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2020年6月 7日 (日)

ヤクルト(東京)◯8-2 5-36

今日のような野球が出来れば満足。タイトルの数字は初回に費やしたそれぞれの球数。初回1点止まりながらも相手に36球投げさせている。そして2回にランナーを貯めて粘ってドカン、と。野球は相手に投げさせた球数を競うものではないが、スターターを攻略するにはこういう粘りも必要。いやらしい野球を出来ていたのではないか。

 

では序盤の得点の経過を。初回は増田が粘り湯浅が四球。丸がヒットで繋いだ後1人倒れて、亀ちゃんのセンター返で先制。2回にパーラ、炭谷がそれぞれ逆方向のラインに飛ぶツーベースで加点。1人倒れて増田が四球を選びランナーは2人。ここで湯浅がフルカウントまで粘り、投じられたストレートを一閃。色々な意味で大きな3ランとなった。丸が続いてバックスクリーンに運び、相手のスターターを降ろした。増田は2打席で14球、湯浅は15球投げさせていた。追い込まれても簡単にアウトにならない、この姿勢から大量点が生まれた。

 

湯浅の成長には驚かされる。去年ドームで見たファームの試合でもサイクル未遂というのはあったが、そこからキャンプ、自主トレ、キャンプを経て一軍の座を勝ち取ろうとしている。そして中島の変化。フォームから力みが消えて、シンプルに強い打球を飛ばせている。琢朗コーチと取り組んできたことが今生きている。

 

キヨシさんはパーラを下位で使ってはどうかと話していたが、それも確かに良いかもしれない。重圧を少しでも和らげる、そこから徐々に打順を上げるというのも良いかなと感じた。北村の打撃に関して注文をつけていたが彼は今のままで良いと思う。選球によりチャンスメークを出来たり甘い球をたたけるからだ。

 

最後に田口。スイスイと抑えられたことで攻撃にも良いリズムを与えられた。今日の内容ならスターター確定でしょう。しかし渡邊が田口だけ打てるのはいったいなんなんだろう。

 

 

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