広島（MAZDA）□5-5 負けなかったことを評価しましょう

夏場の戦いは難しいものだなと実感。村田のタイムリーと慎之助の2ラン、さらに慎之助のソロで4点入って今日の杉内なら大丈夫だろうと思った人が大半だろう。ところがあんな風になろうとは。

一つの四球が分けたのかもしれない。七回に出てきた岩見がワンアウトからなぜか杉内にストレートの四球。打つ気はなく裏のピッチングに備えたかった彼にとっては想定していなかった出来事だった。あまり長く塁に留まってほしくないなと思っていたが、少なからず影響していたかもしれない。
それは杉内自身のコンディションに限った話ではない。勇人も選んでワンアウト一塁二塁となった。次は到だが、あとは守るだけだからそう考えると代えてまで取りに行く場面じゃないなと。ところが原さんは動いた。謙次を送ったわけだが最悪の併殺打。仕方ない、じゃあ亀井をライトかな、と。ところが何故か由伸が下がってセンターには大田が入った。この二つの起用に関して違和感があったのは否めない。長野・到の右中間だったらどれか防げていたという気は無いが、守りで最善の策だったかと言われると疑問はある。

杉内の突然の炎上で次の回にクリーンアップを抑えられ、さらに裏にいつもの左右病で余計なピンチを招いて負ける展開だった。しかし、そのピンチを京介が抑え、九回表ワンアウトからホセが際どいボールを見送った直後に同点弾を放った。山口・スコットと繋いで11回まで乗り切った。12回もチャンスを迎えたが満塁で大田が三振。あとは西村に託すのみ、と見ていたら丸にバックスクリーン届くかというフライを打たれ、岩本にはポールすれすれの大ファールにセンターへの強い当たりを飛ばされヒヤヒヤもの。最後キムショーでホッとしたのは内緒。やっぱりホームランある選手は怖い。

健太朗でもああいう時がある。だからこそ負けなかったことを評価したい。やってる方はかなり大変でしょう、今日のような蒸し暑さだと。普段ドームでやってるからより暑さを感じるのではないかと。明日を乗り切ればまた帰って来れる。杉内はまあ…やってもらうしかないでしょ。

その明日だがかなり面白くなるのではないか。スターターだけ考えればこちらに分があるが、丸や岩本の最後の当たり見たらそうは言ってられない。智之は明日苦しむかもしれない。点の取り合いになることも考えられる。そうなったらもう全員でやるしかない。このチームなら大丈夫。

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