69 市川友也
消化試合ながらも、見てはいけないものを見た心境だった。あれがプロフェッショナルなのだろうか・・・。
そういう意味では、井野を獲得したことも納得。先ずは河野を追い越せるか。話はそこからだろう。
消化試合ながらも、見てはいけないものを見た心境だった。あれがプロフェッショナルなのだろうか・・・。
そういう意味では、井野を獲得したことも納得。先ずは河野を追い越せるか。話はそこからだろう。
二軍で成績を残すのはもう分かっている。彼に求められるのは一軍での結果だろう。今年は走塁面でも意識が変わってきたのかファームでは19盗塁と、過去四年に記録した18盗塁を上回った。あとの課題は守りか。アジアシリーズでも三塁の守りで軽いプレーを見せていた。一軍に残るためにはその部分で向上が求められる。
平成生まれの選手で初めてアーチを放ったのはこの中井。能力はある。あとは本番でそれを出せるかどうかだ。
ようやく出た一本は、期待を高まらせるには十分の当たりだった。確かに甘いスライダーだったがそれを東京ドームの左中間上段まで運んだのだから飛ばせる力は十分にある。トニ・ブランコかブラッド・エルドレッド、またはウィリー・モー・ペーニャくらいではなかろうか、あそこまで飛ばせるのは。巨人はこの選手を四番に育てなければならない。そう思わせる一打でもあった。
守りはまだまだ勉強することが多いが、あのスピードは魅力的だ。彼が三拍子揃った選手に育てば巨人の将来も明るい。来年は我慢して育てる段階に来たのではないかと思っている。今年以上に激しい競争となるが、それに負けずに定位置を掴んで欲しいものだ。
シーズンわずか4試合の出場。なのになぜかオープンバスに乗っていたような…。
同じ右の仲澤と山本が出たことで層が薄くなったのは彼にとって好材料かもしれない。しかし上には寺内と古城がいて、脇谷も戻ってくる。内野の控えに入るためには彼らに勝たなければならない。怪我が癒えて子供も誕生して来年どうなるか。
今年はチャンスだったが物足りない一年となった。貴重な左投げ左打ち、下で結果を残していることを考えると上でもヒーローとなる試合が欲しかったがそこまでに至らなかった。
今年もファーム暮らし中心となった。下では十分な結果を残している。ここから川崎の帝王で止まるかどうかは本人次第。加治前はそこから脱却した。彼がどう変わるか。ポジションを掴むくらい高い志で臨んで欲しい。
以前ブログで辛口になっていると指摘されていた。それは否定しない。しかしそれでも古城は必要な戦力だ。レギュラーとして使うには物足りない。しかし控えに彼がいることはベンチにとっては安心出来るものだ。内野はどこでも守れて困った時にいつでも出せる。そんな彼が輝きを見せたのはCS5戦目と6戦目だった。5戦目では2点タイムリーを放った。途中のバント失敗、さらには終盤でもバントを決められなかった。しかしヒットでつないでサヨナラを演出した。6戦目も寺内の2点タイムリーに繋がるヒットを放った。窮地を救ってくれたことに感謝したい。
来年は似たような位置付けの脇谷が戻ってくる。明け渡さないように準備あるのみ。
プロ入りしてベストのシーズンとなったが、やはり印象に残ったのは勝負強さ。控え組ながら4度のお立ち台というのは立派なもの。今年は控えの層も厚かったからシーズン途中で降格してから戻ることはなかったが、それは彼に問題があったからではないように思える。周りも良かったということ。少なくとも二軍の帝王からは脱却したと思っている。
来年は大田も同じ土台に立つことで競争はより激しくなる。目指す方向は間違っていない。あとは継続することだ。
人生を変える一打、そう言ってもいいくらいのヒットだった。九月の甲子園、九回表に榎田からスリーベースを放ち、その後谷のタイムリーで勝ち越しに成功した。それまでの彼は代打で初球凡退を繰り返していた。そろそろ小笠原を上げてくるという情報が入ってきており、そこで交代ということも考えられるのかなと思ったいたくらい結果が出ていなかった。しかしその一打と、さらには新潟でヒットを重ねたことで彼は残った。そしてシーズン最終戦は初球を仕留め代打サヨナラホームランと最高の結果を残した。
あの一打から少しずつ確信に変わっていったように思える。CSではサヨナラにつながるヒットで出塁した。日本シリーズではスタメンに抜擢。素晴らしいつなぎを見せた。ボウカーが2本のアーチを放ち8打点稼いだことで優秀選手になったが、謙次が繋いだからこそ手に出来たのだと思っている。そして嬉しいことにシリーズ6戦目は先制2点タイムリーを放ったことで私の予言を的中させてくれた。二年前のCSから感じていたが、大一番での結果を残せる強いメンタルが彼にはある。そのとおり素晴らしい働きを見せてくれた。
開幕前の試合で負傷したことで最悪のスタートとなったが、そこを乗り越えて最高の結果を手にした。レフトのレギュラーもある、そう思える段階までたどり着いた。準備を十分にして来年は今年以上の結果を残して欲しい。
出番は決して多くなかった。それでもベンチを十分盛り上げた。楽天から戦力外通告を受けて半年以上経過した6月に、再びKスタに戻り九回裏に登場した。そしてその数分後に交流戦優勝という歓喜を味わった。同じスタジアムでこういう喜びを味わえるとは去年の時点では考えもしなかっただろう。心から良かったなと思えた。
そんな喜びを手にしたが、再び戦力外通告を受けることとなった。そこで限界だと感じたのだろう。新しい道に進むため現役を退くことを決意した。来年からは裏方に廻ることとなる。
11/25の銀座パレード。オープンバスに中谷は立っていた。最後の最後でそうそう味わうことの出来ない貴重な出来事を体験出来た。最高の形で幕を閉じたと言えるのではないか。来年はバスの中から覗くこととなるかもしれない。その彼を見つけたいものだ。15年間お疲れ様でした。
シーズン途中の報せには驚かされた。まさかの再契約、と。二桁アーチの実績はあったがそれはボールが変わる前の話。パワーヒッターじゃない外国人獲ってどうするの?という思いがあったのは事実。
しかしパワーは増していた。ヤフードームでのアーチもそうだし、長打が出るようになった。前のエドガーとは違っている、そう思えた。
パワーは増していたが、何故かチャンスでは打てなかった。特に満塁では打率.071という出来で、満塁に廻ってくるなよと何度願ったことか。そして夏場にはストライク・ボールの判定に対し明らかに苛立ちを見せていた。確かにおかしな判定はあったがそこで戦う相手を誤ったようにも感じられた。
この状態では来年は厳しいなと思っていたが、その予感は当たった。今年で契約満了となった。しかし、日本シリーズで見せたタイムリーツーベースといい、チームには貢献出来ていた。その点は感謝したい。来年は兄弟で成功することを願っている。
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