2014年前半を振り返る
オールスターに関して全く触れておりませんが、まあ、そんな感じです。勇人のアーチは見ました。オールスターブレイクということで前半戦を振り返ることに。
(開幕~4月末)16勝11敗
後ろの三人の不調、甲子園三タテ、ということがありながらも、どうにか月のノルマといえる貯金5で終了。打率.378で24打点を叩き出したレスリー・アンダーソン、そして、三度お立ち台に上がった橋本到の活躍が大きかった。実際に当時の打率十傑に入っていたのは彼ら二人だったのだから。そして今年の柱となる菅野智之がフル回転で結果を残せていた。
(5月)13勝12敗
交流戦に入る前のホームで3勝7敗という結果になるとは想像出来なかった。クリス・セドンや今村信貴が先発ローテに入っている時期だったとしてもだ。特に交流戦直前の六連戦で計45失点とほぼ崩壊していた。今思えばそこで交流戦に入ったのは助かったのだろう。基本先発を四人で廻せるのだから。試合を作れることで白星を手にできていた。そして五月最後の試合はその後の上昇に繋がった。金子千尋に九回までノーヒットに抑えられていたが、こちらも投手が抑えたためノーヒットノーランを許さなかった。そして12回表、ツーアウト。馬原孝浩のストレートを叩いた亀井善行の打球がレフトスタンドに飛び込んだ。その1点を久保裕也が守り5時間を超える試合を制した。この試合がなければ後の交流戦の優勝も無かったかもしれない。大きな試合だった。
(6月)11勝5敗
ロッテ戦から始まった7連勝は見事だった。小山雄輝と村田修一の活躍でいい流れを作ると、亀井と片岡治大、そして坂本勇人が勝負どころで結果を残した。則本昂大、西勇輝といったリーグ屈指の右腕に連勝出来る強さを見せられた。その後連敗して交流戦優勝は最後の試合で決まることとなったが、経験の少ない投手相手をしっかり打ち崩して優勝を決められた。これは亀井が入ったことで変わったように思える。しっかり振れて叩ける選手が一人入っただけでこうも変わるものかと驚かされた。また、この間は先発に四度アクシデントがあった。脚の違和感による交代、肩の違和感による先発回避、発熱による登板日変更、危険球退場、と。最初の二つはものにできなかったがその後取れたのはチームの力なのでしょう。
(7月オールスターブレイク前)7勝5敗
上位との直接対決は2勝3敗。4勝1敗になっていた可能性もあるが、ペナントはそう簡単ではないということ。実際それ以外の試合でも苦しんだ。勇人の逆転3ランや長野久義のサヨナラ打、杉内の完封に、到のヒットで還ってきた鈴木尚広の走塁などでモノにすることが出来た。今のところ2つ貯金を作れているのは、高橋由伸の貢献が大きかったように思える。浅尾拓也から逆転3ラン、井端弘和の代打で出て田島慎二から決勝打となる2点タイムリー、そのおかげで中日相手に三連勝できた。先日のヤクルト戦も敗色濃厚だったが、八回の同点打で救われた。3.5差で終えることが出来たのだから。
前半戦を振り返ると色々な風に受け止められるのではないか。もっと出来た、という人もいれば、主力の不調や選手の離脱などがありながらもこの成績なのだからやはり強い、という人もいるでしょう。どちらも納得出来る。投打の軸である阿部慎之助と内海哲也、最強リリーフのスコット・マシソン、山口鉄也、そして西村健太朗がここまで満足出来る成績を残せていない中で今の位置にいられるのはチームの強さなのかもしれない。難しい試合をモノに出来ていることでさらなる強さを手にしたことも考えられる。ここまでの頑張りを評価したい。投手では小山、打者では到が一軍の戦力になってきた。前半戦の収穫と言って良いでしょう。
反省点は2チームに負け越していること。早いうちに借金を返したいところだったが仕方ない。コツコツ返して最後は一気に、といきたいところだ。後半の躍進に期待したい。
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