単打を二塁打にする選手
昨日の試合前にヤスの引退が発表された。去年は32試合の出場にとどまり、今年一軍で出ることはなく、ここが辞め時と決断したということ。34での引退、早いなという感想。本人も戻りたかったろうが、残念に思う。
彼の武器は盗塁と守備。西武で走りまくっていた頃も、直線のスピードは彼が一番ではなかった。にもかかわらず、盗塁を出来たのはスタートの良さ。日本シリーズで対戦した時も、ランナーに出してはいけない、と警戒すべき選手だった。単打でも盗塁で二塁に進まれてしまうのだから。この武器で侍ジャパンに入り、第2回WBCで世界一も体験した。巨人時代は何といってもセカンドの守り。坂本と二人で組むセンターラインが安定していたからディフェンスで崩れることはほぼなかった。2014年の優勝に大きく貢献した。
思い出は、やはりその年。交流戦の2試合を挙げたい。西武ドームで古巣のファンからブーイングを浴びながらも大当たりで牧田を早い段階で降板させてチームを勢いづけた。そしてもう一つは、これは私が札幌まで行って見たからだが、延長戦での決勝タイムリー。その年の交流戦で優勝出来たのもこの2試合の勝利は大きかったのではないかと。
次はやはり指導者の道を歩むこととなるか。近年FAで来た選手には何かしらポストが用意されている。彼も例外ではないだろう。プロで生きてきた技術を継承してほしい。13年間、お疲れ様でした。
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コメント
管理人さん、ペナントを楽しくさせるブログの更新ありがとうございました。楽しく絡ませて頂き感謝です。
さて一年を振り返って思うのは、編成の長期ビジョンの無さが招いた結果と思います。そして監督。スター選手の引退と同時に監督というのはもう辞めるべきと思います。数年外で勉強させるべきです。将来を担わせる選手なら大リーグの球団で勉強させるとかいろいろあると思います。きちんと名将を育てるプログラムを準備すべきです。スター選手を監督にすれば人気が維持できるとか安直な発想はやめるべきですね。昔のような人気球団だから良い選手が取れる時代じゃありません。ドラフトによる戦力の均衡が進む球界では、選手を選ぶ眼力、育てるプログラム、指導する監督以下スタッフ。各々のポジションできちんとしたビジョンを作る時が巨人には来ています。その場しのぎの補強はもう良いです。明確なビジョンが見えればファンはついて来ますよ。
片岡選手、あとひと働き見たかったです。
投稿: ひーろーず | 2017年10月 3日 (火) 05時58分
ひーろーずさん
今年もコメントをお寄せいただき有難うございます。
ビジョン、無かったでしょうねえ。2年前にクルーズ獲って、今年の終わりに守っていたのはケーシー。これも二塁をそこそこ守れたことに助けられたに過ぎないことなんですよね。
ビジョンがあったとしても、それがチームを強くするものでないのなら変えるべきところですね。非力野手上位指名なんてまだやるようでは貧打は変わらないでしょうし、四球よりヒットという考えも変えないとこの先厳しいでしょう。
本当に、もう一回見たかったですね。このまま終わるのが残念でなりません。
投稿: Taka | 2017年10月 3日 (火) 12時24分
前回のコメントでは引退の話をフライングしてしまい、失礼いたしました。
「単打を二塁打にする選手」とは良いタイトルですねぇ。選手の魅力が伝わってきます。片岡さんは当然実力のある選手でしたが、同時に華のあるスター性の高い選手だったように思います。坂本との二遊間はもっと長く観ていたかったです。札幌で活躍を生で観られたとは羨ましい。 原監督も08年の日本シリーズ第7戦の走塁がかなりインパクトが高かったと感じていたらしいですが。 でも西武時代からケガが多かったようで、早い引退が残念です。今後は是非、巨人で育成に取り組んでほしいなと思います。
投稿: グー | 2017年10月 3日 (火) 19時21分
グーさん
寝てしまい返信遅くなりました(^^;
西武時代はプレー以外でもファンを楽しませていましたね。
日本シリーズではその前の死球で流れはありましたね。そして役目を果たしましたから見事でした。
技のある選手を育てて欲しいですね。
投稿: Taka | 2017年10月 4日 (水) 07時57分