« 阪神(甲子園)●0-5 有終の美のために | トップページ | DeNA(東京)◯6-4 最高のホーム最終戦 »

2019年9月25日 (水)

最高の捕手

最高の捕手。この先ジャイアンツに現れないのではないかと思うぐらい別格。原監督の2度の3連覇、それは捕手慎之助の存在が大きかったように思う。2012年に原監督は慎之助のチームと評したが、実は2007年あたりからその兆しはあったのではないか。狭い球場をホームにしながらも投手陣の成績が良かったのはリードも一因。そして打撃では年25〜30本ペースでアーチを量産。まさに攻守で引っ張っていた。最初の3連覇の時に中軸をガッツ、スンちゃん、ラミちゃんが担っていたが、間違いなくクリーンアップを張れる打力はその時からあった。下位に入ることで穴のない打線を組むことが出来た。打てる捕手を打線に組める、これはかなりのアドバンテージでしょう。実際2007年以降は強かったもの。彼の長打がホンモノなのは、加藤球の時でも年27本打ったことで分かるでしょう。

 

首の痛みがあって捕手を断念したわけだが、そこから5年間続けて2,000本安打と400本塁打を達成出来た。今年捕手に再び挑戦したのは、優勝したいという思いからでしょう。捕手復帰はならなかったが、チームは優勝出来た。この優勝も、苦しい時に岡本の後ろを打って負担を和らげたりというところで貢献していた。0.5ゲーム差に迫られた時に坂本の意見を聞いて監督は慎之助の一塁起用を決めたとのこと。そこから8月は取り返せた。苦しみながらも掴んだ優勝、その結果を受けて思うところもあったのでしょう。

 

引退といっても、ポストシーズンも戦うのでしょう。チームはもともと日本一を目指しているが、さらにその思いを強くしたと思う。慎之助に有終の美を、と。

 

というわけでお疲れ様でしたはもう少し先。歌詞の中に9/21とあったことが話題となった登場曲のSeptemberだが、これは日本一に輝いた2002年に使っていた。2007年に、優勝したいからその時の曲を使おうと思って採用したと記憶している。その後はもう、彼の登場曲からの慎之助コールは当たり前に行われるようになった。やっぱり雰囲気があるから戻したのは大正解だったと思う笑 1番慎之助コールが大きかったのはたぶん2009年の日本シリーズ第5戦、亀ちゃんの同点弾が出て1人アウトになった後に打席に立った時じゃないかな。その後サヨナラ弾。あの時間は忘れられない。

 

残された試合は限られているが、最高の終わりを迎えて欲しい。

 

よろしければクリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村

|

« 阪神(甲子園)●0-5 有終の美のために | トップページ | DeNA(東京)◯6-4 最高のホーム最終戦 »

読売ジャイアンツ」カテゴリの記事

コメント

管理人さん、おはようございます。
撃てる捕手の表現は、まさに阿部選手から定着したような気がします。数々の功績を鑑みると、巨人軍最高というより球界トップと言っても過言じゃないと思います。
もうこんな捕手は出ないだろうなと寂しさも感じます。
ただ後半の阿部選手のボコっと出た腹は残念でした。グラウンドに出たら誰もが横一線のアスリートととして観るならばです。それも人に言えない怪我の積み重ねとかで、若い頃に比べ稽古量が減ったこともあるかもしれません。数々の功績を残した選手が晩年 技術、体型が衰えていく。輝かしさを知る世代の寂しさから感じるものなのでしょうね。

投稿: ひーろーず | 2019年9月26日 (木) 06時28分

ひーろーずさん
おはようございます。
古田さんや城島さんもかなり打ちましたが、打てる捕手は数少ないですね。
左打ちの捕手では間違いなくナンバーワンでしょう。
意味があって身体を大きくしていたのだと思います。
それがオーバーしたのかもしれませんね。

投稿: Taka | 2019年9月26日 (木) 08時47分

お疲れ様です。
間違いなく不世出の巨人歴代No1捕手ですね。
入団前の捕手は晩年のカルビでしたので、まず肩が強い捕手が必要だった為、肩の強い捕手が入団したということだけでポジっていた記憶があります。打撃はまあ捕手としては良いのだろう、位に思ってましたが想定外のパワー、技術でこの成績。さらに人気、存在感、リーダーシップも1流と原政権黄金期の1番の貢献者です。

監督の思いがリンクした、とありましたがやはり長年共にしてきたからこその以心伝心があったのでしょう。確かに打者として戦力ダウンは痛いですが、首脳陣に入る事の影響は計り知れない効果をもたらすと思います。
まずバッテリーコーチになることで投手捕手ともにレベルアップは間違いないでしょう。前任者が彼なので余計に。
原監督から英才教育を経て慎之助へ。投打には坂本、智之という確固たるリーダーがいて2人との関係も深い。組織として盤石な体制で新たなる黄金期の予感がします。

投稿: てっちゃん | 2019年9月26日 (木) 11時24分

まさに最高の捕手。チームにとって勿論ですが、ファンにとってもかけがえのない最高に魅力的な、愛される選手でした。平成を代表する捕手が令和の訪れと共に去る…寂しいですね。 でも、まだCS、日本シリーズと大事な戦いが続きます。慎之助が打席に立つだけで球場の雰囲気も変わるはずです。チーム一丸となって、最高!の形で有終の美で送り出してほしいです。

投稿: グー | 2019年9月26日 (木) 21時03分

てっちゃん
お疲れ様です。
気付けばほぼ毎試合ドームに通うようになったのも、慎之助が捕手を務める強いチームを見られたからなのかもしれません。
打撃はもう捕手としてどころか、現役NPB選手No.1という時もありましたね。
バッテリーコーチからヘッド、そしてゆくゆくは監督へと願っていたので
引退後はそう進めば良いなと思います。
良い時期もそうでない時期も経験したから分かることもあると思います。
チームを率いる際に活かして欲しいですね。

投稿: Taka | 2019年9月26日 (木) 21時22分

グーさん
当たり前にそこにいた慎之助がプレーしなくなるというのは、時の流れを感じさせます。
今のところ21世紀最高の捕手であることは間違いありません。
まだ実感がわかないのですが、それはこの後の戦いがあるからでしょうね。
慎之助とともに日本一へ…一丸となり掴んで欲しいです。

投稿: Taka | 2019年9月26日 (木) 21時28分

こんにちは。

前に頂いたコメントで、では具体的な対策は?と聞かれて色々考えました。

阿部の位置を亀井か?、他の球団から同じ役割のできる選手を連れてくるか(外国人も含めて)

色々考えた結果の私の結論は、阿部の代わりはいない。でした。

来年は、阿部が抜けた分だけ、チームが弱くなる可能性が高いと思います。

わずかな可能性としては、阿部が抜けた分を、他の選手全員で少しずつカバーしていき、今年と同等の戦力にするくらいです。

それだけ、阿部の存在は大きかったと思います。

例えば、負けているときに代打にでてきて、「阿部が打てなかったら仕方ない」と思わせる選手でした。

首が手術できないほど重症なことと、指に何年か前に骨折したの骨のかけらが残っていて痛いと聞きました。

まずは、体を治してほしいです。19年間お疲れ様でした。と言いたいです。

あと残り少し、応援していますので、打ってくれるよう期待しています。

投稿: chasse | 2019年9月27日 (金) 16時24分

chasseさん
こんばんは。
そうですね。慎之助の代わりはいません。
全員のベースアップぐらいしかないと思いますが、
それぐらい大きな選手ということだと思います
日本一を掴み取るまで、慎之助にはまだやることが残っています。
最高の笑顔を見たいですね。

投稿: Taka | 2019年9月28日 (土) 00時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 阪神(甲子園)●0-5 有終の美のために | トップページ | DeNA(東京)◯6-4 最高のホーム最終戦 »