初回に0-3となった時に皆さんは何を思ったでしょう。私が思ったことは、かつてヒサさんやテツもそうだったなあと。この二人の名を挙げただけでどの試合をさすか分かる超能力者はさすがにいないので書くと、2007年9月の中日最終戦と、2008年9月のヤクルト戦だ。中日戦はヒサさんがいきなり4失点喰らうまさかの展開だったが、スンちゃんのアーチなどで追い上げて脇谷のプロ初ホームランで逆転した。由伸も打ってダブルスコア勝利となりシーズンの行方をほぼ決定付けた。ヤクルト戦はテツがいきなり5失点したが、オガラミと脇谷の活躍で逆転した。そう、優勝出来るチームにはこういう試合で逆転出来る力があるのだ。今年の攻撃陣にそれが出来るか試されている時が訪れた、と。そして、スターターで実績のある彼らでもああいうことがあったのだから、高木にはこれを気にしすぎずさらに飛躍して欲しい、などと願っていた。
だいぶ長くなったが、試合に戻すと、高木が初回の3失点で止めてくれたことが勝利に繋がったのだと思う。捕手の有り得ないプレーが出て、被弾後に長打を喰らったりしたが、プッツンせずに良かった。恐らくレギュラーシーズンでは最後の先発だが、彼に出来ることは出来たのではないか。久々に白星もついて良かった。
流れを変えるのはホームラン。四球はホームランを誘発する。慎之助が選んだ後に来た甘い変化球をチョーさんは見逃さず一撃で仕留めた。初回飛ばして少ない球数で終えられたが、この一発で流れを引き寄せた。
得点を生み出すのは長打。チョーさんがノーアウトからツーベースで出塁。亀井の一塁ゴロで進塁させた後、岡本が初球を叩いてライト前タイムリーを放ち同点となった。五回にロマンからヤスがヒットを放ち、ツーアウト一塁の場面。ここで得点するには長打以外あり得ないところ。ヤスがプレッシャーをかけていたことも功を奏したか、慎之助がセンターオーバーのツーベースを放ち勝ち越した。
先頭四球は失点に繋がる。そのはずだったが、今日は二回とも併殺打でピンチを切り抜けられた。勘弁してくれよとは思ったが(^^;;
最終回は楽な打順だったのであっさり終了した。
慎之助もお立ち台で語っていたが、今日勝つことで相手に重圧を与えられた。さらにそれを高めるには明日も勝つことだ。少し先を見据えるなら、月曜まで取りたいところ。その他三試合のうち二試合はエースクラスが登板する。ここで取りたい。ヤクルトが他チームとの試合で一つ落としたとして、こちらも一つ落としてもいいようにするには、それが理想。そこで相手にもさらに重圧がかかる。先ずは明日。プロ初ではないかという中4日に不安はあるが、相手も中4日で来る。そして今年石川は投手に打たれている。というわけで、バッテリーは打撃も頑張ってもらいたい。女房役は決まっているが、今日のような空気打席にならないよう願っている。
同点打の岡本に関して。こんな経験をしている高卒ルーキーって最近いただろうか。怖さをまだ知らない段階なのかもしれないが、振れる覚悟を持てる選手はやはり違うなと。迷いを消しているからゴロでも鋭い打球を飛ばせている。来年彼はどれだけ出られるのだろう。楽しみだ。
プロ初の250ホールドを達成したぐっさんに心から拍手。育成で入った彼が歴史を塗り替えるまでになろうとは。チームが変わったのも彼の活躍が大きい。彼の投げる試合を多く見られたことを幸せに思う。
日増しに感じるホームの力。明日もさらに高まるだろう。共に歓喜を。
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