塁でエドガー。粘りに粘ったが最後は変化球に手をだして三振。この時点では能見を楽に捕らえて杉内が楽に抑えるだろうな、なんてことを考えていた。
二回、新井にボテボテのヒットを打たれると弟には三塁線を破られそうになる内野安打を喰らう。ここで送ってくるかなと思ったが関本を三振ゲッツーに仕留めた。続く大和も追い込んで行ける、と思ったが、三球目を捕らえられ佳知の頭上を破るスリーベースを打たれ同点となる。今成は打てる選手なので敬遠だろう、と思ったら勝負。そしてヒットを打たれ2点目を奪われた。これはもったいない、と思ったらさらに能見にライト線へタイムリーツーベースを打たれ3点目を取られてしまう。
その裏、先頭の寺内が高めを捕らえた。打球はレフトスタンドへ飛び込む3年ぶりのアーチとなった。この時点でもう何かが起きる雰囲気は十分。ワンアウト後、長野の大きな当たりがレフトスタンドに飛び込み同点となる。これで対等だ、と思えた。
三回は簡単にツーアウトを奪ったが新井にヒットを打たれた。さらに弟にツーベースを打たれピンチに。左に弱い関本なので大丈夫かな、と思っていたらショート頭上を破られ2点を取られた。
四回、先頭のエドガーがヒットで出塁。続く寺内は初球にセーフティバントを試みるもファウル。送りバントをしないのであれば杉内は続投だろうと思っていた。結果は三振。ここでバントか、と思ったら代打・加治前。代打使うのなら前の打席ホームラン打ったとはいえ寺内は送りだろう、と今ひとつ納得できなかったが、さらに意味のわからないエドガースチール失敗でランナーが消えた。単独スチールなのか采配なのかは知らない。これ自体は褒められたものではないが、この代打は後にとある恩恵をもたらす。
京介が三人で抑えたその裏、先頭の佳知がヒットで出ると、坂本が右中間へツーベースを放ち二塁三塁に。この回で同点は行ける、そう思えた。村田は追い込まれてセカンドゴロ。ホームは難しいか、と思ったが平野の送球がそれて佳知に当たりボールは一塁ベンチ前を転がった。その間に二塁ランナーも生還して同点に。さらに村田が二塁に残り一気に逆転のチャンスとなった。続く慎之助がライトへ大飛球を放ち村田が進塁。続く由伸がライトへ犠飛を放ち勝ち越しに成功。これで勝ちパターンの中継ぎをつぎ込める。
六回は福田。ワンアウトを取った後、関本・大和に連打を浴び一塁三塁のピンチに。同点までは仕方ない、と考えていたがここで今成からゲッツーを奪って点を与えなかった。
七回表を山口が簡単に抑えたその裏、佳知が三本目のヒットを放ち、代走に尚広が登場。その尚広が盗塁を決めランナー二塁に。二塁打二本の坂本に打たせると思ったらバント。きっちり決まったと思ったら筒井が取れず一塁三塁に。村田の打席で盗塁を決めて二塁三塁。二点が期待される場面だったが、村田が追い込まれたあと意味のわからないマン振りで三振。続く慎之助は四球でワンアウト満塁。ここで由伸が引っ張った打球はセカンドの横を抜けタイムリーとなった。大きな追加点を手にした。なおもチャンスが続いたがエドガーは三振。続く寺内も凡退してさらなる追加点は奪えなかった。
八回に山口が鳥谷を三振にしとめたところで交代。西村は二人をアウトにすればよい楽なところだった。が、新井兄にレフト前に打たれると、弟にはライト前へ打たれ一塁二塁。続く関本を四球で歩かせ満塁のピンチに。ここで相手は大和に代えて桧山を投入。桧山が西村に対して5-5というデータを知っていたならば諦め感はもっと強かっただろう。知らない状況でも同点は覚悟した。叩かれた打球はショート方向へ。坂本が倒れ込みながらキャッチするとバックトスで二塁に。そして寺内が一塁へ投げてダブルプレー成立。あまりにも大きなビッグプレーに我を忘れて大声をあげていた自分がいた。
九回表には再びハライチが近くに。テレビに音声を乗せようと応援にも熱が入る。ってのは冗談だが勝てば大きな試合だから当然気合も入る。マシソンが今成を三振に仕留めると、ブラゼルも高めのストレートで三振に。マートンにライト線を破られると思ったが、長野がナイスキャッチで試合終了!荒れに荒れた試合は巨人がモノにした。
実に濃すぎる試合だった。テレビ番組の収録をはじめ本当に色々なことがありすぎた。これだから生観戦はやめられない。
追い込んでから打たれたり、ツーアウトから失点したりと、今日はバッテリーの責任だ、と書こうと思っていた。が、この日崩れた杉内に負けはつかなかった。というか、二日続けて相手の方がヒットを放っているのに負けていない。この事実は十分に評価出来るだろう。仮に健太朗で逆転喰らっても彼を叩かなかったろう。チャンスに打てなかった村田やエドガーにも責任があるし、もっと言えばそもそもスターターが、という話にもなるから。その彼らを救ったのが坂本のプレー。阪神を諦めさせるには十分過ぎるビッグプレーだった。そしてそれを成立させたのは寺内の助けもあったと思っている。明らかに守りが衰えている古城や、全てにおいて精彩を欠いている藤村では分からなかった。チャンスでは悔しい思いをしただろうが、守りにプラスしてあの一発があったのだから今日は十分。
前日のヒーローだった両ベテランの働きも実に大きかった。由伸には謝らなければなるまい。守りで痛めたところが重いと考えしばらく休んで欲しいと書いていたが、木曜から三日連続でお立ち台。落としていたらこの展開は無かったのかもしれない。抹消もなく良くまた状態を上げてきたなと。これから上がる事に期待したい。
試合終了後に「高木京介投手には…」というアナウンスを聞いて京介がプロ初勝利を手にしたのだなと認識した。色々なことがあったことと勝った喜びが大き過ぎて、勝ち投手のことなどすっかり頭から飛んでいたのだ。知ったときは嬉しかった。本人が一番驚いているかもしれないが。
うーん、やっぱり長くなった。楽しみに待たれていた方には遅くなりまして申し訳ないです。日曜はホールトン。三タテしたい気持ちもありますが、勝ちパターン三人衆のことも考えて休養日としますか。打たれすぎながらも勝ち越せたことで十分、って思っちゃってる自分がいる。万一勝ったら、ジェットメガホン状態になるかもしれないけれど。勿論ライトじゃありませんよ。
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