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2018年7月16日 (月)

阪神(甲子園)○4-3 82年生まれトリオで勝利

今年36歳になる3人の活躍でASブレーク明けの初戦を手にすることが出来た。

内海は初回ツーアウトから3連打で1点を失った。次の大山の打球が坂本のグラブから離れていたら危なかったが、好捕でこの回を1点で切り抜けた。2回も先頭を出したが、フィールディングの巧さで内野安打性の当たりをリクエスト判定からアウトに出来た。次のメッセンジャーでバントだったろうから大きなプレーだった。その後のピンチは4回のノーアウトから二連打を許した場面。中谷をインフィールドフライにしとめると、梅野をレフトフライ、そしてメッセンジャーを投ゴロにしとめたピンチを切り抜けた。六回に大城が中谷に対して初球変化球要求した時は肝を冷やしたが、ここも抑えて6回1失点でQS達成。試合を作り勝利に繋げた。

2人目の82年生まれはケーシー。5回1アウト後、勇人の四球後、尚輝の初球でエンドランを仕掛けヒットに。ナバーロの処理の拙さを突いて尚輝の好走塁で二塁三塁に。ここで相手は前進守備を敷いた。求められるのは強いゴロ。ヒットゾーンが広がり抜ければ2点入りやすくなるところ。この状況をケーシーがしっかり理解しており、三遊間を破るヒットを放った。抜けた時点で尚輝の脚なら余裕のホームインだった。残塁が続いた状況からようやく逆転に成功した。

3人目の82年生まれは亀ちゃん。8回に先頭の岡本がマテオに追い込まれながらも甘く入ったボールを捕らえてレフト前に。その後の初球だった。外角に来たストレートをそのまま左方向へ叩いた打球はスタンドイン。甲子園の浜風ではライトにアーチは難しい。そしてレフトの守りを見るとヒットゾーンは広くなる。それを考えた上での打撃だったのではないか。広い甲子園でもあのゾーンは他球場より距離が短いところ。見事な一振りだった。

その後上原、澤村と繋いでスコットが締めた。澤村の2失点に関しては、先頭北條への攻め方と大山に対する四球でしょう。福留のツーベースはゲッツーと紙一重で軌道が変わったことによる不運だから仕方ない。ただ、梅野のところで伊藤を使われていたら危なかったかなと。上原も梅野に被弾しそうだったり危ないところだったが、スコットは完璧だった。流れを断ち切る、これがクローザー。

82年組3人がヒーロー、そこにしっかりこれからの若い選手が絡んでいるところが良い。勇人がまた球団の歴史を塗り替える偉業を成し遂げた。試合数が増えたことも影響するのだろうが、史上最年少で1500試合出場到達は見事。そして上原ももう一つの偉業達成まであと2つ。その時を待ちたい。

明日はテイラーと岩田。去年甲子園で当たった時は派手に燃えていたが今年はどうなるか。こちらは出来れば7回まで投げ切ることを期待したい。


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コメント

地味なようですが、こういうゲームをきっちりとっていくのは大きいと思います。82年組の活躍ですか。管理人さんの解説はわかりやすくて良いです。
澤村はこちらでも書かれていましたが、シーズン序盤に便利屋のように酷使されたツケがきているのでしょうか? 大事に起用してほしいです。でも、勝って良かった。スコットは素晴らしい!

投稿: グー | 2018年7月16日 (月) 23時39分

お疲れ様です。活躍した3人が同年代だったのは知りませんでした。メッセ相手に勝ったのは大きいです。5回で100球投げさせたのは効きましたね。内海は後半戦の開幕をしっかり役割を果たせ今は頼もしいです。尚輝のエンドランも見事で、こういう事もできるので初回でもバント以外の攻撃を増やして欲しい。亀さんはベテランらしい計算された1打だったんですね。確かにナバーロの守備は狙い目ですね。前回甲子園で3タテされているので少なくとも勝ち越して広島に乗り込みたいです。

投稿: てっちゃん | 2018年7月17日 (火) 00時16分

グーさん
いやぁ、とても大きなゲームでした。終わってみれば1点差でしたからね。これを増やしていくことが大事です。現役の選手自体少なくなる世代で3人ともヒーローと言える働きって珍しいですよね。
澤村は疲労の影響もあるでしょうが、やはり先頭打者でしたね。追い込んでいたのにスプリット拾われてセンター前は勿体なかったです。
本当にスコットは頼りになります。

てっちゃん
お疲れ様です。
3人それぞれやるべきことをやって勝てました。今日のメッセはコントロールが今一つで自分に苛立っていましたね、明らかに。
ゴロを打たせればあとは内野が何とかしてくれる、求められるピッチングを内海は出来たと思います。
あのエンドランの場面は何かしてくるんじゃないかと思いましたが、相手が無警戒でしたね。外角なら尚輝は流せるので。
亀ちゃんのレフト前ヒットの時点で、守備苦手なんだろうなと分かりました。狙いは見事でしたね。
最低限勝ち越すとして、スイープするには1試合大量得点で勝って欲しいですね。勝ちパターン継投を休ませて、完投能力の高い二人に繋いで欲しいです。

投稿: Taka | 2018年7月17日 (火) 01時11分

・・・あまりにもリリーフの層が薄いですね。澤村も戦力的には容赦なく使い潰されても仕方ないので酷使には違いないが、どうにも責めにくい。
わからないのは、せめてリリーフが並みのレベルであれば岡本や吉川や大城宇佐見を育てながら首位と2、3ゲーム差くらいなので監督の評価は180度変わっているでしょうが、なぜGMは先発をかき集めて、昨年の1番の問題といってもいいリリーフ崩壊を放置したんでしょうか、勝率3割台で25敗くらいして田口もマイコラスも勝ち星食われまくれていましたが。そもそも上原や澤村は予想外の要素ですしマシも7年目なので、素人予想でもカミだけ孤軍奮闘しているのが1番あり得るケースで、現実は孤軍奮闘しているのがカミではなくマシだっただけです。現在田口が不調でヤングマンが活躍してはいますが、編成の所業としては結果オーライで納得し難い。
2軍が育てると思っていたなら、なぜ「ただの1人も」出てこないのか。これはタブーかもしれないけど、著名な外様コーチは高待遇でインセンティブ付けるのは周知の事実ですが、よく言えば欠点を削る、悪く言えば帳尻合わせ的に意図的に2軍の帝王を作っているのでしょうか?例えば中川は球速がガタ落ちしていたし、谷岡は結構良いストレートとスライダー持ってるのに落差しかないフォークを投げちゃ狙い打たれていますが。

投稿: Keikazu | 2018年7月17日 (火) 11時45分

Keikazuさん
増井を獲りに動いたみたいですが、獲れなかったということではないでしょうか。そのほかに獲れそうな選手もいなかった、と。放置しようとした訳ではないと思いますが。
ファームの話はちょっと分かりません。中川の球速も先日は出ていたように思いますので。

投稿: Taka | 2018年7月17日 (火) 13時20分

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