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2014年11月 3日 (月)

ネガティブな未確定情報

物事蓋を開けて見なければ分からない、というものの、ここまで出ているオフシーズンのネガティブな情報というのは心配になるものです。というか、ほぼ我々ファンが願っている方向とは逆に進んでいるように思えてならないので未確定ながらもあえて触れることとしましょう。

○中五日ローテーション
 菅野-内海-大竹-澤村-杉内-小山…これで六枚揃えられるでしょう。中五日にする理由がない。今年はハイペース調整に球数を意識しない中五日ローテを組んだが一年間ローテを守ったのは杉内のみ。そしてポストシーズンで誰一人QSに成功しなかった結果を見ても、これは失敗として反省すべき材料と認識されるものと思っていた。ところが監督はそう思わなかったようで。「6人で回すと弱さを感じる人が出てくる」という考えは正しいと思うが、だからといって5人にすればいいというものでもないように思える。どの球団も6人全て強いかといわれたらそうではない。強かった2002年だって六人目は新人の真田だった。最初に書いた六人で十分でしょう。誰かが離脱した際にはファームの選手にチャンスを与える、それで良いのではないか。5人に絞ってしまったらチャンスだってそうそう回って来ない。30代のスターターがいつ衰えてもおかしくない。今こそ次世代を意識した起用をすべきだと思うが。内海が今年と変わらず横浜相手にしか稼げないようであれば彼からローテを奪えるような存在が現れないと数年先は厳しい。その機会を考えるとやはり中六日が望ましいのではないか。

○FAによる補強
 慎之助の一塁転向により小林を中心に捕手を回すこととなり、彼らだけでは不安ということで相川獲得の話が出たのでしょう。獲得後の2年間は運良く成功するかもしれないが、それはその場しのぎの補強と思えてならない。運良く、と書いたのは成功するとは思えないため。それは防御率を見ても良く分かる。2011年~2013年はリーグ五位。下は横浜。そして今年防御率最下位。そういうことだ。横浜では4回最下位、ヤクルトでは阪神がこけた時以外全てBクラスの正捕手を人的保障という痛手を生み出してまで獲得することが正しいとは思えない。マイナスが大きくなりうるため私は反対だ。
 もう一人噂になっている金城に関して。日シリ最終戦後に「横浜から誰かとらねえかな。。」とは書いたがFAで取りに行くとは思ってもみなかった。出る喜び枠…となるかもしれないけれど今は外野の空きがない状況。いくら経験のある金城でも一軍に入れる保証は無い。それでも取るのか。ただ、本人にとっては苦渋の決断だったようだ。現役を続けたいけれどフロントの構想に入っていないため本意ではない宣言となったのだから。これなんだな、本当に「辛いです」という気持ちは。

というわけで、金城獲得はあっても他は反対。中五日ローテは曲げるような気がするけど、相川獲りそうだな…。

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コメント

出る喜び枠とかまたご冗談を、そんな迷信に頼らずとも大丈夫でしょうにw

投稿: | 2014年11月 3日 (月) 22時33分

甥っ子が肘に爆弾を抱えたという状況が分かってないんですかね…
山口も手術して、なおさら中6日でいける所までというのがベストだと
素人から見ても分かることなんですけど。
加えて100球投げ込みなど色々時代錯誤のような気がしてなりません。

相川は中日に行ってくれないかなーと少し期待しています。

投稿: kamo | 2014年11月 3日 (月) 22時46分

名無しさん
ええ、冗談を書いていたので…。

kamoさん
実際ほとんど離脱しましたからね。少ない球数で降板することで中継ぎの疲弊にも繋がりますからやはり長く登板できるようにローテを組んだ方がいいように思えます。
中日が取れると思っていた炭谷は残留しましたからね。あのメンバーであれば取りに行くこともあるかもしれません。tanisigeやGMがどう見ているかにかかっていますが。

投稿: Taka | 2014年11月 4日 (火) 12時37分

巨人のオフの動きについては、あまり評価が芳しくないようでございますな。
私は、これを活かせるかどうかは選手自身のあり方次第で、ストーブリーグが面白くなりそうに思います。
 
35歳の阿部の“後継者”が38歳の相川では理に叶わぬ……という指摘がございます。
阿部の後釜でマスクを被らせる……と考えると確かに疑問です。が、彼のより重要な役割は、そう、小林の“教育係”です。
下位に低迷するチームで、とは言えまがりなりにもレギュラーを張った選手。重労働の捕手として20年現役でいる男。小林が“盗める”ものは數多くあります。
一方で、相川がバリバリ働いて優勝に貢献してくれれば、それはそれでまた良しなわけで、彼の獲得はそう悪い事ではないと確信しております。
 
金城の獲得も、「力の衰えたベテランを何で今更……」と、評判が芳しくございません。
しかし、(少なくとも)来季(に限って)は、外野にかなり不安があります。
長野の回復が心配、亀井、松本哲は故障がちになりました。高橋由もケガが多くなり更に来季は40歳となります。セペダはあまり多くは望めず、アンダーソンは守備に難があります。
金城は、レギュラーでは確かに厳しい。しかし、大リーグでいうユーティリティとして、多様に使える面白い存在です。
両打で対戦投手の左右を選ばない。1、2番を打った経験もあり、点を取る打撃も繋ぎの打撃もできる。守備も悪くなく短期間なら中堅も守れましょう。“打撃・守備における鈴木”とでもいいましょうか。
今の巨人は、こうした名脇役がなかなかおりません。獲得できた暁には、かつての谷(現オリックス)のような渋い活躍を期待いたします。
 
 
“アラフォー”選手の獲得は、とかく評判がよろしくございませんが、私のような“翁”からしますと、同じ“翁”の選手が活躍すれば極めて痛快(笑)。
私は、この2人を獲得して、巧みに使いこなしてほしくございます。

投稿: 翁 | 2014年11月 4日 (火) 21時28分

翁さん
あまり肯定的な意見は見られないのですよね。
私は年齢のことはあまり気にしておりません。人的保障で誰かを犠牲にしてまで相川を獲る価値があるのか、という点ですね。鶴岡に学んだ梅野という例も確かにありますが…。
金城に関してポジティブな要素を挙げるなら、彼は隔年で成績を残しているということですかね。今年低調でしたがその法則で行けば来年は好調年になります。そのとおりにならない可能性もありますが、来年にかける思いは相当なものだと考えられます。ただ、ジャイアンツの若手も簡単にポジションを奪われないことでしょう。
今年は不惑前の井端・由伸の働きが印象的でした。翁さんが喜べる活躍を見せてもらいたいですね。

投稿: Taka | 2014年11月 4日 (火) 23時53分

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