8 佐々木俊輔
6 門脇誠
9 梶谷隆幸
3 岡本和真
5 坂本勇人
2 大城卓三
7 丸佳浩
4 吉川尚輝
1 戸郷翔征
これが今年開幕時のスタメン。今と比べるとかなり違うことがよく分かる。このスタメンと監督の考えから見えたのは、岡本と坂本以外はスモールベースボールで点を取る、ということ。今となっては考えられないが、大城も丸もバントさせられた。ところが、想定外だったのは、坂本勇人の状態が上がらなかったことだろう。そして門脇誠も2年目のジンクスかは分からないが、身体を重くして少し感覚が狂って成績が落ちていた。ここからどのように修正したか。
まず、丸佳浩をリードオフ固定。元から選球眼は抜群で、今年の見極め率もトップに返り咲いた。その結果、一番打者の出塁率はNo. 1となった。そして、これが一番ペナント争いの中では大きかったように思える、エリエ・ヘルナンデスの活躍。初試合は下位打線だったが、2試合目から2番に入り、3試合目で逆転の流れを呼び込む3ランを放った。その後打順は変わったが、コンタクトに秀でた彼が入ったことで出塁率も上がったし、ヒットじゃなくても点が入るようになった。その後、交流戦途中から大城卓三を戻し、交流戦明け3試合目から5番固定。これが大ヒット。7月のOPSは1.017を記録している。そして様々な打順を任された吉川尚輝は2番に落ち着いた。その後1-5番までにバントはさせていないと記憶している。神宮スイープを含め連続カード勝ち越しを決め、貯金8で終了した。
開幕時に6-8番と評価の高くなかった選手が今や攻撃を形成している。彼らの活躍により、監督の考えていたスモールによる1点という必要がなくなりつつあることでチームは上昇した。これは監督の修正力というよりは選手を評価してほしい。本来いるべきところで活躍しているのだから。
監督のおかげで遠回りした感は否めないが、副産物はあった。3番手から抜け出せずにいた岸田行倫が捕手として結果を残せるようになった。どんぐりの背比べ状態でなかなか定まらなかった外野の一角も、トレードというチャンスをモノにしつつある若林楽人が良い活躍を見せている。泉口友汰も経験を積めた。投手では開幕2戦目以外いいところのなかったフォスター・グリフィンを使い続け、エスコンで目覚めて4本柱が出来上がった。
そして、チームはさらに変化しようとしている。オールスター休み明けにはココ・モンテスが合流するだろう。監督は7番と明言しているが、6番が妥当だろう。あえてワンクッション挟む理由はない。ココが機能すればさらに得点力は増す。攻撃に関してはある程度出来上がってくるのではないか。
今気になるのは6人目のスターター。5人目は井上温大で決まりだろう。残り1人が分からない。考えられる候補は、横川凱、又木鉄平、赤星優志、堀田賢慎の順か。外国人枠の問題がなければヨアンダー・メンデス一択なのだが、今外せる外国人はいないでしょう。他の候補は高橋礼が思い浮かぶが、思い切った抜擢で、西舘勇陽や森田駿哉もなくはない。
そこが固まれば優勝濃厚となるが、そう簡単に行くものでもない。このチャンスを活かす投手が出ることを願うのみだ。
新応援歌が作成されたそうだが、私の予想は、岸田・グリフィン・ヘルナンデス・井上の4人。これは当たるんじゃないかな?
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