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2012年12月 8日 (土)

36 ジョン・ボウカー

色々な意味で我々を裏切ってきた選手だ。

オープン戦の出来、さらに岩隈からのアーチを見て「二番ボウカーは今年の象徴となる」私はそう思っていた。しかし開幕三連戦に左が続いたことで苦しみ、チームの状態同様に上る兆しが見えてこなかった。
下位打線で守りも一塁に固定されてから少し上昇の兆しは見られた。エドガーの加入も刺激となったのだろう。ここで変わってくれればと思ったが彼とのポジション争いに敗れ降格した。

その後上がってこないでそのままシーズン終了後に帰国と思われたが、彼は日本で結果を残そうと努力し続けた。そして優勝が決まった後の数試合でチャンスを与えられた。そこで結果を残したことで、再び落とされてもまだチャンスはあると思えたのだろう。CSでも結果を残したし、彼の状態を監督も見ていた。日本シリーズで左の吉川が相手でもスタメンに抜擢した。最初の打席こそ併殺に倒れたが、次の打席では試合を決定付ける大きなスリーランを放った。そして5戦目、退勤中のため生で目にすることは出来なかったが再び吉川から先制となるツーランを放った。2勝したあとに2敗して、前日は無得点という嫌な流れだったが、それを完全に払拭した。チームに勢いを与えて王手をかけることができた。そして第6戦、打撃では結果が出なかったが、糸井が放ったボテボテのショートゴロをアウトにすべく一塁で懸命に身体を伸ばした。そのリーチがあってアウトとなり、満塁で中田翔を迎えることなく逃げ切ることに成功した。シーズンで思うような成績を残せなかった彼は日本シリーズの優秀選手に選ばれた。

期待されたらその通りには働かなかった。しかしながら、ポストシーズンでは我々の想像以上の働きをしてくれた。打率なんか関係ない。大事なところで打てたのは事実なのだから。そしてシリーズを終えて正式に再契約が決まった。これもシーズンの数字だけを見ればサプライズになるのだろう。しかしその頃には来年も残って欲しいという思いを抱く人は決して少なくなかったのではないか。双方の願いが叶ったことに満足している。

来年は求められる役割も明確になった。今年とは比べ物にならないくらいの成績を残せることを願ってやまない。

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2012総括 野手編」カテゴリの記事

コメント

ジョン・ボウカー………プレシーズン中の活躍に、此れは久々に素晴らしい助っ人を獲得したかと思い。今シーズンの活躍を期待せざるを得ない内容でした。振り返って観ると、あまりにも状態が、良すぎたので一抹の不安が過った思いがありました。

多分あの頃の私のコメントに、確かタイガースのマートンを引き合いに出した覚えがあったと思います。彼の入団時、挙って開幕前に評論家は、使え無い助っ人と、悪評でしたが開幕と同時に大活躍‼この事があったので、ボウカーはマートンの逆バージョンに成らなければ良いと書いたと思います。結果開幕から、記事に有りましたが、左攻勢(それだけでは無いでしょうが?)で苦しみいつしか降格となり結果的にはシーズン中の働きは、目覚しいものは無かったですね。

多分誰もが来シーズンの契約は無いだろうと思った矢先ポストシーズンでの大活躍、此処が他の外人と違っていたところかな??そう言う事ではなく、記事に書かれた通り何として日本の球界で、プレーしたい執念みたいな事が日本シリーズに於いて……ハムのエース吉川を、捕らえた二本HRだった様な気がします。

あの、大事な局面で、起用した監督の目も素晴らしいと思いますが、先月の記事のタイトル「あきらめないこと」正しく此れ以外何も無いと思える活躍が、再契約に繋がった大きな要因と、信じて止みません。来シーズンは、本当に正念場……素晴らしい活躍を見せて欲しいものですね。

『諦めない奴には、勝てないよ』
by ベーブ・ルース

投稿: 水戸のノブチン | 2012年12月13日 (木) 19時16分

2年目以降の可能性を皆感じていたのかもしれません。だからこそ大事な試合で試したかったのでしょう。そして彼はその通りの結果を出しました。
率は厳しいかもしれませんが、ランナーを貯めた状態での長打に期待しております。

投稿: Taka | 2012年12月13日 (木) 23時03分

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