広島（MAZDA）○6-4 SPEED

脚力で勝ったそんな試合。九回の立岡の判断は見事だった。レフト線ヒットを放ったが相手も寄っていたため一塁で止まると思ったら二塁を陥れた。危険に見えてあそこで二塁に走ったのはしっかりとした根拠があったからだ。レフト線近くに守っていたものの天谷は左投げ。取っても体の向きを変える分だけ右投げの野手よりワンテンポ遅れる。そう、頭脳的走塁だったのだ。そしてそのスピードが生きてギャレットの一塁ゴロでホームに生還出来た。

九回裏に追いつかれて延長戦に入ったが、そこでもスピードが生きた。ワンアウトからヤスがヒットで出ると、盗塁を決めた。長野はライナーに倒れてツーアウト二塁。ヒットでも同点ということで相手は前進守備。立岡が叩いた打球は前進守備の丸を超えたタイムリースリーベースとなった。ヤスの盗塁がなければ前進守備は無かったわけだから、脚力が生きたということ。そして力の付いた立岡の打球、と。ハードな試合をモノにできた。

勝った時こそ反省を、という試合だった。何と5エラー…これで良く勝てたな、と。スターターの高木がルナに被弾した時はオイオイ、と。私は確かに春のルナは打つと書いたが、だからと言って被弾しても仕方ないなんて言っていない。被弾癖が出たもったいない序盤の失点だった。ただ、二回のボークがありながらもその後どうにか追加点を与えなかったことは評価したい。ここまで捕手として頑張っている小林、さらに信頼を得るには打席の内容も大切。四回表ノーアウト3-1からボール打ちに行ってファウルフライ。十回表も今村の糞ボール振ってフルカウントからど真ん中の変化球見逃し三振。どちらも四球が欲しい場面。特に四回は岡田が荒れていたところで何故狙わなかったのか。出れば高木が送って上位打線のところでチャンスになるのだから。選球は大事です。

色々あって疲れた試合。村田にリーグトップとなる第4号が出たその裏に家元が芸術的なアレで競演、に笑ったのが遠い昔のよう。もう一つとりあげるとしたら、亀井のライナーキャッチ。走る方向と逆に変化していたところを良く捕ったよ。⇒照明が目に入ったとのこと、それで取れたのもすごい…。飛び出したランナーはどうかと思うが。

まず初戦を手にした。明日もいい流れで続きたい。

ちなみに今日は4月1日。記事の一部に、全く思ってないことを書きました。

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