広島(MAZDA)◯8-1 go September
「来季のことは真剣に考えなきゃいけないと思っています」
「契約についてどう考えるかということも含めて、真剣に考える必要があるだろうという考えですね」
始まりはオーナーのこの言葉だった。その後の決断は正しかった。もし契約通りに当時の指揮官に託していたらこの時間は無かったと言えよう。前任者を叩く気はない。そういうタイミングだったのだ。本人としては不満だったのかもしれない。ただ、後継が結果を残したことで安心しているのではないかな。何せ原さん以外の監督で今世紀初めての優勝なのだから。「慎之助で良かった」という思いは真意なのだろう。しっかりとバトンを受け取り最高の結果を先ず手にしました。新風の一年目は成功と言える。
監督の采配に関しては色々と文句もあったが、根底となる四球ではなく勝負という姿勢は一年でだいぶ浸透され、今年の防御率は大きく改善された。飛ばないボールの影響は否定しないが、東京ドームホームのチームが優秀な成績を残せるのは誇っていいと思う、本当に。あとは巡り合わせも良かったのかな。変な髪型の外国人がゴネて帰国したわけだが、その後加入したエリエ・ヘルナンデスの存在が大きかった。7月は最初こだわっていたバントもなくかなり勝ちを稼げた。そう出来たのもエリの存在でしょう。そのエリがアクシデントで離脱したら、浅野翔吾が流れを引き寄せる働きを見せた。浅野とともにチームに勢いを与えうるココ・モンテスの状態が落ちたところでオコエ瑠偉が上げてきた。うまく回っていたのは、ファームの供給態勢も大きかったのかもしれない。それは今月の中山礼都、横川凱を見ると分かる。
「五分でいい」去年12の貯金を献上した阪神に戦についてこう語っていた。そして結果は、引き分け1つにより本当に五分になった。東京ドームでは8勝4敗と勝ち越し、苦手意識を払拭出来た。去年やられていた広島戦で勝ち越しも決め、少しはやり返したと言えるのではないか。
監督一年目での優勝は偉業なので、そこは評価されるべきだし、本人も自信にして良いと思う。ここからが大切。連覇や日本一などでさらに評価を高め、名将と呼ばれることとなるだろう。そういう意味では、今年は他がコケたことによる運の一面もある。しかしそれは本人もわかっているだろう。まだポストシーズンを残しているが、監督が口にする来年の目標を知りたい。投手はベースが出来てきたので今度は攻撃のペースアップを図るのではないかな。予定の早まった浅野翔吾を含めて若い子を試す機会が増えるような気がする。チームと監督の成長、これでいいのではないか。
今年が一年目だったというのを忘れてしまいそうになるぐらい、監督の姿に違和感がなくなった。あとは、監督になってからクラシックスタイルに戻して風格が戻った気がする。あれが慎之助の正装なんだな。試合後に流れるSeptemberを楽しみにするファンも多いと思う。東京ドームで貯金6は寂しいので、もっと勝ってもらうのが来年へのオーダーかな。
go(90)Septemberを成し遂げた(あのTシャツ欲しかったけどすぐ売り切れたんだよな)。喜びのSeptember、毎年でいいよね(笑)
4年ぶりのリーグ優勝。感謝しかない。おめでとうございます。ありがとうございます。
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