今日の試合を現地で見た人は、一生語れるのではないかという思い出が出来たでしょう。現地で見てなくてもテレビでも記憶に残りそうだが、その場にいられた方達を羨ましく思う。すごいものを見た。喜びがとても大きい。
健太朗の乱調(追い込んでからのヒットが多いからリードと思ったが、あれだけ逆球だらけでは…)で3点ビハインドとなり、谷元と又吉に抑えられて九回裏を迎えた。「東京ドームの田島なら夢見ちゃうけど、さすがに厳しいかな。でも、宇佐見に廻れば何かあるかも。」家でそんなことを話していた。先頭が出ながらも村田と亀井が凡退してツーアウト。チョーさんがセンター前ヒットで2点差。これで願っていた展開になった。宇佐見の一発しかない、と。0-1から変化球を空振りして追い込まれた。さすがに田島の変化球についていくのは厳しいか、と思っていたが、1球見送った後の4球目だった。内角低めのボールとなる変化球を掬い上げた打球はフェンスを超える同点弾となった。田島オカルト凄ぇ、とも思ったが、土壇場で劇的なアーチを打てる宇佐見という選手に大きな可能性を感じさせられた。
延長はカミネロと福谷の投げ合い。相手はゲレーロと高橋周平を下げていたため福田を警戒するだけで良かった。が、実際そこまで廻らなかった。宇佐見と組むカミネロは抜群に良い。そうなると、福谷のワイルドピッチでサヨナラかな、なんて読んでいた。試合が決まったのは11回だった。先頭の亀井が出ると、長野にバント指示。正直この作戦には賛同出来なかった。塁を空けたら宇佐見と勝負してもらえない、と。ところが、このバントがこれ以上ないというところに決まるセーフティバントとなったことが幸運。さらに、福谷この試合二つ目のワイルドピッチとなり併殺が消えた。これは埋めるかなと思ったが宇佐見は三振。続いて打席に入ったのは寺内だった。変化球が抜けるのを怖がったのか、寺内に投げた変化球は一球だけだった。そのボールを良く見送った。ストレートをファウルにしていて気づけばイニングをまたいだから30球。これはそろそろ威力がなくなってもおかしくない、と見ていたら寺内がストレートを強く叩いた。完ぺきにとらえた打球がレフトスタンドに飛び込んだ。松本劇場は寺内のプロ初サヨナラアーチで幕を閉じた。
色々と反省点はあった試合。健太朗一人の責任にしてはいけない試合だったと思う。そういう意味では、敗戦時に将が何を語るか、それを気にしていた。勝ったことで吹き飛んでしまっていないか気になるところだが、それでも、最低限彼のフォローはして欲しいなという気持ちはある。勝てたことでホッとできたところはあるにせよ。
この日も宇佐見がチームを救った。今あのコースをアーチに出来るのはチームでは彼ぐらいでしょう。それをあと一球で試合が終わりかねない、というところで魅せるのだから。改めて彼に野球の面白さを教えられた。小林も経験を重ね投手を引っ張っているが、宇佐見の打撃は魅力的。これから研究されて壁に当たることもあるだろうが、それを破った時、どんな選手になるのか。小林というレギュラーがいる。だが、宇佐見の打撃も多く見てみたい。3度チームを救った。チャンスを増やしてもいいのでは、と思うのは私だけではないだろう。
マテオに続き福谷から勝ち越し打を放った寺内、粘ってアジャストしていったのは見事だった。由伸監督曰く、現役生活一番の当たり。決まらなかったら嫌な流れになるところを決めてくれた。この松本伝説は語り継がれて欲しいものだ。
かなりギリギリのところで留まっているのが今のチーム。宇佐見が現れなかったら今の状態にはなっていなかったのではないか。彼が作った流れに今度こそ乗らないと。
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