DeNA(東京)◯6-1 メンタルのスポーツ
野球はメンタルのスポーツ、と語っていたのは敵将。それはすごくよく分かる。もし浜口が自分のボールを自信を持って投じていたら途中で降板していただろうか。初回の3四球はそういうこと。自信を持って腕を振られたら、今の打線なら勝手に打ち損じていたのではないか、と思うのは私だけだろうか。ともあれ、3つの四球は有り難かった。もぎ取ったというよりは、四球拒否打線でも選べた、というほうが合っている気がする。ワンアウト満塁のチャンスで、村田が右中間を破るツーベースを放ち先制した。その後、2回にエラーからケーシーのツーベースで追加点を得た。
ポイントとなったのは5回だった。ワンアウトから、高城の代打、戸柱を歩かせると、柴田にも選ばれて一塁二塁。ここでホームランのある選手を代打に出すかなと思いきや、まさかの石川内野手。ここで彼を選んだのは、併殺のない選手でチャンスを広げたい、ということなのだろう。それがこちらに幸いした。当たりの強いセカンドゴロでゲッツーに仕留め無失点で切り抜けた。
その裏、交代した加賀からワンアウト後に村田がヒットを放つと、チョーさんがツーベースを放ちチャンスに。愛人の代打、橋本は当然歩かせ。小林の打球は非力POPだったが前進守備の内野の後ろに落ちて1点追加。なおも満塁のチャンスで、何と畠がプロ入り初ヒットを放ち、これで加点。続く陽岱鋼も犠飛を決めて6-0となった。
相手は6回にエスコバーを出してきたが、不思議に思った。それなら前の回だったのではないかと。パワーピッチャーなら勝手に打ち損じるのに、浜口の後に出さなかったのはそこまで勝つ気がなかったのかな、とも感じる継投だった。
畠は途中球速落ちたなと思ったが、石川内野手を併殺に仕留めたあたりから戻った。さすがに序盤のように150km/hのストレートは投げられなかったが、7回無失点。ピンチで筒香を内野ゴロ、ホセを三振に仕留めたのは見事。
8回のスコットは完璧、カミネロは1点奪われるも、最後は161km/hのストレートで三振を奪った。速球に苦しむ筒香があっさり合わせてきたから、見やすいのだろうなと。まぁ、クローザーは同点に追いつかれなきゃいいんです。DeNAとの最終戦は白星となった。
決して満点の出来では無かったが、点を取られなかったのだから、1つ壁を超えたのかなとも感じた。5回にランナーを出した時は、球速もコントロールも悪くなり先日のようになりかねないな、と思っていたが、そこをしっかり抑えて7回まで投げられたわけだから。課題も見つかったのは良かった。ホームランのない選手に四球は無駄。歩かせるぐらいなら打たれたほうがマシ。そこを改善出来ればもっと良くなる。今の時点で可能性を感じられるから、オフの過ごし方を誤ってほしくないところ。一時期だけ良かった選手は何人もいたから、そうならないように調整してほしい。
明日はナゴド。田口が先発なら、飯おごれと言っている先輩は、打って当然でしょう。でも本当に打ってるんだよな、先週といい。ナゴドでは先日スリーランも打てたし良いイメージを持っているはず。期待しよう。相手投手は笠原。笠原しょう…この彼自身に罪はないが、ここまで名前が被ってる時点でK.O.対象。ボールをあいつの顔と思って強打すべし。
よろしければクリックお願いします。
| 固定リンク
「観戦」カテゴリの記事
- またも貧打(2024.11.25)
- DeNA(東京)●2-3 クソ野手は最後までクソ野手でした(2024.10.21)
- DeNA(東京)◯1-0 カテナチオ(2024.10.20)
- DeNA(東京)◯4-1 成長した温大(2024.10.19)
- DeNA(東京)●1-2 怒りを買うかもしれない投稿(2024.10.18)
コメント
管理人さん、お疲れ様です。
今日は久し振りのドーム観戦でした。ウキウキの私を奈落の底に落としたのは、スタメン発表の時でした。私の周りも由伸は頑固なのかアホなのかの声。そして案の定、満塁の好機にゲッツー。持ってない人間の象徴でしたね。昨日は畑投手の自画自賛打撃もあり、勝ったから良かったものの、もし濱口が立ち直ったら初回にトドメをさせなかったのが、まさしく敗因に繋がる采配ミスだと私は思いました。この腐らせる采配も畠投手の活躍で帳消しになりましたが、しっかし彼のインタビューしかり、全力疾走しかり、田舎の野球少年そのものって感じで良い味出してますね。応援したくなる選手です。
投稿: ひーろーず | 2017年9月18日 (月) 01時02分
ひーろーずさん
お疲れ様です。奈落の底でしたか^^;打撃もそうですが、坂本とぶつかった時はライトからも野次が飛んでました。坂本に何かあったらどうしてくれるんだ、と自分も内心腹が立ちました。これはもう、彼を使おうと思わせないぐらい他の選手に伸びてもらうしかないですね。
まあ、中井もアレですが、隙はだいぶありましたよ。3-0からミスショットする慎之助とか、けん制死で流れを壊す陽とか。どのプレーも相手に流れを渡しかねないものでした。
畠は本当に新人という感じで謙虚に、それでいて着実に成長を見せてくれています。中堅どころになった時、いい先輩になるのではないかなと思います。
投稿: Taka | 2017年9月18日 (月) 08時11分
昨日負けたら大変なことでしたが畠は安定していましたね。6点もあればカミネロの必要はあったのでしょうか?こういうところでカープやタイガースは若いのを使ってますよね。采配の差というか後この期に及んで何故か中井、脇谷なんでしょうか?延び知ろのない彼らであれば代わりはいるはずです。このメンバーでは恐らくカープには勝てないので来年への布石を今のうちから示すべきです。もちろんドラフトも含めてです。
投稿: たくさん | 2017年9月18日 (月) 13時21分
たくさん
それは前日勝てていればまた違っていたかと。直接対決だったということで勝ちたいと思ったのでしょうね。
何故脇谷、中井か。私が知りたいです。そこがファンと首脳陣の思いのギャップなのでしょう。石川・岡本ではなく中井・亀井という起用の時点で来年の布石なんてないでしょう。
投稿: Taka | 2017年9月18日 (月) 15時20分