本当は5にまつわる分だけタイトルにしてやろうと思ったけれど、絶対に間違う気がするのでとりあえずjavaの背番号にしておいた。
5月5日に偉大なる背番号55・松井秀喜の引退セレモニーが行われた。本当に大きな四番だった。巨人の四番どころでなく世界に飛び出したのだから。あれ以上の四番は現れないのではないかと思えるくらい。願わくば、次代のプロ野球を指揮官として盛り上げてもらいたい。引退スピーチの時には涙する方も。それだけ大きな存在だったのだろう。お疲れ様でした。次は再びこのユニフォームに袖を通してほしい。
試合は緊迫した展開。内海もバリントンも好投を見せていた。試合が決まるのは一発だろうなという思いはあった。そしてその一発を放ったのは5番に座る背番号5、ホセ・ロペスだった。打った瞬間にそれとわかる完璧なアーチ。シーズン前からは想像できなかったアーチストの弾道だ。間違いなく彼にとって今シーズン一番の当たり。今後が楽しみだ。
内海が八回を投げ切り試合は九回表に突入。ここでマウンドには健太朗が。先頭の梵をフルカウントから一塁ゴロにしとめたと思ったら、背番号5のロペスが何とエラー。これまで守備率1.000を誇っていたがまさかの失策で先頭を出塁させてしまった。その後廣瀬にヒットを打たれノーアウト一塁三塁に。相手は迎を下げて代打・松山。ホームアウトのシフトを敷いてこれが成功。ショートゴロにしとめてホームアウトで他のランナーを進塁させなかった。ワンアウトから堂林に代わり丸が打席に。丸を最終的に歩かせて満塁に。続くは栗原。ゲッツーも取れるように前進はせず。結果は当たりの弱いサードゴロでホームのみアウトでツーアウトとした。安部を迎えるところで監督がマウンドに。激励かと思いきや山口にスイッチした。ピッチャーを代えすぎてもよい結果になるとは限らないため難しい場面ではあったが山口が見事にショートゴロにしとめピンチを切り抜け逃げ切った。接戦を制してスイープを成し遂げた。終わってみれば広島は5安打、巨人も5安打。そういう日だったのかもしれない。
紙一重の難しい戦いだったがこれを取れたことは本当に大きい。1勝2敗でもおかしくなかったこの三連戦を全て取れたのだから。今日のバリーでは厳しいかなと思ったがテツがよく踏ん張った。八回まで投げてくれればと思っていたがそれを実行してくれた。完封を狙ってほしかったという声もあるだろうが今日は満足。そして価値あるアーチを放ったエルチャモ。少し調子を落としているのかなと思ったらアレを打てるのだからやはり一味も二味も違う助っ人だ。今日あのエラーで負けても責める人はいないでしょう。これまで守備率100%でよくやってくれているのだから。本当に頼りになる。
もう一人ヒーローを挙げるなら勇人かな。よっぽど自信があったのであろう安部の謎暴走を見逃さず落ち着いて三塁アウトにしとめ同点のチャンスを封じた。九回にエラーがあった直後にすぐに健太朗に声をかけていたのも勇人。いいタイミングだった。チーム唯一のマルチヒット。これに関しては彼を称えるだけでなく、一番二番に対してはしっかりしろやという喝も含まれている。
相手に関して言うと、とにかく右を並べただけの打線に怖さはなかった。というか去年も今年も左のほうが率を残せている丸を外す意味が全くわからない。上位打線では彼が中心なのだからいるといないでは全然違う。代打で出すにしても順番が逆。ノーアウト一塁三塁で勝負を避けられない場面で使われたほうが嫌だったが、本当にあそこはニック(肉)で助かった。意味ナシ左右病で右を使いまくって安部の替えがいなくなるという事態に。相手の采配にも助けられた。
さて明日からは二位・三位と続く。ここを潰せれば一気に走る可能性もあるが、まだ鞭を入れるのは早いか。でもやはり、ホームでは勝ちたい。まず目指すは5チーム目のスイープ達成だ。
ヒーロー背番号5
10年前に買ったリストバンド・55
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