9連戦で見えたもの

真夏の9連戦、7勝2敗で、と書いたが、結果は5勝3敗1分け。カープとの差が変わらなかったことはまだ良かった。それでも、捕手次第では7勝2敗行けたのかなという感想。アドゥワ完封試合とヌホ今年ラストマウンドの試合は無理だったけどね。取れなかった2試合、やはり捕手なのだと思う。広島との2戦目は終盤に変化球スキーリードが出て、ケラーの変化球を小園に打たれて失敗。一昨日の対阪神2戦目は、山路のうんこ判定もあったのだろうが、岸田のキャッチングとリードに問題ありと見えた。先頭の渡邉を歩かせるわけだが、映像を見ると、7球目のインコースカットボールはコース的にはストライクだった。しかし、これを何とこぼしてしまう。だからボール判定されたのではないかと。そしてリードだが、満塁で木浪に対して4球連続カットボール。そりゃ打たれるよ。思考停止だったとしか思えず。岸田は今年試合で成功体験を増やして成長しているのだろうが、少なくともキャッチング、フレーミングに関しては大城卓三が上を行くだろう。昨日も戸郷の際どいボールを巧くストライクに導いていた。中5日で戸郷が完封出来たのは、決してエースだけの力ではないと思うのだが。これでもまだ使わんかね。戸郷が組みたい捕手を大城にした理由が分かれば、スタメンマスクの数は逆転するだろう。分からないことが問題ではあるが。

勝てているものの、打線はまだまだ物足りない。チュニドラのボーナス先発相手にそれぞれ2点しか取れていなかったし、月曜はエラーによるスミイチ。昨日は浅野翔吾しか打点を稼いでいないのだ。これを解消したいのだが、4番に仕事が求められるだろう。8月もおおよそ半分を終えたところで、打点は2。これで勝てているのも凄いなと思うのだが。来週の天王山前に何かしら兆しが欲しい。青いチームには打ちまくって他はガクンってのはありそうだが。

エリがいなくなって3試合、ここで一つの収穫があった。ココ・モンテス。一昨日途中から出番があったが、7打数５安打で、うち4本がツーベース。思えば広島との3戦目で、大瀬良から扉をこじ開けたのはココの先制タイムリーツーベースだった。そして彼は2試合レフトを守った。本職ではないが、岡本さんを守らせるのと正直リスクは同じ程度。彼をレフトで使えるのなら、3番を固定出来るのではないかと。一発の期待値はエリより薄れるが、本人が目指す右中間左中間の打球がどんどん出れば得点やその機会も増えるのではないかと。エリよりもコンタクト能力は高いわけで。昨日出た浅野翔吾のグラスラ、きっかけは正捕手の選球とココのツーベースだった。あとは分かるね。

4カード連続で関東なのでそこで一括りにしようと思ったけどやめた。もうひたすら勝つでいいんでない？青いチームに落とせないのもそうだし、天王山は勝ちたい。となると、勝つしかないのよ、ウン。明日は中止になった。これは想定内。勇陽のスターターデビューは来週でもいいよね。土日は温大と智之に投げてもらいましょう。というわけで、岡本外野厳禁、ココ3番起用、これでいきましょう。これからの捕手起用次第で命運は分かれるだろう。

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